[小説]木馬は廻る


もくばはまわる / Mokuba wa mawaru
RSS
文学総合点=平均点x評価数3,852位4,502作品中総合点0 / 偏差値46.55
1926年文学総合点20位29作品中
評価統計
評価分布
自分も評価投稿する
属性投票
キャラ・設定0.00(普通)1
ストーリー-1.00(悪い)1
道徳心&モラル100%1人/1人中
考えさせられた100%1人/1人中
セクシー0%0人/1人中
可愛い0%0人/1人中
熱血0%0人/1人中
もっと見る
属性投票する
著者:江戸川乱歩
日本 開始日:1926/10 探偵趣味
1,78222
最近の閲覧数
1010041241
この作品を文学として最高の中の最高と投票した方はまだいません。
(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2014/02/01 / 最終変更者:mosukuwa / 提案者:mosukuwa (更新履歴)
  投稿の系統で絞込
この評価板内限定
2019/09/15 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3416(33%) 普通:3576(35%) 悪い:3332(32%)] / プロバイダ: 24624 ホスト:24712 ブラウザ: 8328
ラッパ吹きの男の老いらくの恋を描いた短編だったという事ですか。本作は。

主人公の格二郎は、かっては花形音楽師だったのが、時の流れには勝てなかったのか楽隊で働く事になったと勝ち馬に乗り切れなかった様ですが、結婚して子供作るのもかなり遅い方でしたね。年齢は50歳過ぎていて、当時(大正末期の1926年)の日本人男性の平均寿命も超えていた(45歳程度だったが、40歳まで生存した場合の平均寿命は65、6歳ぐらいだったらしいです)し、なおさらヒステリーだったらしい奥さんや、儲けるのが遅かった子女達等家族の存在も重みに感じて、お冬に恋心を抱いてしまったのも無理なかったのでしょうね。

ラッパを只管吹くだけではストレスを解消し切れなかったのでしょうが、そうした「こんなはずではなかった」な格二郎の、心の内に溜めていた鬱憤や若い男がお冬と通じていたと誤解したが故の嫉妬・後悔等生々しいものがありました。実際はお冬はその男の事なんか知らず、男は盗んだ給料袋を彼女のポケットに入れてしまったのですが、入っていた金額は100円。この当時の公務員の初任給(75円)も上回っていて、現在の価値では25万円以上だから確かにショール程度ならいくらかは買えたでしょうね。

しかし、あくまで格二郎が働いて稼いだ金ではないし、後ろめたさも感じていた様ですが、最後どうなるのかと思いきや、「もうこれで終わり?」でしたね。心理描写は良かったけど、何だか打ち切りみたいな締め方で、正直拍子抜けさせられましたかね。評価は「悪い」寄りの「普通」で。

2014/02/03 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2204(58%) 普通:769(20%) 悪い:858(22%)] / プロバイダ: 15276 ホスト:15163 ブラウザ: 5171
僕が読んだ短編集の中で、江戸川乱歩は何度読者に謝ったでしょうか…。
これもまた、最後に謝罪とともに〆る一作でした。
毎度毎度、謝罪とともに「締切に追われて仕方がなくこんな話になってしまいました」と言うのは、今の感覚で言えば「言い訳」以上の何物でもなく、創作活動における責任がどうこう言われるのかもしれませんが、まあ紙にペンで書いてる時代は、こんな事も多々あったでしょうから仕方ないでしょうね…。
で、今作は実際にちょっと変な作品だったと思います。

今作は、老齢のラッパ吹きが18歳の少女の恋心のために金をネコババする…みたいな話。
探偵小説でないのはともかく、変態性はわりかし低いのです。
まあ、ロリコンといえばロリコンなのですが、どちらかといえば切なさやノスタルジックに比重を置いて、あくまで変態っぷりを堪能する作品というわけではないのです。
ただ、やっぱり全てが中途半端で、良く言えば想像の余地がある程度になってるのですが、強引にまとめたような感がしないでもない感じです。

まあ、日々のドン底生活の中で、希望のように一人の少女を好きになる…それは面白かったかもしれません。
少女のために自分の人生を壊していいかもしれない。そういう気持ちさえ芽生えるほど、主人公の男はきっと、少女に心酔していたんでしょうね…。その気持ちはわからないでもないんです。
本当の意味で「コンプレックス」化しているから、正真正銘のロリコンってこういうものなんじゃないかなぁ…。それなら、決して悪い意味ではなく、割と清純さも残った言い回しになるのですが。

評価は「普通」。
やはり、どこか期待とはズレたところもありましたが、こういう路線でも書いて良かったかもしれませんね。
それはそれで良い作品を生み出して、なかなか作品の幅を広げる事ができたでしょう。

この評価板に投稿する



2019/09/15 普通の印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 24624 ホスト:24712 ブラウザ: 8328 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事考えさせられた/道徳心&モラル 
ストーリー悪い(-1 pnt)
キャラ・設定普通(+0 pnt)


作品の評価またはコメントの投稿欄
お名前 <=サイト内では一つのHNで。複数のHN使用は投稿全削除&アク禁対象です。実名ではないHNをお勧めしてます
この作品に対する評価文またはコメント文(丁寧な文面を心掛けて下さい)
※↑のボタンは評価のテンプレート[=形式例]を消すのに使って下さい
[コメント(?)]
良いと思う 普通と思う 悪いと思う
または
[評価(?)] 最高! とても良い 良い 普通 悪い とても悪い 最悪
↑(全作品にて)8回以上評価しても「悪い」系統の評価しかない場合非適切にバランスを欠いた評価とみなして削除されます。
ルール違反の書き込みでなければ=>
↑上へ