[小説]半分の月がのぼる空(シリーズ)


はんぶんのつきがのぼるそらしりーず / Looking up at the half-moon (Hanbun no tsuki ga noboru sora)
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注意: これは文学版。その他メディアのページ: アニメ:半分の月がのぼる空 looking up at the half-moon / 漫画:半分の月がのぼる空 / ドラマ:半分の月がのぼる空 / 日本映画:半分の月がのぼる空
文学総合点=平均点x評価数1位4,619作品中総合点175 / 偏差値233.29
文学平均点39位267作品中平均点2.06=とても良い/85評価
2003年文学総合点1位165作品中
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ストーリー2.45(とても良い)11
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作品紹介(あらすじ)

いきなり入院した。僕にとってはちょっと早い冬休みみたいなもんだ。病院には同い年の里香って子がいた。彼女はわがままだった。まるで王女さまのようだった。でも、そんな里香のわがままは必然だったんだ…。里香は時々、黙り込む。砲台山をじっと見つめていたりする。僕がそばにいても完全無視だ。いつの日か、僕の手は彼女に届くんだろうか?彼女を望む場所につれていってあげられるんだろうか―?
出版社:メディアワークス
文庫:電撃文庫
著者:橋本 紡
イラスト:山本ケイジ
日本 開始日:2003/10 / 終了日:2006/08
日本 開始日:2010/04/03(土) 『完全版 半分の月がのぼる空』 (上)電撃文庫版第1巻〜第3巻を加筆修正して収録 / 終了日:2010/05/25 (下)電撃文庫版第4巻・第5巻を加筆修正して収録
公式サイト
1. http://www17.plala.or.jp/bobtail/index.html
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2016/04/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
命について考えさせられる物語はたくさんありますが、その中でも学生が主人公で…というのはなかなかありません。(無い訳じゃないんですが)
そういった新鮮さ、みたいなのはとても良かったです。キャラもきちんとたっているし、僕は結構好きです。

【悪い点】

特になし
【総合評価】
高評価と低評価が混じる作品ですが、僕はあれはあれで良いと思います。一度は読んでみるべき小説の一つではないでしょうか。

2015/01/29 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 29465 ホスト:29635 ブラウザ: 11296
う〜ん………………、これはストーリーそのものは悪くないんですが、キャラクターがひどすぎますね…………………………………。

キャラクターが悪い意味で個性的、というよりも個性の意味を曲解しているとしか思えません。
キャラがどれだけひどいかは複数の方が言及されておられますので割愛しますが、もし現実世界にいたら逮捕されるか殺されてもおかしくないようなキャラばかりです。
魅力的だったキャラは司とみゆきぐらいですね。

評価は『とても悪い』で。
ストーリー自体は良かったため、ホントにもったいないなと思います。

2013/12/09 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:4(67%) 普通:1(17%) 悪い:1(17%)] / プロバイダ: 19077 ホスト:19062 ブラウザ: 5386
【総合評価】
いつか必ず来る未来の終わりに向けて、主人公がどういった選択をするのかというのが本作の見所です。実際には恋愛物語なので何を選択するのかは分かりきっているのですが、そこに行くまでの課程が凄く良いです。十代半ばの少年が選択するには重すぎる内容で、応援したくなります。

2012/11/08 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:360(55%) 普通:0(0%) 悪い:290(45%)] / プロバイダ: 25330 ホスト:25366 ブラウザ: 5829
【良い点】
伊勢の地が舞台である事。
それだけに、赤福や伊勢うどん、砲台山等地元ならではの表現や街の情景もしっかり出ている事。
「長くない、でも短くない」・・・病気による死の訪れと背中合わせになりながらも一瞬一瞬を懸命に生きる、という感じのメッセージ性がある事。
「銀河鉄道の夜」等、私も知っている文学作品が作中にて登場している事。

【悪い点】
作中の登場人物の中でも、里香、夏目、亜希子の言動、行動には「奇行」のようなものさえ感じ、
好感が持てるかどうかと言われれば疑問が出るので、ここで大きく評価が下がってしまう。

【総合評価】

舞台は伊勢神宮でも有名な三重県・伊勢。

肝炎の為に入院した少年・戎崎裕一と心臓に難病を抱え、いつまで生きられるかさえも分からない少女、秋庭里香との出会いと触れ合いを描いた、「刹那の時を大切に生きる」メッセージ性を感じる物語。

長くは無い、でも短くはないであろう今の時を裕一も里香も大切にして懸命に生きているという事は伝わりますし、作中にて里香が病院生活の中で愛用しているであろう宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」や芥川龍之介の作品等、私もかつて読んだ文学作品が作中で出てきた事や、過去に何度か足を運んでいる伊勢が舞台である事そのものはやはり嬉しかったのですが・・・・

登場人物達の行動そのものに疑問が湧きました。

裕一は肝炎で入院しているのに、なぜかやたらと元気で、何度か病院を抜け出している部分がちょっと疑問でしたね。入院患者にそれだけの元気があるのかな?と・・・
最もこれだけならいいんですが・・・・

行動そのものに疑問を持ったのは、何よりも上記の里香、夏目、亜希子です。

里香は入院生活が長くて不安やストレスが溜まっているのだとは思いますが、本を読むために裕一をアゴでこき使う事が多く、ワガママの度が過ぎているように感じられ、これでは病気をタテにしてやりたい放題しているようにしか見えません。挙句の果てには裕一が青年雑誌を持っていた事を知って8時間も寒空の下に出すという行為・・・これはいくらなんでもやって良い事とは到底思えません。ここまでされたら見限られても普通かな、とさえ思いました。
これでは、薄幸のヒロインである筈の里香に対する同情心も薄れてしまいますね。彼女のワガママを咎める、叱る存在の人物が必要だったと思います。

そして医師の夏目。酒に酔っていて意識がはっきりしていなかった事や大切な人を里香と同じ病気で失ってショックを受けているのは理解できますが、未成年であり、肝炎の患者でもある裕一に酒を飲ませようとしただけでなく、彼に暴行を加え、足で腹を蹴とばした、というのは、ダメでしょう。医者であり、相手が患者であれば余計に。

そして、看護師であるはずの亜希子も、上記の「裕一が青年雑誌を持っていた事を知って8時間も寒空の下に出すという行為」に対して大笑いしただけでなく、かなり頻発に「看護師として、人命を預かる者として言ってはいけない言葉」を裕一や老人患者相手に連発していた部分にも疑問を感じましたね。

夏目や亜希子を見ていると、「命を預かる仕事」をしているという自覚があるかどうかも疑わしいです。又、彼らのいるこの病院の管理能力や安全性も欠けているようにさえ感じますね。私であれば彼らのいる病院には入院したくありません。

舞台、メッセージ性そのもの、即ち素材は良いもので、作品の出来自体は悪くはありませんが、上記の3人の「奇行」そのものが私としては大きく引っかかりました。

伊勢名物で言えば、餡子を多く入れ過ぎた赤福餅、醤油を大量にかけ過ぎた伊勢うどんを食べているようにさえ感じてしまいました。

以上で評価は「悪い」にします。

2011/11/01 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:348(56%) 普通:86(14%) 悪い:191(31%)] / プロバイダ: 18388 ホスト:18370 ブラウザ: 4895
アニメ版を見て感動し、この原作を読みました。
第8巻中盤がストーリーとしては最後になるようです。
1秒1秒里香は死に近づいているけど、ラストシーンは私の期待に沿うものでした。
結末は、この作品を読む人に自分で感じて欲しいものです。
アニメでは実際の登場人物を目の当たりにしてしまい、イメージが膨らみませんが、やはり原作(小説)はいいものです。
ただ、個人的にはこの話の書き方(φで場面が変わるところ)、があまり好きではありません。
時間の流れでそのような書き方になったのかもしれませんが、読者にわかり辛いと思いました。
作風から、ここだけ時間の流れがずれたような気がしました。
第8巻にメインのストーリー以外は書かないほうがよかったと思います。
内容としてはやはり二人の純愛、世界が滅亡しようと貫き通す覚悟の純愛は感動を与えます。
よって評価は「とても良い」とします。

本作品読破後、アニメを見ました。
すると、本作品の内容が頭に浮かんできました。
全2000ページ近い内容が頭に入ってるようでした。
細部がアニメとは違うことに気がつきます。
文章が短いセンテンスで書かれており、1ページに費やす時間が短いのですが、それにしても全8巻は超大作であるといえます。
アニメ以上にインパクトの強い作品であることに気がつき、評価を「最高」とします。

「そんなに長くないよ…。でも、短くもないよ…。」

2011/10/18 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 18633 ホスト:18455 ブラウザ: 2619
【良い点】
主人公。理香の秘密
何より人物が急に弱い部分を出したりする
【悪い点】
?

【総合評価】

ラストではやはり感動します。

2011/10/16 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:95(65%) 普通:13(9%) 悪い:38(26%)] / プロバイダ: 27461 ホスト:27383 ブラウザ: 11131
おそらく僕が最も好きな小説の一つです。
僕は余り恋愛物を読まないのですが、それでも面白く感じました。
キャラに関して言いますと、やはり主人公にとても好感が持てました。好きな女の子のためにここ迄突っ走る主人公なんてそういませんよw
よくいるキャラでありながら、必死に成長しようとしている姿がとても印象的でした。
そしてヒロインの里香。ちょっと我が儘すぎる感じを受けました(笑)
でも若くして死の瀬戸際に立たされているのを考えると仕方がないのかもしれませんね。
ラノベ典型のツンデレ描写が無く、純粋に恥じらっている様子も良かったと思います。
三人目には夏目を挙げようと思います。
初見でこのキャラが現れた時は正直イラつきを越して不快でした。なぜなら故意的に面白がって二人の恋路を邪魔しようとしていたからですね。
ですが四巻を読むと合点が行きました。
夏目の行動の理由や、隠された壮絶な過去が分かるからです。確かに夏目のした行為は許されるものではありません。ですがこのキャラを見る印象が変わりました。
この本を再読した時は成る程なと思って読んでおりました。
この他にも、ヤンキー看護婦亜希子さんや司とみゆき、山西なども個性的で面白かったです。
ストーリーに関しては殆ど文句のつけようがありません。
個人的には三巻の引きや四巻で涙腺が崩壊しました。これ程感動してしまった小説はラノベはおろか一般文芸でもありませんでしたよ。
初期やオマケのコメディパートも非情に読んでいて楽しかったです。猫缶の話には不覚にも吹いてしまいました。
あと、よく後日談が長すぎると言う話を耳にしますが、僕はそうは思いませんでした。
あえて後日談や番外編を沢山書く事によって、二人の以外のキャラの成長を描き、皆が大人になっていく様子を表していますし、里香と裕一がどうなっていくのか、どのような人生を歩むのかと想像を働かせたくなる終わり方であったと思います。
この長すぎる後日談があってこその半月です。
絵に関しては個性的で、色合いなんかはこの作品にピッタリだったと思います。
文体に関しては程々にワンセンテンスを使っており読みやすかったです。ハードカバー版では一般文芸に近くなっていましたがあまり気になりませんでした。
それよりも何よりも台詞に凝っていると思いました。キャラの掛け合いが驚くほど自然で、橋本さんがこの作品に力を入れていた様子が伺えます。

と言うわけでこの作品には正直僕の人生観を変えられました。僕の稚拙な文章ではその全てを表すなど到底不可能ですが、確かにそう思いました。
読んでいない方は一読の価値があると思います。とくに中学生、高校生の方にはオススメですよ。是非読んでください!
評価はもちろん、最高で‼

2011/05/25 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:46(65%) 普通:11(15%) 悪い:14(20%)] / プロバイダ: 19896 ホスト:19998 ブラウザ: 5227
非常にシンプルな少年少女のお話でした。
とんでもなく爽やかな読了感と、正直に突き進み続けるキャラクターたちが印象的。

多感な時期の少年少女をここまで克明に描き出した作品は、そうそう存在しないと思います。
一人称であるため常に主人公の視線で世界は回っていくのですが、
そこにはひねくれた純粋さがありました。
鬱陶しい自分語り作品と一線を画しているのは、
主人公がはっきりとヒロインを意識していることを認め、その上で行動している点です。
気になり始めたこと。放っておけなくなったこと。そして――好きになっていたこと。
コメディ要素もかなり含まれていましたが、これは純粋なラブストーリー。
そしてどこまでも大きくてどうしようもなく小さい、偉大な成長を描いた青春ストーリー。

少年少女の対極が、夏目でしょう。
主人公の倍ほどの人生を歩んできて、その中には『たかが十数年』では手に入れられるかわからない、
人生観をまるまる変えてしまうような過去がある。
ひどく壊れやすくて愛おしい、誰もが抱く感情の爪痕を抱えて。
諦めずに突っ走ろうとする主人公と、諦観を捨てられずに俯いたままの夏目。
この二人の会話は、すべてを知ったあとで読み返すと、どれもが優しい一ページでした。
くだらないやりとりの裏に、二人の見方と感情のうねりがありました。
同じ傷を背負おうとする主人公の背中を、結局夏目は乱暴に押します。
できれば見たくはない。しかし主人公の幼い恋を切り捨てることは、どうしてもできなかった。
この作品では子どもだけでなく、大人も必死でした。傷つき、悩み、手探りで生きていました。
それを如実に表していた部分が、四巻の第四話『僕たちの両手は』の前半部分。
なにがどうとは上手く表現できないですが、頭に残って仕方がない場面です。

淡泊な文体に色鮮やかな感情の奔流が封じ込められており、
読んでいくのがひどく疲れました。
ひとつの場面を読む度、ぼくの心までが同じように揺れ動き続けているのです。
たしかに改行が多くさくさく読めることは間違いないのですが、
これはじっくりと腰を据えて読んでこそ意味のある作品だと思います。

『リバーズ・エンド』もたいへんお気に入りの作品ですが、
この作品も大好きです。
橋本紡先生の作品には他の作家さんにはないなにかがあります。
言葉にするのはとても難しくて、ぼくの語彙力では不可能でした。
ただ『最高』とだけ、つけさせていただきます。

2011/05/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:39(61%) 普通:12(19%) 悪い:13(20%)] / プロバイダ: 24480 ホスト:24207 ブラウザ: 10770
【良い点】
内容

キャラ設定
【悪い点】
特に無かった。
【総合評価】
小説のほうはほんとにいい内容だった。
ただ、ここは小説の感想を書く場というのは分かってるけれども、少しだけ言わせてください。
その後期待してアニメを見てみたけど、アニメは本当にひどかった。
ついでに実写映画も漫画もひどい。
なんかそれがとても嫌だった。

2011/04/17 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:39(68%) 普通:5(9%) 悪い:13(23%)] / プロバイダ: 21846 ホスト:21816 ブラウザ: 1966(携帯)
ライトノベルで一番好きな作品です。
【良い所】
里香がかわいい。
よくある恋人が病気で死んじゃう(笑)系にしなかったこと。
個人差あると思うが主人公に感情移入しやすい、その為里香が笑ってると凄い嬉しいし、里香を怒らせて許してもらえないと凄く辛い、そして異様に里香がかわいく思う。
ラノベらしくサクサク読める一冊2時間かからないです。
【悪い所】
特になし
【総評】
大好きなんで最高です。里香ちゃんかわいい。

2010/07/28 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:106(76%) 普通:34(24%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 18003 ホスト:17746 ブラウザ: 1959(携帯)
あえて言わせてもらいます。本当に素直に感動しました。
この作品はとにかく「死」というテーマに執拗に着目しています、本当に読者に毎回確認するように。
人間というものはいつかは死んでしまうものです、ですがほとんどの人はそんなことはまったく意識しないで日々を過ごしていると思います。
ですが、それが見えるものだとしたら?
それをこの作品は「里香」という少女で表現しています。ほとんどの人がわからない「死」という実感のない恐ろしい存在。ですが、里香はそれを体で、心で感じます。感じたくないのに感じてしまいます。
そんな人間は嫌でも自分中心に生きたいでしょう?普通の考えですよ、誰でも死にたくないですよ。里香はそんな人間の本質を本当に包み隠さず表現してくれる人物です。
ですが、里香以外の登場人物は「死」という実感はわかりません。
そのため、「死」というものを軽視する表現も出てきますがそれはもうしょうがないことです、わからないんですから。
違う視点から裕一という登場人物はこのような少女を理解しようと一生懸命前向きに考えます、この作品中ではそれは恋愛描写とともに描かれています。
裕一から感じるものはそのひた向きな心と「死」というものに実感がわかない彼なりに真っすぐな彼にしか出来ない「掴めるもの」を見つけたことでしょう。特にこの裕一からは高校生ならではの気持ちがあります。親に反抗する気持ち。社会に反抗する気持ち。現実を受け入れられない気持ち。そんな心の動きが実にリアルです。
また、少なからず「死」の実感がわからない人間にはさまざまな葛藤があります。
自分の未来。大切なものを失う恐怖。現実をどうにも出来ないもどかしさ。
これらはこの作品からとてもリアルに感じることが出来るでしょう、そしてそれを象徴する人物が夏目です。
これほどつらい思いをたくさん背負う人間ほど苦しいことはありません。ですが、それは誰にも吐き出せません。だって「死」よりもつらいことなんかないでしょう?夏目という人物はそんな人間の脆さ、もどかしさを表現しています。

また、この作品の「あとがき」この作品を理解するのにとても大事な部分です。作者のこの作品への本音というものが本当に包み隠さず書かれています。

これが6巻の本編を読み終わっての自分が感じる「半分の月がのぼる空」です。

総合的に
これほど「死」というテーマを心に響かせる作品はないと思います。
感動しました。ですが涙は出ませんでした。
それは「泣かせる」感動ではなく、「感じる」感動だからです。
「死」という「別れ」と隣り合わせの恋。こんなつらく、苦しいことってないでしょう。ですがこの作品はそれを「感動しろよ」といったように押しつけません。むしろ、たった17や18の高校生が覚悟を決めて、人生を犠牲にしてそれが当たり前のように向き合っていきます。
本当に身近にありそうで普通な話かもしれません、ですが読んでいて苦しくなったりします、つらくなって、むかつきます、切なくなります。
ですけど、また読みたくなります、読み返したくなります、読むのがやめられなくなります。
それがこの「半分の月がのぼる空」です。

[推薦数:4] 2010/05/05 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 380 ホスト:286 ブラウザ: 11162
再々投稿いたします。
最初に言っておきますが、本作品のファン、および里香、亜希子が大好きという方は注意です。
本作品はこのサイトでも結構人気がありますし、暇つぶしも兼ねて公民館から取り寄せてもらって2巻まで借りてみたんですけれど・・・、とにかくいろいろともったいないと思います。

【良い点】
文章の書き方などは個人的に悪くはないとは思いますし、確かにほのぼのするシーンもあるんですが、それ以上にキャラクターが・・・。

絵も悪くないと思います(ただ、あんまり好きじゃありませんが)。

あとは司の存在でしょう。
本作品で一番(と言うより唯一?)性格が良いと思いますし、裕一は良い友を持っていますね。

【悪い点】
とにかくキャラクターが好感持てる持てない以前にクセと言うものが強すぎる。

まず主人公の裕一は散々怒られているのにたびたび病院を抜け出すのは・・・。
まあ、そりゃあ、病院と言うのはすごい退屈ですし、彼ぐらいの年の子は抜け出したくなるのは痛いほど解るんですけれども、いくらなんでも調子が悪いときまで抜け出さなくてもいいのでは?
そりゃあ亜希子じゃなくても少しは殴りたくなるんじゃないんですか?(まあ彼は別に嫌いじゃないんですけども)

次に里香ですけれども、アレだけ長い間入院生活を続けていたらそりゃあわがままになるというのも誰かに当たりたいというのも痛いほどわかるんですけれども、いくらなんでもやりすぎじゃないかと言う行動がいくつかあったのがなあ・・・。
ちなみに私はツンデレは好きでも嫌いでもないんですが、ツンデレが好きという人の気持ちはわかりますし、自分も頭の中で理想のツンデレを思い描くコトもありますが、彼女の場合はそれ以前の問題かと。
特に2巻の戎崎コレクションがバレた際に裕一を徹底的に拒み続けたのもアレなんですが、屋上に締め出すのはいくらなんでも限度を超えているでしょう。
それも2回も。
マジで里香に殺意を覚えたわ。
私がそうされたら絶対に気が狂いますよ。
俺は誰でもいいから(本作品を読んだ読んでいないにかかわらず)一言こう言いたい。
「もしあなたが屋上に8時間も締め出されたら(しかもすごく寒い時に)どう思いますか?」と。
個人的に2巻の前半の戎崎コレクションが里香にバレてあやまろうとする裕一とそれを聞こうともせず逃げ回る里香の部分はかなりブルーな気分で読んでいましたね(そりゃあ、作中でも言及されていた通り、長い間病院にいたらそういう潔癖なところも出てくるかもしれませんけれど、でも私自身元々こういう描写は好きじゃありませんので、少しは裕一の話を聞こうよと思いましたね)。
さらに里香が車椅子に乗っている裕一を階段から突き落としていましたけれど、アレもいくらなんでもやりすぎでしょう。
骨折したらどうすんだ?

亜希子も亜希子で(もう谷崎でいいか)言動が鼻に付きます。
元ヤンキーの看護婦と言うのは別にいいとして、患者の前でタバコを吸ったり(そういや、夏目も吸っていたな)、裕一を散々イジメているのも気に食いません。
特に屋上に締め出された裕一に対して大爆笑した挙句「死ね」「いっそ死ね」って「お前が死ねよ」と言われても文句は言えないと思います(でもこの女の場合文句だけでは済まないだろうが)。
それで裕一が夏目に邪魔された際に彼に対して怒ったときは最初は素直にうれしかったんですが、しばらくして普段自分は散々裕一をイジメているのに何いきなり?とも思いました。

夏目も酔っていたのかは知りませんが患者に酒を飲ませるのはかなり問題でしょう(しかも未成年、しかもしかも肝炎の人に)。
普通に考えれば暴力のほうが問題だろうが、個人的にはこっちの方が気になりました。
それは、おそらく私の中では彼は憎まれ役として描かれていたからだと思います。
それで暴力に関してはそこまで気にならなかったのかなと。

好感が持てるキャラクターは前述の通り司ぐらいでしょう(山西はまあ普通なやつでしょう)。

【総合評価】
全体的にかなりムカツク場面がたくさんあったのがいけないと思います(少しぐらいならともかく)。
里香と谷崎にはとにかく殺意を覚えた。
何故この二人がこれほどムカついたのかは、おそらく夏目と違って憎まれ役として描かれていなかったからだと思います。
仮に憎まれ役として描かれていたら『コイツらは憎まれ役だから』と少しは割り切れていたと思います。
今の物騒な世の中、現実にこの2人のような人間がいたら殺されてもおかしくないと思います(逆にコイツらが人を殺すかもしれないが)。
私も里香と谷崎に対して「死ね」「殺す」って言ってしまうかもしれません。
そりゃあ、いつ死ぬかわからない患者に対してこんなコトを言うのは非常に不謹慎だとは思いますよ。
でも、裕一は少なくとも里香には「テメー、ふざけんな、コノヤロー!!」ぐらいは言うべきでしょう。
それと里香は現実の学校に行ったら絶対にいじめられますよ。
もちろん私はいじめは反対ですが、正直言って里香は絶対にいじめられるだろうな〜と思ってしまいます。

作者はとにかくキャラクターに個性やクセというモノをつけなきゃいけないと思っているのでは。
そういうのが悪いとは言わないが、ギャグ漫画ならともかく、つければいいってモンじゃないでしょう。
せっかくの美味しい料理が濃すぎる味付けの所為でダメになっているような感じです。
「でも個性豊かでいいじゃないですか」とか「あくまでフィクションなんだから多少キャラクターの性格に問題があってもいいと思います」と言う意見も出ると思いますが、私としてはそれ以前の問題じゃないかと。
まあ、里香も谷崎ももしギャグ漫画のキャラクターか憎まれ役として描かれていれば不愉快度は少なくてすんだんでしょうが。

大体このテの作品でコミカルなシーンなんて必要でしょうか?
「こういう暗い題材でありながらコミカルなシーンがあるのがいい」という意見もありますが、個人的にはもう少し暗くて重くてもいいのではないかとも思います。
というよりもコミカルなシーンをもっと排除すればいいんじゃないかとも思います。

とりあえず2巻までの評価ですけれども、せっかくですから全巻見ようとも思いますし、それによって評価が変わるコトもあるかもしれませんが、とりあえず今のところは「とても悪い」で。
↑と、以前言っていましたが、現在は全く読む気がおきません。

2010/04/06 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:545(70%) 普通:88(11%) 悪い:148(19%)] / プロバイダ: 17997 ホスト:17896 ブラウザ: 10771
良い点
青春ラブロマンスの王道を貫いて、先は暗くても今はハッピーに生きるというそこはかとなく青臭いけどもそこに行きついてくれたのはひねりはないが、読者の願望にマッチしている点。
全体的に感動して、楽しい。

悪い点
特にない

【総合評価】
すいません、かなり拙い評価です。
というのもすごく前に読んだからで、アニメがリアルタイムでやってた時に先を知りたくて読みました。
当時思春期真っ盛りの私にはある種劇薬でした。あの時読んだからこそ、今も良い作品として心にとどまっているのでしょう。
今読んでたらまた、あの時ほど感動出来ないと思いますね。

2010/03/31 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:728(64%) 普通:178(16%) 悪い:225(20%)] / プロバイダ: 49310 ホスト:49279 ブラウザ: 11161
【良い点】
「死」をとりあつかった作品・・・・
懸命に生きようとする姿の美しさ、尊さ。
それを感じさせてくれたところです。
これは、メモリーズオフの伊吹みなもに通じるものがあります。

【悪い点】
夏目たちの性格が・・・正直受け付けられませんでしたね。
これだったら、1巻完結形式のほうが良かったと思いました。

【総合評価】
±0ということで、【普通】とします。

2010/03/19 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:46(68%) 普通:2(3%) 悪い:20(29%)] / プロバイダ: 7552 ホスト:7605 ブラウザ: 12812
私の場合、ラノベを連続で読むというのはキツくて、自分がハマったものでないと次々と読めないのですが…
この作品はすんなり読めました。1巻から面白く、さぁ次々!!!という感じで連続で1,2周間ですべて読みました。
里香、裕一の恋の行方や里香の病気、亜希子さんと夏目の話―…すべて文句のつけどころがない程面白かったです。

亜希子さんや夏目にイラついたりもしますが(笑)そこはスル―できる程のものかと。

きれいな終わり方はとても最高だと思います。

もっと読む

「【良い点】死という重いテーマを扱いながら、ラノベらしい話であること。裕一のような普通の少年が好きな女...」 by ルミナ


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2012/05/03 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 16596 ホスト:16462 ブラウザ: 5345 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事感動/涙流した/友情/ロマンチックな気分/可笑しく笑える/楽しい/面白い/可愛い/美しい/悲しい/考えさせられた/勉強になった 
ストーリー最高(+3 pnt)
キャラ・設定最高(+3 pnt)

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1. 久々に推薦+共感コメントを送りました。 by KAMIKAZE
... 様御名前を掲載します。 タイトル通りではあります、 本日、久しぶりに評価推薦+共感コメントを、4名方に送らせて頂きました。 今回推薦させて頂いたは・・・ ・銀河星さん「 ARIA The ANIMATION 」 ・竜巻回転さん半分のぼる」 ・bonbonさん「ふらいんぐうぃっち ...
記事日時:2016/08/29 [表示省略記事有(読む)]
2. 無題 by ちゃ〜ちゃん
... てるアニメ終わりますね。 この蒸し暑い時期、アニメでも見て元気に乗り越えましょう。 私は今【Baby Steps】を見ています。 あさってくらいに評価を書けると思います。 良かったらどんなアニメ見てるか【私評価】を見ていってくださいね〜。 ちなみにイチオシは【とらドラ】と【イタズラなKISS】と【半分のぼる】と【ママ ...
記事日時:2016/06/08
3. 名作揃い2006年上半期アニメをチェキ by エスパー
... と思ったら今でもあるか。 勝手に風化させてすいませんでした。やはりアニメ化効果は大事だってはっきりわかんだね。 ミニ四駆もベイブレードもアニメ始まった途端に手を出したからなーぼくも。 このシリーズでもワイバーンってやはり健在なんだな。ワイワイバーン、なんだっけ。 コロコロアニキで復活しねえかな。 半分のぼる Looking up ...
記事日時:2016/04/03
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