[小説]くろがね天狗


くろがねてんぐ / Kurogane tengu
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文学総合点=平均点x評価数2,837位4,626作品中総合点1 / 偏差値47.66
1936年文学総合点11位22作品中
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キャラ・設定1.00(良い)2
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悲しい50%1人/2人中
道徳心&モラル50%1人/2人中
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著者:海野十三
日本 開始日:1936/10 逓信協会雑誌
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最終変更日:2014/11/29 / 最終変更者:mosukuwa / 提案者:mosukuwa (更新履歴)
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2016/08/11 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3702(33%) 普通:3936(35%) 悪い:3568(32%)] / プロバイダ: 29292 ホスト:29168 ブラウザ: 8320
今回はそこまで怪奇性が強かったわけでもなかった感じもしましたが、
海野十三作品では珍しい(?)時代劇ものでしたね。

岡っ引きの虎松、確かにその気持ち分かると言うか、ホントはさっさと
別の男(権四郎)を自分の娘と結婚させたがっていたくせに体裁も気にして、
半之丞捜索を命じていた帯刀に「辛辣」な事とか言われていた様だから「何で
俺が・・・・・・・」な気分だったのでしょうね。

漸く捜索が打ち切られて、帯刀の思惑通りに事が運んでいくと思いきや・・・・・
結果的に彼が帯刀の娘、お妙を奪った経緯については詳細な描写はなかったですが、
権四郎ってよほどの嫌われ者だったのですかね?殺害被害者だったのに
「所詮まともに敵うわけがない天狗に猪みたいに立ち向かった不運故よ」
とか同輩達には全然同情されず、寧ろ死後悪評ばかりが強くなっていった
様ですが、からくり天狗(機械人間だった)≒半之丞なのは思った通りながらも
半之丞の失恋は相当酷いものだったのでしょう。

しかし、彼も自ら生み出したからくり天狗の力に溺れ、何だか「虎の威を借りた狐」
みたい(?)でしたが、そういう同情心なんか全く失せてしまいました。自分も
自ら人を斬りたくなってしまった狂気にも駆られてしまったのも皮肉ならば、
それ故に周囲とは違い、ほんの一時でも夫だった権四郎の無念を晴らさんとした
お妙に(おそらく)致命傷を負わされてしまったのも全く皮肉でしたね。

終盤はもう、主人公だった筈の虎松は比較的影が薄くなってしまった様でも
ありましたが、月並みながらも「因果応報」、「自分がやってきた事はいつか
は必ず自分に跳ね返ってくる」という事だったのでしょう。あの後半之丞が
どうなったかの想像は容易でしたが、彼の魂は救われたのか。普通にまじめに
生きてきたはずが、タガが外れると簡単に悪魔にも魂を売り渡してしまう
人間の悲しさとか、良い意味で十三らしかぬ面も見られて、人間ドラマとして
訴えかけられたものはあった短編良作だったでしょうね。評価は「良い」で。

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2016/08/11 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 29292 ホスト:29168 ブラウザ: 8320 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事悲しい/考えさせられた/道徳心&モラル 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)

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