[小説]十角館の殺人


じゅっかくかんのさつじん / The Decagon Mansion Murders (Jukkakukan no satsujin)
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文学平均点136位267作品中平均点1.33=良い/30評価
1987年文学総合点2位44作品中
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作品紹介(あらすじ)

半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の7人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生きて残るのは誰か?犯人は誰なのか?鮮烈なトリックとどんでん返しで推理ファンを唸らせた新鋭のデビュー作品。
著者:綾辻行人
出版社:講談社
日本 開始日:1987/09/05(土)
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最終変更日:2014/08/22 / 最終変更者:永田 / その他更新者: ウクレレ / 雪霞 / あっちゃん / 提案者:もろっち (更新履歴)
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2019/01/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:970(75%) 普通:220(17%) 悪い:95(7%)] / プロバイダ: 24310 ホスト:24231 ブラウザ: 4721
1987年に出版された綾辻行人原作の長編推理小説で「館シリーズ」の第1作。「人は神にはなれない」これから行う殺人の全容を書いた紙を壜につめ、海に流す一人の男の姿からこの物語は始まる。3月下旬。大分県J崎を離れ、十角形の奇妙な形をした館が建つ`角島'を大学のミステリ研究会メンバーが訪れる。島に上陸した彼ら7人は`エラリイ'・`カー'・`ポウ'・`ルルウ'・`アガサ'・`オルツィ'・`ヴァン'と古典ミステリ作家に因んだ渾名でお互いを呼びあっていた。角島には半年前に全焼した青屋敷があり、“十角館"を建築した“中村青司"はそこで四重殺人に巻き込まれて焼死したという。犯人と思われる庭師の行方不明、また焼死体となって発見された夫人の消えた左手首等、ミステリ好きの彼らが興味を示すにはうってつけの事件だった。一方、本土でも異変が起こっていた。島に行かなかった元ミステリ研究会員の“江南孝明"の所に「お前たちが殺した`中村千織'は私の娘だった」と青司からの手紙が届く。`中村千織'は元ミステリ研究会の一員だったが、不慮の事故で亡くなっていたのである。死者からの手紙を不審に思い、青司の弟`中村紅次郎'を訪ね、そこに居合わせた`島田潔'と出会う。一方、角島に着いた2日目の朝。何者かが置いた7枚のプレートを目にする。「第一の被害者」「第二の被害者」「探偵」「殺人犯人」等、誰かの悪戯とその時は考えていたのだが。その頃江南はミステリ研究会の`守須恭一'を加えて、島田と3人で半年前の四重殺人を調べるうち、死んだと思われた中村青司が生きている可能性もあると気付く。そして角島での3日目、悲劇が起こる。オルツィの部屋の前に「第一の被害者」のプレートがあり、オルツィが絞殺されて左の手首が切り取られていることを告げる。続けて第二の殺人。コーヒーを飲んだカーが突然苦しみ出し死亡する。疑心暗鬼になるメンバー。果たして中村青司は生きていて彼らに復讐をしているのか。それともメンバーの中に殺人犯人が潜んでいるのか。

本作品は「館シリーズ」で有名な推理小説家の綾辻行人先生が最初に書いた作品で、デビュー作である。日本のミステリー界に大きな影響を与え、新本格ブームを巻き起こしたとされる。この小説の登場を期に、本格ミステリ界では「綾辻以降」という言葉が使われるようになったという。

【良い点】
本作品はアガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』を原型としており、ストーリーは角島を訪れた大学のミステリ研究会メンバー7人が次々と殺され、本土に残ったメンバーには死者からの手紙が届く。島と本土でそれぞれ犯人を捜すという、孤島のクローズドサークルものの本格ミステリーとなっています。特徴として「殺人事件のある島」と「日本本土」という2つの場面で話は進行していきます。読んでいて引き込まれてしまうのは連続殺人が行われる「島」のほうなんですが、いい感じで「本土」のほうも真実を盛り込んできます。ここで素晴らしいのが、本土のほうで結構大きな事実が発覚するんです。すると本土の役割は終わったと思ってしまい、注目度が下がりますが、メインの島のほうはなんて読んでると、まさかの本土に犯人いた!という。完璧に作者の思惑に引っかかりました。それがいいんですが。犯人の動機は好きな女性のための復讐という案外シンプルなものでした。内容的にはよくよく考えると、確かに犯人はいてもいなくてもいいようなキャラだったんですね。なので後々考えると何となくわかるんですが、読んでいる間は全く気がつきません。そこが見所なんでしょうか。

【悪い点】
欠点としては犯人と動機となる人物の関係が隠されていて、ほぼ手掛かりがないことです。また手首ってそう簡単に切れるものなのでしょうか。また毒殺のために、口紅に青酸を塗りつけて致死量の毒を与えるというのはかなり無理があるような。

犯人が島と本土を行き来するというトリックは確かに意表をついていますが、実際には無理なんじゃないでしょうか。まぁ小説だけの世界観でしか通用しないでしょう。

【総合評価】
本作品は内容的にはかなり無理があると思えますが、ストーリーとしては面白いし、トリックもいいし、最後の大逆転も見所で、ミステリーとしてはなかなかだと思いますので、評価は【とても良い】。綾辻先生は意表をつくトリックが得意だそうですが、私は本作品以外はまだ読んでいません。機会があったら、このシリーズを読破してみようと思います。
[共感]
2019/01/25 「館」シリーズは大体推奨。面白いけど、これもまだおとなしい方かニャ〜。 by ジョニーナンマイダー

2018/07/06 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:42(58%) 普通:14(19%) 悪い:16(22%)] / プロバイダ: 2341 ホスト:2506 ブラウザ: 8293
【良い点】
特にない

【悪い点】
結局トリックとかなしで
島所有してる奴が忙しく本島と行き来してアリバイ作りましたじゃダメでしょ

【総合評価】
初心者はこれ読めなんてオススメされてるから読んだけど
これ初心者に薦めたらもうこの手の小説読まなくなるよ
俺がそうだもん

2016/10/11 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:77(88%) 普通:11(12%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 291 ホスト:57 ブラウザ: 5173
ううーん、なんと言ったらいいものか。
とりあえず、例のシーンでは驚いたし、トリックも力技な面はあったけど上手くできていた気がした。
長いわりに読みやすかったし、面白かった。
しかし気になる点もあります。(以下多少ネタバレ)

まず、なぜ誰も「手紙という形で事件の記録を残す」という行為に思い至らないのかという点。
ミステリーだと、万一自分が死んだときの為に手記を残す犠牲者っているじゃないですか(不勉強ながら、「殺しの双曲線」ぐらいしか具体的に思い浮かばないけど・・・)。
で、被害者たちはみんなミステリー好きなんだから、一人ぐらいはそういうことをしててもおかしくないと思うんです。

いやでもどうせ火事で全焼したんだから意味ないだろ、って考え方もあるでしょう。
しかしそれなら、以前の事件でも火災が起こっていたんだから、むしろ「火災が起こっても残る形で事件の詳細を記しておく」ってことに思い至るんじゃないんでしょうか。
エラリイとか、頭が切れる方なんだからそこまで考える可能性が十分あったと思います。
もしこれが実行されていたら、犯人は自白を決意するまでもなくその犯行を露呈していたでしょう。

次に、叙述トリックによる驚きのあとに続くものがないということ。
例えば「葉桜の季節に君を想うということ」や「イニシエーション・ラブ」は、叙述トリックそのものも大がかりですが、
それにより今までの場面や登場人物に新たな認識を加えるという点で、巧みさを感じます。
対して本作は、まあ叙述トリックのみに頼っているわけではないのもあるんですが、どうも驚きだけで終わってしまった感がある。
トリック好き以外には響きにくい(私も、細かいトリックにはいまいち惹かれないたちです)。

したがって、「良い」とは思うものの「好み」かと聞かれると微妙です。
単に私には本格ものが合わないだけな気もしますが・・・。

(クリスティは一冊だけ、クイーンに至っては全く読んだことのない私がこんなレビューしてるの見られたら、生粋のミステリーファンに怒られそう。書いといてなんだけど)

2014/08/22 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
古典的なクローズドサークルものですが、
今読んでも色褪せることの無い面白さです。
人数、入れ替わりの問題をクリアしたトリックには
驚きました。

【悪い点】
探偵と犯人の対決が無いまま、物語が終わること。

被害者達がずっと渾名で呼び合うのが不自然。

【総合評価】
クローズドサークルものの傑作の一つだと思います。

2013/09/21 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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「そして誰もいなくなった」を意識して作られたようなストーリー展開ですが本家と違いしっかりとしたミステリー仕立てになっています

孤島という舞台をちゃんと意味のある装置として利用し、島と本島の交互に綴られる構成、名前を利用した叙述トリックなど
ちゃんとヒントを散りばめて犯人がわかるように作られておりフェアでありながらも驚かせるトリックがちゃんと用意してあります
シリーズ構成は後付けで考えられたものらしいのでシリーズものとしては探偵の使い方が浮いていましたが
新本格派といわれ、その発端となるだけのモノが詰め込んである作者のデビュー作でした

2012/11/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2183(58%) 普通:756(20%) 悪い:847(22%)] / プロバイダ: 25514 ホスト:25733 ブラウザ: 12180
小説を読んでいて一番面白いのは、どんでん返しや、細かい部分に隠れた伏線。
純文学では滅多にありえないものです。ミステリー小説が小説の代表格なのは、こういう刺激があるからでしょう。
俺も純文学よりミステリーの方が好きなんですよね。

それで、日本の本格ミステリの歴史で欠かせないのが本作だと耳にしました。
綾辻行人の作品は、最近よく読むのですが、今のところ一番良いのがコレ。
色々と驚いたし、すらすらと読めました。
綾辻作品は、細かいものを長々と描写することがないため、すらすらと読めて良い。
十角館は、台詞が大半を占めるページがあったり、地の文は短くまとめられたりで、読みやすいですね。半日で読めます。
しかし、そんな中でも引き込まれます。

十角館側の殺人事件の描写と、ある手紙から犯行声明を読み取った人間が十角館で起きる殺人を止めようとする本土側の描写が交錯し、終始疾走感がある。
探偵役が事件に直面しないというのも驚いたし、二転三転する犯人像も衝撃。
作者は意図したのか意図していないのか、毎回飽きそうなタイミングで新事実が発覚し、目を離せなくなります。
そして、読み終えた時の余韻も凄かった…。
ラストの意味がわかる=始まりの意味がわかる。こういう構成も良かった。

というわけで、全体的に楽しみながら読めました。
色々書きたいことはあるのですが、推理小説はネタバレになるのでこの辺で。

2012/08/28 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:362(78%) 普通:43(9%) 悪い:60(13%)] / プロバイダ: 24655 ホスト:24799 ブラウザ: 7294
【良い点】
トリックの面白さ
ミステリとしてのルールをしっかり貫いている点

【悪い点】
今となっては一定以上のインパクトはない
構成など、トリック以外の部分はいたって普通

【総合評価】
新本格ミステリの代表作として今でも結構読まれている(らしい)一冊です。ちなみに綾辻氏の作品はこれが初めて。

まず良かったで言えば、やはりトリックの面白さでしょうか。家の構造を利用したトリックは特に珍しくはないのですが、これは『十角館』であることを利用して上手く構成されているというのが珍しい。孤島という部分も利用されているのもいいですね。
全編とおしての展開は、トリックとは逆にいかにもミステリらしい構成となっており、イレギュラーな要素を出来る限り含ませていないのにも好感が持てます。しっかり読者が考える余地を与えて同じ土俵に立っているというのは意外と貴重です。

がしかし、トリックは面白かったと思うのですが「騙された!」と思わず声を上げるほどのモノだったかと言われると、どうにも首を傾げてしまいます。これも上記のようにフェアに作りすぎたのが原因と思われます。読者を置いてけぼりにしないため、ある程度分かりやすく作られているために、『その後に生まれた様々な作品』を見ている現代の人間には、どうにもトリックがうっすらと分かってしまうのです。これは綾辻氏の功績が大きい事への裏返しでもあるのですが、まぁなんとも皮肉な話ですね。

まぁとにかく、当時ほどのインパクトは与えられないにせよ現代ミステリの見本的な一冊であることに変わりはないでしょう。地文もクセがないのでミステリ入門用にオススメの一冊です。

2012/06/03 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:35(70%) 普通:3(6%) 悪い:12(24%)] / プロバイダ: 29903 ホスト:29917 ブラウザ: 11270
言わずと知れた新本格の金字塔にして、綾辻先生のデビュー作ですね。非常に面白かったです。

登場人物にあまり魅力がなかったり、まだまだ文章力に難があったり、結構粗も目立つ作品ですが、それを補って余りある面白さ!
種明かしの瞬間の衝撃は凄まじいものでした。

読み返してみるとなるほどと納得できるし、もっと気をつけて読んでいれば分かったはずなのに……と悔しい気持にもなりました。

が、この小説には気をつけて読まさせない――「何かある」と感じさせない作用が働いているように思います。
登場人物の名前がエラリイだのアガサだの島田潔だの……正直、まじめに小説書いてるように感じられないネーミングばかり。
ラスト近辺までのストーリー構成は「そして誰もいなくなった」をなぞってるだけだし。
さらに、ストーリー中のアンフェア的な展開……僕は読みながら「評価が独り歩きしてるだけで、大したもんでもないかもな」と思ってしまいました。

そんな中でラストに行き着いたとき、「なんだって、作品の質を、ミスリード!?」みたいな、ものすごい驚きが待っていたわけです。

……まあ、僕が勝手にだまされただけで、綾辻先生はそんな効果狙っちゃあいないと思いますけど(ネーミングについては後悔している旨を書いてらっしゃいますし)、まあとにかく凄かった。

ストーリーを楽しみたい人にはあまりお薦めできませんが、びっくりしたい人にはすごくお薦めです。

[推薦数:1] 2012/02/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:632(69%) 普通:109(12%) 悪い:171(19%)] / プロバイダ: 16079 ホスト:15997 ブラウザ: 4870
【良い点】
・孤島のいわくつき怪しい屋敷に閉じ込められて、メンバーが見立てもあって一人、一人どんどん殺されていく
というシチュはなかなかゾクゾクする

・長編なのにまずまず読み易い文章。ページ数多いのにスラスラ読める

・本土→島→本土→島と視点が行ったり来たりして、「何のこっちゃ」と思っていたら最後に繋がる点

・クライマックスの一文だけで動機以外全部分かっちゃうほどの衝撃
正直人数が減ることもあって島の事件での犯人の目星は自分でもある程度分かっていたが(おそらく準備的に出来るのは
あの人物だけだろうと)、こう繋がるかと驚いた

・犯行は計画がありつつも、行き当たりばったりや力技でリスクがあるわけだけど、それを冒頭やラスト
でちゃんとそうなっても仕方ない的に犯人的に割り切ってるので読んでいる方もそれで説得力を感じる
終盤犯人独白での犯行心理、行動はその行きあたりばったり感含めて面白い

【悪い点】
・これだけのことをする犯人の動機が軽いというか。もっと過去の因縁なりなんなりがあった方が良かった
殺される側に落ち度的なのがほぼ皆無なのも犯人のペースで終始進むので後味が悪いというか

・人物描写は薄いので物語で読ませる作品ではない

【総合評価】
新本格派を拓いたとされるほどの作品なので今読んでも十分に面白かった。本格推理小説
に対してさらに興味を持たせてくれた。評価は「とても良い」で

2012/02/04 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:29(97%) 普通:0(0%) 悪い:1(3%)] / プロバイダ: 8661 ホスト:8578 ブラウザ: 8496
「ライトノベルの最高峰」といっても過言ではなくはないとも言い切れない!!!!

―それが本作「十角館の殺人」である。

「ラノベ」は「ライトノベル」の略とされているが、そんなのは辞書的な説明でしかない
―と思えるほど、昨今の「ラノベ」事情はかっとんでいる。

●あなたは「ラノベ」という言葉から何を思い浮かべますか?―◯っぱいですか?お◯ぱいですか?それともおっ◯いですか?

…残念ながら本作に、おっぱ◯は出て来ません。(えーっ)―でも、がっかりすることはありません!

本作はあなたに衝撃を―まるで好きな子の◯っぱいを見た時のような衝撃を―(ガーン)もたらすことでしょう。

…うーん、例えが悪かったかな

とりあえず西尾維新の「クビキリサイクル」を読んで、キャラはいいけどストーリーがなー、って思ったそこのあなた
本作を騙されたと思って読んでください。きっと溜飲(りゅういん)が下がりますよ。

なんとなく西尾維新の「クビキリサイクル」を読んで、めっちゃ面白かった―、って言うそこのあなた
本作を騙されたと思って読んでください。きっと血圧が上がりますよ。

そもそも西尾維新の「クビキリサイクル」なんか読んでねーよ、というそこのあなた
本作を騙されたと思って読んでください。ていうか読め。

本編は推理小説なので、いろいろ書くとネタバレになるので、あんま書きませんが
出来れば何の予備知識もなく、無色透明な心持ちで読んで頂ければなと思います。

図書館に行けば必ずあるだろうし、読めばきっと友達にすすめたくなる―そんな作品だと、わたしは思います。

2011/09/09 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:66(66%) 普通:15(15%) 悪い:19(19%)] / プロバイダ: 28183 ホスト:28274 ブラウザ: 2925(携帯)
トリックが斬新な訳ではありませんがラストが素晴らしいです。
余計な推理や解説を必要としないラストの一文
正に実写化不可能な作品!!小説でしか味わえない感動があります。

2010/12/19 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:90(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 52223 ホスト:52154 ブラウザ: 9466
言わずと知れた、館シリーズの一作目。こんなに驚かされたミステリーもあまりありません。真相が解った時、思わず感嘆の溜め息をついてしまいました。
視点が定期的に変わるし、文章も苦手なタイプだし、読みづらいな〜って不満もありましたが、真相が解ったらそんなマイナスは見事に吹っ飛びましたね。
シリーズを5作位は読みましたが、今のところ『十角館』を越えるものには出逢えていません。自分に取って、本当に強いインパクトを残す作品になりました。

2009/12/07 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:177(76%) 普通:23(10%) 悪い:34(15%)] / プロバイダ: 1309 ホスト:1258 ブラウザ: 13333
新本格派ミステリの狼煙をあげた記念すべき綾辻先生のデビュー作。

この作者の場合、物語を時間軸であったり、物理的状況で分断し、サークル内の視点及びサークル外部の視点両面から構成していくリーダビリティの上手さに感心させられることが多いのだが、その長所はこのデビュー作で既に完成されているのが特徴的。

また本格派ミステリ不遇の時期にあって、本格派ミステリの再興を目指した作品だけあって(更にその先駆的な存在が島田先生)、過剰なまでの本格派ミステリ愛に溢れているのも目に付く点。それが古典ミステリ(及び作家)の薀蓄・知識の披瀝や、王道的な孤島の設定だったりに繋がっているが、それらが単なる付与的なものに終わらずトリックに密接に結びついている点は見事だと思います。特にネーミングに見られる秀逸なミス・ディレクションなどは本格派愛好家を対象としたトリックとして格別な効果を挙げています。
その分、本格派ミステリ愛好者向けの内向的な要素は強く、後の作品ほどポピュラリティは感じられないという短所も内在しているのではないでしょうか?
その偏りこそが、芦辺拓先生の『殺人喜劇の13人』などにも見られたこの時代ならではの過度な本格派ミステリ愛の表れであり、作者の若さの発露として後の作品には無いデビュー作ならではの勢いだと評価したいと思います。

2008/02/17 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:27(77%) 普通:5(14%) 悪い:3(9%)] / プロバイダ: 15848 ホスト:15894 ブラウザ: 6520
「占星術殺人事件」と並び称される新本格ミステリの草分けですね。たくさんのミステリ作品にこの作品へのオマージュが見受けられます。

【良いと思った点】
・まず、古典的本格ミステリらしい舞台設定。死者からの手紙、いわくつきの無人島、互いを高名な推理作家の名で呼び合うミス研のメンバーたち、殺人を予告するかのようなプレート、そして次々と繰り広げられる惨劇…何度出会っても、こういった設定にはわくわくします。
・この本の目玉は、何と言っても驚愕の一言に尽きるトリックだと思います。すっかり騙されてしまい、真相を知ったときには思わず「ええっ!?」と叫んでしまったほどです。まさかあの人が犯人だったなんて!犯人が判明する際の演出も素晴らしいです。「○○○○です」(←ネタバレになるので伏せ字)の一言で全てが分かってしまうということが、こんなにもスマートでかっこいいとは…近年のミステリにはこういったシンプルな解決をする作品が少ないので、鮮烈な印象が残りました。犯行方法は実行可能かどうか判断に迷う部分があるのですが、そういうものかも、と納得することができる程度には仕上がっていると思います。

【悪いと思った点】
・島田荘司氏の御手洗潔シリーズが好きなので、探偵役の「島田潔」というネーミングが気になってしまいました。綾辻氏もこのネーミングについては後悔していらっしゃるそうですが、それにしても安直にすぎると思います。
・探偵の活躍がほとんどなかったことも残念です。「そして誰もいなくなった」風のストーリー展開は良いのですが、決まった探偵役がいる状況下でそのような話が進行すると、どうも探偵が無能に見えてしまいます。現場に居合わせなかったとは言え、島田潔は本当に島での惨劇を止めることができなかったのでしょうか?

【総合評価】
探偵役があまり魅力的に感じられなかったことは痛いですが、トリックの鮮やかさには目を見張るものがあります。トリック一本で多少の欠点はカバーできていると言えるでしょう。
評価は、「とても良い」とさせていただきます。

(2008.6.28 評価を「良い」から「とても良い」に変更しました)

2007/12/01 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:53(76%) 普通:17(24%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 2688 ホスト:2558 ブラウザ: 5232
例の一文を読んだ後の感想→そ、そーゆーことか…。注意力足りなさすぎなのか、全っ然気付かなかった(苦笑)。
でも、やっぱ良くできてると思ったな僕は。「孤島」、「館」なんてベタな舞台も含めて恐怖心を煽る不気味さが漂ってたし。
ミステリに一つの革命を起こした意義も含めて評価は少し高め。登場人物が「駒」みたいじゃなかったら、さらに良かったけどね。

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「新本格派の先陣を切ってデビューした著書の作品なので、読んだときには新鮮なものを感じました。メフィスト...」 by 夙夜健


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2017/06/03 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 3480 ホスト:3576 ブラウザ: 8276 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事面白い/怖い/びっくり/考えさせられた 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)

1. 食いつくか、食いつかないかはあなた次第 by またおまえか
... 舞台設定にフック(時代、世代、文化、風俗、習慣、異世界… あなたがそそられる特性は何ですか? ★ジャンルにフック(あなたは笑いたいですか? 泣きたいですか? それともニヤニヤしたいですか? ★物語構成にフック(回想、時系列シャッフル、オムニバス同時進行、タイムループ… お好きですか? ★物語全体にフック(シックスセンス、角館殺人、向日葵咲か ...
記事日時:2014/06/06
2. 評価作成記録2005年12/11〜12/31 by とろろん
... ----------------- 12/18 「いつかギラギラする日」(日本映画) 「ジャッカル」(海外映画) 「ゾイド」(アニメ) ------------------------------------- 12/17 「角館殺人」(小説) ...
記事日時:2005/12/11
3. 久々に本を購入 by 猩々紅冠鳥
... 思ったで買ってみました。 ・「夏と花火と私死体」乙一著 今話題若手作家、乙一氏デビュー作。 同じく、今話題になっている作家作品がどのようなものなか気になったで買いました。 ツレが絶賛していたで面白くなかったらメシでもおごらせるつもりです(笑) ・「角館殺人」綾辻行人 ...
記事日時:2005/07/26
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