[小説]ドリトル先生(シリーズ)


どりとるせんせい / Dr. Dolittle
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注意: これは文学版。その他メディアのページ: 海外映画:ドクター・ドリトル
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1925年文学総合点11位23作品中
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作品紹介(あらすじ)

ドリトル家の屋敷には先生の先祖が園遊会や玉転がしをしたという広い庭があり、たくさんの動物たちが住んでいる。先生は博物学者であり、腕の良い医師として妹のサラと暮らしていたが、屋敷の動物たちが患者に迷惑をかける騒動が相次いで人間の患者は誰も寄り付かなくなってしまった。
そんなある日、先生はオウムのポリネシアから「動物語」の存在を知らされ、英語を始め人間が使う複数の言語で話せるポリネシアの手ほどきで動物たちと話すことができるようになる。 先生が動物と話せると言う評判を聞き付けた近所の動物たちが早速、治療のために屋敷に押し掛けて来るようになって暮らし向きは良くなるがサーカス団から引き取ったワニを怖がって町の人々寄り付かなくなったことに怒りを爆発させたサラは出て行ってしまう。
先生がこうなってしまったのは自分達のせいであると気づいた動物たちは会議をひらき、能力を出し合って、先生を手伝い始める・・。

※ このあらすじ部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
著者:ヒュー・ロフティング
訳者:大槻憲二/井伏鱒二
出版:博文館/岩波書店/白林少年館/国書刊行会

日本 開始日:1925 少年世界
海外 (アメリカ):開始日:1920 / 終了日:1932 全12冊と番外編2冊
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最終変更日:2013/07/14 / 最終変更者:ソンプーGU / その他更新者: 十傑集 / 提案者:石鯉 (更新履歴)
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[推薦数:1] 2010/09/14 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:806(41%) 普通:464(24%) 悪い:681(35%)] / プロバイダ: 32078 ホスト:31921 ブラウザ: 6342
シリーズ読破済。「ガブガブの本」だけ読めてない。

【良い点】
・もしも動物と話せたら?という子供らしい夢をかなえる
児童文学としての着眼点。
・大海原に漕ぎ出す航海、雑多な動物とのサーカス興行、
といかにも子供が夢中になりそうな舞台は勿論、月世界、
旧約聖書時代の語り手にまで物語が及ぶ壮大なスケール。
「秘密の湖」は、是非そのスケール、ロマン、訴えに
耳を傾けてもらいたい。
・後述するが、本作は当時の英国・欧州文化に対する率直な
懐疑、皮肉が散りばめられており、作者ロフティングの子供達に
対する「(人間として)素直な視点を持って欲しい」という
メツセージを感じる。

【悪い点】
・一番ひっかかるのは、やはり食肉として扱われる動物達について
全く言及の無い部分だが、ここは意図的に無視した物と考える。
この問題に正面から取り組むなら「原罪」を無視するわけにはいかず、
哲学譚か宗教談義になってしまうからだ。手塚治虫のジャングル大帝
みたいに、落ちてる肉なら拾って食べてもいい・・・とかあり得んし。
この問題について動物側からの忌憚ない意見は描けないだろうし、
描いたら大抵の人は読めないシロモノになってしまうだろう。
※「ジャングル大帝」は人語を喋るレオといい、肉食動物と草食動物の
共存(人工肉の開発、物々交換で落ちてる肉を拾う、など)とか、
かなりドリトル先生を意識している。処理が成功しているとは
全く思えないが。

【総合評価】
「とても良い+」。過去に黒人差別的と言われて出版問題になった事が
あるが、実際はかなりリベラルな視点で書かれた物語だ。黒人のバンポ
王子はオックスフォード(!)に留学しているし、先生の尊敬する
ロング・アローはインディアン(ネイティブアメリカの事か?呼称がどうで
あれ、住んでるエリアがアメリカっぽく無いが。まぁ児童文学だしな)、
奴隷商人と砲撃戦を繰り広げて戦った事もある。
リベラルさは人種間の話だけでなく、あれだけ階級にうるさい英国人で
ありながら、身分立場に拘らずに人と接する姿がたびたび描写され、
当時の英国の一般常識からは、かなり解離した紳士像が描かれている。
こうしたリベラルさは様々な場面で、シリーズを通じて貫かれている。
「雌は鳴かない」慣わしを破って唄う美声の雌カナリアのピピネラ、
淑女の香水について一家言ある犬のジップ、旧訳聖書では聖人である
ノアの狭量で好感の持てない実像、切手で破綻する郵便制度、
貴族の嗜みキツネ狩りに対する攻撃、など枚挙にいとまが無い。
そうしたエピソードをまとって行動するドリトル先生はこうと決めたら
やり遂げる気骨のある英国紳士でもある。ガリバー旅行記のような
真っ黒い皮肉では無いが、常識や体面と言った物に惑わされず
物事を捉えるべき、そして信念を曲げずに誇りを持って生きて欲しい、
という作者のメッセージだ。
ドリトル先生の冒険譚として、子供も大人も楽しく読める物語
であると同時に、そうした「考え、行動する人であれ」と言う主張が
素直に心に響く傑作文学だ。

蛇足その1
「ソロモン王の洞窟」「三銃士」「ゾロ」などと共に全く映像化では
恵まれない本作だけに、きちんと活字で多くの人に読んでもらいたい。
これら原作を読めば、世の映画監督、脚本家のお粗末な仕事振りを
嘆かずにはいられないだろう。
蛇足その2
ジョン・ドリトル先生の綴りはDr.John Dolittle。「誰でもない」
と「働きが少ない」の語呂合わせ。日本訳すればヤブ・ナナシ博士
といったところか?

2010/09/13 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2319(50%) 普通:1165(25%) 悪い:1166(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 6425
少年時代から創作好きだったロフティングが第一次世界大戦に出征した際に
負傷した兵士と馬の扱いの差に疑問を持った事から考え出し
祖国の子供達宛に書いた物語を戦後、正式に編集して出版した作品。
自分が読んだのは弟子となったスタンビンズ少年の視点で進行する「航海記」ですが
作者の体験や立場ゆえの美点と欠点が散見されました。

【良い点】
インディアン同士の部族抗争に巻き込まれたドリトル先生は自分達で食物を作らず侵略行為に走る人達に憤り、
両者を和解させて自分が王に仕立てられた時には民と生活の変わらない質素な王であろうとします。
戦争やその原因となる富の独占への作者の批判が伺えます。

【悪い点】
批判や風刺が結局、米英人の基準に留まっています。
牛と語り合うドリトル先生がスペインの闘牛を批判しますが自分達が食べる
ソーセージ(豚肉)や羊肉の材料となる動物の言語には言及されません。

また登場する動物の中でも最も賢く、お喋りであるオウムのポリネシアが
ドリトル先生を褒めちぎる一方で黒人やインディアンを無知、野蛮と馬鹿にします。
西欧文明人から見れば確かに未開人ではあるものの、彼らは自然に多く接しており
動物同士の会話など明文化、言語化されてない知識なら彼らからこそ学べるはずです。
一応、ロング・アローというインディアン出身の博士が登場していますが
ドリトル先生に助けられたからと言って「召使になります」と言い出すなど格下のように描かれています。
「サイボーグ009」では005ことジェロニモが機械化された肉体を駆使しながら
時折、現代人が無くしてしまった感覚を見せてくれるものですが。

【総合評価】
二十世紀前半で早くも月旅行が題材にされるなど子供向けファンタジーとしては良作だと思いますが
自分は欠点の部分が気にかかって、熱心に読めたというほどではなかったでしょうか。

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2014/12/07 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 21970 ホスト:21972 ブラウザ: 1975(携帯) [編集・削除/これだけ表示]
感じた事楽しい/面白い 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)

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記事日時:2011/09/07
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記事日時:2005/11/01

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