[小説]罪と罰


つみとばつ / Crime and Punishment
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注意: これは文学版。その他メディアのページ: 漫画:罪と罰(漫F画太郎版) / ドラマ:罪と罰 A Falsified Romance
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著者:フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー

新潮文庫 翻訳:工藤精一郎 出版:新潮社
岩波文庫 翻訳:江川卓(えがわたく) 出版:岩波書店

※ この説明部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
海外 :開始日:1866
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最終変更日:2014/01/26 / 最終変更者:永田 / その他更新者: 雪霞 / カトル / 提案者:猩々紅冠鳥 (更新履歴)
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2017/10/13 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:36(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 2775 ホスト:2686 ブラウザ: 5213
【良い点】
思想のもつ怖さを知ることができる。
主人公のラスコーリニコフは、天才なら殺人も許されるという思想を抱いた。
それを証明しようと、自らの人生を実験台にしてしまった。
そして、実際に老婆を(さらに殺すつもりのなかった老婆の妹も)殺してしまった。
殺人を犯した後、自分は天才ではなかったことを悟る。
人を殺した罪の重さに耐えきれなくなったから。
最後はソーニャの支えによって、罪を告白し、罰を受け入れる。

【悪い点】
もっと多くの人に読んでほしい。
「罪と罰」というタイトルが、難解さを感じさせるのだろうか。

【総合評価】
人間は、思想によって、人殺しさえできてしまう。
そんな思想の恐ろしさというものを、この作品から感じとることができる。
思想とは、自分をドライブする考えである。
だから、誰もが自分の思想を持って生きている。
自分の思想を、自分で点検すること。
その機会を与えてくれるのが、良書である。
『罪と罰』は、自分の思想を顧みる機会を与えてくれる。
まっとうな生き方をするには、どんな思想を持てばいいのか。
おのずと考えることができる。

2016/12/23 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:70(86%) 普通:11(14%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 291 ホスト:57 ブラウザ: 5173
岩波文庫版で読みました。一応ネタバレあります。

まず特徴として色んな人物が長広舌を振るうんですが、それが私には読みやすかった。
風景描写があんまりないのもその一因でしょうけど、通して1000ページ越える割には通読難易度の高くない小説だと思います。
そして、酒屋でのマルメラードフとか、予審判事ポルフィーリィとラスコーリニコフの心理的対決とか、そのセリフの長さが活かされていて。
特に後者の対決は見ものです。

じゃあ肝心の本筋はどうなのってとこなんですが。
何と言うか、「えっそんな終わり方?」と思ってしまいました。
いや、別に最後に救われる結末自体を全否定するわけじゃないんですが、なんかいきなり俗っぽくなった気がして。
それを差し引いても、哀れなリザヴェータがないがしろにされすぎでは。
いかに聖女のようなソーニャでも、友人を殺した相手をこうにもすぐ愛するというのでは、リザヴェータの立つ瀬がなく。
何だかラスコーリニコフに味方する人が多すぎる気がします。
挙句の果てに、愛と生活を見つけたから彼は救われた、変わったのだ〜というのはどうも・・・

ラスコーリニコフの、功利主義+「英雄は社会のため血を流すことに良心の呵責を感じない権能を持つ」という論文は面白かったものの、
それを実行に移した非英雄が思い悩みつつも聖女の愛に救われる(凡人としての生活に幸せを抱く)という結末は、なんだか安直に思えてしまった。
ソーニャが現実離れした聖女でありすぎるというのもその要因ではないでしょうか。

そんな風に考えると、もっと若いときに読んだ方が良かったのかなと思ったり。
そのほうがラスコーリニコフの思索や、ラストの大団円に感情移入できたかもしれなませんし(いやでも、ラストに関してはより若い人のほうが冷笑的になる可能性もあるか)。
宗教の素養がもっとあればさらに良く思える作品なのかもしれませんが・・・
面白い部分もあるけど全体としてはどうかとなると、言われるほど絶賛はできないかな〜という感じです。

2011/09/07 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:670(88%) 普通:60(8%) 悪い:33(4%)] / プロバイダ: 14396 ホスト:14109 ブラウザ: 3876
この作品特に衝撃を受けず、後のカラマーゾフのせいで自分の記憶の中では薄い作品。

この作品の私にとっての見所は刑事と主人公ラスコーリニコフのやり取りにある。これが面白くてぐいぐい見てしまった。次点ではあるが、ラスコーリニコフのモノローグも面白かった。

何故この作品記憶に残らなかったのかは、キリスト教による救済が最後にあるので、まるでキリスト教の救済を信じられない私は感動が薄い。それはカラマーゾフにも繋がっている。カラマーゾフのおかげで辛うじてラストの流れ覚えているだけで、カラマーゾフが無ければ多分忘れていたと思う。

この後見たイワンが明らかにラスコーリニコフを雛形に作ってるのに何故かイワンの方が魅力的に見えてしまった。そのせいで印象が薄い。

今になって何故評価をしようと思ったかといえば、改めてラスコーリニコフのキャラの娯楽性について考えてみたらすごいキャラだと思ったので書きたくなった。

文学作品に娯楽性などと私はならない。今から100年も前にこれほど強烈なキャラクターが作られていた事に今更驚きを覚えた。私自身がこの作品が持つ娯楽性に気付いてなかった。カラマーゾフと言いドストエフスキーの作るキャラクターのアクの強さは絶品のものがある。その高い娯楽性は感情を動かすものがあると思う。

ただ実際感情は動いてない。カラマーゾフは動いたが、このキャラは典型的過ぎて動かなかった。イワンもそうなのだが、イワンの場合犯罪にのみその合理性が向けられたのではない事に心理的に好意を持っていたのかもしれない。ラスコーリニコフの子孫たちがそこら中の娯楽作品に溢れ返っていた当時に見てしまっていたので、新鮮さが無かったのだ。

読んだ当時の高校生ならもっと頭が良いと思うのだが、幼稚な私は良くいるキャラだなと流してしまったのだ。この作品が100年前に作られたのに気が付かずに。尤も今では、後から作られた作品が前のものを越えるための創意工夫があり優れていると言う感覚があるため、理性で考えたに過ぎない薄汚い感情を無視して、わざと古い作品の先進性を無視するようにしている。

ラスコーリニコフのキャラの強烈さは娯楽性と言う視点から破格のものだったろうと、想像できるので評価に加味しないが文章に残したくて書いてみた。

派手な面白さは大体初期に作られてしまうので、大衆娯楽の真髄は現在に置いてはほとんどほんの小さな魅力を付加されたコピーの中でしか味わう事が出来ない。創作黄昏の時代で退屈だと感じる数々の作品を眺めながら、この作品ともっと新鮮な気持ちの時出会いたかったなと改めて思う。しかも私が見た当時は犯罪哲学といえば、すでに陳腐化された推理物や刑事ドラマの犯罪者の言い訳に過ぎなかった。

この作品がもう娯楽的魅力で読まれないというのが悲しいものがある。デスノートにラスコーリニコフの遺伝子を感じてみていたのを思い出す。

既存の価値観を打ち砕く悪の哲学の魅力にどれだけの人が酔いしれただろうと考えると、この作品の魅力を当時の人間の様に感じる人間がいるのか?と思う所がある。陳腐だ陳腐だ。"今時"こんな話陳腐だ。この作品が善と悪の境界線としての禍々しい魅力を持つのは過去の事だと感じる。

事前の情報が無ければ、気取ったデスノートだなと思われるのが関の山だ。

レクターもMONSTERのヨハンややこしい。ラスコーリニコフの悪のカリスマは最後打ち砕かれるが、実にシンプルだ。こんなシンプルなキャラがカリスマになれるのは時代が違うからだ。文豪ドストエフスキーが、キャラで魅せるという意味に置いてラノベ作家としても一級品だった時代なんて羨ましい。

今彼の様な人物が何故生まれないのか?それは能力より時代のせいだと感じる。時代が人の能力を限界にまで要求するようになってしまった。今ドストエフスキーが生まれても、キャラの魅力と言う事で、どれほどのものが書けるか疑問がある。

この作品が時代の最先端だった当時の気持ちを味わいたい。私はこの作品が自分の記憶にあまり残らなかった事を思い出すたびに、すべての書物を焼き払ってしまいたい気持ちになる。

冷めた料理ばかり食べてる燃えカスの時代、ドストエフスキーに同時代に出会える感動が無い。

娯楽が最初に生まれた日それは芸術だと私は思っている。後のコピー品が娯楽にしてしまうのであって、娯楽的要素を生んだ始祖は常にエンターティナーではなく芸術家なのだ。

ラスコーリニコフは今新しいだろうか?

[推薦数:1] 2011/09/02 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 10556 ホスト:10366 ブラウザ: 11752
【良い点】
・全体を通じとにかく人物1人1人の会話が非常に長い、かつ多面性や過去、掘り下げが多く、引き込まれると一気に引き込まれる点。
(序盤の紳士も聞いている相手の事も考えているのかと言う疑問も生じます。対話として成立している場面に対し自分の過去や悩みを延々と話す人もいる。物語上、全て説明の必要があるのだとは思いますが。世の中聞き上手な人ばかりではない、と言う事位この年の人なら分かるんですがカテェリーナの事で気が滅入っているのでは、また対峙している主人公も既に病気だと目されているのですが。)

・同様に主人公の狂気、苦悩、妄想、猜疑、責任押し付け等緻密な内面描写。
・元々自己解釈が多い人なのでラズミーコフ達には病気だと思われていてゾシーモフが説明する点。又ザミュートフは詮索する。変な人と言うより病気と解釈すると納得する点。
・主人公が殺人を犯す時の凄まじい緊迫感。算術のように正確であるが正気の物でも無いと言われ、衝動でなく意識的であると説明される点。
又主人公も非常に生活環境が厳しいので気持ちが伝わる点、散々自分の内面に入った後悪い事は悪いと言う事になってしまう点。
・ポルフォーリーとの容疑のやりとりで人格が伝わる事。
・主人公がどちらかの判決を問う事。自分は愚かだと言う事。
・主人公だけでなく他の人にもスポットが当たる事。スヴィドリガイロフとドゥネ―チカの過去や関係は本人同士で解決等掘り下げている事。
・ピョートルとの結婚の話、妹が犠牲で結婚すると思っていたり昔から不幸であるが自分が悪いと言う事。
・序盤の紳士も言いますが実際にカチェリーナの病気的な人である事の綿密な描写や、一転して(意外にも?)ソーニャを信じる事。それに関わるルージンの陰謀。
・スヴィドリガイロフの過去や歪んだ考え(幽霊がいると言っていたりする、あれは虐待ではない等)、愛されない事、しかしルージンについて話している点。

【悪い点】

会話の長さが異常。

【総合評価】

緊迫感が半端で無さ過ぎるのですが、病気的、思想、愛情や憎悪の錯綜の緻密さは脱帽としか言いようがありません。
母や娘と少しほっといてくれと一時的に別れる時、人で無しとかき○がいとか言われるのですが一方でポルフォーリーは貴方の常識を信じていると言っていたり高潔な人間だとも言われたり、ソーニャに祈る様に言われたりもする。しかし罪が愚かだとか低劣だとかも言います。
罪を感じるべき時に感じきれなかったと言う感じの印象を受けました。

2010/09/06 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:431(69%) 普通:102(16%) 悪い:91(15%)] / プロバイダ: 21710 ホスト:21615 ブラウザ: 7352
【良い点】
・ロージャの一人語りや内面描写。特に実際に殺人を犯す部分では、逼迫した感情がひしひしと伝わってきました。
・「手紙と二人きりになりたかった」「ああいう人間は肉でなくブロンズでできている」等の個性的でセンスが光る言葉選び。
・ロージャの母とソーニャの懐の広さが魅力的。

【悪い点】
・会話文の一つ一つが長い上に、語り手がまくし立てているようにしか見えない。
・長さ。密度があって長いなら構わないが、例えばロージャが退職官吏と出会う部分や、
殺人発生からソーニャに出会うまでの部分はもっと短縮できた筈。

【総合評価】
「義務にも良心にも反対しないさ。しかし問題は、それをどう理解するかだ」作品の根底にある理念を示す一文です。
確かに社会の決まりより合理性を重視するなら「役に立たず人を苦しめるだけの人なら殺して構わない」
という意見もなしとは言えないかもしれません。人間の善悪について深く考えさせられました。
すると今度は「では役立たずかどうかは何を持って決めるのか?」という話になりそうですが、
こうした語りがいのある所も含めて魅力でしょう。

さて、ロージャは上の論の持ち主なのに、実際に殺人を犯した後は常にビクビクし通し。
理屈では正しいことをやったと思っていても、実際行動した時の気持ちは違ったのです。
彼も潜在的には社会の条理に縛られていたのかもしれませんね。
人間の心はなかなか頭で考えた通りにはならないものだ、と感じました。

因みにロージャが狼狽し、ボロを出しまくる様子はネタとしても楽しめます。
手が震え字がガタガタ、うわごとを言う、顔色が病人バリ、お金に異様に無頓着になる、論理的思考を失う…
半端ありませんね。

2010/02/07 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:93(76%) 普通:11(9%) 悪い:18(15%)] / プロバイダ: 13611 ホスト:13603 ブラウザ: 10689
【総合評価】
1人の人間の人生観・価値観すら180度変えうる文学における世界遺産です。

・・その実、フィクションとしてもミステリとしても傑作なんだから、何をかいわんや(笑

あれさ、これ読まないと人生半分損してるよ、マジに??

ドストエフスキーは地球遺産ですから。

興味がおありならば、同作者の{白痴}や{悪霊}も御一読をどうぞ♪・・・・本作の上をいってますから。
[共感]
2010/09/15 カラマーゾフも似てますが、高い文学性と共に、ミステリとしての娯楽性も楽しめますね by 名もなき詩人

2010/02/05 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:70(86%) 普通:5(6%) 悪い:6(7%)] / プロバイダ: 39971 ホスト:40168 ブラウザ: 9646
最高でした。
25にもなってはじめて読みましたが、「麻酔」はいぜん効き続けています。
どの登場人物も大好きになりました。
小説が「楽しい」ってことがあるって事を思い知ったような気さえしました。
勉強になると言えばこの上なく、なります。
でも何だろ ただ面白いだけともいえると思いました。
ずっと「地下室の手記」しか知らなかったので、完全に誤解していましたが、
極上エンターテイメントです。
あと手塚治虫の漫画版は自分の聖書です。でもそのアレンジ力、今思うと半端じゃなかった・・・まあこれは別作品の話でした。

2009/11/18 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 29382 ホスト:29415 ブラウザ: 7642(携帯)
この作品、軽く読めば浅い内容として受け取るだろうが、物語の本質を観れば深い内容として受け取ってしまう。
書いてある事はごく普通の事と言えばそうなのかも知れないが、自覚の無い人には響くものがあると思う。
これはサスペンスでありドラマなのだ、とそう感じる。
11月17日に放送された、NHKの「爆問学問」で亀山郁夫氏が出ていた。
その回では、この作品の著者、ドストエフスキーが話題に取り上げられていた。
秋葉原で起きた、あの有名な事件も話題の中に出て来ていた。
あの犯人を、裁けるのか?
法が。
亀山氏は太田光氏に問い掛けていた。
太田氏の回答は深いものだったが、その中でも印象に残ったのは、
「ドストエフスキーの様な天才が救える」
と言う主旨の発言だった。
この作品の様なものを読めば、少なからず救われる。
だが、そのチャンスはどうやって作るのか?
亀山氏の疑問に対して爆笑問題の二人は、そのチャンスを亀山さんが作ったんじゃないか、と言う主旨の回答を返した。
ドストエフスキーの著書を亀山氏が訳しそれを日本で発売し、その本はベストセラーとなったのだ。
さて、この作品について話すが、犯罪の美学たる部分のみに着眼する人はいると思う。
只、この作品が本質的に訴えているのはそう言う事では無い。
十字路に行き、跪き、自分の汚した大地にキスをする場面こそ重要なのだ。
その意味は、一言では言い表せない。
ただ言えるのは、罪を憎んで人を憎まず。
如何なる理由があれど、命を殺める事は許されるべき事では無い。
しかし、罪を犯した者は、十字架を背負い罪をきちんと償う事で許されるのだ。
ドストエフスキーは、人間の心理描写たるものが長けていると自分は思う。

2008/11/29 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:52(70%) 普通:12(16%) 悪い:10(14%)] / プロバイダ: 8025 ホスト:8205 ブラウザ: 4483
【良い点】
俺はラスコーリニコフ的な生活を夢見てちょっと実践している。ようするにちゃんとした勉強をしながらも部屋の中をほこりとゴミで汚くし同じ服を何日も着るような貧乏くさい生活のことである。この作品の学生達は理想的な暮らしをしているように俺には思えちゃう訳です。当然部屋に入ってくる人間は男だけな訳で。いや、それらすら嫌がるんでさぁ。ヒヒヒ・・。

主人公がこれまた学生的じゃありませんか!殺した動機も納得できますよ。妙な正義感と金の無さは十分殺す動機になる。自殺も同じだが。

【悪い点】

ないでしょ。

【総合評価】
ドストエフスキーの庶民的な描き方は場面を理解しやすくて本当に良い。

2008/08/07 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:33(80%) 普通:2(5%) 悪い:6(15%)] / プロバイダ: 6716 ホスト:6758 ブラウザ: 7395
まず第一に「面白い」です。登場人物が少なく作者の登場人物お得意の長広舌も少ない(マルメラードフ、ラズミーヒン、スヴィドリガイロフはよかった)のだがそれがストーリー展開にうまく作用している。できるだけ人物のウェイトを軽くして事件や展開との釣り合いをとっている。

話がタルんできたところに意外な人物が登場したり、
主人公と予審判事の緊張感溢れる心理的駆け引きがあったり、
複雑にして生々しい登場人物たちの愛憎があったり、
お金の行き来があったりと、(これは登場人物達の幸・不幸を左右するので展開を効果的に面白くします)
あまりの展開に読了後放心したのを覚えています。綿密な構成に圧倒!!!
主人公のラスコーリニコフは肥大した自意識にがんじがらめにされて行動することができなくなっていて、そこから新しい一歩踏み出すために老婆を殺害します。そして紆余曲折の末、ソーニャという人間に導かれ生きざるを得なくなります(殺人を犯したことについて主人公が全然後悔していないのも以外でした)

この本の凄いところは小説を一冊も読んだことの無い人でも<絶対>に楽しめるところです。「こんな本を読んでる俺って凄い!」
というようなナルシシズムに陥ることもないと思いますし、読み終わった後に自分の家族や友人・恋人などを愛おしく感じることができると思います。神様っているんだなあ、生活していくって素晴らしいなあと思うはずです。

出来事や人間関係の間には短絡的にA→Bと決め込んでしまうことなど到底不可能なほどの現実があるのだと、この作品を読んで感じさせられました。僕の拙い文章でこの小説世界を伝えるのは不可能です。まずご一読を

2005/09/19 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:258(71%) 普通:71(19%) 悪い:36(10%)] / プロバイダ: 33677 ホスト:33697 ブラウザ: 6356
作品のできの良さと現代的な感覚ってのは本質的にはどうでもいい気がする。歴史的な作品は、今の感覚に合うものをわざわざ選んで読む人がいるってだけのことで、作品のクオリティとは別の問題だろう。正直言って今読むとなんてことのない作品だと思う。悩みがまず陳腐。インテリのよくある青年期の悩みみたいな感じで普遍性はあるのかもしれないが、だからどうしたっていうレベルだ。善悪の論議もとても陳腐で底が浅い。まあそれは時代のせいかもしれない。悪くはないし若い時は無理しても読んだ方がいい気もするけれど、普通に小説として読んだらなんてことのない小説だと思う。ま、若い人は騙されやすいからねってことなのかも。

2005/09/19 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:15(71%) 普通:5(24%) 悪い:1(5%)] / プロバイダ: 27452 ホスト:27476 ブラウザ: 5234
学生時代に徹夜で読みました。
舞台は古いロシアですが、以外に現代的な感覚があるように感じます。
警察とのやりとりもハラハラして楽しめます。
人を殺して、自分は悪くないと正当化しつつも、恐れで消耗していく様がリアルです。
最終的に、罪を自覚して罰を受ける決意をします。
最近の世の中でも、大人しくて、そこそこ出来る子供が事件を起こします。現代に必要な一冊だと思います。

2005/05/17 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:193(70%) 普通:41(15%) 悪い:42(15%)] / プロバイダ: 33985 ホスト:33962 ブラウザ: 4184
中学時代に読みました。若干うろ覚えな点があるのでコメントで済まさせていただきます。

ストーリーはちょっとかけません、何せうろ覚えなので・・・f^^;

ただ、この作品の主眼に置かれているのは魂の救済と、僕はとらえています。
殺人を犯した主人公が刑事に追い詰められ、己の罪悪感に押しつぶされそうになり、発狂寸前の段階まで追い詰められる。
その主人公がソーニャに出会い、最終的に自首するまでを描いた本作には救済、と言う言葉が当てはまると思います。
罪を犯した罪人が神の許しを得て救われる、そういうストーリー展開で、かなりキリスト教的な作品ではないかと。

その主人公の苦悩の描き方が容赦なく、恐ろしいぐらいにリアルな描かれ方をしている。
そして一方でソーニャの優しさ、生き方に触れて以後の彼の心の動きも非常に繊細に描かれていて、
また、当時のロシアの街や人の様子も非常に細かく描かれており、当時のロシアと言う国の状況を知る一助にもなります。
そして、街が詳しく書かれているがゆえに主人公の心情が理解しやすいものになっていて、
その描写の細かさはさすがにドストエフスキーだな、と思います。

かなり長く、テーマも非常に重たい小説ですが、中学生の自分でも読めましたし、
作品のテンポは悪くなく、のめりこんだら最後まで一気に読めてしまいます。
ですので、読書の入門に読むには適さない本ですが、
読書をする方であれば問題なく読める作品だと思いますし、ぜひ読んで欲しい作品です。

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2011/10/27 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 36387 ホスト:36274 ブラウザ: 1957(携帯) [編集・削除/これだけ表示]
感じた事怖い/びっくり/考えさせられた 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)

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