[小説]ブレイブ・ストーリー


Brave story
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注意: これは文学版。その他メディアのページ: アニメ:ブレイブストーリー - BRAVE STORY - / 漫画:ブレイブ ストーリー (姫川明版)
文学総合点=平均点x評価数58位4,736作品中総合点33 / 偏差値81.81
文学平均点113位273作品中平均点1.50=とても良い/22評価
2002年文学総合点4位142作品中
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著者:宮部みゆき
出版社:角川書店
日本 開始日:2002/03
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最終変更日:2009/10/11 / 最終変更者:雪霞 / 提案者:アオイ (更新履歴)
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2019/01/12 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 12195 ホスト:12137 ブラウザ: 14921
【良い点】
子供の目線でかかれていたため、小5の頃でも読みやすい作品だった。しかしこの小説はそれだけでなく子供と大人で読む感覚が圧倒的にちがくなる珍しい作品だった。

【悪い点】
少し内容が薄い作品だった。宮部さんならもう少し内容を濃くできてもよかった。

【総合評価】
咎の大輪に巻きとられないで欲しい。

2015/02/27 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 1525 ホスト:1598 ブラウザ: 9629
高校生の時に全部読みましたが、現実の話が長すぎてしかも薄いので退屈でした

ファンタジーな世界に飛んでからは、よくあるRPGをなぞっただけのストーリーで
これもまた面白いとは思いませんでした…

もしかしたらちょっと背伸びしたい子供は面白いと思うのかもしれませんが
子供向け作品をちょっとシリアスにしただけで基本的に中身がないです
異世界冒険ファンタジーの冒頭部分をしっかり書こうという試みはいいと思いますが
その書き方が不味かったと思います。異世界に飛んでもおかしくない下地作りが下手くそだと
思いました。

まあ、僕がこの作品を読むまでに飽きるほど色んなタイプのファンタジー小説を読んでいたってのも
ありますが、導入部分以外にこの小説ならではと思える物がほしかったです

追記…全体の評価の基準の変化により、評価を一つ上げます

2013/11/01 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:225(78%) 普通:25(9%) 悪い:40(14%)] / プロバイダ: 9886 ホスト:9501 ブラウザ: 5940
初めて宮部氏の作品を読みましたが、最初から「なんじゃこりゃ?」でした。

まず人間描写がそこそこ深くて面白かった。いろんな性格の人間が立派に個々のキャラをもって動いており、修羅場になればなるほど引き込まれる。理屈屋の父の理論武装も読んでてうなずいてしまうくらい筋が通っていてさすが、気持ちがいい。

途中から妖精が出てきたり、消える老人が出てきたり、幻覚障害でも表れ始めたのかな、そういう病気の主人公が社会復帰していく物語なのかな?と思っていたら、ほんとにそんな世界がある、っていう設定になってびっくり、というかあきれた。
おそらくこの世界を旅して大人になるっていう話だな、と誰でもわかる。ファンタジーというのはそのために多用される舞台設定なんだから、それが出た時点で結末までわかってしまう。一気に白けて前編のファンタジ入口から後編の最終章現実復帰まで1行たりとも目を通さなかったが、何の不都合もなかった。そもそももう一つの世界が小学生が考える世界の設定だから読むに堪えない幼稚さ。

たいがいな大人はこの作品のファンタジー世界に興味がないと思う。結末が分かっていればなおさらだ。評価はとても悪い。

2013/05/28 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:262(54%) 普通:122(25%) 悪い:105(21%)] / プロバイダ: 15030 ホスト:15288 ブラウザ: 11727
以前、映画を観て「それだけではこの作品のの良さはわからない」と言われて気になってはいました。
それも、TVドラマなどの脚本でよく目にする宮部氏が書いているファンタジーということで
改めて読んでみることにしました。

宮部氏の小説は初めて読んでみて・・・
若干、言葉が堅かったり?文章が濃い?気もして・・・慣れるまでに多少時間は掛かりました

ファンタジーの観点から見ると、全体的には王道というか・・・古いというか・・・
いくつかの街を巡って、謎を解き、次に行くべき場所が記され・・・
結局全部を順番に回るといった感じで淡々と進んでいっているような気がしました。

しかしこの作品は、それに重い題材というかココロの葛藤がダイレクトに付いてくるといった所が面白いです。
そこが普通のファンタジーとは違うこの作品の見所なのでしょうね。

嘆きの沼で民間人を殺しまくる主人公には衝撃を受けたし、
カッツのカッコ良さには惚れました!
北へ行ったミツルを止めたいけど、何が正しいかわからないと悩むワタル
その葛藤は痛いほど分かりました。
正直、私にも何が正しいのか?どうすればいいのかわかりませんでした・・・
そのときカッツが行ったことが胸に響きました。
あなたはハイランダーだ!旅人とはか関係ない命が尽きるその瞬間まで彼は間違いだと叫び続けなければならない
そうだ、その通りだ・・・
大きな使命も大事なのかもしれないが、小さいけど自分の役割も忘れてはいけない。
もしかすると、ミツルを止めなければならない事は決まっているのだがその理由がみつからなかっただけなのかもしれません。
どんな些細な理由でもいい、それが正しいと思えるならばそれを胸に突き進むことが出来るのだと思います。
カッツ最期の時も感動的でした!
自分の死を悟った時、人はどういった行動になるのでしょうか?
なぜ死ぬことになったかと反省する
そして、その行動自体間違いだったのではないか?さらに今までの自分の行動も間違いだったのではないか?と贖罪する
今まで頑張ってきたのに・・・間違いだったと考えてしまう悲しさ・・・
そして、次なるものへの希望を託す
人生の最後に出来ることは、神への懺悔と祈りだけなのかもしれません。
それでもなお、最後を看取ってくれる人がいた事でカッツは報われたのだと思います。
安らかな顔で逝けたというのが、カッツの人生が幸せだった事を物語っているような気がします。

運命の塔でのワタルの願いですが、勇気ある決断だと思います。
それが「勇気」ということなのでしょうね。

「変えるべきは僕の運命じゃなくて
僕自身なんだ」

そのワタルの言葉が、この作品の本質である気がします。

[推薦数:1] 2010/04/02 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:544(62%) 普通:136(16%) 悪い:193(22%)] / プロバイダ: 4107 ホスト:3963 ブラウザ: 13187
【良い点】
・亘が仲間との旅を通して成長していくところ。自分の願いに対する考えが幻界のハルネラに触れて変わっていって・・・という流れ全体がすばらしい。

それに対する美鶴の孤独な旅。優秀なために一人で旅をし、憎しみを強く持ちすぎて最後は・・・というのは悲しすぎるけど感動する。

・亘の願い。多く書きすぎるとネタバレになるので書けませんが、「その願いが最終的に自分も救う」「運命から逃げていたけど立ち向かわなきゃ!」み

たいに、成長した亘が自分だけの答えを見つけたということに涙・・・

【悪い点】

・美鶴がかわいそう過ぎる・・・

・ただ話が重い。「夢にも思わない」もかなり重い題材だったけど、それを上回る重い題材。その題材だったから、この感動が生まれるのかも知れないけ

れど、やはり重いなぁ〜

【総合評価】
・亘がつらい運命の壁にぶち当たって、願いがかなうという幻界を旅するという話。

その幻界を亘がキ・キーマやミーナという仲間を旅をし成長していきます。そこで幻界のひどいしきたりというかルールみたいなハルネラ(幻界から一人

半身となり、光の境界を貼りなおすというもの)を知る。さらに現世からの旅人からも半身(つまり美鶴と亘どちらかが)を一人出さなきゃいけないという

のを知り、葛藤や心の迷いを感じる。それを乗り越え、見つけ出した亘の答えは感動ものです。

自分なかの人生の一冊です(今後、変わるかも知れないけど)

2009/08/13 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:33(56%) 普通:10(17%) 悪い:16(27%)] / プロバイダ: 2002 ホスト:1967 ブラウザ: 6217
【良い点】
・本がぶ厚くて,読んでる自分が少し賢く感じる。かも。
・映画との宣伝効果はうまくいった。

【悪い点】
・ファンタジーの世界観が幼稚。
・現実世界の残酷さと,ファンタジーのバランスが悪い。
・上/中/下,のボリュームのくせに,内容が空っぽ。
・そもそもターゲットはどこ??

【総合評価】
やられた。宮部さんがどんなファンタジー物を書くのかと思ったら,
まさかこんな作品になってしまうとは・・・。

ありきたりな世界観と,不釣合いな重い現実世界。

あくまで個人的な感想だが,宮部さんはもともとファンタジー物が
好きじゃないんだな。もし好きなら,あの幼稚な世界観は無いはず。
もしくは,子供向けの作品に向いてないんだな。

現実のヘビーな世界で小説としての体裁を保とうとしたのか,
ファンタジー部分との技量の差がありすぎて,浮いてしまっている。

ファンタジー部分は子供向けで,現実世界の描写は大人向けで,
みんなハッピーとか考えたんだろうか?

文庫本代と読書時間を返してほしい。。。
評価は"悪い"だが,期待を裏切る作品ということで,一つ下の評価としました。

器用な作家として有名な方だが,ファンタジー物はもう書いてほしくない。

2009/07/26 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:81(58%) 普通:0(0%) 悪い:58(42%)] / プロバイダ: 29376 ホスト:29619 ブラウザ: 6994
宮部先生は普段、サスペンス物や刑事物など
暗いジャンルやストーリーを書いている方なので
読む前はあまり自分には合わない作品かな・・・
と、思っていたのですが。。。

読んでみるとそんな暗さは微塵も感じないくらい
王道なファンタジー物の話でとても楽しく読むことができました。

一番の良い点はやはり人物描写です。
その時々の主人公やサブキャラの心情
そのときの背景が手に取るように分かる、
というのが一番の良い点でした。

2番目はキャラクターセンスです。
好感が持てます。

悪い点は特に感じませんでした。

何度読み返しても楽しい作品です。

映画の方も面白く出来ているので
その両方でリンクして見てみると面白いと思います。

評価はとても良いで。

2009/06/21 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:276(39%) 普通:189(27%) 悪い:245(35%)] / プロバイダ: 20138 ホスト:20099 ブラウザ: 6399
肌に合いませんでした。
宮部みゆきさんの作品はその他色々読んではいますが、ファンタジー物は初めて。
話題にもなっていたのでどんなもんかと思いましたが・・・。

何か本当に一昔前のRPGの設定にありそうだった世界と存在が浮いている主人公。
彼の家族設定などは良かったとは思いますが、文章の節々にファンタジー物などを見たことが無い人が先入観的に思っている「ファンタジーの世界」を描くぞ〜っと意気込んでいる様な文面が多々見られ、世界観に引きこまれること無くそのまま最後まで終わってしまった。

2008/12/19 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(50%) 普通:0(0%) 悪い:1(50%)] / プロバイダ: 2879 ホスト:2688 ブラウザ: 7321
すべて良かった。幼いながらもどうしようも出来ないこととかを理解しているし、何が大事かをちゃんと考えている。

2008/12/09 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:13(46%) 普通:4(14%) 悪い:11(39%)] / プロバイダ: 27179 ホスト:27387 ブラウザ: 5718
一言でこの作品を言ってしまうと、いい意味での王道ファンタジーというところでしょうか。
さすがベテランの作家さんの作品なだけあって人物設定も詳しく決められており、文章がとても丁寧で、起承転結もよくまとまっていますし、ベテランの為せる技でしょうか、伏線の張り方も見事でしたね。

で、ここからが悪いと判断した点なんですが、まず話が長すぎる。序章、つまり主人公が冒険をする前のお話がいい意味では丁寧に、悪い意味では長々と語られている。まぁ、ミツルとの接触や家族の事情など、主人公が冒険するにあたって重要なシーンがあるから仕方がない、と言ってしまえばそれまでですが、ファンタジーとしているからには読者が読みたいのは異世界の冒険であって、いつまでも現実世界にいる必要はないかと思うのです。他のファンタジー作品ではほとんどが主人公が登場してすぐに異世界に飛ばされますし。

冒険に出る理由も重い。母親の自殺未遂。これは父親が原因なんですが、どうも宮部作品にはこのパターンが多い気がします。読み始めてすぐに『あぁ、また親父が浮気するパターンか』と思ったほどです。あまりに現実すぎてしまって、異世界の場面とのバランスが取れていないと思うんですね。逆にあまり非現実的にしたくなかったという事なのかもしれませんが、それでは別にファンタジーでなくてもいいと思うんですよね。

そして、ようやく主人公冒険に出たのですが……ここでもまた話が長い。ファンタジーというものは世界観を読者に植え付けなければならないため、若干説明気味になってしまう部分があるのですが、宮部さんの丁寧な文章が仇になって長すぎるものに。途中飛ばそうかと思ったところも多々あります。

最大の理由は、やっぱり先が読めてしまう所ですね。筋がちゃんと通っているがために、主人公の次の動きが読めてしまって、結末もやっぱり冒険に出る前から予測出来てしまうんですよね。宮部みゆきさんはミステリー作家としても活躍しているのですからもう少し捻りとか、どんでん返しがあっても良かったと思うんです。

以上の点から評価はとても悪いにさせてもらいました。他の作家さんの作品であれば良いをつけたと思いますが、やはり宮部さんならもうちょっと読者をいい意味で裏切るような展開を書いて欲しかったですね。

2008/10/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:83(80%) 普通:14(13%) 悪い:7(7%)] / プロバイダ: 15943 ホスト:15999 ブラウザ: 3876
冒頭の現世(うつしよ)の記述部分では、他の宮部みゆき作品(火車・理由・模倣犯など)的な暗い雰囲気が覆っていて、どのようにストーリーを進展させるか不明でした。

主人公の亘(ワタル)がヴィジョンに入ってからは、RPGゲーム・ファンタジー的な展開が続き、一気に読み進みられました。最終盤のミツルに対するワタルの行動や、ワタルが「運命の女神」へ願ったことなど、ワタルがどのように成長したかを示してもらえるいいエピソードだと思います。

ヴィジョン(幻界)が旅人ごとに違うという設定の元に、カウンターパートのミツルのヴィジョンの旅の物語があるのなら見てみたいと思っています。

2008/09/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:4(67%) 普通:1(17%) 悪い:1(17%)] / プロバイダ: 13020 ホスト:12859 ブラウザ: 4184
映画から入りました。
最初の冗長な話はまったく気にならなかった。ワタルのリアルな家庭事情は読んでて飽きなかったし。

ファンタジーって結構毛嫌いする傾向にあって(世界観が掴みにくくて)避けてるんですけど、面白かった。

ラストは映画の方が好きかな。あざといとはわかっていても。
でも再び逢いま見えるまで――の詩は凄く好き。

[推薦数:1] 2008/03/09 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:4(57%) 普通:0(0%) 悪い:3(43%)] / プロバイダ: 18048 ホスト:17917 ブラウザ: 4925
【良い点】

・ストーリーが良い!

小学生の男の子が、紛れ込んだ異世界を仲間たちと冒険する――。このあらすじを聞いてほとんどの方が思い浮かべるであろうストーリーを、多分根本から覆してます。
その世界に住んでいるのは、善人とか悪人とかで区切ることなど出来ない、等身大のヒトびとです。政治があり経済があり産業があり、人種差別があって紛争があります。
ふわふわした「おとぎの国」ではなく、地に足が着いた、しっかりとした世界なのです。
そんな世界を旅するわけですから、当然主人公・ワタルの旅は平坦なものではありません。次々起こる事件と明かされてゆく真実、それらを目の当たりにするワタルの苦悩……。世界設定と合わせ、正直情報量はかなり多いです。が、流れるようなストーリー展開と、設定が物語の進行に関わってくる、ちゃんと「生きている」ので、一気に読み下せます。「謎の声」が正体を見せる場面のあっけなさが、やや惜しいところではありましたが……。
でも、後半の泣かせどころ、そして終わり方は非常に良かったです。

・描写が丁寧

この話に限らずですけど、宮部さんって登場人物の心情とか背景とか、そういうものを大切にする作家さんなんですよね。「ブレイブ・ストーリー」もそのご他聞に漏れず、心情描写がしっかりしている物語だと思います。
最初に導入部の長さに面食らうと思います。しかし、その長さでワタルとミツルの苦悩の下敷きを描いた上での冒険となるので、冗長には決して思えません。話に説得力を生む上で、良い効果をもたらしていると思いました。
ワタルやミツルだけではなく、幻界・現世共に1人1人のキャラクターがしっかりと描かれていて、それぞれの意志でそれぞれのヒトが動く、それぞれの「世界」を感じました。感情移入もとてもしやすかったです。
また、情景描写や比喩表現も独特で、読み応えがあると思います。

【悪い点】

・ちょっと曖昧すぎる点が……

この先、貴方は一応既読だということを前提で話を進める(というか、そうしないと説明だらけで私がこんがらがる)ので、そのつもりでお願いします。

「幻界」って、行く人によって姿を変える、いくつもの並行世界から成り立ってるんですよね。ワタルとミツルが幻界で出会うのは、二人が友達で似通ってる点が多いから、二人の見ている幻界も接してる部分があることが理由、でいいんですよね?
だとしたら、デラ・ルベシにいた元旅人達は、どうしてワタルと同じ幻界にいたのでしょうか……?
話を聞く限り、年代的にワタルとの接点はなさそうだし……だったら、違う世界に飛ばされるはずだと思うのです。
幻界はワタルの心の形だから、その旅人達も幻界の中でのワタルの心の表れ、と考えることも出来るかもしれません。でも、それってもはや幻界の住人じゃないですか。元々現世にいなかったのなら、要御扉も通れないわけだし……。
あと「ヒト柱」についても、ワタルの行った幻界から二人必要なら、他の「幻界」からはどうなっているんでしょう……。

要するに、幻界は一つじゃないどころか幾千幾万幾億とあるのに、何故「旅人」(少なくとも、千年に一度の「半身」の旅人)は皆「ワタルの見る幻界」に行く、みたいな設定になってるのかが疑問なんです。
この辺の概念が考えれば考えるほど分かんなくなってくるんですよ……。(私の理解力が足りないだけでしたら、誰か教えてください)

【総合評価】

長々と書いてしまいましたが、素直に良かったと思います。映画の印象から「子供向けファンタジー」と侮るなかれ!
「とても良い」です。

2007/09/02 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:53(76%) 普通:17(24%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 2688 ホスト:2558 ブラウザ: 5540
RPGをたしなむ人だったら少なからず琴線に触れる要素があると思う。宮部みゆきのゲーム好き具合がよく分かるね(笑)。
だからと言って、単なる子供騙しの物語じゃない。一方的な良し悪しで決め付けられない事象が描かれており、考えさせられた。
アニメは本当に期待外れだった…。あれだけを観て、原作も同レベルだと判断をして欲しくないとは思うけど、それも難しそうだな。

2007/03/17 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:102(68%) 普通:29(19%) 悪い:20(13%)] / プロバイダ: 52366 ホスト:52344 ブラウザ: 6287
面白かったです。読者を作品世界に引き込む力というものを感じさせる作品だと思います。

第1部の現世のパートは、重い上にかなりの分量を割いているので、スカッとした冒険物語を期待して読み始め
た人には辛い部分かもしれません。でも、ここでワタルの置かれた立場や状況、そして何よりも心情が丁寧に
描かれていることで、ワタルが幻界に行って運命を変える決意をする事に説得力が与えられているのだと思います。

幻界に行ってからの展開は王道といえるかもしれませんが、世界の在り方が丹念に描きこんであって、
訪れる国の姿が見えるような魅力がありました。
ただ、終盤は少し盛り上がり足りないような気がしました。特に最初からずっと顔を見せていた「謎の少女」
オンバさまに関しては満を持しての登場、の割に直接対決があっさりしすぎていたように思います。
ワタルの最後の選択はお約束の展開ですが、自分の中の憎しみと向き合い、変えるべきは運命ではなくて
自分自身という結論に至ったワタルの成長が感じられて良かったと思います。ただミツルとワタルでは抱えて
いる事情の重さに差がありすぎたように思いますね。ミツルの境遇では「幻界はしょせん現実ではない、だから
どうなっても構わない。自分の願いを叶える事を優先すべき」という考えも(正しいかどうかはともかくとして)
納得はできるのです。ワタル視点の物語なので仕方が無いことではあるのですが、ミツルに対しての描写が
もう少し欲しかった所です。最後に魂は救われたらしいのがせめてもの救いでしょうか。

総じて楽しめたし、読ませる力がある作品だと思うのでこの評価で。

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「宮部みゆきと言えば、刑事ものを書いているという感じがあり、こんな話を書いているとは思ってもいませんで...」 by 謎沢


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2018/08/20 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 4727 ホスト:5005 ブラウザ: 10317 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事感動/涙流した/友情/楽しい/格好良い/可愛い/考えさせられた/勇気貰った 
ストーリー最高(+3 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)

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