[小説]バトル・ロワイアル


Battle Royale
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著者:高見広春 出版社:太田出版
日本 開始日:1999/04
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最終変更日:2009/10/08 / 最終変更者:雪霞 / 提案者:tcc (更新履歴)
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2017/11/01 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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筋は良く知られている様に、中学の1クラスが国家命令で突然、孤島で殺し合いをさせられるというもの。

10年に1度の奇書。素晴らしいのは、「反道徳」ではなく「非道徳」な点。

つまり、人間はいざとなったらこんなに汚く醜いんだぞおおお、と子供のアテツケの様に、モラルを汚しているのではなく、こういう状況になったら、こうなるでしょう、と淡々と記している点。

まあ、最高の悪意は攻撃ではなく無視だというから、これも作者の道徳やきれいごとへの反感は感じられるが、やはりここまでやった作品はそうないはず。

ホラー大賞で、余りのグロさ、生理的嫌悪感で落選したというのは凄い。ホラーと言えば、グロや残酷描写はつきもので、そこでグロで落とされたって…。

多分、それは表面的なグロさより、平熱で普通の中学生に殺し合いをさせる精神のグロさだろう。

その点では本当に気分が悪くなるんで要注意。

余談。「2」はやはり、凡庸なアクション活劇に堕した。

2016/11/21 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:43(68%) 普通:1(2%) 悪い:19(30%)] / プロバイダ: 31718 ホスト:31717 ブラウザ: 8240
この小説は、俗に言う「問題小説」である。
当初この作品は、そのあまりの残酷さゆえに、最終選考まで行ったが、どこの出版社からも採用されなかったという、いわくつきの作品であった。
作品が公開された時、ちょうどこの作品の主人公たちと、同じ年代の中学生でした。
作品そのものよりも、R指定にするかどうか、過激がどうのなどと、世間の反応が凄まじかったという印象が残っています。
興味があったので、近所の本屋で手にとって購入した。

物語は今の日本をモデルにした架空の国、大東亜共和国が舞台である。
第二次世界大戦に日本が敗戦しなかった場合の、歴史をイメージにすれば解る。
この地は「総統」により支配された独裁国家で、輸出量や国民総生産は優秀ではるが
国家による過激な弾圧だけでなく、ある非人道的なゲームが存在した。
それは全国の中学校からランダムに、三年生のクラスを選んでクラスメイト同士を
最後の一人が生き残るまで戦わせるという、まさに「ヘドが出そうな」ゲームであった。

今回の対象クラスに選ばれてしまった、香川県の城岩中学校三年B組
(あの「金八先生」が受け持っているクラスと同じだ。しかも彼らを担当する教官もパロディである)の42人は
否応なく小さな島に連行され、生殺与奪を完全に握っている軍を前に、抗議も反抗も封じ込められたまま、ゲームの開始を告げられる。

本物の銃や爆弾に刃物など、それまでの人生で係わり合いの無かった武器も渡され、尋常じゃない事態になった
ある生徒は疑惑と恐怖で心を麻痺させて、ある生徒はあくまで人間らしさを失うことなく、またある生徒は理不尽な政府に対する怒りを燃やして
そしてある生徒はこの「殺人ゲーム」を全面的に受け入れて、今や戦場と化した島の四方へと消えていく。

これは前例の無い斬新な設定だと思う。「中学生がクラスメイトと殺し合いをする」この究極の設定が、前代未聞の娯楽でしかない。
中学3年という年齢設定。

大人であれば境遇や動機を幾らでも用意出来るため、普通の殺し合いになるだろう。
高校生だと成人に近い年齢なので、優秀な人物が「見せ場」を披露するだけだ。
小学生であれば人を殺す事への、忌避感が強いため殺し合いは起き難い。
だから中学3年生という中途半端な年齢こそ、物語が生きる。

最初に感じたことは、この話が『蝿の王』『ドラゴンヘッド』などに共通する、極限状態における人間の狂気を描いていることだ。
殺し合いゲームに放り込まれた、3年B組の生徒たちは様々な行動を取る。

みずからの境遇を悲観し自殺する者、狂気に目覚め躊躇なく殺戮に走り出す者、恐怖のあまり発狂する者、心許せる仲間と行動する者。
冷静に状況を分析し動く者、オロオロと右往左往するだけの小心者、疑心暗鬼の渦中に在りながらあくまでも人間の良心を問う者。
狂気に囚われずただひたすら愛する者のもとへ走る者。 わずか14の少年少女でありながら、この生徒たちのとる行動は
いわば社会の縮図ではないだろうか。その姿は「大人」がとる行動と何ら変わりはない。

ちょっとした勘違いに、誤解や思い込み、日常の些細な嫌悪感が憎悪に膨れ上がり、殺し合いが多数起こっていることも
重要な意味を持っているだろう。特に「委員長グループ」の同士討ちについては、女の子の性格がよく出ていると思う。

作者は小説家としては新人だったので文章も少々稚拙であり、登場人物も中学生の一クラスに、100m10秒台が3人もいたり
毎年2000近くの若者を死なせたら少子高齢化が酷くなるだろとか、防弾チョッキを付けているとは言え、45口径の大型銃を
体に直接押し付けられて8発も撃たれて無傷など、多少リアリティの欠如が見受けられるが
読んでいるうちにそんなものはどうでも良く思えるはずだ。

本書に書かれているのは、狂気の集大成のようなものだ。高圧的な指導と統制により
経済的に豊かになったが、人を人とも思わぬ国家。多少の犠牲には目をつぶってでも、集団に迎合するようになってしまった国民。
国の繁栄と個人的な楽しみのためなら、人の命を娯楽の道具としか扱わない政府の官僚たち。
そしてもちろん、徐々に心を蝕んでいく三年B組の生徒たちの、狂気も書かれている。
そして作者は死んでいく生徒たちを、けっして単なるやられ役として設定してはいない。
生徒ひとりひとりに対して、善良であれ醜悪であれ、それぞれの個性と感情、そしてきちんとした人生を与えている。

最後まで展開が二転三転させてくれて、結構楽しませてもらった。
ラストも、陰惨な物語の結末としては、それなりに希望も持てる、ある意味理想的な終わり方だったのかも知れない。

ネタバレ

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実は殺し合いをさせる理由は独裁国家が、国民から反乱の意思を削ぐ為に、国が作り出したシステムであった。
国民に「互いに見知りあったもの同士の殺し合い」を見せることで、国民の間で互いに不信感を募らせ、反乱を抑止するのが本来の目的である。
つまり中学3年の彼らは、国家権力を維持するために、殺し合いを強要され、理不尽に命を落とすという「見せしめ」を晒すだけの存在なのでした。

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最後に、3年B組の一部の生徒たちの感想を書いておく。

七原秋也

まず主人公である七原だが、多分、彼は普通の明るい純粋な中学生だと思う。作中での異常なモテモテぶりを分析してみるに
中学生ぐらいの女の子は、天才で優秀な男よりも、親しみやすい「毒の無いイケメン」を好きになるような気がする。
警戒心を抱かせず、明るくスポーツ万能の少年。簡単に言えばアイドルを具現化したような少年だろうか?
そういった意味で、秋也はそれに見事に合致していたのだろう。そうでなければ、クラス内における、あのモテモテ確率は不思議すぎる。
意外だが七原秋也は作中では、比較的目立たない存在であった。華々しい肩書きを持ちながら、このデス・ゲーム中における存在感は
他の生徒たちに比べ薄い。なぜならそれは、秋也が読者自身を表わし、あるいは本作における狂言回し的な存在だからだろう。

中川典子

本作品のメインヒロイン。 ごくごく平均的な女の子だが、言うときは言う芯の通った一面もある。
作中では七原・川田の二人から守られる典型的お姫様となる。強烈な個性を発揮する、後述の光子や貴子に比べ
個性というものが、あんまり感じられませんでした。まあ殺し合いゲームで役に立つ、中学女子ってのもなんですが。

ゲーム開始前に足を撃たれて熱を出す、逸れた七原を探しに行こうと要求するなど、お荷物ぶりは半端ではない。その点、非常に運が強い。
(七原もだが)川田がいなければ、すぐ死んでただろう。ただし文句を言ったり、下らないワガママで迷惑を掛けなかった事だけは評価している。
最終決戦で、主要キャラが全く太刀打ちできなかった、彼の死神桐山を一発で討ち取るという、大快挙を成し遂げるなど思わぬダークホースとなった。

しかし彼女も気の毒である。秋也のことがあんなに好きでラブレターまで送っているのに
秋也は自分の亡き親友が、好きだった女だから守るってんですよ。最後、二人は逃避行するわけだけど、二人は真に結ばれるのかな?

川田章吾

強面な容姿を除けば、全てにおいてカンペキな男。真の主人公とは、彼ではないかと思います。
だが作中当初から、むしろ読者に警戒心を抱かせるような人物として書かれています。
誰よりも描写が、活き活きしてるのがこの男だ。けっこうマメ男だったりする。女の子への気遣いもバッチリだし
おかゆ(卵入り)作ってくれたり、コーヒー入れてくれたりする。結構料理好きで家事上手とみた。
デスゲーム経験者&恋人を助けられなかったという、波乱万丈な設定を別にしても、あまりにも魅力的。

疑問点だったのが、なぜ川田は七原と典子の二人を助けようしたのだろうか?
典子にかつての恋人の面影を見たという説がありますが、私はこれは違うと思う。他人の空似程度で、心が動くほど彼は軽い人に見えない。
川田曰く、前のゲームだと仲の良い友人たちは早々に死んで、恋人も結局助けることが出来なかったので、死ぬわけには行かなかったと
容赦なくゲームに乗る道を選んだ様である。しかしその過去を止むを得ないと割り切ってはいなかった様で、心に軋轢を抱えていた。
だからこそ昔の自分と対照的だった、七原を助けたいと思ったのではないのだろうか。
(ちなみに漫画版では、昔の川田の髪型が七原と類似していたので、漫画家も昔の川田=七原、押しだったと思えます)

もし七原が典子を「こいつは足手まといだから、利用して見捨てよう」と考えていたら、川田との合流は有り得なかっただろう。
彼が最後に死を遂げたのは、やっぱり残念だった。デスゲームを2回も経験させられたうえ、しかもゲーム後に死亡なんて報われない。
七原と典子に希望を託して逝けたのが、救いがあったのだろう。川田の思いは何時までも、あの二人の中で生き続けることを願う。

三村信史

三村は登場人物の中で、もっとも冷静かつ理性的なキャラクターなんだろう。おそらく川田よりも。
スポーツ万能、頭脳明晰、お調子者、プレイボーイ、美形。と何とも羨ましい限りの王子様だ。
彼は他人より高い能力を併せ持つが、その実、あまり人を信用していないようだ。
秋也は始終三村のことを気にして、「あいつがいれば」を繰り返しているが、秋也が思っているほど
三村の方は秋也を当てにしていないし、信頼もしていないようにみえる。芯に骨のある男、三村は結構プライドが高いのだろう。

それゆえに三村は、かつて自分に裏切り行為を働いた友人を、邪険に追い払おうとした結果、命を落とすことになる。
もっとも有効な手だてを考えていながら、三村の作戦は尽く失敗に終わったのは、人間関係の構築だけは苦手だったからだろう。

杉村弘樹

孤高の拳法家。杉村。彼は今作のアクション部門担当です。
灯台での桐山ボスとの一戦は、とても中学生同士とも思えぬ、手に汗握るほどでした。
幼なじみの美少女を殺され、自身は愛する女の元に走り、その女によって死に至る…。
何とも報われない最期ではありますが、決してその最期は無残ではありません。

最後まで自分自身を見失わない理性の男。最愛の幼馴染の死の間際にも、見え透いた嘘を言わないで
違う女が好きだと答えたところが素晴らしい。ただ残念だったのは、幼馴染の仇を取れなかったことか。
ハードボイルド的展開だったら、絶対に情けに負けず、躊躇なく敵の仇を討ってたと思うが。
その点の甘さも、やはり彼の年代では非情になりきれなかったか。

桐山和雄

パラララという効果音と共に現れる、心無き死神、桐山。
物語の進行上、1クラス分の人間を殺すには、最低一人二人は大量殺戮者が必要だろう。
高い知能と運動能力を持ち合わせていながら。一切の情を伴わず、クラスメイトたちをコイントスの結果、ただ「排除」することにした男。
殺し合いで一番恐ろしいのは、敵の能力が優秀とかじゃなくて、殺人や傷害に躊躇が全く無いことだ。
無論悪役ではあるものの、生まれながら善悪の観念を持つ事が、できなかった以上、厳密には彼は「悪人」ですらなかったのかもしれない。

とは言え、沼井充だけは問答無用で殺さず、自らの心情を語ったり、殺害した際に米神に疼きを覚えている辺り
自分を慕ってくれた、あの不良少年に対してだけは、何かしら桐山も思うことがあったのではないか?とは思う。
桐山の投げたコインが「表」だったら?という話題は、ファンの間でも何度か語られた事があるが、あれだけの知能と行動力があれば
容易に大量脱出を達成していたような気がする。それは誰もが考えることだ。そうはいかなかったところに、この悲しい物語があるのだが。

相馬光子

デスゲームに乗った、もう一人のジェノサイダー。クラスの中でも一二を争う美少女にして
窃盗・売春・傷害などの犯罪行為を繰り返す、女子不良集団のリーダーである。
信じていた人物から、裏切られ続けたという過去を持つ光子は、幼い頃に親に売られる形で強姦され
その後も度重なる裏切りと虐待を受け続け、人としての良心を完全に無くしてしまった。精神と貞操観念が狂ったのは、その反動である。

しだいに光子は「裏切られ、奪われる痛みをこれ以上味わうくらいなら、奪う側に回ってやる」…そういう生き方を選んでいく。
他人を絶対に信用せず逆に相手の信頼を得て、容赦無く裏切る。デスゲーム中の彼女の行動は、過去の体験を投影したものだ。

しかしだからといって、彼女のこれまでの所業を肯定することは出来ない。
光子を許すことは、結局「辛い目にあった人間は、他人に何をしてもいい」と認めてしまうことになるからだ。
死に際も辛かった自分の過去の回想ばかりで、罪悪感はおろか、自分は正しいと正当化している。

そして嘘泣きと、色仕掛けいう最強の武器。これは強姦された後の精神の変化が大きいだろう。
いやむしろ、光子はそれでしか他人との接し方を知らないのでは、ないだろうか?

クラスメイトを後ろから狙い続けた彼女は、皮肉にも背後から撃たれて死亡する。
今回の殺し合いゲームに遭わなかったとしても、いずれ同じような悲惨な結末が待っていただろう。
辛い過去を踏み台にできるだけの、強い心とその機会、あるいはそうさせてくれるような人(滝口優一郎のような)に出会えていれば
また違った人生があったのかもしれないが、そこまでの強さは彼女にはなかったらしい。

新井田和志

この男は3年B組の中でも、最低に属するキャラクターだろう。偶然会ったクラスメイトを弾みで殺したのに
仕方ないという言い訳で正当化し、貴子を武器で脅して服従させようとする。しかも最期はあまりに惨めで情けないというか。
だがあの状況に放り込まれたら、こういう態度をとる人間はいるかもしれないだろう。

新井田の役割は極限状況下で、こういう過ちを犯してしまったというキャラだ。
最初貴子に向かって「守ってやるから仲間になろう」といい、それをはっきり拒絶されると
「俺の言う事を聞け、さもないと危害を加えるぞ」という反応を示し、侮辱も兼ねた拒絶をされてしまっては
落ち着くものも落ちつかなくなるだろう。そして段々、お互いに憎悪を募らせても、やっぱりボウガンを撃つ(衝動的に人を殺す)のに
躊躇するというのもありそうな感じ。印象は最低だが、共感度という意味では結構高い位置に属する登場キャラ。

彼の死を愚かだと笑う前に、一度胸に手を当てて考えてみるべきだ。

沼井充

ここまで純粋な不良って珍しいでしょう。性根のしっかりとした男は見ているだけで、なぜだか見守りたい魅力があります。
他の主要人物に比べ出番は少ないが、人気像は高いです。ケンカ自慢の傍若無人な荒くれ者や、強い者に媚びて
おこぼれに与るだけの、腰巾着とは訳が違います。

沼井のイメージは忠臣。餓狼伝説のビリー・カーンや、侍道の坪八のような粗暴なアウトローでありながら
自分が認めた主君には尽くすという点が似てます。自分が心から認めた存在には、損得抜きで尽くしてくれる感じ。
本当に彼の中では『桐山』という存在が絶対だったと思います。それだけに最後が悲しいです。

千草貴子

作中もっとも激しく男子との激闘を繰りひろげ、壮絶な勝利を得ました。彼女の登場回だけ、趣味嗜好から容姿の素晴らしさなど
その高潔さと男気を、これでもかというぐらい表しており、みごとに作中でも群を抜いていると存在感を放ちました。
女子の中ではもちろん、幼なじみの杉村に匹敵する爽快さ。才色兼備にも関わらず、そのことで周りを見下すことなく
きちんと自分を律しているところがすばらしい。とは言え、どうも彼女には傲慢さが感じられる。
そもそも新井田とは戦うしか無かったのだろうか。処女喪失が無くても、もっと冷静に話し合っていれば避けられたと思えるが
プライドの高さゆえ、攻撃的な態度を取ってしまったのが、貴子の落ち度に見える。

他人に流されないことは確かに一つの長所ではありますが、度を越すと「我侭」「融通が利かない」といった評価を招き
自らの首を絞めることになりかねません。誇り高く生きるというのも、言うは易く行うは難しです。
誇りを自負としている貴子ですが、そんな彼女にはゴルゴ13の、ある名言を送っておきましょう。
「誇りは気高いが、過剰になれば傲慢だ…それは苦々しいだけだ…」

【総合評価】

作中で命を散らしていく中学三年生の少年少女たち。彼ら、彼女ら一人一人の生い立ちは違います。
そんな彼らが、儚くも懸命に生きようとするから、本作は素晴らしいのだと思えます。

2016/01/09 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:52(64%) 普通:2(2%) 悪い:27(33%)] / プロバイダ: 16830 ホスト:16870 ブラウザ: 10033
【良い点】
・全体的に文章にクセがあるが、とてつもなく惹きつけられる。文才があるとはこういうことかと痛感させられる。
・当時社会問題化するほどの強烈な内容。以降、小説に限らずあらゆる表現において仲間同士が突然殺し合いという極限に置かれたらどうなるか、という作品が生まれたと思う。紛れもないパイオニア。
・社会主義国としての日本という架空の国で、クーデター防止の元に行われているデスゲームという物語の真相が、どことなく今の日本、ひいては先進国を想起させる。革命を促すわけではないけど、社会に飼われるのではなく、共に進み成長するためには人々はどうあるべきかということを考えさせられる。
・待ち伏せ、騙し討ち、罠。冷静に対処できる者、発狂する者、とりあえず仲間を作る者など、もし突然殺し合いという場に放り込まれたらどうするか、どうなるかが綿密に考えられている。

【悪い点】
・なんだかんだで同じクラスの中学生同士が殺し合うというテーマは世間一般からは受け入れられ難いテーマ。
・稲田瑞穂が終盤まで生き残っていたことが不可解。いい立ち回りが思いつかなかったから物語の落ち着いてきたところで適当に死をあてがった感じがして、クラスメート全員を活かしきれていない。
・青酸カリを飲んだ際の死に方が現実と異なる。

【総合評価】
・食わず嫌いせず一度は読んでみるべき作品。グロ描写はあるが、挿絵がないので映像としてトラウマを植えつけられることはない。

2015/12/22 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 15305 ホスト:15262 ブラウザ: 7914
【良い点】
もう読んでてドキドキ、誰が生き残るのかと考えるのも楽しい
【総合評価】

2015/10/05 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2988(33%) 普通:3108(34%) 悪い:2950(33%)] / プロバイダ: 15166 ホスト:15498 ブラウザ: 7949
実写映画版も昔2作とも見てみて、密度の濃い刺激的な人間サバイバルドラマが展開
されていたのかと思いきや、思ったほどではなかったです。

その料理の仕方はまずさておいて。実写化されたほどだったのだから勿論良い所だって
ありました。本作の、現実の日本に似て非なる国だった大東亜共和国ですね。
戦前の日本&ナチスドイツを足して2で割って、さらに北朝鮮をいくらかミックス
した、経済力は戦後の日本並みな国だった印象を受けましたが、プログラムとした
その殺し合い等本当は国民あってこその国家なのに、大きい利益の為には小さい犠牲
なんかあって当然な身勝手な論理の元、国家の為に罪のない国民を殺していた様な
その全体主義の愚等戦後70年を迎えた昨今だからこそ改めて一考の余地を提起させ
られたようでもありました。

しかし、そうした世界観等のベースを、物語としての面白さに昇華しきれないまま
終わってしまった感じでしたね。結局の所。某有名ドラマの主人公がモデルなあの
先生は人を食ったような物言い等まあまあキャラ立ってはいたのですが・・・・・・
特に文章力が世界観や設定に追いついていませんでした。彼がアナウンスした殺し合いは
生徒達の死にざま等実際見たら目を覆う程の惨劇だったのでしょうが、描き方が表層的で
イマイチ恐怖感が伝わらなかった。終盤まで生き残った敵役的ポジだった桐山と光子も
良い意味で突き抜けてなかった。前者は「強かったけどそれだけ」だったし、光子も
確かに下手な女優よりはあの「演技」も上手かったかもしれませんが、やはり物足りなか
ったし、半ば可哀想な過去も免罪符にしてましたけど、この中途半端な悪女っぷりでは
そういう設定も「宝の持ち腐れ」だったかもしれませんね。

以前もこの馬鹿げたプログラムに参加した事もあった、川田が他の仲間2人を最後の最後で
裏切って殺したかと思いきや・・・・・・・意外性はそこそこあったけど、喫煙等歳不相応に
大人ぶっていた所も鼻についた(酌量の余地も皆無ではありませんでしたが)ので正直半ば
「どうでも良い」でした。もっと良い意味で開き直って、思い切りが感じられた見せ場が
いくつも欲しかったです。評価は「悪い」で。

2015/06/23 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:78(76%) 普通:11(11%) 悪い:14(14%)] / プロバイダ: 27493 ホスト:27392 ブラウザ: 5151
1999年に発表された時に審査員から散々酷評された作品
生徒同士の殺し合い、バトルロイヤルという設定は後々出る
作品に多大な影響を及ぼしたものと思われます
内容が内容なだけに世間からのバッシングも多かったですね〜
しかし逆にこのことで注目を集めベストセラーとなります
舞台は架空の世界の日本
大東亜共和国という最高権力者が総統の反米
情報規制、思想教育ありな上に準鎖国体制で外国の物が入手しづらい世界
そしてなによりプログラムと呼ばれる
ランダムに選んだ中学3年生の1クラス全員に最後の一人となるまで
クラスメイト同士で互いに殺し合いをさせるという法律がある
そしてプログラムに選ばれた生徒たちが殺し合いをさせられることになる

【良い点】
あっさりと大量に人が死にます
主人公の親友の国信や藤吉など
プログラムが始まる前から殺されるもの
そして自分の子供がプログラムに選ばれたことに
抗議した親も政府の役人によって殺されたことも示唆されます
そしてプログラムが始まり
疑心暗鬼や恐慌に陥り、殺し合いを始めてしまう生徒たち
相手が何を考えているか
自分を殺そうと考えているどうかなんて
心が読めるわけじゃないんだからそりゃ分かるわけないですからね
人を簡単に殺傷できてしまえる凶器を配られてるわけですし
散々悩み、殺し合いをやめるよう呼びかける
生徒がいても不自然ではありません
むしろ桐山や相馬のようにあっさりとその気になり
人を殺せる方が異常
次々と生徒が殺し合いによって減っていきます
他の生徒を助けようとしたもの
殺し合いを止めさせようとしたもの
政府の役人を倒そうとしたもの
積極的にゲームに参加して人を殺していったもの
一人一人に個性があり
心理描写も細かく読みごたえがあります

【悪い点】
主人公補正、ヒロイン補正が異様に強いですね
坂持の救いようのない下種さ
殺し方のグロさ

【総合評価】
世間や色んな作品に影響を及ばしたであろう今作
まぁ確かに衝撃的な内容ですが
私は良いと思います

2013/06/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:485(66%) 普通:101(14%) 悪い:152(21%)] / プロバイダ: 29731 ホスト:29706 ブラウザ: 8726
一言に言うと、問題作。
この作品、パッと見は生徒同士殺し合いという生々しい物で、現実に起こったらまさに悲劇です。
最後に生き残れるのはたった一人もしくは全員死亡の優勝者なしということで、みんな必死に相手を殺す事を必然的に強要されます。
が、そんな中にも信じ合うことの大切さがところどころに散りばめられている。このゲームに乗り気じゃないもの同士で、必死にゲームからの脱出方法を模索する所が、例えは悪いですが、ある種の学園祭にも似た感じを受けました。
魅力的な人物も多く、出来たらもっとみんなで協力する場面を見たかったなと、そのあたりが少し残念ですね。

2012/12/31 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
・世界観
・現在でもいろいろなパロに使われるなどの凝ったBR法のルール
・キャラクター(特に桐山と杉村が好きです。
・引き込まれるストーリー

【悪い点】
・ないです!

【総合評価】

映画、漫画と全部見てきましたがやっぱり原作が一番いいですね!評価は最高で!

2012/12/23 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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小説の新人賞というのがイチオウは「一発屋で終わらない才能を発掘する」のが目的で設けられているんだな、ということが、読むとよくわかる作品。
この間、押し入れを整理していたら太田出版のヤツが出て来たので、改めて読み返してみた上での評。

【良い点】
・「ゲームの駒」を中学3年生に設定したこと。恐らく「ウケ狙い」だったんだと思うけど、ちょっとウケすぎて無関係なところから「色んな茶々」が入った。
→例えば、高校3年生の設定だったら、各メンバーの思考内容が幼すぎると感じてしまうだろうし、大人だったら、単なる「サバゲー」になってしまうので。
・サカモチキンパツなど「これはフィクションですよ」というエクスキューズ。これをしないでシリアス一辺倒だったら、とても読めたもんじゃない。
→「命を軽く扱っている」などという批判がよくあるけど、そんなのは当たり前だ。重く扱ってしまったら、こんな「冗談話」は書けないし、読めないっつーの!
・「壊れた人体」の描写。たぶん「生理的に好き」なんだろうなぁ。戦闘の描写はヘタクソなんだけど、身体から出てくるヤバいモノを具体的に表すのが上手い。

【悪い点】
・七原を主人公として描いていること。小説の序盤から後の展開が読めてしまうし、結局は「運のイイ奴が生き残る」という陳腐な感じが出てしまった。
・中川典子。七原の「付属物」。オトコがエンタメ小説を書くと、必ずと言っていいほど、こういう「薄っぺらなオンナ」が出てくる。いい加減にしろ、と言いたい。
・背景となる「大東亜共和国」の政治体制への不満や説明など、無駄な書き込みが多い。全体の分量を少なくとも3分の2くらいには減らせると思う。
→アメリカを「帝国主義国」だと規定しているところが笑える。「米帝」なんて、昭和(戦後)の「自称サヨク」しか使わない言葉だっての。
・作者の高見広春がコレ1作しか小説を発表していないこと。映画化もされて金は十二分に儲かった筈だけど、ホラーとかの分野で書き続ければよかったのにねぇ。

【総合評価】
そもそも「大東亜共和国」なんていうネーミングが「超テキトー」。北朝鮮や旧ソ連、文革とか天安門事件を起こした辺りの中国共産党などのアバウトなイメージと、
本作をちょうど書いていたであろう頃に話題になった『五分後の世界』とかに感化されてパッと思いついただけなんじゃないの?作者の思想的な背景とか傾向とかを
本作から見て取るのは、単なる「勘違い」か「読み過ぎ」なんじゃないかと思うけどね。

本作の「クラスメイト同士の殺し合い」を「イジメ」とか「管理社会」などの象徴だとして、そういうものと暗喩的に関連づけようとすれば可能なのかもしれないが、
煽り文句通りに「デス・ゲーム小説」としてフツウに楽しめばいいんじゃないかと思う。社会的な問題意識とか、そういうものを本作に求めようとしても、ソレは酷
というものだろう。だって、単なる「ウケ狙い」のつもりでオモシロオカシク書かれた「冗談小説」なんだからさ……。

=おまけ=
近日中に「別の仕事」で復活するんじゃないか? という噂がチラリ。映画やノベライズの方で「続編」をやっちゃってるから、どないなモンになんねやろね?

[推薦数:2] 2012/10/10 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:30(53%) 普通:0(0%) 悪い:27(47%)] / プロバイダ: 24167 ホスト:24345 ブラウザ: 5875
【良い点】ありません。仮にあったとしても下記の問題点の前では無意味です。

【悪い点】●「とてつもなく稚拙な文章」文章力も語彙力も非常に乏しく
読み辛い為、Yoshiの作品に次いで30代のおっさんが書いた物とは
信じ難いし、とても小説とは認められない有様でした。流石にYoshiと
彼の後輩いえ後継者にあたる携帯小説家達や、山田悠介よりはマシですが・・・。
様々な作品のパロディばかり乱用しているのにも辟易しました。残酷描写も
作者本人的には恐怖や絶望の表現として描いているつもりでしょうが、
無駄に力を入れて細かく描いているだけで気持ち悪くなるだけでした。
天野ジャックさんの指摘どおり読み手に恐怖感を与える事を重視し過ぎる余り、
モラルの無さを露呈する不愉快で下品な表現をしていたのも痛いです。

パロディの乱発や文章にも「俺はこれだけ博識で優れているんだぞ!」と
常に自分の力を誇示したい作者の厨二病末期患者ぶりが露わになっていて
嫌悪感と不快感を募らせるだけでした。ただの厨二病なのに「自分は凄い」と
思い込んでいて「俺って凄いだろ?ホラホラ」と読者に訴える嫌味ったらしい
文章を書くという点では同じ西尾維新の方が、まだ文章が洗練されていて
読み易いです。この場にて天野ジャックさんも仰るとおり、作者は
新聞社に勤務して文章力を磨いた経験があるとは到底、信じられません。
国語で高い成績が取れる頭脳でなければ入社が許される筈が無い新聞社に、
何故ここまで下手○な文章を書く作者が入社出来たのか不思議でなりません。

Yoshiもどんな会社かは不明ですが、一般企業に入社し働いた後、
小説家に転向した経歴の持ち主なのですが、彼は執筆した作品を出版する為、
設立したケータイ小説専門の出版社スターツ出版に勤務するまでは出版業に
携わった事はゼロでした。彼とは逆に作家デビューする前から執筆活動を始めて
いたというのに、こんな「中二病真っ盛りの国語が苦手な男子学生が書いた、
なんちゃって小説」の最底辺、いやそれ以下といっても過言ではない程、
低劣な文章力の持ち主がいるとは・・・。文章下手○作家の共通事項ですが、
ネットや同人誌で小説を執筆していている方々はおろか、小中高生の
作文にすら遥かに劣る粗悪な文章が綴られた作品を読むと頭痛がします。

読む前は「社会現象となった作品だからストーリーや設定に何かしら
問題があっても、それなりに上手い文章で構成されているだろう」と
思っていただけに初めて読んだ時は衝撃を受けましたよ・・・。映画版は
ストーリーが圧縮されていますし、全容を知る為にあの漫画版に頼る事を
余儀なくされた位、極めて拙劣な文章だったんですから・・・。昔から
設定やストーリー、読者に与えた悪影響を問題視される作品は多かったですが、
この作品が登場する以前は皆「これぞプロの作家」と認められる文章力の高さを誇る
作品ばかりでしたのに・・・。本作も文章力が低い事が問題視されましたが、
それによって注目を集める事にも成功した作品は本作が初でしたね。思えば
本作と本作から一年遅れてネット小説として誕生した後、書籍化された
『DeepLove』の大ヒットを境に明らかに日本はおかしくなりましたね・・・。

理由は何故かと言うと【どんなに稚拙な出来だろうが、読み手に悪影響を与える
恐れがあろうが、重厚なテーマさえあれば、どれほど残酷な描写や物語であっても
制作も発売も普及も許される!】という腐敗した思想が社会に浸透し、
この作品の後継者と言うべき【とても下手○な文章で構成された、現代人や
社会のモラル汚染を深刻化させる問題点がぎっしり詰まった醜悪な作品】が
氾濫しヒットを飛ばす様になったからに他なりません・・・。後述しますが、
読者に誤解や偏見を植え付ける危険性に満ちた世界観や設定もあるからこそですが、
上記の痛過ぎる勘違いを数え切れない人達に広めて日本を発狂させ、低脳で
道徳心の欠片もない自分達が偉大な作家として扱われ、甘い汁を吸う事が出来る
歪みきった社会を作り出した元凶である本作と『DeepLove』、作者達を恨みます。

●「大変歪みきった作者の思想が全面的に押し出された世界観」
本作を読もうとした所、妹に「この作者は日本人なのに反日家で
マジキチ思想の持ち主だから読まない方が良いよ」と指摘されましたが、
彼女の言うとおり、作者特有の醜く自分本位な価値観が反映された、
おぞましい世界観と設定に悪寒が走りました。日本の現状に不満を抱くのは
結構ですが、その中でも高潔さを守っている存在には目もくれず「今の日本は
何から何まで駄目だ!腐ってる!」と決め付けて極限まで劣化、退化と
言うのも生温い程、極悪枢軸国へと変貌させているのには吐き気がしました。

そりゃあ日本は問題も沢山ありますが、戦後は以前の思想ややり方は
全面的に撤廃し、あの頃とは360度違う国へと生まれ変わったんですよ。
それなのに第二次大戦で勝利を収め増長し切った恐怖政治体制の軍事国家
として描くだなんて「歪んでるし腐ってる」としか言えません。戦後から
アメリカのみならず反日三兄弟にすら、可能な限り譲歩を許す現在の日本に
腹を立てて「これなら彼らとも果敢に戦っていた頃の方がマシだ」と思ったの
でしょうか。現代の日本に不満を訴えたいなら、現実と大差ない世界観を
構成しなければ無理ですよ。作者の真意は存じませんが、どんな理由であろうと
日本を「大東亜共和国」等という最低最悪の国家として描くのは許せません。

「内憂外患」な国と、あらゆる場所で悪行が横行し鬱屈した空気が蔓延する
社会の現状に怒りや不満を覚え、それを何としても日本中の読者達に訴えたい、
彼らを仲間として取り込みたいと願ってもいたからこそ、この様な戦前の日本を
最大限に歪曲して作った国家と、残虐非道な国の上層部によって未来ある子供達が
殺し合いをさせられる残酷な世界観を作り上げるという極端な手段を取ったとも
感じられますね。当然ながら本作は風刺としても失敗しています。

それなのに作者は「現代社会の問題提起、若者達の自己啓発を目的に作った」
等と喚き散らしていますが、世界観、ストーリー、登場人物達、BR法の存在を
含めた設定の数々を見るに【ただ重厚なテーマの作品の皮を被って「テーマの為」を
言い訳に過激描写を大量投入する事で注目を集めたかっただけ】だとも思います。
Yoshiや山田にも言えますが、普通の人間だったら自らの幼稚さ、悪趣味、
愚かさを露呈する行為に羞恥心を覚え、その事から世間に非難、糾弾されるのを
恐れて公の場に出す事を躊躇する、残酷で幼稚で悪辣な要素を利用しまくって
作品を制作し、恥も外聞も無く堂々と世に出す事で「俺は前代未聞の偉業を
成し遂げた有能な作家なのだ」とアピールして自己陶酔したいだけにも見えます。

●「中学生達に殺し合いをさせる余りにも残酷過ぎる設定」国の反乱分子粛清は
独裁制だろうが民主制だろうが国家を護る為には不可欠ですが、それらとは
何の関係も無い、ごく普通の中学生達にクラス内での殺し合いをさせるだなんて、
作中でも人物達が頻繁に口にしていますが残忍極まりないです。将来は国防を
一任する「軍の兵士として育成している青少年達から精鋭達を生み出したい」
との理由から兵士達に殺し合いをさせるのならまだしも・・・(これも残酷ですが)
しかも反乱分子は徹底的に粛清し減少させる事に成功しているというのに、
無関係の民間人である少年少女までも毒牙に掛けて、独裁国家を維持させる為の
見せしめとして利用するだなんて・・・。大東亜共和国は狂気の塊ですね・・・。

当然子供達を護るべく行動を起こす人も後を絶ちませんが、軍は反抗した人間は
男性なら殺害、女性なら強姦する等の暴力行為によって彼らを黙らせるのですから
残忍かつ卑劣極まりないです。どんなに抵抗されても自分達に大した危害は
与えられないのは解っているんだから、せめて「大人しくしないと身内諸共、殺す」
と脅迫するだけに留めて欲しかったです。「これが今の日本の大人達だ!」と
何が何でも突き付けたいから、作者は国家や軍に属する者を極悪非道な輩として
描いたのでしょうが・・・。秋也の担任を惨殺し恩師を強姦した坂持は正に
「吐き気を催す邪悪」でした。しかも慶時の殺害も含めた彼の犯行は
ストーリー上で大きな意味を持たず、単なるストレス要因にしかなっていません。
そして後生に与える悪影響など考えもせず、この様な設定の下で進行する物語を
書いた作者も正気の沙汰じゃありません。「極限状態に置かれた少年達の人間ドラマを
描きたかった」などと語ってましたが、こんな余りに非現実的かつ暴力的な舞台装置を
利用しての物語を制作している時点で「その目論見は失敗している」としか言えません。

ストーリー構成や登場人物達の問題でもあるのですが、至って現実離れした世界観や
登場人物の背景に中途半端に現実的な要素や設定を盛り込んでいる為、バランスが悪く
整合性が取れていないので、興が冷めるのを避けられません。設定や世界観が
アレなだけに現実的な要素を詰め込んで物語を深めようだなんて、あざといし
見苦しいです。やたらと重い部分も多く気分が沈む事もありましたし・・・。
キャラもストーリーも完全に現実離れした要素だけで構成されていれば、
単純に娯楽として楽しめる人もいたでしょうが・・・。正直な所「中学生達が
同級生と殺し合いをする設定」によって注目を集めているだけです。もしも
殺し合うのが『SAW』と同様、成人した男女で他人同士だったなら、
ここまで大きな注目を集めて大成功を収める事は無かったと思います。

●「登場人物達とストーリー」【極限状態に置かれた少年少女達の群像劇】には
『蝿の王』や『漂流教室』等の先駆者がありますが、本作は人目を引き付ける為にと
作ったキャラやストーリーによって極限状態下ならではのリアリティを排除し、
完成度を落としている面もあるので、それらには遠く及ばないですね。メインキャラ達は
中学生なのに、中学生どころか人間離れしている面が幾ら何でも強過ぎます。
前述のとおり、もしも登場人物達が成人した男女であったならば少しは作品への悪印象を
軽減する事も出来たでしょうが・・・。本作は「中学生達の殺し合い」という設定故、
脚光を浴びましたが、中学生という設定がキャラや展開の幅を狭めている点も否定出来ません。
色んな設定が無茶苦茶過ぎるので、どのキャラにも感情移入や共感を覚えるのが難しいです。
先述のとおり登場人物の人物像や彼らの背景であるストーリーに中途半端にリアリティを
混ぜ込んで作って、この様な作品でありながら大衆受けや青春群像劇として
各方面からの好評を博す事をあからさまに狙っているのが嫌らしいです。

「現実を如実に描いた話とキャラ、ぶっ飛んだ話とキャラを一作に纏める事で
双方からの高評価という一挙両得を得たい」との魂胆が見え見えです。話とキャラの
コンセプトを現実感溢れるタイプか、ぶっ飛んだタイプのどちらかに絞っていれば
まだ良かったのですが・・・。作者は現実的な話とキャラ、空想的な話とキャラの
両方を描く事で「自分はどんな話も巧みに書ける幅広さを持っているのだ」と
主張したかったのでしょうし、その通りだと頷いてくれるファンの大量獲得に
成功しましたが・・・。実際はどちらにしても中途半端で逆のタイプの話も
同時進行で作って、それで読者の目を逸らさないと現実的な話も空想的な話も
満足に描く事が出来ない自分の限界点を自ずと晒した様にも取れました。
メインを張る超人生徒と脇役の常人生徒の人物像とストーリーと待遇の
落差の激しい点もまた、その点を強調、象徴しているかの様に見えます。

ケータイ小説や山田悠介作品に比べれば、登場人物達のドラマは作り込んで
ありますが、あくまで前者よりは幾分かマシなだけで如何にも取って付けた様な
薄っぺらさが否めない物となっております。常軌を逸脱した環境で物語が進行する中、
読み手にやたら「リアルだ」と共感させようと、様々な普通の生徒の人物像と
背景を描いていますが「早い鉄砲も数打ちゃ当たる」との魂胆で描かれてるのが
見え見えで、妙にリアルなだけで面白味が無く瑣末な物です。『銀魂』や百鬼夜行
シリーズ等、作者が全てのキャラに分け隔てなく愛情を注いで活躍させる作品は
多いですが、本作はその手の作品の皮を被っているだけに過ぎません。脇役は
人間ではなくメインキャラの小さな添え物、引き立て役としか扱われてません。

メインキャラは桐山に光子に川田に三村に杉村と超人揃いで物語を牽引する
役割を担っているのですが、その非常に常人離れした人物像や活躍によって
「極限状態における人間ドラマ」としての面白さを際限なく削る存在と
なっています。かといって彼ら超人達の破天荒な活躍を楽しむストーリー
としての面白さも皆無です。漫画版ではより顕著となっていましたが、
如何にも極端で狙った感じが漂っているからです。上記の五人に加え
秋也と典子も、若者を中心に人気を集めているアニメや漫画などによくいる
キャラの要素の集合体でしかありません。間違いなく作者は彼らを登場、
活躍させる事で意図的に人気と注目を集めようとしていたと思います。
メインキャラ達の人物像からも、作者は「登場人物達の人間ドラマを描く為に
本作を制作した」のではなく、「自分の書きたい話を書く為に都合が良い
登場人物達を生み出して利用しただけに過ぎない」と感じました。

桐山ら超人メインキャラは言わずもがなですが、あの状況下で最後まで
平常心を失わず、ゲームの中止をクラス中に呼びかけ続け「同級生なら
誰でも良いから、一人でも多くの仲間を増やして共に生還する事」を夢見て
行動し続けた秋也と典子も超人の域に達していますし、彼らの人物像と
扱いに関しても「ご都合主義の塊」でしかありません。元から友好的な関係で
ゲームに反対する、話し合いをすれば和解も可能な面々に共闘を呼びかけるのは
まだ良いのですが・・・。正気を失ったり、同級生全員を抹殺して自分だけ生還しようと
目論む連中にすら停戦、共闘を訴える姿は能天気を通り越して馬鹿なお人好しにしか
見えません。発狂したり自分だけ助かろうと行動する様になった連中にさえ
救いの手を差し伸べる自分達は善人だと思い込んでいる所もですが・・・。
もう手が付けられない連中の事は諦めるしかないですし、一人でも多くの仲間を
助けたいのなら尚更、彼らは看過、殺害するかの二択しかないと覚悟しなければ
ならないのは誰にでも解る事なのに、視野に入れていないのも痛いとしか言えません。

結局、秋也達は終盤で敵対者は容赦なく殺す上、大東亜共和国への復讐に走る
人間へと変貌するのも「こいつらもどうしようもないな」と不快感と後味の悪さを
より一層強める一因となりました。終始、川田におんぶに抱っこ状態だった
惰弱な精神を持つ彼らが生き残り、きちんと状況を把握し「生き延びる事、
仲間を助けるにはどうすれば良いか」を必死で考え行動していた三村や
杉村は惨死を遂げたのも不条理にしか感じられませんでした。無情感漂う
残酷な物語を描きたいなら主人公とヒロインは生き残るご都合主義は
持ち込まないで欲しいですし、ましてや二人が国家打倒を目指すテロリストに
変わり果てる後日談の追加も言語道断です。これなら本作のあらゆる面を最大限に改悪した
負の要素の塊とはいえ「俺達は生き残りだから、このゲームで死んだ同級生達の分も
一生懸命、生き抜いて行こう」と決意し、ゲームに参加する以前からの夢に立ち返り、
亡命先のアメリカで民間人として暮らしながら夢の実現を目指すラストにした
漫画版の方がまだ良い位です。この変更は数少ない漫画版の利点ですし。

【総合評価】『DeepLove』共々、現代の日本を腐らせ狂わせた元凶なだけあって
大変不愉快極まりない醜悪な代物でした。評価は「最悪」以外、考えられません。
[共感]
2012/10/28 社会啓蒙を言い訳にして作者が好き勝手やったという点に同意します。そういうのは私もハッキリ言って卑怯だと思いますね! by 七人の芋侍

2012/02/05 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2157(58%) 普通:743(20%) 悪い:832(22%)] / プロバイダ: 20089 ホスト:20180 ブラウザ: 7541
【良い点】
・生徒たちの姿が一人一人しっかり描かれていた。序盤は適当に退場するキャラもいたけど。
・七原、川田、杉村、三村、桐山、相馬などメインキャラが濃い。好きになれるキャラが一人くらいはいると思う。
・ルールにも穴が少なく、禁止エリア制度やランダム支給品制度など娯楽作品らしくて良い。
・ネタ的な意味で面白いキャラも結構いる(稲田、織田、月岡など)。
・灯台編。この物語のテーマを描いている部分だと思う。
・終わり方。どんな鬱な終わり方が待っているのかと思ったら意外と良かった。

【悪い点】
・文章もまあ、あんまり美味くないけどそこまでひどくはないし。
・七原と典子が地味。友達の意思を継ぐというポジションにしてはなんだか簡単に人を殺しちゃって残念。

【総合評価】

趣味が悪いと思われるかもしれないけど、最高です。

2010/11/21 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:16(80%) 普通:1(5%) 悪い:3(15%)] / プロバイダ: 11249 ホスト:11485 ブラウザ: 6301
【良い点】
・生徒一人一人に視点を置いて書いている。
・命を軽視した作品と言われるが間違い。
・悪趣味だと言われる金八先生やたのきんトリオのパロディも個人的には結構好き
・ストーリー性
・個性的な生徒たち

【悪い点】
・かのダレン・シャンをも凌駕する酷さ
・文章力がちょっと…(でもストーリーがおもしろすぎるのであまり問題はない)

【総合評価】
贔屓なしに面白いです。

人命を軽視しているとも言われるけども友情や恋、人生や家族への思いなどが濃く描かれていて、個人的には人殺しは絶対にいけないと作者が伝えたいんじゃないかと思った。

あと桐山、こんなに冷血な悪役は初めてで鳥肌がたった。

2010/07/09 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:460(64%) 普通:107(15%) 悪い:155(21%)] / プロバイダ: 34454 ホスト:34212 ブラウザ: 4825
生徒一人、一人を過去の背景からきちんと描いているのが凄いと思います。
中には数ページであっさり死ぬヤツもいますが。

ストーリー的に秋也と三村が最後まで共闘するのが無かったのが意外で残念でした。
一番好きだった杉村も死ぬんだろうなあと思っていましたが、あの最後は
かわいそうでした。

【総合評価】
発売直後に買って読んで、映画化で話題になる前から知っていたことが
ちょっと自慢です。
確かに読んでいて不快になる部分もありましたが、主人公達がアクション映画みたいに
現実離れしているので、これはエンターテイメントだと割り切って読めました。

2009/09/09 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:274(39%) 普通:189(27%) 悪い:243(34%)] / プロバイダ: 27015 ホスト:27031 ブラウザ: 7353
映画のノリが「血が出るぼくらの七日間戦争」だったのに対し、こちらは世界観からしてまったく違う世界設定となっている。
「BR法」などの色々な説明は映画より納得いくものであったが何かが足りない・・なんだ・・・っと考えてみるとやはり北野タケシの存在。
このタケシの存在だけは原作はまったく映画に勝っていなかった。

良かった点
三村君格好イィ!!

悪かった点
映画もそうだったが原作はそれを上回るくらいみんな中学生らしくない。

総合的に原作も映画もそうだが、この作品に最初興味を引かれたのは「殺しあわなければいけない環境」に置かれた中学生がだんだん狂って行き、疑心安危に捉われる描写に期待していたのだが、ほとんどの殺人を桐村君と相馬さんなどの元々狂った一部の人間が殺しを行ってしまい、ある意味緊張感に欠けてしまった。
相馬さんはともかく桐村君はいらなかったのではないかと思う。

2009/09/09 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:268(51%) 普通:86(17%) 悪い:167(32%)] / プロバイダ: 28815 ホスト:28922 ブラウザ: 9739
【良い点】

圧政に対する風刺の精神が見られる点。
主人公だけでなく、多くの登場人物の心理を描いている点。

【悪い点】

風刺の掘り下げが甘い点。
戦時中の日本を思わせる語句と、圧政への反発精神は良かったのですが、これが消化不良に見えました。
そもそも、風刺と言うのは現状に対して行わなければ意味を成さないわけでありますが、現在の日本とリンクして来ません。
なので、逆に安易に戦時中を思わせる言葉を用いた演出をしているようにも感じてしまう部分がありました。
風刺が風刺として、もう少し機能していれば、ちょっと評価を高めたと思います。

読み終わった後の後味の悪さと救いのなさ。
評価を大きく下げたのは、ここです。
どうせ、こういうバトルものでは、主人公が生き残るのは見え見えで、ヒロインもまず生き残るのは常道です。
我ながら非常にひん曲がった読み方だとは思いますが、私は、物語で主人公が生き延びたところで「主人公だもんね」としか思えません。
主人公が助かったところで、それは希望でも何でもなく、ただ「主人公」という「物語世界における特権階級の具現化」でしかない
(これは、主人公の設定に、特殊な能力があろうとなかろうと同じです、主人公であるという時点で、絶対的な特別階級なのですから)。
なので、主人公以外に誰かを残すかどうか、あるいは主人公まで命を落とすか、が私の評価ポイントでした。
その点で言うと、秋也と典子の2人しか生き残らなかった本作は、悪い意味での王道を歩んでしまったわけで、とうてい評価できません。
数人でも空しさが漂いますが、せめて川田ないし三村は助かってしかるべきだったのでは、と思います。
あるいは、風刺として完成させたければ、生き残りを一切出さないというのも手だったかもしれません。

【総合評価】

私は、題材は即イコールでテーマというわけではないと思っているので、題材自体が非難されるべきとは思いません。
しかし、その料理の仕方が悪ければ、題材の危うさだけが目立ってしまうと思います。
風刺としても未完成ですし、少年少女の逞しさを描くには希望が足りません。
評価は「とても悪い」とします。

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2015/10/05 悪印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 15166 ホスト:15498 ブラウザ: 7949 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事悲しい/考えさせられた/道徳心&モラル 
ストーリー悪い(-1 pnt)
キャラ・設定とても悪い(-2 pnt)

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