[小説]そして誰もいなくなった


そしてだれもいなくなった / And Then There Were None
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作品紹介(あらすじ)

さまざまな職業、年齢、経歴の十人がU・N・オーエンと名乗る富豪からインディアン島に招待された。しかし、肝心の招待主は姿を見せず、客たちが立派な食卓についたとき、どこからともなく客たちの過去の犯罪を告発してゆく声が響いてきた。そして童謡のとおりに、一人また一人と消えてゆき、死体が発見される・・。

孤島から出られなくなった10人が1人ずつ殺されていくというクローズド・サークルの代表的作品であるとともに、「童謡殺人」(見立て殺人)の代表的作品でもある。全世界で1億部以上を売り上げ、その評価はクリスティ作品中でも特に高く代表作に挙げられる。
著者:アガサ・クリスティー
翻訳:清水俊二/青木久恵/他
出版:早川書房/新水社
文庫:ハヤカワ・ミステリ文庫/ハヤカワ・ポケット・ミステリ /クリスティー文庫
海外 (イギリス):開始日:1939
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最終変更日:2013/08/24 / 最終変更者:永田 / その他更新者: ソンプーGU / 提案者:ロサード (更新履歴)
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2017/02/22 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:747(51%) 普通:408(28%) 悪い:309(21%)] / プロバイダ: 3504 ホスト:3720 ブラウザ: 5171
近代ミステリ小説に於けるデフォルト要素でもある「クローズド・サークル」「見立て殺人」という2大ガジェットを本格的に確立させただけでなく、主要人物が「誰も居なくなる」タイトル通りのバッドエンドを迎えた事で読者に多大な衝撃を与えたアガサ・クリスティ女史の代表作。

80年近くも前の古典的存在で有りながら、「ミステリ小説ベストテン」的な企画モノが行なわれると確実に上位へ喰い込んだり、本作に影響を受けたオマージュやパロディの類が極めて多い点などからも根強い支持率の高さが窺えますが、実際に一読してみると其れも頷けますね。シンプルな「面白さ」が横溢している上に、「続きが気に成って仕方無い」もの。
初めて本作に触れたのは小学生向けに読み易く改訂されたジュブナイル版ですが、再読の為に手にした清水俊二氏翻訳のハヤカワ文庫版(これも「古典」ですね)を読み終えた後でも、少年時代に感じた「面白さ」に変わりは有りませんでしたね。つか、1人退場する毎に疑心暗鬼の度合いが増していく登場人物達の空々しい「交流」や、真犯人の歪み捲くった犯行動機が掘り下げられている分だけ、再読時の方が楽しめたのかも知れません。

童謡「10人のインディアン」の歌詞を準える形で殺人が実行されていくという秀逸な発想、犠牲者が出る度に10体のインディアン人形が減らされていく外連味をも兼ね備えた不吉な描写、各々が秘匿している「罪」を詳細に把握した「黒幕」が纏う底知れぬ不気味さ、「コイツは最後まで生き残りそうだな」と目星を付けていたキャラが早々と退場する事に因って生じる先読みの出来ない展開への不安、猜疑心に駆られながらも当面の危機を凌ぐべく協力せざるを得ない状況が浮き彫りにさせる生存者達の歪な人間関係…てな具合に、本作を構成する諸要素全てが有機的に機能しながら、驚愕のラストへと突き進んでいく様は「圧巻」の一語に尽きます。生存者の心情を綴ったモノローグを極力均等に配分する事で、真犯人の目星を付け難くする「撹乱戦術」も見事でしたね。
本筋とは別の事柄ですが、読者の読み進めるペースに合わせて( ? )小まめに章分けが施されている点も、中断していた読書を再会する際に物語の進行具合が把握し易くて、非常に有り難い配慮だったと言えるでしょう。

尤も、通信事情の発達した現代からすれば「インディアン島への招待」という導入部自体、時代背景を考慮しないと無理が有り過ぎな上に、重要ヒントの1つである「燻製にしん」のくだりも日本人読者には分かり辛いので、「見事なトリック」と賞賛するには些か抵抗を覚えます。
何より、「見立て殺人」モノの必須事項( ? )とも言える「想定外のハプニング」が殆ど起こらず、概ね真犯人の思惑通りに事が完遂してしまう点には少なからず不満を抱きましたね。「告白書」が白日の下に晒された事で「完全犯罪」が崩れ去るラストにしても、自惚れが強い真犯人に取っては己の「芸術性」を世に知らしめる好機へと繋がるので寧ろ本望でしょうし…何この強力過ぎる「補正」の掛かり具合は ?
蛇足ですが、表紙カバーに記された登場人物の紹介順にも気を配って頂きたかったですね。映画やドラマに於ける俳優クレジット欄の順列で、「真犯人」の目星が付いてしまうケースは間々見受けられますが、それと全く同じ事が行なわれているンだもん…この辺り、早急に改善する必要が有ると思いますよ早川書房さん ?

とは言え、当初からバッドエンドへと到達する事を予告され、その予告通りに凄惨な結末を以って物語が幕を下ろしたのにも関らず、「全滅オチ」らしからぬ娯楽性の高さが横溢していた事も有り、読後の満足度は非常に大きかったですね。
難点も目立つので「第一級のミステリ小説」とは形容し難いものの、「第一級のエンターテインメント作品」である事には違い有りません。ゾクゾクさせられる濃密な緊張感と、ワクワクする程の奇妙な高揚感が見事に融合した紛う事無き「名作」です。

2015/06/12 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:138(77%) 普通:34(19%) 悪い:7(4%)] / プロバイダ: 31499 ホスト:31598 ブラウザ: 8949
再読でしたが、充分楽しめました。

ただ、一点、訳の悪さが目につきました。読んだのは清水氏の方です。以前に読んだのもハヤカワでこの方の訳だったはずです。
初見の時にはストーリーが気になって訳の悪さはそれほど気にならなかったと思います。

訳で一番気持ち悪かったのは人物像がコロコロ変わるように豹変する訳し方が非常に多い。たとえば、最初の作者目線の登場時の人物描写ではブロアについては、ブロア氏と氏付けで呼んでいる。ロンバートはロンバートと呼び捨てだ。話が進んで登場人物が一堂に会した時はブロアは君付けでよばれたりしている。老若男女いるのだから社交上の位置関係から君付けになる場合もあろうから読者目線で混乱しようがそれは理には適っているともいえる。しかし、ブロアとロンバートが二人で会話する時にブロアがロンバートをあんたと呼び、ロンバートはブロアをキミと呼んでいるところなどを読むともう社交上の上下関係や年齢設定がどうなっているのか分からなくなってしまう。

それ以外にも、たとえば
実態のない手紙の差出人の夫婦のイニシャルが共にU.N.Owenとなり、UNKNOWNだという推理を聞いた後の会話が
『ヴェラは叫んだ。
「でもそんなことーーー信じられませんわ!」
判事はしずかにうなづいた。そして、言った。
「たしかに、そのとおりだ。われわれは疑いもなく、頭のおかしな人間に招かれたのだーーーおそらく、危険きわまる殺人者だろう!」』
という訳になっているが、信じられませんわ!の日本語は否定の意味にとれるが、推理をヴェラが否定しているとすると、それに続く判事の同意と発言内容が矛盾してしまう。これは明らかに訳がおかしい。

この訳本を完読した直後に、無性に「いい日本語」の小説を口直しに読みたくなった。こういう体験は新鮮だ。

直接の訳以外でも気になったことがあって、それは日本との文化の違いから来ることで、名前の呼び方が頻繁に変わるので読者(私)が登場人物を完全に捕らえるまでになるのが困難だということ。たとえばアンソニー登場時に最初に紹介された名前はトニー。でそれ以降トニーと呼ばれるシーンはなく、その小節の最後にはアンソニーと呼ばれている。私は誤記だと思っていたのだが、後でネットで調べたらアンソニーという名前の人をニックネームで呼ぶと欧米ではトニーとなるのが慣例らしい。こういうのにこそ注釈が欲しいところだ。

一般に本の注釈は要らない時に仰山付いていて、本当に要る時にはついていない。ルビにしても、本当に読み方が分からない単語にはふられずにどうでもよさそうな単語の方に何度もふられていたりする。個人差の問題もあろうが、どうにかならないものだろうか。

再読してあらためて楽しめた後で良い点を挙げるとすれば、それは巻末の赤川次郎氏のコメントを引用させてもらうのが一番だろう。

『退屈させることがない、巧みな構成。―――繰り返し読んでみると、誰が誰を信じ、誰を疑うようになるか、そして一人死ぬごとに、人物関係がびみょうに変わっていくさまを、クリスティーの筆がいかに巧みに描き出しているか、舌を巻く他ない。ストーリーのための、無理な恋愛や展開が使われていない点も、ミステリー作家として多くの作品を書いてくると、いかに凄いことかよく分かる。』

【総合評価】
とても良いです。

[推薦数:1] 2014/11/30 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2202(58%) 普通:766(20%) 悪い:853(22%)] / プロバイダ: 23814 ホスト:23764 ブラウザ: 5173
古典ミステリの中でももはや別格レベルの人気を誇る本作。
トリックが秀逸というよりは、その展開とエンディングにこそ本作の魅力が詰まっているように思います。
登場人物に探偵役がおらず、ただ運命に翻弄されて全員がいなくなるストーリーがやはり秀逸なのでしょうね。
邦題の「そして誰もいなくなった」も印象的かつ、展開そのものを暗示しているというのがまた…。

アガサ・クリスティの作品は、非常に掟破りなミステリが多いのですが、その中でも「全員死ぬ」というトリック以外の部分が掟破りな本作は、一見するとインパクト不足に思います。
しかし、「次は誰が死ぬのか」、「最後には誰が残り、誰が犯人なのか」は読んでいる側を最後のページまでひきつけるに十分でしたね。
「アクロイド殺し」や「オリエント急行」のように、「おそらく掟破りなだけで盲点ではないけど、それをどう面白く料理すればいいのか」という部分でかなり上手な答えを出している印象があるアガサ・クリスティですが、これも相変わらず素晴らしい一作でした。
エルキュール・ポワロも出ていないけど、キャラクターはそれでも十分キャラが立っているし、探偵役も犯人役も誰なのかわからないというのは珍しい。

10人全員の視点がちゃんと描かれているにも関わらず、その中のいずれが犯人かは巧妙に暈されているのがやはり今作のミステリとしての最大のポイントだったでしょう。
とはいえ、それぞれ、過去に何らかの理由で人を死に至らしめているのですが、それが裁かれていく展開には、「もしや…」と思いました。
ある程度キャラが立っている人間が犯人だろうとは思っていたし、確実に「犯人に怯える」という心情が描かれている人物は除外していきましたが、結構死んでいくのでどんなもんかと考えましたね。

最終的には、残った2人のところで、一方が生き残るためにもう一方を殺して…というエンディングで、ここの雰囲気は素晴らしかった。
全てが終わったとはいえ、まだすっきりしない所だったし、その直後にはそこにいた人間たち全員の死体が見つかって事件は迷宮入り…。
…と思わせておいて、犯人が遺した手紙が見つかり、真相が明かされる。
この終盤の展開は、トリックそのものより構成が面白かったのでしょうね。古典でありながら、怒涛の展開に舌を巻きました。

評価は「とても良い」です。
「クローズド・サークル」ものの原典であり、後の作品を読むにもこの作品のオマージュである事前提に見なければならないので、ミステリーマニア必読書なのでしょう。

[推薦数:1] 2014/07/10 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 2396 ホスト:2223 ブラウザ: 7465
舞台はUNオーエンなる人物が所有する孤島。その島には豪邸が建っていて噂が絶えない。
そんな島に様々な理由で集まった10人の男女は、過去に何らかの行いによって故意に人を死に追いやった疑惑の持ち主たちだった。
そしてそのことを突如使用人が主人の指示通りに流した蓄音機から暴露される。
それからというもの1人、また1人と「10人のインディアン」という童謡が示唆している通りに殺されるという狂気的連続殺人が発生。
果たして生存者は現れるのか。それともタイトル通りの結末を迎えてしまうのか……

最初の発行日からもうかれこれ75年前になるという古典ミステリー。
この小説を使ったパロディも案外あるらしく、「小説は読んだことが無いけどタイトルは知っている。」という人も結構いるのではいでしょうか。

さてさてこの小説の面白さは何といって物語の展開だ。一見ミステリー小説と言うならばトリックこそ肝心と思うかもしれませんが、正直トリックはイマイチだと思う。
まだ本屋でミステリー小説を漁ったほうが手の込んだにトリックに出会えるだろう。トリックについては後ほど。
何度も書きますが、この小説は展開が本当に面白い。個性的な登場人物がそれぞれの視点から事件や登場人物たちを考察していく。
そこからさらに謎が謎を呼び想像力を駆り立てるだけに収まらず、一体どのような結末を迎えるのか楽しみで楽しみで仕方が無なかった。
作中の緊張感もいいアクセントになっている。犠牲者が増えるにつれて一見正常さを装いながらも、ふとした行動ひとつで殺し合いも起きかねないほど疑心暗鬼になっていく生存者たち。
その時の人物たちの恐怖が読んでいてありありと伝わってくる。このめぐるましい雰囲気の変化も見所の1つです。

この小説最大の欠点は、今回のトリックは1つでも被害者たちが計画通りに動かなかっただけで黒幕の殺人計画は失敗してしまうという事。
ネタバラしの場面で黒幕はいかにも計画的犯行で今までにも類を見ない殺人事件だと強調していたが、よくよく考えてみると一部犯行は行き当たりばったりに見える場面もちらほら。
そして計画もかなりの運要素を含んでいる。今作は見事に黒幕に都合のいい展開が続いたので良かったものの、被害者の行動次第ではあっさりと詰む。
少なくとも1人2人ならば確実に殺せるこの計画も、全員殺すとなると一度のミスも許されないというアバウトでむちゃくちゃな計画だ。
その点で「犯人はやたらと都合が良すぎる。」と思われてもしかたがないと思った。
とはいえ逆に、この場面で犯人はまとまな計画を立てれないほどに自分に酔っているようにも見えた。
だから「あえてこのトリックをできの悪いものにすることで犯人の異常さを描きたかったのかも。」とも思えるから、一概に欠点ともいえない。

現在でも何故読まれるのか、読み終わってみて何だか分かるような気がする。
だって全然古臭さを感じさせないのだから。宝島社文庫『このミス』大賞シリーズとかで発売されても何ら違和感が無い。
トリックにはツッコミどころも多いけれど、このラストまで読み手をグイグイ引っ張ってくるような魅力と、何より一気に読みたくなるような面白さがありました。

2013/08/24 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1596(52%) 普通:792(26%) 悪い:689(22%)] / プロバイダ: 19416 ホスト:19421 ブラウザ: 6216
冒頭で10人以上の登場人物全員を把握をするのが少し面倒でしたが
オーディオから流れる謎の声によって過去の犯罪を暴かれるあたりから引き込まれました
童話の歌詞通りに死んでいく被害者たち、減っていくインディアン人形と用意された舞台は
恐怖よりもドキドキ、ワクワクといった感情が強かったです

作中に登場する要素を持った作品をいくつか読んだことがありますが
この作品が根源にあるのかかと思うとやはり凄い作品だと思わされます。まさに古典。

犯人の犯罪性も法律では裁けない犯罪者に対する正義の鉄槌、裁きなど道徳的なテーマまで盛り込んであります
しかも探偵役がいないとはいえ、ここまで犯罪者が目的を完遂した作品というのは現在を持ってしても画期的ではないでしょうか

ジャンルとしてはミステリーというよりもサスペンスやホラーだと思うので
このミステリーが凄い!などと言われて読むと違和感がありますが1冊の小説としてとても楽しめました
[共感]
2014/07/16 そう言われてみればたしかに黒幕が完璧に目的を達成した作品は、そうそう無いですね。 by カール

2011/08/10 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:35(70%) 普通:3(6%) 悪い:12(24%)] / プロバイダ: 25145 ホスト:25158 ブラウザ: 13858
良いところの見つからない作品です。

この作品が大ヒットしたという事実は古典ミステリのレベルの低さを表しているような気もします。
でも、ドイルとかエラリィとかは別に面白いですしね。ほんとに、なんでこれが売れたんだろう……。

ストーリーに引き込まれるということも特にないですし……。

それでも「名作」なんだから面白いはずと思って最後まで頑張って、種明かしで、がっかりなんてもんじゃないほどに落胆。
これほどまでに行き当たりばったりなトリックはなかなかありません。
どこがどう行き当たりばったりなのか事細かに説明してやりたいですが……さすがにミステリなので自重します。
ひとまずネタバレとか気にしなくてもいい気がするほど薄っぺらいトリックです(いやもうトリックといっていいのか?)。

この作品をほめるとするなら、クローズド・サークルというジャンルをミステリ界に打ち立てたことくらいですかね。
クリスティが考えなくとも、その内別のだれかが考えだしそうですが。

歴史的云々を考えても、これに高評価をつけるのはちょっと無理です。

2011/01/24 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:486(64%) 普通:108(14%) 悪い:161(21%)] / プロバイダ: 46008 ホスト:45870 ブラウザ: 8351
【良い点】
孤島に10人の男女が集められ、レコードを使った告発から、
歌の通りに人が殺されていき、人形が一つずつ減っていく。
この舞台装置が素晴らしい。
残った人間がパニックに陥っていく過程も良かったです。

【悪い点】
ヒントが少なすぎて真相を導き出すのが難しいこと。

【総合評価】
クローズドサークルという推理小説におけるお約束の一つを生み出した
傑作ですね。今回初めて読みましたが、期待を裏切らない面白さでした。

2009/06/14 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:17(65%) 普通:2(8%) 悪い:7(27%)] / プロバイダ: 4067 ホスト:3989 ブラウザ: 5291
いまひとつ面白くなかった作品。
段々登場人物の混乱と恐怖を描き、
惹きつけられていきどうなっていくのか
きになったが、最後のトリックに
がっかり。やはりトリックはとても
重要だと思う。評価は悪いで。

2008/09/22 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:40(45%) 普通:39(44%) 悪い:10(11%)] / プロバイダ: 25549 ホスト:25509 ブラウザ: 4184
マザーグースの歌に沿って次々と惨劇がおこり
遂には題名通りの展開に。
推理漫画などでも模倣されている古典推理小説です。
陸から離れた孤島でそれぞれがお互いに疑心暗鬼の中、一人また一人殺されていくのは不気味です。

2007/10/07 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1150(76%) 普通:254(17%) 悪い:110(7%)] / プロバイダ: 17047 ホスト:16876 ブラウザ: 4184
1939年に発表されたアガサ・クリスティーの小説。イギリス・デヴォン州の孤島`インディアン島'に年齢も職業も異なる10人の男女が招かれた。だが招待者である`オーエン氏'は姿を現さなかった。招かれた10人がホテルの`10人のインディアン人形'が置かれた広場に集まった時、音楽と共に招待者オーエン氏の声が鳴り響く。オーエン氏の話ではここに招かれた客は過去に犯罪に手を染めながら、法の目を掻い潜り、罪を逃れた者たちだという。そして酒を飲んでいた客の1人が苦しみながら毒死。翌日召使の夫人が死亡。そして彼らはインディアン人形が8人になっていることに気づく。だが迎えの船が来なくなったため彼らは島から出ることができず、完全な孤立状態となってしまう。そして翌日新たな死者が…!

本作品はミステリーの女王`アガサ・クリスティー'の推理小説で、全世界で1億部以上の売り上げを記録し、何回も映画でリメイク上映された名作である。絶海の孤島に招待された10人が謎の招待者によってインディアンの歌に謎られながら次々に殺されていくという、ミステリーというよりサスペンスに近いものである。彼らは法の網を掻い潜って裁かれない者たちであり、何者かの手によって死の裁きを下されるというところがこの作品の醍醐味で、当時のミステリーの常識を破った掟破りの作品ですが、そこがまたいい。しかも一人一人殺されるたびに、残った者たちの追い詰められる描写が人間の心理の奥というものを現しているのが面白いところであります。団結しようにも内心は疑いの目を向けたりしてなかなか思い通りに行動できず、次第に焦燥にかられていくという人というものをよく描いているところがいい。まさに“ミノタウロスの迷宮"に迷い込んだという感じで、そこに彷徨える人の心理とその恐怖を描いているところが見所です。
また犯人のトリックも意表を付いていて、ドンデン返しというものがあります。ネタばらしして申し訳ないですが、死人の中に犯人がいるという、当時としてはまさに掟破りでさすがはクリスティーって感じです。冷静にみればバレバレかもしれませんが、終盤になって殆どの人がいなくなって自分がついに追い詰められたとなると、人間は冷静になれるもんじゃありません。恐怖心からかすべてが見えなくなる。そういうところを考えて描いているからこそ、面白いんだと思います。映画でも何度も舞台とキャストを変えてリメイクして上映されましたが、パターンは決まってますけどやはり面白かったです。

本作品は推理小説として新たな活路を開き、内容も今までにない迫力があるということで、私の評価は【最高!】です。ちなみに私はミステリーファンで、クリスティーの作品も多く読んでいますが、本作品は「オリエント急行殺人事件」「ABC殺人事件」とともにクリスティーの中で好きな作品です。
日本でも西村京太郎氏を初め、数々の推理作家たちが本作品をベースにした小説を書いています。それだけ推理界に多大な影響を与えたわけですが、やはり元祖が一番すごいです。

2007/09/30 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:19(54%) 普通:4(11%) 悪い:12(34%)] / プロバイダ: 17138 ホスト:16880 ブラウザ: 6287
アイデアは斬新だが、いまいち面白みに欠ける。
ってか、犯人の動機がいまいちすぎる。。。

2007/07/23 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:192(88%) 普通:27(12%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 1239 ホスト:1221 ブラウザ: 9245
読んでみて、あまりのインパクトに、本当自分どうなるんだ??って思いました!!

外国はあんな童謡を子供のころから覚えているんですか??すごいびっくりしました

さぁ、内容に入っていくと…

すごいですね。容疑者全員死亡。そして、最後まで残った容疑者(実際は、最後まで生きていたんですが、表面上では死んでいる)が、犯人でないと…おどろきです

確かに、運任せの多いトリックでした。最後のほうは特に…しかし、アガサ女史のこの独特の展開は本当に好きです。

評価は最高で!!

2007/07/18 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:126(61%) 普通:9(4%) 悪い:73(35%)] / プロバイダ: 12661 ホスト:12737 ブラウザ: 2989(携帯)
『仮面ライダー龍騎』みたいな斬新っぽいハッタリかまして単純な種明かしではいおしまい。

古典でもお話になりません。エラリークイーンを見習ったら?あっちは精密に論理を組み立てて読者に挑戦して不可能犯罪やトリックではない面から見事に物語を組み立ててますよ。

つまり、アガサクリスティは推理小説の根本がいつもないがしろなんですね。

こういうハッタリかますだけの「灯台元暗し」作品、許せませんね。こういうのが推理小説だと堂々と発表しないでください。
ただおかしな革命をやるだけが推理小説の発展じゃないんです。

2006/02/12 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:792(58%) 普通:431(31%) 悪い:147(11%)] / プロバイダ: 18384 ホスト:18446 ブラウザ: 6287
実際問題としてこのようにうまくいくかとかはおいといて、小説として面白かったです。
昔の作品ですからね。

ミステリの入門書として普通に読む分には、良いと思います。

2005/11/01 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:137(78%) 普通:27(15%) 悪い:11(6%)] / プロバイダ: 15394 ホスト:15409 ブラウザ: 8192
犯人探しをしながら読むタイプではないので、一気に読んでしまいました。
「推理小説」という訳語がしっくりこないタイプですかね。「Mystery」です。

殺される順番が上手いと感じました。一人減るたびに毎回面白い組み合わせになるので。
一つの事件としての事実関係を追わせることに関しては、最高傑作の一つと思います。
私はあまり人間関係がどうしたとか、中途のドラマ性とかには興味が無いので。
実際には当該童謡の知識があることが前提なんでしょうが、まぁ、作中に示されてますから。

う〜ん、色々言うとネタバレなんで、このジャンルの評価は難しいですなぁ。
原題の『Ten Little Niggers』はNiggerが差別語なんでIndiansになり、
最終的に『And Then 〜』なってます。

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2017/02/22 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 3504 ホスト:3720 ブラウザ: 5171 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事楽しい/面白い/怖い/びっくり/道徳心&モラル 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)

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