[アニメ]蟲師: 2014/05/01 名もなき詩人


むしし / Mushishi
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アニメ総合点=平均点x評価数66位6,335作品中総合点253 / 偏差値88.82
アニメ平均点27位2,835作品中平均点2.36=とても良い/107評価
2005年アニメ総合点2位191作品中
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[推薦数:3] 2014/05/01 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:670(88%) 普通:60(8%) 悪い:33(4%)] / プロバイダ: 49103 ホスト:49023 ブラウザ: 11144
アニメの価値ってなんだろうか?それを教えてくれる。ただこのアニメの価値は実写と同じ。実写版が上手く行って無いので違うのは知ってるけど、方法論は同じ。繊細な話しなので、実写だと違和感が出る部分が強く感じてしまうので駄目なのかもしれない。見てないのでここまで。積極的にアニメーションの絵をいかしてる程じゃない。だから実写と同じ論法だと思う。でも多くのアニメは実写の論法で作られていてアニメーションとしての強い特徴や意味を持っているアニメって珍しい。金銭的な理由、若干の違和感程度は実写の論法の範疇だと思う。そういった弱い意味でのアニメの価値がこの漫画のアニメ化にはある。

漫画で良いやと思ってたけど、どうも漫画がいまいち楽しめない。じゃあアニメを見てみるか?と思ったら嵌った。すぐに何故か?が分かった。この漫画雰囲気は良いのにもう一つ突っ込みきれない。それでどうも嵌れないなとずっと感じていた。アニメを見てすぐにあこれ雰囲気がまだ弱いんだと気がついた。この雰囲気の魅力がアニメって圧倒的。何故か?動きなどを含めて実写に近い表現が出来るから。感覚を刺激する情報量が漫画と比べて圧倒的なんだ。漫画ってのは想像力の部分がアニメで見るより豊かな部分だけど、この5感を刺激する雰囲気だけはほぼアニメに負ける。以前からこの雰囲気の正体を探っていたけどやっとこれで分かった気がする。たった1つの作品ですべて分かったは大げさ。まだまだ想像力が担う部分は大きいと思う。SFの雰囲気ってどう?となる。実際小説で読んで浸るSFファンタジーの雰囲気ってある。これ想像の部分が大きいので必ずしも映像が強いわけじゃない。

じゃあアニメの持つ最大の雰囲気の強みって何だ?自分が現実に居て感じる5感の刺激それを作品世界にいるように想像させるというより、錯覚させる、類推させるである。想像よりはステップが小さい。しかしアニメは実際5感を刺激する事は出来ない。視覚による色と動きの情報の追加と音(声)である。それらを駆使して漫画よりより5感を刺激してるような錯覚を強くする。これはどの漫画のアニメ化でもやってるありふれた事。何故このアニメだけ特別私が書いたのか?それはストーリーを軸にしてたり、キャラ、ギャグなど軸にするものが違う。この漫画どうも想像じゃなくて絵から感じ取れる雰囲気が意外と面白さとして強いのじゃないか?と見ている。絵と言う情報以外の情報を追加してより雰囲気の楽しみを強くしている。

簡単に言えば原作のポイントとする面白さがアニメ化に向いていたという事。これが一番重要。では監督は?多分監督もかなりそれに貢献してると思う。いくら向いていても監督がぶち壊してしまっては意味が無い。この監督おそらく実写的な論法をアニメに応用する力が高いと思われる。雰囲気には受け手が千差万別に感じ取る想像の介入も大きく関わる。でもこの作品は多分そうじゃない。それがアニメが持つ雰囲気の強みに繋がっている。雰囲気に関して想像による膨らんだ期待はずれが少ない作品。

これだけ話して雰囲気の話ばかり。それには理由がある。私この作品評判が良いけどそんなに面白いか?って疑問だったから。何から何まで私のツボ。おそらく蟲と絵から宮崎駿を意識してる。なのにあれ?って思った。よってこれナウシカの様にアニメにしたら映えるのでは?と思った。ナウシカは漫画の時点ですごい切れ味があったけど、どうしても宮崎監督の漫画が持つ絵の魅力と比較すると見劣りする。でもアニメ化したらやっぱり映画ナウシカみたいに良くなってる。元々それもあってアニメみようと思っていた。

別に評価って客観的な視点に立たなくて良いと思う。ただこの私の好み多分多くの人も同じだぞ?って思ったから。それで共感できる人入るかも?と思って念入りに書いてる。何故か?と言うとこの漫画家さん泣かず飛ばずでこれを最後に引退しようとしてたらしいから。なんとなくそれが分かる。武器になる部分が変わってるんだ。そのせいで分かりにくいから売れなかったと見たから。過去の経歴からこの作品の本質をこうだと決めた感じ。売れないってことは多くの人の反応だから。作品と言うのは多くの人で十人十色で違って見えると思う。でも私はその作品の一番強い魅力を真っ先に探す。それを書く事に努めてるから。それは多くの人を刺激する事が多い。特徴が強いものほど誰でも認識できるから。(明るい光はより遠くの人の目にも届く)たまにそれが自分の好みとずれるけど、私はその作品の一番の武器を探す眼力が好みと一致するから高い。そういった私の評価スタイルの集大成の様な作品。

評価には2つのスタイルがあると思う。太陽と月。月は太陽に比べて暗い。その暗く皆が気がつきにくい良い所を丁寧に探して注意深く観察して、皆が気がつきにくい月の良さを知ってもらうための月の評価。それとは逆に作品を強く照らす多くの人が認識できる太陽の輝きをそのまま素直にありのまま伝える太陽の評価。私の評価は後者になる。そして私の個性は当たり前すぎる特徴を独自の切り口で表現する事にある。

漫画の持つ魅力の方に触れたいけど、高橋先生の人魚シリーズと良く似ている。しかしあちらはキャラ達の激情や執着業などがおどろおどろしく絡んだ怪奇譚の雰囲気が強い。でもこれは主人公ギンコが持つ雰囲気がそのまま作品雰囲気となっている。淡々としてて、形容したがい物語りになっている。それが漫画で入り込めなかった理由だと思う。アニメ化の雰囲気の助け無しにはあまりに独特すぎて私には弱い楽しみだった。

好きだったEPは白い竹の話かな。嵌ってしまって面白くなったのか?それとも元々好きな話だったか?良く分からないけど随分先のEPだと言うのだけは確か。後キャラについて書いておくと、このアニメは基本ぎんこが狂言回しみたいになってるのが長持ちさせる秘訣。主役はギンコじゃない。だが12話と15話はちと違う。(20話も軽く)12話はもろギンコの話しだけど、15話は微妙にぎんこのEPになっている。ぎんこは度々性に会ってると旅暮らしを述べてるけど、これは嘘じゃないと思うけど、本音はひとところに居られないから。居られないからであって居たくないからじゃない。そういったぎんこの本音が垣間見れるEP明らかに互いに情が移ってる姉弟の家族に大して冬は来ないと春に出て行く。冬は灯の光に吸い寄せられるからと、今回のEPの冬の中の春の光とかけて人の恋しさについて語っている。1話完結での作品でこういう主人公を使った連続性はストーリーの面白さがある。19話も良かった淡々とした話が多い中、夏目と良く似てるけど、見えないものと見えるものの苦しみの描き方に上手さがあった。はっとさせられた。見えない妻を受け入れる事で、回りからは狂ってしまったと思わせる描写は上手い。

きりが無いとは言え、1話完結はEPの一つ一つが面白さだと思う。22話でファンタジーでSF的なものをやる面白さに出会えた。まるでクローンの様な話し。親のクローンを娘が生む。なんとも複雑な人間ドラマになっている。ファンタジーを工夫すればSF的なテーマ性の高い作品が出来る可能性をまた一つ見せてくれた。
[共感]
2014/05/16 >「感覚を刺激する情報量が漫画と比べて圧倒的」 なぜ原作漫画のもったりした雰囲気がアニメで克服できたのか、その理由にこれは納得できます。人の喜び哀しみなどの感情に舞台となる土地の記憶のようなものまでが渾然となって雰囲気となる、それを味わうことに楽しみを感じていましたが、原作と違い雰囲気を感じ取ることがかなり楽だったのはこういうことだったなかな、という感じです。 by E・カリング



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