[アニメ]かくしごと


KAKUSHIGOTO
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アニメ総合点=平均点x評価数1,447位6,604作品中総合点16 / 偏差値50.15
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作品紹介(あらすじ)

ちょっと下品な漫画を描いてる漫画家の後藤可久士。
一人娘の小学4年生の姫。可久士は、何においても、愛娘・姫が最優先。
親バカ・可久士が娘・姫に知られたくないこと。それは……自分の仕事が『漫画家』であること。

原作:久米田康治(講談社「月刊少年マガジン」連載)
監督:村野佑太
シリーズ構成・脚本:あおしまたかし
キャラクターデザイン:山本周平
日本 開始日:2020/04/02(木) 23:30-00:00 AT-XBS日テレ TV / 終了日:2020/06/18
日本 開始日:2020/04/03(金) 00:00-00:30 TOKYO MX TV
日本 開始日:2020/04/03(金) 01:30-02:00 サンテレビ TV
公式サイト
1. TVアニメ『かくしごと』公式サイト
Twitter公式
1. 『かくしごと』TVアニメ公式 (@kakushigoto_pr) on Twitter
オープニング動画 (1個)
ちいさな日々ちいさな日々
歌:flumpool 詞:山村隆太 作曲:阪井一生 編曲:飛内将大 [ファン登録]
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最終変更日:2020/06/25 / 最終変更者:霧の童話 / その他更新者: オルタフォース / 提案者:TCC (更新履歴)
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2020/07/07 普通の立場コメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:0(0%) 普通:1(100%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 19331 ホスト:19285 ブラウザ: 5563
主人公の自意識の高さとネガティブ妄想からくるギャグが主体になったアニメ
見た目的にもキャラ的にも絶望先生が漫画家になったらッて感じ
また主人公の声優が神谷浩史なのでイントネーションから話し方からすべて絶望先生と同じなので
入りやすい所もあるが新しさが無くこれかって感じ
内容的には面白かったが声優のせいで第一声目でキャラが固まってしまった感じで
先が予想できてしまうのが残念

2020/07/04 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:378(66%) 普通:151(26%) 悪い:45(8%)] / プロバイダ: 20636 ホスト:20562 ブラウザ: 8274
【良い点】
独特の久米田節がよい。
最後までクオリティの高い映像。久米田氏の描く女性絵の良さまで伝わってくる。
OP,ED特にED曲は名曲で、物語にあっていた。

【悪い点】
シリアスパートが断片的でストレスが溜まる。でも最後にまとめてやったらダメシリアスで失速といわれるんだと思う。難しいところ。

【総合評価】
下ネタギャグ作家は娘が大きくなったら自分の仕事をどう説明するんだろうか。

昔からよく言われる話で、結構ギャグ漫画家がそれ自体をネタとすることがある。本作は、自伝的なエピソードを交えつつ、娘に仕事をひた隠す父親と純粋でよい子に育つ娘という設定でそれを心温まるアニメとして仕上げた。

一通りのギャグの後で、シリアスぽい点描的な話をいれる構成となっているが、久米田漫画といえば勝手に改造、絶望先生といった実は現実の話ではなかったんですよオチをやることが一つの芸となっており、簡単にいえばオチがわかっているから、それを逆手にとって視聴者にもしかしたら妄想オチで期待を裏切るか、ちゃんと現実オチで視聴者の裏を描くかとヤキモキさせる形になっていたと思う。

しかし久米田原作アニメは今まで何度もアニメ化されてきたが期待を裏切らないクオリティの高さがよい。

2020/07/04 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1443(50%) 普通:0(0%) 悪い:1458(50%)] / プロバイダ: 13373 ホスト:13260 ブラウザ: 4721
久米田康治らしい作品。
ギャグ作品自体、笑えるか笑えないかギャグの好みが合うかどうかで評価は変わってくるし、評価する点というのはそこしかない。
特に毒とか皮肉が効いてるので好き嫌いはハッキリしてくるのかなって思う。

久米田康治と言えば絶望先生ってイメージの人が多いと思うけど、個人的にはかってに改蔵で止まっていて単行本も集めていたぐらいハマって読んでいたけどそこから良くも悪くも変わっていない。

この作品は原作は読んでないけどどちらかと言えばアニメを観た感じだと、絶望先生よりもかってに改蔵の方が近い気がする。
そのせいか懐かしい感じもあって素直に楽しめた。
ホントに毒気があるんだけど、時より良い話や切なさもあって構成も毎回ちゃんとオチを付けてくるので作品が締まってる感じだった。

親子関係が良かったし何より姫ちゃんというキャラクターが良い子過ぎて癒される。
欲を言うならあまりにも12話は短すぎたというかまだまだ小学生時代の話を作れそうだっただけに、もっと観たかったしその物足りなさもあって良い止まりになった。

2020/07/03 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:59(69%) 普通:16(19%) 悪い:11(13%)] / プロバイダ: 34775 ホスト:34770 ブラウザ: 8316
久米田先生のマンガが芸術作品的アニメに
スタッフ様の仕事ぶりに感動

【良い点】(個人的)感性に突き刺さる芸術性
・時事ネタギャグ作家さんと認識してたので目からウロコ
・90年代?風のオシャレな作画、一回りして新しいと思う
・故大瀧氏のED&flumpoolのOP曲に合った作画(芸術的だと思う)
・プロローグ的構成が上手いストーリー
・CVは当然だよねぇって感じ(巧いってのは解ってるけど)

【悪い点】ムリヤリ12話にまとめた感じ
・序盤の盛上げ方上手かったのに言葉でまとめた最終話って感じ(芸術点ダダ下がり)

【所感】個人的感性に突き刺さったので1ランク上の評価させて頂きました
素直にヒメちゃん可愛いと思えるほっこりストーリーを、得意のあるある時事ネタコメディで描く。ゆるりと感動させて頂きました。
なんといっても、親子愛ストーリーを破綻なくピュアに描いた作画が素晴らしかった。
主人公の漫画家中心にハートフルコメディ進むが、「ヒメが可愛い」ってのが主題?
私も天然な娘が授かれるよう日々精進しようと思う。

2020/06/30 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:18(43%) 普通:15(36%) 悪い:9(21%)] / プロバイダ: 12765 ホスト:12785 ブラウザ: 8947
【良い点】
・歪んでいるようで実は真っ直ぐな家族愛
・キャラがみんなカワイイ

【悪い点】
・最終回が急展開すぎる

【総合評価】
大笑いするようなものではなく、クスッと笑うための作品。
最終回が急展開すぎますが、今までの話から行間読んで脳内補完可能なレベルではあります。
むしろ、逆に良くまとめていると見るべきかもしれません。
アニメの評価からは外れますが、こんなハートフルな作品も作れる原作者なのだなと感心して
しまいました。

2020/06/28 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:442(47%) 普通:321(34%) 悪い:171(18%)] / プロバイダ: 49273 ホスト:49079 ブラウザ: 8316
【良い点】
・風刺:さすがに絶望先生程多方面なんでもアリでは無いが、方向性は絞りつつも相変わらず風刺的な内容があった事
・ネーミングセンス:相変わらずこの作者特有の「役回りや能力をそのままキャラ名にする」法則が生きていた

【悪い点】
・勘違いシーン:所謂アンジャッシュネタとでも言うか、コメディシーンで多かった「双方違う事を話しているのに微妙にズレながらも奇跡的に噛み合っている」状態、面白いのは否定しないが正直このネタ多用しすぎかなぁと
・可久士とその家族関係:舞台装置と割り切ったのかもしれないが、妻の海難事故や自身が隠し子だとか本来メインで掘り下げるに値する要素をぶち込み過ぎた感がある
・姫10歳編と18歳編の間のストーリー:前半から割と露骨に匂わせてはいたものの、肝心の「事に至った経緯」が18歳編からの断片的な回想シーンと言う形なのでどうにも唐突感が強い

【総合評価】
原作未読
ストーリーが優れている…と言うのもあるが、それ以上に話の組み立て調整が上手いと言った感じ
まぁ、とはいえ悪い点にもある様にどうにもしっくりこない要素も多いのだが

[推薦数:2] 2020/06/25 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:146(53%) 普通:4(1%) 悪い:123(45%)] / プロバイダ: 12894 ホスト:12805 ブラウザ: 8316
原作は既読です。


やはり一番優れているところは、父親の『かくしごと』をコメディをやって落とし、そこから姫ちゃんでハートウォーミングに上に落とす。
そしてそこから未来編に繋げてセピア色にさらに落とす。
この二段構えの念入りさは、本当にお見事ですよね。

上下左右どころか虚数にだって落としてるんですから本当にすごい。

しかも未来編と現在編では背景の書き方が違うんですよね。
木を見るとわかるけど、現在編は絵本みたく曖昧にポワンとした描き方に対し、未来編は細かくリアリティがある・・・・というか、未来編が現在なのでリアリティがあり、現在編が過去・思い出の話なので曖昧にして表現してるんでしょうね。
この細かさで伝えるってすごいですね。

そこにエンディングは『君は天然色』を使うというセンスの良さ。
オープニングもflumpoolだし、おしゃれに作ってあるわ。

というわけでハートウォーミングのコメディで2重3重に落とすなんてお見事ですので、評価は『最高』で。
欲を言えば、もう2期が欲しかったですけど、久米田浩司 ここに極まるって感じですね。
これ本人の体験談なのでしょうかね・・・・アイスホッケーしないホッケーものとかあったものなぁ。(笑)

『君は天然色』って宣伝などで今でもよく使われていますけど発売は1981年!!
こんなに古いのか・・・・もっと新しいと思ってた。
40年近く前で古さを感じさせない曲ってすごいわ。

[推薦数:1] 2020/06/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:810(51%) 普通:460(29%) 悪い:325(20%)] / プロバイダ: 20441 ホスト:20487 ブラウザ: 7549
原作者の自叙伝的な性格も孕んだ漫画制作の現場を舞台とする「業界モノ」と、父娘が織り成すハートフルな「ホームドラマ」という相反する要素を掛け合わせた事で、化学反応的に「意外性の有る面白さ」を発現させるに至った同名コメディ漫画(決して『ギャグ漫画』では無いところがミソ)のアニメ化作品。
我知らず「久米田康治作品のアニメ化 = シャフト制作」てな方程式が出来上がっていた分だけ、「亜細亜堂」が本作を手掛けている事に先ずは驚かされましたが、其の点も含めて従来の久米田作品には有り得なかった「シリアス描写」へ大いに興味をソソられ、全12話鑑賞へ臨む事と相成りました。

ヒロインたる後藤姫の「10歳」「18歳」という2つの成長時期に伴い、物語の性質が「軽妙なドタバタ業界コメディ」から「少々ブルーな人間ドラマ」へと著しく趣を変えるのが本作最大の特徴で、当初こそ同一番組内で「別作品」の如き変貌を遂げる本作の演出スタイルに戸惑いを覚えたンですが、さり気なく各パート終了時のアイキャッチで視聴者へ「CM明けから雰囲気変わるよ」と注意を促していた事も有り、割と早い段階で本作の「切替え演出」に馴染む事が出来ましたね。

主人公・後藤可久士が漫画制作の過程で遭遇する大小さまざまなトラブルを中軸に据えた「姫10歳編」は、嘗ての『さよなら絶望先生』『かってに改蔵』を彷彿とさせる賑々しいドタバタ劇に概ね徹しており、意図的に『絶望先生』のような社会風刺ネタを封印している事も相俟って意外な「口当たりの良さ」さえ感じる程でした。まあ其の一方で「そもそも漫画家なんて、全員ロリコンじゃねーか ! 」「年末年始に海外行ってる漫画家は、全員クソだ ! 」てな相変わらずの問題発…もとい「久米田節」もブッ込んでくる辺り、妙な「安心感」を覚えちゃうンですけどね(にがわらいw)。
なんだかんだで可久士を慕ってるG-PROアシ連中(取り分け、『女神レベル』の機転を利かせる墨田羅砂が最高)の結束力の固さや、その日の出来事を報告する姫の話に黙って耳を傾ける可久士から漂う「古き良き時代のホームドラマ感」など、単なるコメディパートに留まらぬ諸要素を配置してあるのも「10歳編」の魅力なんですが、其の賑々しさが楽しい分だけ時おり挿入される「18歳編」のヘヴィさを示唆した演出がキツいんですわ。第11話の「請求書」なンざ特に…。

18歳と成った姫が鎌倉へと訪れ、父・可久士の「かくしごと」へと想いを馳せる「姫18歳編」は本作のシリアス成分を一手に担っており、可久士が一切姿を見せない不穏な状況や「10歳編」で何かとウザかった編集者・十丸院五月が全くチャラけない事も相俟って、全体的に重苦しい雰囲気が漂っているのは否めないンですが、自分としては従来の久米田アニメでは味わえぬ「陰鬱さ」が新鮮に感じられた事も有り、原作漫画に先行する形と成ったアニメスタッフの「風呂敷の畳み方」へ関心を寄せつつ寧ろ楽しんでましたね。段階を踏んで、少しずつ父の「かくしごと」の真意を理解していく姫の心理描写も丁寧ですし。
個人的には可久士を襲った「悲劇」に付随する形で、「漫画家で在り続ける事の過酷さ」にも言及している点へ圧倒されましたね。「デビューするよりも、した後の方が遥かに難儀」「連載を打ち切られた場合の生活費やアシスタント達への給与問題」「ネットの匿名性を悪用した読者からの容赦ない中傷」等々を見ていると、技術力云々よりも「夢」を叶えた後に訪れる「現実」に対しての「覚悟」が重要である事をまざまざと思い知らされますわ。表現の場を与えられた者は、其れに対する「責任」や「覚悟」の度合いを示す事が出来なければ軽々しく「プロ」を名乗るべきでは無い、てな事ですがね。

全編「18歳編」の時間軸にて描かれる最終回で、アニメスタッフは「記憶喪失」という(十丸院曰く『ベタ』な)方法論を敢えて執り、可久士 & 姫の父娘関係へ最後の「試練」を与えますが、もとより「記憶の戻らぬ父を『他人』として支え続けていく娘」っちゅーバッドエンドなんぞ望んじゃいない自分的には、姫が下した最終決断も含め「ベタなオチで上等やん」と受け入れる事が出来ましたね。何より、記憶の戻った可久士が最初に執った行動が「下ネタだらけの原稿を姫の眼前から隠そうとする」悪足掻きだった辺り、「凡庸な日常の有り難味」が凝縮されていて素直に涙腺を刺激されましたぜ。
恐らくは可久士に追従する形で筆を折った志治仰が、師匠の「復活」に合わせてアシ活動を再開したのも地味に嬉しかったですね。

欲を言えば、妻も含めた「3人暮らし」という「過去」に拘り続けていた可久士が、姫との「2人暮らし」で「未来」を見据えていく姿勢を明確に見せて欲しかったような気もするンですが、其れはラストシーンに於ける「父娘の後姿」で充分と堪えるべきでしょうかね ? 義父との関係も現状維持かなあ。
基本、「18歳編」ではシリアスに徹してた十丸院が最終回で「平常運転」へと逆行しやがった事に因り、自ずと大団円を迎える事が読めてしまうのもねえ…w

ともあれ、コロナ禍の影響を受け捲くった2020年春期のアニメ作品群に於いて、無事に完走し切る事が出来ただけでも制作陣へ惜しみない称賛を贈りたいです。
近日発売の原作版最終回にも期待を寄せつつ、「とても良い」の評価を付けて本稿を終えさせて頂きます。

[推薦数:4] 2020/06/21 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:27(93%) 普通:2(7%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 4863 ホスト:4677 ブラウザ: 5563
原作マンガ未読。
下品なギャグを作風とする漫画家の主人公・後藤可久士が、年頃(10歳)の一人娘・姫に自分の職業を隠し続けるために悪戦苦闘するコメディアニメ。
漫画家あるあるネタを基調としたお仕事モノとしての側面と、シングルファザー視点のホームコメディという側面の2点を併せ持つ。
構成が独特で、単話のイントロやアウトロに主人公が不在となった未来の描写が差しはさまれ、18歳に成長した一人娘・姫の回想として本編が扱われる。
本作のタイトル「かくしごと」は漫画家である主人公の《描く仕事/隠し事》のダブル・ミーニングだが、この作品自体も「主人公が何故シングルファザーになったのか」と「未来の主人公に何が起こったのか」を徹底して“隠し"ており、作品構成のメタ的な示唆も含んでいると思われる。
なお、久米田康治作品と言えばトリッキーな演出を強みとするシャフト制作のイメージが強いが、本作はそうではなく子供向けアニメのキャリアが長い亜細亜堂制作となっている。ギャグ要素だけでなく、ストレートなホームコメディとしての要素もかなり強い本作において、この選択はかなり適切だったように思う。

以下、ネタバレ注意

【良い点】
・1クールで納める構成
・ペーソスとユーモアの近さ
・「業」としての漫画家の描写

【悪い点】
・最終話の過密さ

=================================================================

■1クールで納める構成

初めから原作マンガとアニメの同時フィニッシュを構想されていたようで、アニメ自体も1クールですべての要素を回収して終われるように設計されていた。1話冒頭は成長した後の18歳の姫の描写から始まり、その後も毎話描かれる悲劇的な未来の描写は、暖かで笑えるコメディをやっている本編がやがて行き着く末路を示していて、ある種のミステリーを追うように視聴者の興味を惹く。
その未来パートと過去パートとの対比演出が全編にわたって素晴らしい。暖かなコメディをやっている過去パートでは暖色系の色使いが強く、全体的な作画にも漫画的なデフォルメ技法が使われるが、それらの破綻を描く未来編では青を基調とした寒色系の色使いが強く、描写も線がハッキリとして写実的な風景描写となる。最もわかりやすい例を挙げると、OPテーマのラストに可久士と姫が向かい合うカットがあるが、草の表現が左右で全然違う(ついでにライティングとかも全く違うのがわかる)。
このカットはつまり2人は再会したように見えるけども、可久士が未だ過去の世界に捕らわれている事を含意していて、だから姫も笑顔ではない。これは過去と未来がつながる最終話の展開そのままである。このように、構成の方向性が全編通して演出レベルで一貫しており、常に最終話を見据えた作りになっているため、パッケージとしてのまとまりが素晴らしい。

■ペーソスとユーモアの近さ

キャラクターの誇大妄想や過剰なネガティブさを発端として笑いを誘う手法は原作者お得意の手法であり、本作の主人公・可久士も少なからずそういった要素を有している。しかしながら、可久士のそういう要素は記号的に割り当てられたものではなく、彼の立場からして非常に根拠のある、言わば笑えない要素である。彼が下品な漫画家であることを娘に隠したいのは、不仲な義理の父親が社会的評価の高い画家であるという事と無関係ではないし、彼のやたらネガティブな思考は、特異で不安定な職業でシングルファザーをやっているという点と無関係ではない。
結果的に笑いを生み出す彼の行動・思考の根底には一人娘の存在が確固としてあって、それはシャレにならない哀愁を伴ったものだ。ペーソス(哀愁)とユーモア(諧謔)はよく対比されて使う言葉だが、本作ではその2つが非常に密に隣接しており、容易に片方からもう片方へ転移する。
「姫にバレたらどーする!!」から始まるドタバタの笑いがいつもの流れだとしたら、その逆の流れもある。つまり完全に画としては滑稽なものが哀愁に転移するというものだ。その最たるものが最終話。記憶障害のため、すでに終了したかつての連載を続きを描こうとする可久士は絵面だけ見れば滑稽な場面だが、かつてのアシスタントがそれを手伝い、18歳の姫が父親の仕事場を初めて目の当たりにするという状況が加わる事で哀愁を伴った非常にエモーショナルな場面に転化されている。

■「業」としての漫画家の描写

これは「カルマ」という意味ではなく、仕事として、という意味。漫画家をテーマにしたアニメだと、たいていはそれなりに若くキャリアが浅い、もしくは新人を主人公に置くことが多い。本作のようにキャリアも長く、中堅作家という風情のキャラを主人公として置くのは珍しいのではないか。漫画家という仕事に目を輝かせるわけでもなく、ライバルと競い合うわけでもなく、表現を突き詰めていくでもない、日々の「仕事」としてアシスタントとともに連載をこなしていく本作の描写は新鮮に感じた。
漫画家の生活としての描写も真に迫るものがあって、特に第11話。勘違いから連載打ち切りだと思ってしまった可久士がアシスタントの給料や自分の貯金を心配する一連の流れは、この主人公だからこそ、というシーンだったと思う。シャレにならない世知辛さがある。
あとは、アシスタントたちが非常に仲の良いチームとして可久士を支えてたシーンが多いのが好きで、たぶん後藤先生、編集部からは変人として扱いづらそうだけど、アシスタントからすごく慕われてるんだろうなあと思った。(上記の打ち切り誤解のシーンで、可久士は自分の収入より、まずアシスタントの身の振り方の心配をしているのだ)

■最終話の過密さ

ここまでその構成の見事さを書いてきたが、最終話についてはやや過積載だったと感じる。ここまで視聴者に伏せてきたすべての“かくしごと"を露わにし、そこから可久士の記憶が戻るまでを描くのに、30分は駆け足すぎた。2話必要という感覚もなく、おそらくプラス10分ほど使ってじっくりとエンディングまでの過程を描けたならもっと充実した幕引きになったのではなかろうか。例えば可久士の出自についてのエピソードや義理の父親の話なんかは11話までで明かしてしまってもよかった気がする。

【まとめ】
「最高」
一つの作品としての一貫性が素晴らしい。
いわゆる萌えキャラではない、娘キャラとしての可愛さで姫を描けていて、可久士が娘の存在を全ての原動力としているところに無類の説得力がある。根本がホームコメディであるため、下ネタ・ブラックギャグ・パロディ・狂気ネタなんでもありの久米田作品のなかで、最も人に勧めやすい作品として定着しそうである。
最も好きなのは第8話。犬の名前を決める小エピソード。「ご登録」を「後藤ロク」に聞き間違えるしょうもないネタから姫の命名の回想シーンをつなげて哀愁を呼ぶ手際に惚れ惚れする。

■余談
様々なトラブルの原因になる編集者の存在は半ばギャグで描かれていることもあり、おそらく愛憎半々なのかなと感じたが、ネタバレする人の存在やネットの書き込みについては漫画家を殺す存在としてそのまま描写されており、作者の意を感じたりもする。
[共感]
2020/06/25 制作会社に因る作風の違いやOP映像に関する考察も含め、目から鱗が落ちる思いで拝読させて頂きました。 by 霧の童話

[推薦数:1] 2020/06/19 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2361(50%) 普通:1182(25%) 悪い:1186(25%)] / プロバイダ: 7478 ホスト:7300 ブラウザ: 5173
【良い点】
作者自身と中年になった糸色望をハイブリットしたような後藤可久士のキャラクター。
主演CⅤが神谷浩史というのが最早、確信犯。

【悪い点】
妻の家系が芸術家という設定には終盤のとってつけ感があった。

【総合評価】
かつて「絶望先生」を大ヒットさせた久米田康治、最近は何やってんだ?と思った所で自身をモデルにした漫画家物語のアニメ化です。
ともすれば自己投影キャラを周囲に絶賛させる漫画家も多い中、そこは自虐ネタが得意な久米田氏、
(後藤可久士も女性キャラにモテ過ぎの感はあった。当人は妻子一筋なので多少の役得レベルだが)
「絶望先生」をヒットさせる前はB級下ネタ漫画描いていたなんて家族に知られたくない!という心情をネタにしています。

また「絶望先生」からの系譜で観ると主人公(=作者?)の「さすがに娘が生まれて俺も落ち着いたよ」と言わんばかりの所に
アシスタント達から「全然、落ち着きがなくて危なっかしいです」的ツッコミが入る様がコミカルに描かれ
『点』で観ると以前に比べて尖がったブラックユーモアはマイルド(そりゃ、監督は新房氏では無くなったから当然ともいえるが)になったように思えて
『線』で観ると漫画家という職種の過酷さと、それでも漫画を捨てられない悲哀が根底にある様がしっかり描写されている。
特にサンマガを渡り歩いてきたキャリアがあってもジャンプに勝てない現実に押しつぶされそうになる最終回オチは洒落になっとらん…(汗。

評価は「とても良い」で。

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2020/06/25 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 22460 ホスト:22234 ブラウザ: 9181 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事感動/可笑しく笑える/楽しい/面白い/可愛い/考えさせられた/勉強になった 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)
映像良い(+1 pnt)
声優・俳優とても良い(+2 pnt)
音楽良い(+1 pnt)

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1. かくしごと」アニメ化 by ミルナ-
現在月刊少年マガジンに連載中の久米田浩二氏の漫画だがアニメ化されるという事で、作風的にも絵的にも今のアニメの売れ線かどうか判らないけど個人的にはこの人の漫画好きなので楽しみではある。 CVは主人公の後藤が神谷浩司氏、娘の姫が高橋季依氏というキャステイング。まあ妥当な所。 面白くなればいいなあ・・・
記事日時:2019/12/07
2. everyday、漫画Life#496「久米田康治先生」 by 陣兵
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記事日時:2015/12/17

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