[アニメ]打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?: 2017/09/11 アマンドの木


うちあげはなび したからみるか よこからみるか / Uchiage hanabi,shita kara miru ka? yoko kara miru ka?
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2017/09/11 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:723(73%) 普通:244(25%) 悪い:27(3%)] / プロバイダ: 11608 ホスト:11541 ブラウザ: 9175
世評ほど悪くはないと思ったが、世評が悪くなるのも分かるなといった感じ。

もしもあの時こうしていれば・・・という後悔を、もう一つの選択肢として描く。そして、その別の選択肢の先には、別の後悔と選択肢がいうのが作品の基本的な作りになっているのですが、この作品ではそこに理屈をつけようとしてしまった。不思議なアイテムを登場させ、それが別の選択肢を現実化するという形で描いていた。
これは必要だったのだろうか。確かに、ストーリーとしてかっちりとした枠のようなものは生まれるのかもしれないが、もっと幻想的にあいまいに描くこともできたのではないだろうか。遠い夏の日のあいまいな記憶、覚えているのか、忘れ美化してしまった思い出なのか、はっきりしないような世界として描いた方が、美しく展開できたように思う。(綺麗にオチるかどうかは分からないが)
なまじアイテムという形のあるものが存在しているために、幻想であるべきシーンが不必要に現実との境を失ってしまっているような気がした。それが狙いなのだとしたら、その意図が自分には分かりかねる。

ヒロインの描き方はすごくいい。男の子から見た女の子が持つ、ある種の不可解さ、縮めがたい距離感のようなものがきっちり描かれ、それを蠱惑的な魅力として描いていた。主人公から見るとどうしていいのか分からない女の子の姿が、観客から見ると反抗期を振り回す年相応の女の子に見えるという描き方もいい。
だからこそ、その姿勢は一貫して欲しかった。あくまでも、ヒロインは主人公の視点を通じて描かれるべきだった。1か所だけ、物語の視点がヒロインの側に移ってしまう部分があるのだが、ここはとても残念だった。
あと、ヒロインの声はいい(むしろ今のアニメにおける女子中高生の声は、シリアスなものであればこういう演技が主流だと思う)。大人「びた」声が上手にはまっていたし、両親に連れ戻される時の演技などは流石だった。

ただし、主人公の声は擁護できない。
視線や表情、仕草などの細かな演技や間の取り方に特筆すべき点がないので、声の演技にキャラクターの演技が大きく依存しているのだが、そこに適切な演技を載せられないと、主人公が画面の中で棒立ちしているように見えてしまう。それは少年の無力感であり、無力さそのものなのかもしれないが、やっぱり主人公が動かないと作品は締まらないと思う。
(しかしながら、それを声を当てた菅田将暉のみの責任に帰してしまうのはどうなのだろう。周りのキャラクターがフォローできた部分は多かったように見えるのだが)

ついでに言うと、作品の随所に変な照れがある。無駄に絵柄をディフォルメしたりする必要ないのに。

この作品が扱った題材はきっと、登場人物と同世代の子供が共感するものではなく、ずっと年を取った大人がノスタルジーの中で見つめるものなのだと思う。それにもかかわらず、(あえてかどうかはわからないが)登場人物と同世代の子供を強く意識して作品を作ってしまったように見えた。
その部分の齟齬が大きな瑕疵となって、作品にのしかかっていたのではないだろうか。
[共感]
2020/07/28 「世評ほど悪くはないと思ったが、世評が悪くなるのも分かるなといった感じ。」同感であります。 by てとてと



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