[アニメ]∀ガンダム (ターンAガンダム)


たーんえーがんだむ / Turn A Gundam
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注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 漫画:∀ガンダム (曽我篤士版) / 文学:∀ガンダム (月に繭 地には果実)
アニメ総合点=平均点x評価数25位6,226作品中総合点393 / 偏差値111.36
アニメ平均点587位2,817作品中平均点1.39=良い/283評価
1999年アニメ総合点3位147作品中
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音楽2.05(とても良い)40
ストーリー1.57(とても良い)40
映像1.50(とても良い)40
キャラ・設定1.32(良い)40
声優・俳優1.30(良い)40
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作品紹介(あらすじ)

宇宙・地球への降下軌道上では母艦に釣り上げられる形で発進を待つモビルスーツ、 「 フラット 」 の姿があった。
それに乗り込んでいるのは、地球への降下を命じられた少年少女達。
まだ幼い彼等は出発を控えて、未知の世界への旅立ちに畏れを感じてもいた。
その思いを捻じ伏せるように、フラットに乗り込んでいた3人の少年少女達は童謡を口ずさみ始める。
2002年2月9日に劇場版『地球光』、2月10日に『月光蝶』が公開。

■ STAFF ■
企画・製作:サンライズ
日本 開始日:1999/04/09(金) フジテレビ TV / 終了日:2000/04/14
公式サイト
1. ∀ガンダムWeb
オープニング動画 (2個)
ターンAターン
歌:西城秀樹
詞:井萩麟
作曲:小林亜星
編曲:矢田部正 [補記] [ファン登録]
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最終変更日:2010/08/28 / 最終変更者:ウィングゼロ / その他更新者: 管理人さん / カジマさん / 634 / OP屋さん / ダイゼンガ- / SHUNIA / altema / カトル / KME / 提案者:もろっち (更新履歴)
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[推薦数:1] 2018/06/18 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 12958 ホスト:12921 ブラウザ: 10172
【良い点】
音楽、世界観、キャラクター 前半のオープニング曲、エンディング曲はどちらも印象的。
【悪い点】
メカはカッコ悪い。時々作画が雑。アグリッパが小物すぎた。
後半のオープニング曲が気持ち悪い唄い方のビジュアル系バンド? 生理的に受け付けない。DVDで観る時は、後半のオープニング曲はスキップ。
【総合評価】
最高

友人が声優として出ていたこともあって、楽しみにみていたが、それを差し引いても素晴らしかった。
いわゆるアニメおたく、ミリタリーおたくな人にはウケないのはわかっていて、冨野監督は突き放してみたようなな感じた。
ロランはいい子すぎるかもしれないけれど、こういうまっすぐで純粋な心に憧れる。
菅野よう子の音楽が素晴らしく、時に壮大、時に幻想的で作品に輝きを与えた。
一応、ガンダムシリーズは全部観ているが、1st以上に世界にどっぷり入った。

2017/07/13 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
ストーリーとキャラの心情やムードなど数多いです。

【悪い点】
ガンダムがかっこ悪いぐらい。

【総合評価】
長編のガンダムは長くムラがあってそこまで面白く感じない所もあるのですが、これは本当に面白かったです。
最初は地味で面白くないと思ったのですが、じっくり見るとその内容が分かるようになり、最後まで楽しめました。
悪いのは機体がかっこ悪いぐらいでムードも良く、今でも見ています。

2017/07/10 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
世界観。今までのガンダムとは違った良さというかガンダム好きじゃなくても楽しめるのではないかと思いました。ガンダムが走ったり牛運ぶ姿はほほえましくもあり、複雑な気分になりましたね。

【悪い点】
んーあまりないと思いますが、キャラもメカもダサいところが嫌いで敬遠してたんですが今はそのダサさも良さの一つと思ってます。味わい深い。
秀樹の唄も終わった。。と思いましたが途中で変わってしまったのを激怒するくらい好きになりました(´- `*)

【総合評価】
最高だとおもいますよ。他シリーズをたくさん観てからの方がより楽しめると思います(^ー^)

2017/03/09 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
序盤の世界観は悪くはない

【悪い点】
まずメカが致命的な格好悪い
物語も盛り上がりに欠ける展開だが途中からはいつもの富野で最後は一気に駄作化する
序盤のままの空気ならまずまずの凡作にはなれたか

【総合評価】
ゆったりとした世界をどう消化していくかと見ていたらいつも通りの展開で非常に退屈なアニメだった
ギムギンガナムが出て来てからぐらいは見るのも苦痛なレベルで褒めるところが一つも見当たらない

2016/10/07 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 10889 ホスト:10847 ブラウザ: 5195
カッコいいMS、艦隊戦、勢力同士の権謀術数、最新技術のSF世界、およそ「ガンダム」を期待して見ると肩透かしを食らう作品。
「ガンダム」という枠を外してみれば良いストーリードラマに仕上がっていると思います。

月と地球の話ですが、前半の地球の舞台が18〜19世紀のアメリカがモチーフと思われるので、そのへん映画なりドラマなりで触れる機会がある人はすんなり入って行けるかなと。
もしこの作品を見てみようという方は、50話を全部見るという覚悟を持って見てください(笑)
なぜなら、この作品の最高の見せ場は最終話の最後の6分間のエピローグだから!
最後の6分間で語られる事実の断片から視聴者それぞれの真実を見つけ出すのがこの作品の醍醐味だと思います。
乱暴に言ってしまえば、1〜50話ラスト前までは、この6分を美味しく料理するための材料でしかないのです。

さて、ストーリーですが良い人たちが良い話を展開していく状況が続いていきます。感動の見せ場と呼ばれる場面もいくつかあるのですが、話に起伏があまりないので、感情の沸点に到達するのはなかなかに厳しかったです。
最後の数話で話が展開を始めてスピード感が出てきますが、序盤からもう少し展開して感情を揺さぶってほしかった。
ただ逆に、全体を通してハッピーで来た分、最後の6分間の物悲しくなるラストに心を大きく揺さぶられたのかもしれません。
是非、これから見るみなさんには登場人物たちに幸せな真実を紡いであげて欲しいなとおもいます。

一つ残念なのは主題歌、秀樹の熱さや新司の哀愁を表現するストーリーではないので、合ってないです(笑)

2016/04/05 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 7418 ホスト:7265 ブラウザ: 4695
【構成】
1〜34話はほぼキエルとディアナの交代劇がメインで、これは女性視聴者が十分満足できるものとなっている。
2000年代から特に増加した「女性も見れるアニメ」の一つとして、愛や心の葛藤、人を気遣う事など情的な部分が一話一話、時間をかけて表現されている。宮崎アニメのように落ち着いて鑑賞し易いのも良し。
戦闘はほとんど必要無いかのように扱われている。まともな演出が入らない
主人公は国と国同士のなかで中立的視点、立場から双方の架け橋となろうとするが、それは難しかった。
34〜35話、ようやく宇宙へ。ここでようやっと主人公たち(+ガンダム)の乗る艦がそらへ旅立つのだが、「『(過去の)ガンダムらしく』なる展開か?」と思わせる流れ&演出はここから!随分、長くかかったものだ。
MS戦、キャラの目的意識、主人公の状況に応じた明確な判断など、これまでの34話にはなかった「現実的感覚」が十分に描かれ、「(過去の)ガンダムを期待する感情」が自己の中に芽生え始めた。
一年戦争時代のガンダムに例えると、ジーンとデニムがこれからサイド7に侵入するぞ…。といったところか。
37〜38話、「『敵』登場」ようやく、真っ当な敵らしい敵が現れる。ミーム・ミドガルドでは物足りなかったみたいです。
「やはりガンダムに『敵』は必要だった」
MS戦も含め、「戦闘」を期待していた視聴者は、「長かった」「待たされた…」という感覚。
一年戦争時代のガンダムに例えると、ジーンが単機特攻し、シャアがサイド7に近づくところ。
44〜45話、黒歴史、そしてグエンの裏切りで、全く期待されていなかった「ガンダムらしい展開がついに…!」
48話、神回。グエンの主人公に対する想い、前半と比較しほとんど性格の変わってしまったキャラクター達(特にジョゼフ、コレン、フィルとポウ。後者はディアナが地球に降りた理由から、「弱き女王から強き女王となった」ということで納得がいくが)。そしてディアナの帰還、ほとんど1st〜Vガンダムに出てくるキャラに近い性格へと多少修正されただろう。富野さんが「本気」になった。
「『(過去の)ガンダムらしい』展開」があり、熱くなるのはこの回くらいなもので、この回の存在で評価は一段階も二段階も上がった。
50話、ガンダムシリーズにありがちな戦闘シーン。十分見ごたえはある。
一年戦争時代のガンダムに例えると、アムロとシャア最初の戦闘。
その最終回…焦ることなく補完もばっちり。それでも視聴者の自分はあと+1〜2話あってもよかったな。と。
【内容】
黒歴史、地球と月(国と国)、平和と闘争
テーマとしては十分。
【総合評価】
男性も女性も見れるアニメ。最後まで見れば、批判も(おそらく)無い。
ただ、前半にたっぷりとやった「キエルとディアナの交代劇」これが後半にあまり活かされなかった。
無論それに影響され、混乱したキャラクターは数人いたのだけど。キエル個人の存在が強みとして活かされる場面がなく、薄い存在として後半落ち着いたのが非常に残念。
・人は死ななくていいし、戦争も最低皆無でも構わないけれど、悲しみや怒りなど人が悩みの中で導き出された感情、それによる葛藤はやはり必要。(48話のグエンがそれを証明してくれた)それが描かれるのが遅すぎた
・闘争と平和のなかで迷い、判断し、行動するのはロランよりキースの方が適任かとも思った。
アニメにおいて「二期否定派」である自分はほとんどのアニメの二期を否定的に捉えているが、このアニメだけは別!仮にやるとして、グエンとキースの行動、思考に多く割くならば随分良いアニメになると。

2016/03/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:40(67%) 普通:6(10%) 悪い:14(23%)] / プロバイダ: 21687 ホスト:21561 ブラウザ: 4735
【良い点】
ストーリーがじっくり練られており、戦いより話を楽しむアニメ。
仲間との絆も描かれていて、とても見やすい。

【悪い点】
とにかく全てにおいて地味。
派手で戦いを好む人が見るにはお勧めしないと思う。

【総合評価】
地味だけど個人的にガンダムの中では良作だと思う。
個性あるキャラはいないけど、ストーリーが一つ一つ考えられており、好きな作品の一つ。

[推薦数:2] 2016/03/16 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3(30%) 普通:1(10%) 悪い:6(60%)] / プロバイダ: 1578 ホスト:1624 ブラウザ: 5187
【良い点】
・キャラクター(特に主人公とヒロイン)
・脚本
・コンセプト
・最終回

【悪い点】
・ストーリーに若干突っ込みどころある

【総合評価】
このアニメは、ガンダムの歴史を総括するものであり、作者の冨野氏自身もお気に入りの作品である。
まず、ガンダムシリーズでこれほどまともな主人公とヒロインを見たことがない。脇を固める登場人物たちも行動原理が理解しやすい人たちがほとんどで、登場人物に感情移入しながら見ることができた。
ストーリーは、偶然出会った瓜二つの月の女王・ディアナとハイム家の長女・キエルが入れ替わることから話が大きく展開する。基本軸は地球人とムーンレイスの対立と仲直りを描いている。色々と細かい突っ込みどころがあるが、戦いにおいて、「政治」と「交渉」をしっかり描いたことは非常に好感が持てる。
派手な戦闘が巻き起こる戦争を「手段」ではなく、「目的」として描くアニメが増えている中、ポリティカルフィクションとして地に足のついた話を終始貫いたのは称賛に値すると思う。作中ではガンダムを兵器ではなく、利器として扱う描写も多く、特にガンダムで洗濯をするところなどは度肝を抜かれた。
他のガンダムシリーズと比べても、しっかりとした政治が描かれているがゆえに、戦闘描写のボリュームが少なくなり、演出も地味になっている。しかし、それでいいのだと主人公のロランに共鳴出来る人は思うのではないだろうか。これほど人が死ぬ描写の少ないガンダムは稀だ。(ディアナ降臨の際、それなりの人が死んでいるので作中での戦死者そのものが少ないというわけではない)

最終回、ロランは戦いの象徴のようなギンガナムとの対決で、勝つというより生き残る。未来を託すにふさわしい人としてロランが選ばれたような演出であった。
そして、エピローグ。
地球人とムーンレイスの対立が終わり、その後の人々の様子が描かれている。
生意気な子供にしか見えなかったソシエのすっかり大人びた姿に時の流れと切なさを感じた。復興と新たな協調の道を歩んでいる人々と一線を画し、ロランとディアナは大自然の中、隠遁生活を送っている。地球人はムーンレイスから進歩した科学を学び、ムーンレイスは、ディアナに象徴されているように豊かな自然の中、人間らしく生きて死ぬことを思い出す。

この作品は、ガンダムシリーズの総括としても面白いが、ブランドを取り除いた一つのアニメ作品として観ても素晴らしい作品だと個人的には思っている。
冨野氏とガンダムシリーズのマスターピースと言っても過言ではない。
地味で序盤眠くなることもあるかもしれないが、この作品の魅力に気づいた時には全てが愛しく思える。史上最高にかっこ悪いだろうお髭のガンダム「ホワイトドール」でさえ、かっこよく見えてくるのだから物語の力は侮れない。

内容からすると、大人向きの作品かもしれない。ロボットの戦闘より、しっかりとしたドラマと牧歌的で壮大な世界観を求める方には最高にお勧めできる。スルメの様に見進めれば見進めるほど面白くなってくる大傑作。

2016/02/02 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(67%) 普通:1(33%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 30518 ホスト:30510 ブラウザ: 5143
【良い点】
作中の音楽や音響が素晴らしい。
ロボットを人間が動くような動きを極力排除して描いてポンコツロボのように見える作品も多いが、本作品はそう感じさせない。
シナリオは秀逸、やや話の引き伸ばしのように感じる所もあったがトータルでは必要があるようにまとめられている。
声優陣もそれぞれいい味を出していた。

【悪い点】
言葉の言い回しがあまりに古臭く、牧歌的なイメージを出そうとしたにしてももう少しやりようがあったと思う。
これも牧歌的な演出だろうけど、登場人物の実年齢と精神年齢が無意味に乖離してて違和感。
主題歌が独特すぎて私には雑音に聞こえた。ガンダムファンにはベストマッチなのかもしれないが個人的には歌詞も含めて理解できなかった。
容姿や立ち振舞の似たキャラクターが登場するのだが、その描き分けが分かりづらい。

【総合評価】※ネタバレあり※
話は非常によく出来ていて、例えば地球の文明レベルの低さをうまく表現しておりシナリオ的にも大きな意味があったりする。
政略的な話の進み方も素直には進まず、これがテンポを悪く感じさせるのではなくいかにもリアルに感じさせ、遅いテンポの中で視聴者に考えさせる時間を与えるような隙を作っているように感じた。

ただ人間の方の描写が下手で、リアル社会で言う半世紀前の台詞の言い回し?で素直に頭に入ってこない。
駄々をこねる大人が登場したり幼稚園児のように拗ねる思春期の少年少女が登場する。
全体的にそっけない印象のキャラクターが多く、話が進んでいる最中であるにも関わらず「え、大事になってるのに本人や周りその反応?」という感じ。
ディアナとキエルの入れ替わりも正にそれで、最初はいたずらだったのが途中から覚悟へと変わるのに、シナリオからその覚悟は理解は出来ても描写からは説得力があまりない。
ラストの後日談での二人の「今度は二人だけで」「フフッ」という描写もこれからの生き様を正に決めようという重要な局面の描写であるのに牧歌的なお遊びのような雰囲気で話が進められていて、結局入れ替わったんだよね?と私は2度ほど見直した始末であった。

牧歌的な作品を作りたかったのは明白なのであえてそこだけを見るなら、他の牧歌的な作品と比べた場合低評価と言わざるをえない。
主題歌はあまりに騒々しいし、他に素晴らしい雰囲気の作品をいくつも知っているので。

総合的には50話という長さを活かした世界観の構築が出来ていたし、途中途中のメリハリで名シーンもあった。最終話まで見終えた結果見てよかったと思えたのでとても良い。
ただ20話超えた辺りから視聴をやめようかと思うほど危うい作品だった。

私は富野監督は名前は知ってますよという程度の認識で監督の作品は『逆襲のシャア』と今作しか知らないが、老害と揶揄される理由が分かったし成功を収めるだけの能力がある監督だということも分かった作品だった。
良い点悪い点で列挙したことは恐らく全て富野監督の指示があっての結果なのだろう。
監督が見て欲しい層というのがあってその他の層は置いてけぼりで良いというスタンスであるのなら私がここで評価すること自体お門違いであろうが、あくまで中立的な立場でこの作品を見よう見たという人向けに評価を書きました。

2016/01/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 17504 ホスト:17543 ブラウザ: 5173
【良い点】
高校生の時に初めて観てからずっと好きでした。
理由は音楽が心地よく、色彩も緑が多くて雰囲気が優しい事。
美しい風景が出てくる事。戦争について考えさせられる物語である事。
そして印象に残るシーンが多々ある事です。

1話「地球は良いところだ」月に吠えるシーン

8話牛を巡ったやりとりとローラの告白シーン

10話月の女王様のお墓参りのシーン

18話建国宣言の和平交渉演説

21話ディアナ姫のお洗濯(しかも川で笑)

27話核爆発による夜中の夜明け

35話ザックトレーガーでの発進シーン

39話「人を救って見せろ!」月に落ちる小惑星を破壊するシーン

43話黒歴史の解放シーン

48話ディアナ帰還

50話グエンの告白シーン(笑)

50話ターンタイプ同士の最後の戦い

50話黄金の秋の5分

数が多いから絞るけれど、まだまだ出てくる。菅野よう子の音楽の力も手伝ってどのシーンも大好きだ。

世界観が牧歌的で、あちらの世界で住んでみたくなる。風の音がずっと聞こえているのも雰囲気作りに一役買っていて心地よい。

「黒歴史」という言葉を生み出したことも印象的。

【悪い点】
ロボットデザインが子どもにウケない(笑)

女性キャラは皆可愛らしいが、女性視聴者に訴えかけるキャラクターは少ない印象。男性キャラも強烈な魅力を持つ存在が少ない。皆素朴で主人公も優しいから好きだけれど。

後半になるにつれ脚本が政治的でややこしくなる割に、カタルシスは少ない。中盤中だるみもあり、クライマックスも盛り上がりが足りないと感じた。

【総合評価】
雰囲気にどっぷりつかる事が出来れば最後まで楽しく観ることが出来ると思う。美しいから。
キャラの行動に突っ込みを入れたくなる人は途中で切るかもしれない。
個人的な感想としては、観ていて癒されるので総合評価

「とても良い」です。

[推薦数:1] 2015/10/29 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:6(55%) 普通:0(0%) 悪い:5(45%)] / プロバイダ: 46478 ホスト:46496 ブラウザ: 10903
自分が中学2年生の時に放送されていた作品ではあるが、当時はこの作品をあまり真剣に視ていなかったので、ストーリーもちんぷんかんぷんだった。
ただ、初期のエンディングテーマである谷村新司さんの「AURA」だけは、その悲しげなメロディーが強く印象に残っており、当時は面白いなどとは思えなかった。
一応、これのVHSをゲオで借りたこともあったが、「AURA」の流れているエンディングを視ただけで、本編は全く視聴しなかった事すらあった程(今思い返せば、ずいぶん勿体ない事をしたと思っている)。

しかし、Gジェネレーションなどのガンダムゲームをしている内に、この∀ガンダムをもう一回きちんと見直してみようという思いに駆られ、DVDで全話視聴したのが、今から5年前の出来事である。
すると、やっぱりこの∀ガンダムは面白い!という結論にたどり着いたのであった。

自分が強く感じたのは、この∀ガンダムは、全てのガンダム作品の中で最もスーパーロボットの要素が色濃く出ているという事だ。
本作に限らず、ガンダムシリーズはリアルロボットとスーパーロボットの両方の要素が少なからず混在していると考えている(本当の意味で完全なリアルロボットとしてのガンダム作品は、自分に言わせればポケットの中の戦争と第08MS小隊ぐらいではないだろうか)が、とりわけこの∀ガンダムは、月光蝶なる、あらゆる物質を破壊し過去の文明を根絶やしにしたという兵器を持つ、Gガンダムもびっくりのスーパーロボットガンダムである。
∀ガンダムの時代では、人々は自力でモビルスーツを開発・生産できなくなっているため、それ故、主人公のロラン・セアックは他のガンダム作品の主人公と違って最初から最後までこの∀ガンダムで戦っていたのが、∀ガンダムはスーパーロボットというイメージを定着させていると思う。
ガンダムの顔にヒゲがあるというのは、確かに好き嫌いがはっきり分かれるとは思うが、自分はこんなデザインもありだと思う。「ガンダムはこうでなければならない」と決め付けるよりも、「こんなガンダムもあったら面白いだろう」と考えた方が面白いし、新たなる発想や発展にも結び付く可能性があるからだ。

そして、それ以上に度肝を抜かされたのが、黒歴史という設定。
初代からV(Gセイバーも?)に渡る宇宙世紀作品の他、G・W・Xのアナザーガンダム、∀ガンダムの後に放送されたコズミックイラのガンダム作品をも包括するというのには、驚愕を禁じ得なかった。
そのため、∀ガンダムという作品が初めはあまり好きでない理由の一つだった。
そもそも、どの作品も、様々な痛手を伴いつつも一応は主人公達の勝利&地球が救われて、ストーリーが終結しているにも関わらず、結局は∀ガンダムの世界にたどり着くというのがどうにも解せなかった。

しかし、時が経つにつれて、自分の中では「これでいいんだ」と納得できるようになった。
本作を創った富野由悠季さんが絶賛するのも頷けるし、富野さんがこの作品の製作に本気で取り組んでいた事は、誰にも否定しようのない事実だと思う。
基本的にどの作品もそうだが、とりわけ富野作品は、我々視聴者が本気で向き合わない限り、絶対に理解・受容できない作品が多いと思う。
いわば、視聴者と作品=ひいては富野由悠季その人自身との戦いというわけだ。

最終回以降のロラン達の動向が気になるが、それは我々視聴者の想像にお任せという事だろうか。
しかし、本作は、富野由悠季監督から我々視聴者ひいては地球人全てへのメッセージを秘めた面が大きい作品である。文句なしの良作だ。

2014/06/05 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 38351 ホスト:38266 ブラウザ: 5149
ガンダム meets ジブリ。
皆殺しの富野がここまで優しい話を描けるのか。
ラストの6分は感涙もの。
ガンダムの最終作に相応しく、最後で同じ土俵で宮崎を越えた。

2014/04/11 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
感動した
音楽がいい 特に月の繭
ターンエーが不思議とかっこよく見えてくる
主人公に好感が持てる
雰囲気がとても良い
【悪い点】
見る人によっては退屈に感じることもあると思う
【総合評価】
最高だと思う

[推薦数:1] 2014/01/25 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:223(68%) 普通:10(3%) 悪い:94(29%)] / プロバイダ: 7047 ホスト:6813 ブラウザ: 10416
※歴代ガンダム作品は1st、Z、逆シャア、G、W、種、種死、00(劇場版まで)、AGEを視聴。現在のBFとUCも視聴中。

●【作品の概要】

∀とは記号的に「全てを内包する・総括する」という意味がある。
富野ガンダム、その他のガンダムの締めとしての作品です。

例によって、とある事情からガンダムに乗って戦う事になった少年とその周囲のお話。
ガンダムやパイロットのデザインが他ガンダム作品から一線を隔す特異なモノで未視聴の人には敬遠されがち、
そして見た人からは概ね好評を得て、「まずは見てみろ。格好良いと思えるから。面白いから。」と言われている。

で、ソレに対して見終わった自分の感想としては・・・
「ダサいモノはやっぱりダサい。しかし、ダサい事は格好良くない理由にはならない。」コレだった。
いかにデザインが不細工だろうが、凝ったディティールや作画や構図、アクションなんかのおかげで自然と格好よく見えるのだ。
だからその辺の「ロボットモノとしての格好よさ」って点については文句無し。

他のガンダム作品に比べて世界観がかなり特殊で19世紀辺りの文化・文明と普段のSFチックな文明が同居している。
また、他作品に比べて残酷なシーンや戦闘シーンは少なめで、死亡キャラもそう多くない。
兵器を単に兵器として扱わず、人の役に立ててしまうような場面や、穏やかな情景描写等の平和な要素が多い。
しかし、それでいて戦闘だけでなく戦争の裏にある政治だとか野戦病院、兵器開発(発掘)、その他の生活・・・
・・・等の部分も描写しており、下手に戦闘しているだけの作品よりもよほど「戦争」を描いていた。

「総括」というコンセプトにもおおよそ納得のいく完成度を誇る作品と言えるでしょう。
尚、真面目な部分だけでなく笑えるネタも実は結構多い。ハリーの私服とかな!

●【悪い点】

∀のデザイン以外でも気になる点がいくつか。

・一部演出が悪い
「演出」と一口に言っても色々ありますが、自分が気になったのは
状況とか場面の繋がりとか時間の経過とかを表す主に「説明」に関する演出。
分かりにくいシーンや不自然な箇所がいくつか気になった。

・「全部」を総括してしまった事。
富野ガンダムだけでなく他の作品まで作中で言う「黒歴史」にひとまとめにしてしまった。
あまり評判の芳しくない作品なら「こんな終わり方でも最終的には∀が葬ってくれるから・・・」と言えますが、
逆に言えばこの先どんなに平和へ進む終わり方をした作品でも「ゆくゆくはまた戦争して滅んで∀に葬られてしまうのか・・・」となる。
いや、まぁそんな風に考えなければソレで済む話ですが。

・慣れないと「富野節」は人を選ぶ。
富野作品特有の言い回しである富野節。自分は富野作品を見るのはコレで5作品目で、ある程度慣れた。
なのでそこまで気にはならなかったのだが、やっぱり普通は気になるよなぁ・・・・と。

●【テーマについて】

この作品のテーマはと言えば、最終決戦に臨むロランが言った言葉「人が安心して眠るためには―」コレに尽きます。
人が安心して眠れる世界、つまり『平和のために何をすべきか―』というほぼ全てのガンダムシリーズの答えとも言えるテーマです。
多く・・・どころかほぼ全ての主要キャラがこのテーマを体言しているので、まずはディアナについて。

○御大将「ディアナがそんなに好きかあぁぁ!?」

ゲームなんかでこのセリフは知っていたのですが、この作品を見るまで
「あー何か『姫様ー姫様ー』って言われる系のキャラがいるのか・・・・よくあるよな〜」
程度に思っていた訳ですが、見終わった今なら言える。「ディアナ様がこんなにも好きだああぁぁ!!」と。

優しさと行動力に満ち溢れ、高潔で、高貴で、それでいて茶目っ気もあり・・・以下略。
ここまで魅力あるヒロインを自分は知りません。彼女抜きでこの作品は絶対に語れない。※尚、自分はハリーではない。
誰よりも平和や人々の事を考え尽力した彼女ですが、彼女は詰まる所「何をしたキャラなのか?」

ムーンレイスの長である彼女だが、作中ではキエルと入れ替わっている期間が長く、案外政治のトップとしての仕事は描かれていない。
彼女が凄かったのは人の話を素直に聞く事、ソレを受け止めて逃げない事、そして何より「自分の中で敵を作らなかった事」にあると思う。
いや、厳密にはギンガナムにだけは完全に敵対していますが、その例外を除いて自分に悪意や敵意を向けてくる人達を全く敵視しなかった。
相手を敵としてお互いの間に線を引かなかったからこそ、全ての人の意見を聞く事が出来、だからこそ支持される。
主人公であるロランもディアナと同じ様に、敵味方を作らずに人の命を大事にしていました。
8話の「人の命を大事にしない人とは僕は誰とでも・・・戦います。」は彼の在り方を表したシリーズ屈指の名言ですね。

ところで、自分は正直「コイツ死んだ方が良いんじゃね・・・」と思ってしまうような考え方をするキャラが作中幾度と無く出てきました。
初期のコレン=ナンダーのような問題児だとかソシエを始めとするミリシャの人々、地球人を見下し続けるディアナカウンター・・・・
いずれも理由があるにしろ、相手と話をする前に敵と決め付け武器を持つような連中ですが、彼らに必要だったのも彼らを変えたのも
ディアナやロランの相手を敵としないモノの考え方やそのひたむきな姿勢でした。

○「汚れものから文明までコレ1機!!」

某動画サイトのタグについていたフレーズですが、爆笑した。ええ、洗濯回です。
↑の「敵を敵としない」に通ずる部分ですが、兵器を単なる兵器として扱わなかったのもこの作品最大の特徴の一つ。
文明を一掃するほどのMSをまさかシーツの汚れを一掃する事に使う主人公がいるとかどんな発想だよ・・・・とw
核爆弾ですら人命救助のために使ってしまうのだからホント、色々と考えさせられる。
「人類の英知が生み出したモノなら、人を救ってみせろ」はあまりにも名言。
「(悪魔の兵器)∀だって、(正しい意思の元になら)歴史を拓けるはずだぁーーーーーー!!!!」も名言。

▽ギンガナムについて

この作品のテーマについて一つ気になるのは、ギンガナムの扱い。
物語の構成としてラスボスが残り1クールになってから出てくるとか付け足しと言うか、どうも綺麗な流れじゃない。
まぁ、その構成部分についてはロランが最初に地球で出会って助けてくれた人、グレンが敵に回った所がすごく綺麗で良かったんですが。

で、その構成以外でディアナが唯一敵対するほど特別な人物に対して殆ど掘り下げが無いとか、ソレは無いでしょうよ・・・・。
確かに、ギンガナムは最後に結局は「ディアナに労って欲しかった」という単に自分の感情で暴れていただけという事が明かされます。
個人の感情で戦っているのだから論破しても意味が無いし、ターンXの影響で暴走する彼は力づくでも止める必要はある。
しかし、だったら尚の事ディアナはギンガナムと話すべきだった。
月の人とも地球の人とも仲良くすると言ったディアナ。ギンガナムだって同じ人間のはず。なぜ彼だけは例外なの?Why?
ホントこれさえ無ければガンダムシリーズで永遠に頂点を名乗っても良いくらいに完成した中味だと思うのだが・・・うむ。

●【評価】

基本的に富野作品が好みではない自分ですが、コレは認めざるを得ない。本当に面白かった。
ガンダムファンなら毛嫌いせずに1度は見るべきと思える傑作です。評価は「最高」。
[共感]
2014/01/25 髭のやってることのカッコ良さは半端じゃないですよね! by 狗が身

[推薦数:1] 2013/12/13 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 2527 ホスト:2576 ブラウザ: 5640
日常の賛歌∀ガンダム。
私が思うに∀ガンダムとは行き着きところ日常の賛歌ではないかと思ったしだいである。
∀を観終わったのはもう2年ぐらい前にもなるとも思うのでとても記憶に心配になるのだが振り絞って考えて行きたいと思う。

いわゆる黒富野と呼ばれた時代の富野監督の作品の傾向とはと言えばすぐに思いつきそうな事としてカタストロフィーなラストに向かう事が多いと言えないだろうか?。
私はザブングルは見てないんだがエルガイムを除いてこの頃の富野監督の作風は全滅エンドとかバットエンドが多かったように単純に思えてくる。
バットエンドではないと言う事は簡単に言って救いのない世界で終わってしまっているって事と同じで未来がないと言うか未来に対して希望的観測を持たないと言った一つの富野監督の意思表示のような気もする。
さらにいうが富野監督の作劇は現状に満足出来なくなるとカタストロフィーな方向に行くことで現状突破、現状破壊するカタルシスのようなもの。つまり現状がなくなってしまえば単純に楽になれるんではないか?と言ったシンプルな誰でも考えるような子供のような負の妄想が黒富野期の作品には多くみられると思うのだ。
それはコミュニティに認められないと潜在的に思っている視聴者。単純に大人になりたい子供の心をつかんだ可能性は高いと思う。
黒富野作品それはつまり、「どうせ認められないのであれば世界なんてなくなってしまえばいい」と言った子供の頃は誰でも持つであろう負の願望が根底なあったのではないかと思うのである。
それによって生まれたのは認められない子供の承認欲求を満たしてやる事と、現世界の否定である。
だがそれはその時代に求められていたものではないかと思う。
子供の感性をあまりにも否定する、子供だからと言ってすぐバカにする世界は当時あったのではないかと想像するのである。

が、しかし子供の心を大切にしろよみたいな風潮も大概にしないと世界をただ否定するだけじゃ何も生まれてこないんじゃないだろうか?
この疑問に対しては逆シャアのクェスで体現している。
このことは行き過ぎる承認欲求はもはや独占欲になってしまっていると言う事を表現しているのではないかと思うんである。
このことからも富野監督も父親に立ち返ったとき色々と考えたんじゃないだろうかと推察する。
それは自分の創った創作劇を子供たちが見ることによって承認欲求を増大させてしまったんじゃないかって罪を感じたんじゃないだろうか?
まあ、その辺のところはわからないんであるが。

白富野期と呼ばれる時代に作ったガンダムで有名なものでこの∀ガンダムがある。
この∀ガンダムと呼ばれる作品。今まで富野監督の創ってきたアニメとは違うんである。
大雑把に言ってしまえばこの作品戦争の話ではないんである。月と地球の交渉の話である。
大きな戦場と言うのはこれまでの富野作品とは違いラストのところの1,2話ぐらいしかないんである。この作品には今まであったであろう戦争アニメとしてのカタルシスはあまりないんである。それによってこの∀ガンダムを食わず嫌いする人も多いんじゃないかって思っている。
次にこの作品は月と地球の交渉の駆け引きの文芸的な面白みのある話をベースにしている。そこにお姫様と一般人の交代劇を巧く使うことによって「誰かと入れ替わって何気ない日常を違った視点で観て見る」と言った面白さがある。
ここで重要になってくるのがグエンとディアナの存在であろう。実は結構政治的に結構高度な駆け引きはあると思うのだがどれも派手でない為子供にはわかりにくいと思うし、それはもう子供の願望を体現したものとはほど遠いものなのでとても大人向けな作品と言えると思える。だが大人が観るとつぼにはまってしまう。だから∀でも子供の視聴者を否定した可能性はある。

私は「墓参り」でディアナが自分とは違う異星人の為に涙したのはとても感動したものである。
とにかく∀ガンダムは本当に言葉にしづらいんだけど日常人間が生きていきということは必ず汚れ物が出てくると言う根源的なことから洗濯であったり(ディアナ奮戦)。人間生きていくためには家畜は必要とか(ローラの牛)。人間の食べるものを作り出すのは大変な事と言ったところで人間の普遍的日常的テーマを徹底的に描く事に富野監督は注力した印象を受ける。正に∀ガンダムは「日常への賛歌の話」であると思う。それは何気ない日常を肯定しろと言う事で暗に人には何千年たとうが「革新」など絶対に起きようがないことを語っているように思うのだ。
そして黒富野監督時代一貫して人の革新という抽象的テーマ性を掲げる事で視聴者の承認欲求を満たす事で大人になれない子供たちを創り上げてしまったと思える事に対しての贖罪ではないかと思うのだ。

そして今、我々は∀ガンダムから多くを学べるのではないかと思うのである。

∀の闇の部分と世界観。
∀ガンダムは、言うまでもない他民族との交流。異文化とのコミニケーションの話でもある。
平和の為にはなんでもする主人公ロランは、平然と嘘をつく。時にはムーンレイスとゆうことを隠し、時には核兵器をガンダムの胸の中に隠し持った。
勿論そのことは、グエンには黙っていた。「平和」の為である。そして「平和」の為に核兵器を使用して小惑星の月への激突を阻止する。
そう、∀ガンダムは、核兵器をも「平和」の為に肯定、つまりあるべきものとして認めている。
そこが凄いと思う。

ところがそんな∀ガンダムの世界にも闇の部分が存在するのだ。
レッド隊である。
レッド隊とは、ムーンレイスの地球降下作戦の為の民族同化の為か何百年か前に地球に降下して移り住んだ人達の末裔である。
そんなレッド隊は、アイデンティティを月の女王ディアナ信仰に持っている。女王ディアナに対する忠義は、本編でもいかんなく発揮されている。
ディアナの身に危険を感じたら、独断行動をとって逃げ出したり、ディアナの身に危険が及ぶ可能性がある局面では戦闘を中止することもあった。
そんなレッド隊は、何百年もディアナ信仰とゆうアイデンティティを守続け地球人と同化することは、なかったようだ。
まあ、細かいところは解らないが明らかに地球人とは違うアイデンティティを持っていたようだ。
レッド隊は、ムーンレイスという誇りがあるから地球人と同化できない。

レッド隊の先祖が、初めて地球に降り立ってから何百年後ムーンレイスの地球降下作戦が始まった時、レッド隊もディアナカウンター(ディアナ直属の軍)に参じたようだ。
しかし、その対応は冷たく「地球の空気を吸って野蛮になった」というような偏見の目で見られる。それでレッド隊は前線に送られる破目になる。
そう、レッド隊は、何百年か地球に移民しただけで元は同じムーンレイスに差別されているのだ。

レッド隊は、アイデンティティはディアナに持っているので地球人とは同化出来ない。
しかし、レッド隊はムーンレイスにも「地球の空気を吸って野蛮になった人」と言われもうムーンレイスにも戻れなれない。

ここに、異民族との同化の闇の部分があると思う。ここが∀ガンダムの闇の部分であると思う。
アイデンティティ、血族の違いから生まれる「誇り」は、譲れないとゆうことだろう。
彼らの印象的な中核のキャラクター二人は、最後動かないフラットの中地球の引力に引かれて引っ張られてゆくカットで終わっている。
彼らの安息は、そうしなければ得られないとゆうことだろうか?

頑固でディアナに忠実なキャンサー・カフカ、ムロン・ムロンにとっては、それで良かったと思いたい。

以上のことから∀ガンダムの世界観。
民族の誇り。現実=レッド隊。
対比。バランス=ディアナ。
異文化との同化。理想=ロラン。
∀の世界観を構築する為には、レッド隊は絶対必要であると思う。テーマは、ずばり「多面的に観るそれぞれの平和」であると思う。

まとめ。
∀に関しては、富野監督は、これを生み出す為だけに生まれてきたのでは、ないか?と思う。
人間観察なら、富野監督にかなうアニメ監督は、いないだろうと思う。
とくに∀では、キャラクターが丸くなりより客観性の高いものになってる。一つの構築された本物の世界のような説得力がある。
そこまで、キャラクターのつくり込みがすごく、偏っていない。
∀の存在意味は、民族融和のもたらす普遍的障害とゆうか問題を、多面的に描いた事だと感じる。
そして他の監督では、創れないだろうし、まねできない高みにあると思う。

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2011/12/07 [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示] by (表示スキップ) プロバイダ: 15735 ホスト:15629 ブラウザ: 3441(携帯)
ディアナひでぇ… グエンやソシエが惨めだわ… てっいうか…この作品たいしたことないなぁ…富野監督…アンタはガンダムシリーズの父なんだからもっと頑張って欲しかった…

2017/07/29 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 39840 ホスト:39762 ブラウザ: 8279 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事感動/面白い/格好良い/美しい 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定最高(+3 pnt)
映像最高(+3 pnt)
声優・俳優良い(+1 pnt)
音楽最高(+3 pnt)

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