[アニメ]SSSS.GRIDMAN(グリッドマン): 2018/12/23 mosukuwa


ぐりっどまん / SSSS.GRIDMAN
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[推薦数:2] 2018/12/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
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1993年の特撮ヒーロー『電光超人グリッドマン』のリブート企画。
自分の場合はCS放送で中学生の頃に見ていたので、およそ10年ぶりくらいにグリッドマンに会った感覚です。
しかし、当時から「早すぎた名作」だと一様に言われていた作品ではあったものの、マニア間で評価されているのみで抜群の知名度もないゆえ、思わぬ形で企画が開始し、サントラ発売やミニプラなどの商品展開を経て、本当の意味で「復活」していったのが衝撃的でしたね。
更に言えば本作自体が、グリッドマンの没企画を流用しているというのだから想像以上に25年分のブランクの間に本来展開されていたかもしれない様々が呼び起こされていったわけで、商業的にも知名度的にも歴史に残る「名リブート」だったかと思います。

まあ、ストーリーは下手に古さを狙わず、現代的な高校生の会話劇の要素、虚構世界を舞台にして「謎」を提示する連続性のあるシナリオ、透明感があって「媚びすぎないながら確実にアニメファン層にとって『可愛い』と思える」ようなヒロインなどで上手く「2010年版グリッドマン」に仕立てられているのがポイント。
あくまでも2010年の深夜帯のアニメとして放映される前提である為、ここら辺の要素をしっかりクリアして内輪に向かっていかなかったのは好印象でした。ここで取り入れられる要素がいわゆる「流行り物」として堅実なモノでもないのがまたグリッドマンの上手さだったと思います。
没個性的ながらもお陰で煩わしいと感じる事のなかった少年・裕太(THE 普通という感じが見どころです)に加えて、ちょっとアレかなと思ったら案外良い奴だった内海、友達想いな今風の女子高生・六花と、いずれもアニメキャラとリアルとの間くらいの性格設定で共感はしやすかったです。
敵キャラクターであるアカネもまた、その特異な設定と順々に情緒不安定になっていく様子には惹きつけられます。優し気な声から発される恐怖と悲しみと虚無とが彼女のキャラ付けのすべてだったかなと思いますし、純粋に声優が非常にマッチしていたなと感じました。

怪獣のデザインも不気味なモノが多く、純粋にデザイン自体を問うのなら良質でした。
とはいえ、戦闘自体は多くの回でパターン化されすぎて、怪獣を倒す展開自体には大きな見所がなかったのは少々残念なところもあります。シナリオ重視な中ではよくやっているとは感じました。
ただ、反面、「オリジナリティ」でもなければ「グリッドマンらしい」でもない勇者ロボシリーズやエヴァンゲリオンなどの構図をそのまま引用したパロディだけは最後まで抵抗がありましたね。
そのパロディが意味を成す物であるならともかく、「ここぞ」というキャラクターの見せ場・盛り上げどころでただ持って来られる点であったり(そもそも戦闘面でのクライマックスを「借り物」で補うのはシリアスな作品であるなら冷めやすいですよね)、「剣を持つ時は大張の持ち方にする」「合体は勇者ロボっぽくする」とロボット系アニメ自体が凝り固まった演出ばかりで食傷気味を通り越してきている段階だった点であったり、このあたりは折角出来が良いだけに目立ちました。
そんな不満もあってか、『夢のヒーロー』をバックに特撮版の姿を取り戻したグリッドマンが特撮版っぽく戦う最終回は人間ドラマコミで凄く盛り上がりましたけれど……。

ラストシーンで実写パートを持ってきたのは見事としか言いようがなかったですね。
「特撮版の続編がアニメ」という企画そのものを逆手に取り、更にはグリッドマンの設定も活かして、「アニメとして描出されてきたのは自分自身の夢世界の出来事であり、異世界と呼ぶべき場所だった」という形で落としてきたような見事さでした。
元々のグリッドマンのちょっとした話にしか出て来ない小道具が随所にちりばめられているのも驚きでしたが、消息不明なイメージがあった当時の翔直人役の俳優さんが表舞台に現れたり、配信で特撮版グリッドマンが多くの人の目に触れたりと、グリッドマン級の知名度の作品を再起させたのは奇跡としか言いようがないでしょう。
まあ、全体を通して「グリッドマンの続編」としても「1クールの連続アニメ」としても良質ではありましたし、脚本・演出・演技は非常にうまく噛み合っていたかと思います。

評価は「とても良い」です。
ま、余談ですけれど、元々グリッドマンを見ていた身としては、多くの人の手に触れるのがちょっと寂しいようなそういう想いも多少湧いたのがやや憎かったりもしますね…(笑)。
[共感]
2019/03/14 『現代的な高校生の会話劇の要素』『アニメキャラとリアルとの間くらいの性格設定』『アカネもまた…順々に情緒不安定になっていく様子には惹きつけられ』←この辺り私も良かったと思います。というか、そのおかげで普段見ないジャンルなのに楽しめました。ニワカですみません…(笑) by rie-ru



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