[アニメ]楽園追放 -Expelled From Paradise-: 2015/03/29 名もなき詩人


らくえんついほう えくすぺれっと ふろむ ぱらだいす / Rakuen Tsuihou -Expelled From Paradise-
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[推薦数:1] 2015/03/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:670(88%) 普通:60(8%) 悪い:33(4%)] / プロバイダ: 1856 ホスト:1892 ブラウザ: 5171
虚淵作品ではこれが最高の評価だと思う。以前から虚淵氏には日常的な機微などを描くドラマを描けないって批判があった。うん彼はそういう人じゃないと思う。まどマギの方が面白い面もある。それをすべて補うのは時間となる。ガルガンとサイコパスが合体したような世界観。何か集大成を感じる。まどマギほどの強い願いを感じない。その点軽い感じのあるドラマでもある。でもなんだろうその軽さが好きだ。宇宙に旅たつAIを見送るためだけに命がけで戦う二人。それが逆に何か重々しさがないアクション主体のアニメ映画の面白さになってる。当然それだけじゃこれだけ高い評価はしない。まどマギに較べてどうしても劣る部分が逆に個性になってて良いと感じてる。

さてじゃどこに惹かれたか?ガルガンティアで感じたAIは友達。これがすごく強く感じた。ディーバの忠実なエージェントであったアンジェラが上司に反抗してまでAIは人間と同等と強く主張するシーン。ここが感動的だった。彼の存在はぼんやりと人間臭さを感じさせる上手い伏線になってる。でもこれだけじゃ無い。これが爆発するシーンがアンジェラの上司への主張となる。彼女のガチガチのディーバ市民としての行き方を曲げさせてまでフロンティアセッターを救おうと弁護する、他者の多くの物を賭けてAIを救おうとするこの行為によってAIの人間性の尊厳は高められる。何かコレは人間とは何だ?と言うAI物の多くの作品と類似するようにAIから描くというSF的テーマ性と人間ドラマの両立を感じて強い刺激になった。

3DCGアニメーションに触れなければならない。ロボットバトルのときのアンジェラの表情はかなり頑張っていた。いくつか単調かもしれないと感じてしまうシーンもあった、しかしそれはわざと厳しく見た結果。まるでAIが人間?って目で疑いの目でフロンティアセッターを見ていた二人の初期の視点の様に。高いレベルでの極限を求めなければ3DCGは2DCGの代替になりうる可能性を見た。本当にこれはAIと人間の対比と似た見方だと思う。だって3DCGは機械が描くアニメ、2DCGは人間が手書きによるものをCGに起こしたアニメだから。機械と人間ってこの作品のテーマにふさわしいアニメーション。

後はラストのロボットバトルそのもの。これは楽しかったしジャンゴのトラップとの組み合わせも良かった。ただ見て楽しいバトル。ここにロケット発射の目的とその瞬間のシーンを組み合わせることによる映画として流れのウマさ。アリガチで多分これ王道の流れだと思う。でもそれまで積み重ねてきたものがあるからこういった王道の盛り上がりが光る。

後は全体的な世界観が持つ土台になる。ストーリーを展開させるのにこの世界観が必須になる。ここが魅力的。虚淵氏ここまで見てきた一貫してシステム自体の革命は描かない。今回はディーバすら凌駕する別システムの誕生があったのに、あくまでその中での一個人の物語を描く。それによって自身の考える土台の軸をしっかりさせる。ムチャで手に余る部分は描かない。創造主でありながら創造主に匹敵する主人公を描かない。

今回軸となる部分は簡単だった。しかし最初からこの作品が好きだった。それはこの世界を土台にした会話がイチイチ惹かれるから。病気と言うイベントもこの世界の世界観に深く絡まった形に描写される。会話の一つの一つが異世界での非日常性に溢れている。それに対するやや理屈っぽいジャンゴやアンジェラの会話が刺激的。

最後に感じたのはサイコパスの巻島にもしシヴィラの外に世界に出るって発想があったら違う人生だったのかもしれないって可能性を感じた。生命の危険のある外の世界より、社会ってやつに拘束されるディーバって世界がどうにも窮屈で耐えられないジャンゴのディーバへの不信感。これはもしかして巻島の別の形なのでは?と感じてしまう部分だった。



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