[アニメ]ポケットモンスター 結晶塔の帝王 (劇場版)


ぽけっともんすたー けっしょうとうのていおう / Pokemon 3: The Movie (Lord of the Unknown Tower)
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映像1.62(とても良い)13
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作品紹介(あらすじ)

世界各国で大ヒット中のテレビアニメ「ポケットモンスター」の劇場版第3弾。

バトルで疲れたポケモンたちを休ませようとサトシ一行は心に安らぎを与える緑の町"グリーンフィールド"へ向かい、
大きな館で寂しく暮らしている少女ミーと出会う。
本編:74分 上映館数:311館 観客動員数:420万人 国内興収:48.5億円

スタッフ
原案:田尻智
日本 開始日:2000/07/08(土) / 終了日:2000/09/08
公式サイト
1. 2000年 結晶塔の帝王 | ポケットモンスターオフィシャルサイト
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最終変更日:2008/02/20 / 最終変更者:石鯉 / その他更新者: 有線KKK / K Sato / 提案者:まつ (更新履歴)
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2016/10/28 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2210(57%) 普通:775(20%) 悪い:861(22%)] / プロバイダ: 24962 ホスト:24925 ブラウザ: 9081
『ポケットモンスター』の映画の三作目で、当時は母親と劇場に見に行った作品でもあります。
今作に関して言えば、何と言ってもエンテイという神秘性とカッコよさを重ね持った伝説のポケモンの存在感があって、「結晶化する町」が更にそれを引き立ててくれるという事で、劇場用作品として欲しい要素はだいたい使ってくれたかなというところ。
ストーリー自体も手堅く纏まっているものの、何か物足りなさが薄っすら湧き上がって来るというせいもあって、今見ると当時ほどの興奮は覚えませんでしたが概ね良作ではあったと思います。

まあ、今作でいえば、少女ミーの望みを叶える力を持ったアンノーンが両親がいない状態の少女に力を貸して結晶塔を形成するというところで、同時に伝説上の存在だったエンテイまで形成されて彼が「父」として暴走する物語でした。
少女のワガママまで全部叶える為にエンテイがサトシの母親を攫い、サトシたちは彼女の救出の為に奮闘するという形になってましたが、面白い一方で一つ一つのテーマが物足りないというのも少々残念なんですよね。
ミーはどうせなら母親が亡くなった少女にした方が伝わりやすかったような気もする(というか、元の首藤脚本ではそうだったのが後から来た園田英樹が変な手を加えたらしい)し、元々「両親のいない寂しさ」が原因で形成した空間にも関わらず「ポケモン」「旅」といった要素を進めて解決したのもなんか問題を反らしているようでもありました。これなら最初から「他者を拒絶して生きる少女」として描いた方が良かったのかなと思います。
また、ミーの「ポケモントレーナーになりたい」という願望自体が途中から出てきたような感じが否めなかったのもあって、第一作の『ミュウツーの逆襲』ほどの完成度は感じませんでしたが、このあたりを一貫したドラマにできればもっと良かったんじゃないかというところです。

あとは、やっぱりエンテイも画面上の迫力は大きいですが、ストーリー上では言う程攻撃してくる事もない落ち着いたキャラクターだったので、「ミーの願望に忠実な父」というのが結構ソフトなレベルで描かれているのも残念でした。もっとサトシたちに立ちふさがって来るようなキャラクターにした方が良かったんじゃないかって思っちゃいましたね。
何せ、カスミとミーがポケモンバトルしている最中はのんびり座っているくらいですから…。ミーの命令で戦う場面とか増やした方が良かったです。
ミーの意識だけがポケモンバトルしているっぽいシーンの一方、ミーは普通に起きてサトシのママと会話しているという事もあって、彼女らの意識がどうなっているのかよくわかりませんでした。ミーが眠っている時だけ大人ミーが出現するとかの方が良かったんじゃないかって感じです。

ただ、一応テーマとか抜きに終盤ごろは盛り上げ方が上手かったところもありますね。
かつてサトシのもとを離れたリザードンがサトシのピンチを知って単身飛んでくる場面は盛り上がりましたし、ピカチュウ、リザードン、エンテイの三匹がアンノーンの結界を破壊しようとする場面なんかはかなり迫力があったと思います。
とにかく、「こいつが主人公だ」って感じの三体だけで攻撃しますからね。
結晶塔が治って元の街が出て来る場面もカタルシスを感じましたし、ロケット団もちゃっかりサトシたちを助けるのに一役買うあたりでやっぱり彼らの人柄みたいなの感じましたわ。

評価は「良い」です。
シンプルではあるけど、テーマを考えるともっと感動させる構造にも出来たかも…と思うと惜しいところではあります。
伝説のポケモンが伝説のままで終わりつつ、雲の中にはそっと「エンテイ」の影がある場面なんかちょっと粋な終わり方かなぁ。
前半・後半で脚本が変わったグダグダはありつつも、前半に見受けられたエンテイの献身と少女の悲しみ、後半でのヒーローバトル的な盛り上がり、一貫した「画」の良さを考えるとこのくらいの評価です。

2016/09/10 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3475(33%) 普通:3656(35%) 悪い:3387(32%)] / プロバイダ: 26858 ホスト:26793 ブラウザ: 5213
ミレミアムの年に上映されたこの劇場版3作目は、「家族愛」がテーマだった様ですが・・・・・

まず印象的だったのは、序盤サトシ役でもある松本梨香氏が歌手の「OK!2000」が
ポケモン達のバトルのバックにフルバージョン(だったらしい)として挿入された事で、
サトシらのポケモンにかける強い愛情と情熱を改めて認識させられたかのような
良曲でしたね。

そのサトシとも知り合いだったらしいミーが今回のゲストヒロインだった様で、
数少ない肉親(親父)と突然別れてしまった事で暴走しかけてしまった様である。
サトシの母ちゃんも、思ったよりも何か目立った前触れもないままサトシらと
再会してしまった様な?でしたが、戦う相手に合わせて外見年齢が変化した等独自の
味付けもなされてはいました。

必要以上に好き勝手やっていたわけでもなく、サトシ一行とロケット団それぞれの
「友情と絆」も良く再確認等されてはいましたが、まあミーや彼女の願望が生み出した
エンテイがどうなるかとか予定調和的な面もあった様なで、リンも加藤あい氏の演技は
まあ本業じゃないからこんなものだったかなあな程度でしたね。要所でサポートした等
もう一つのテーマだったであろうその「友情と絆」を彼女も象徴していたとは
言えたでしょう。

ミーが家族仲良くまた一緒に過ごせるようになったのは普通に良かったねでしたが、
ミューツーの逆襲にはやや及ばないながらもそれなりの佳作だったでしょう。

2015/11/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 21252 ホスト:21261 ブラウザ: 7422
【良い点】
エンテイがこれまで以上にかっこいい
ゲストヒロインのミーが成長した姿で出て来る場面
他のゲストキャラにも出番を与えている

【悪い点】
アンノーンが大量に出てくるところはトラウマ物

【総合評価】
エンテイが中々かっこ良く描かれているね、アンノーンに立ち向かっていく姿には心を打たれる、
ゲストヒロインのミーが成長した姿で出て来るのも良かった、でも僕は5歳のままのミーちゃんのほうが好きだな
他のゲストキャラにもしっかりと出番がある、これも大事、
伝説のポケモンを中心に話を進めた印象深い作品

2015/05/12 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 2603 ホスト:2556 ブラウザ: 9629
【良い点】
・映画らしく素直にいいと思えるストーリー
・アンノーン達が印象的
・作画もよかった

【悪い点】
・特になし、強いて言えばエンテイが過保護

【総合評価】
テーマがシンプルで、比較的他のポケモン映画より誰でも
素直に楽しめれる作品だったと思います。アンノーン達の
存在感は凄くあって、映画らしさがあっていいと思いました

エンテイもなかなかカッコよく、ゲストヒロインの子も
可愛いくて、ポケモンファンからしたらこれと言って
欠点はないかなと思います。 とても良い作品だと思います

2014/10/10 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:972(58%) 普通:375(22%) 悪い:325(19%)] / プロバイダ: 17199 ホスト:17000 ブラウザ: 5171
凄く久しぶりに見ました。懐かしすぎて・・・というのは置いておいて

この映画はポケモン映画2作目で今回は「家族」がテーマ?の作品です。
金銀時代真っ盛りの頃の映画でサトシのポケモン達のポケモンや登場するポケモンも赤緑時代と金銀時代が入れ混じっています。

内容自体は前2作と比べてもそんなには面白いと思わなかったけども(期待しすぎちゃったのかも?
エンテイかっこいいしこの頃のポケ映画の映像の美しさとかでそれなりに楽しめました。

あとロケット団は今回もいいキャラでした。

評価は「良い」でっ!

2013/04/14 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:58(53%) 普通:28(25%) 悪い:24(22%)] / プロバイダ: 14183 ホスト:14162 ブラウザ: 13707
【良い点】
まだポケモンマスターになれない年だろう女の子ミイがかわいいポケモンを使って戦うところ、エンティの父としての愛

【悪い点】
アンノーンのシーンはもっとドーンと目立ってもよかった

【総合評価】

夢や親子の大切さリザードンの登場はよかった。

2012/05/30 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 27699 ホスト:27764 ブラウザ: 3458(携帯)
本作は“親と子"を含めた“絆"がテーマとなっています。

ミィを取り巻く環境がそれに当てはまり、エンテイは娘の願いを叶えようとする父親であり、サトシのママは娘を見守る母親でした。劇中では幾度となくそう思わせる場面がありました。例えばミィに間違いを諭すサトシのママは母の顔だし、娘を脅かす相手に立ち向かうエンテイはまさしく娘を守る父だ。

しかし、時に子は親に守られるだけでなく、自分できちんと物事を考えなければならない。父が行方不明になってしまったショックから、結晶塔という自分の殻に閉じ籠もって、他者が自分の中に入って来ることを拒むようになってしまったミィ。

結晶塔はミィの望む全てが叶う世界。しかし、そこはミィだけで完結してしまった世界であり、そこで得られる幸せは空虚なものでしかない。ミィ自身は気付かなくとも、彼女だって無意識にそう感じている。だからこそ、彼女は結晶塔の中に閉じ籠もりながらもポケモンバトルを楽しんだり、仲間を羨んでいたのだ。

サトシの言うように、結晶塔にいる限りずっと独りぼっち。確かにミィは外の世界で辛い目にあったが、外の世界には仲間がいる。

本作では“仲間"という言葉に重みをもたせる為に随所で人と人の連携、ポケモンとの協力が描かれているので、サトシの言葉にも充分説得力がありました。

劇中で何度も出てきた、「できるよ。ミィが望むなら」。この台詞がすごく印象的でした。
これは多分、結晶塔の中だから、という意味だけではないと思います。
まるで本当の親子のような、親が子に注ぐ愛情の温かさが抜群に伝わってきました。
君ならできる。この映画を観た子どもに一番メッセージを伝えた場面だったんじゃないかなと、そう感じました。

映画本来のアニメーションもかなり質が高く(特にリザードンとエンテイの戦い)、観るだけでも充分楽しめるので評価は“とても良い"で。

[推薦数:1] 2012/02/02 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:77(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 36387 ホスト:36270 ブラウザ: 2142(携帯)
映像が凄かったです。
アンノーンの動きや結晶の映像がものすごく綺麗で凄いなと思いました。

リザードンが帰ってきたのは嬉しかったです。
当時サトシのポケモンって小さいポケモンばっかりで、これじゃエンテイなんかに敵うわけないだろと思ってたので帰ってきてくれてよかったです。
結構ボロボロにされてたけど唯一の対抗馬でしたね。炎タイプ同士ということで、バトルシーンも凄く迫力ありました。

ストーリーも良かったです。
サトシは自分のポケモンと同じくらい母が好きだということがわかりました。
後この映画は空気キャラがいないのも良かった。
カスミもタケシもロケット団も活躍していて良かったと思います。

ED主題歌は個人的にはイマイチだったでしょうか。
ポケモン映画の中だったらルギアかセレビィの時のED主題歌が好きですね。

2012/01/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:70(89%) 普通:3(4%) 悪い:6(8%)] / プロバイダ: 16351 ホスト:16404 ブラウザ: 5345
【良い点】
1、家族の絆
2、ストーリー
3、舞台

【悪い点】
特になし

【総合評価】
舞台が平和なイメージに持てました。
とても良い

2011/06/03 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:6(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 35392 ホスト:35381 ブラウザ: 4820
【良い点】
家族愛の大切さについてよく書かれてる
リザードンの再登場 リザードン好きの自分としてはすごくうれしかったです
タケシとカスミにもバトルがある この二人の見せ場があるのはうれしいですね
主題歌がすごいあってる
エンティの最後が感動する

【悪い点】
なし

【総合評価】

小さいときにビデオ借りてきて友達と見ました。改めてもう一回みるとすごいいろいろなことが伝わってくる作品です。エンティが最後ミーのためにアンノーンを消そうとするときの「パパがんばって!」はすごい感動します。評価は最高で

2011/05/22 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:545(77%) 普通:26(4%) 悪い:139(20%)] / プロバイダ: 20315 ホスト:20349 ブラウザ: 11754
親子の大切さを教えてもらった作品でした。
バトル展開が少年漫画のような感じで少し白熱しました。エンテイも底知れぬ強さでゲストキャラもとても良かったでした。
まさかのサトシの母さんが重要人物になるとは思わなかったです。そして映像がとてもきれいでした。

2009/05/03 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:388(59%) 普通:98(15%) 悪い:177(27%)] / プロバイダ: 21365 ホスト:21164 ブラウザ: 4483
【良い点】
・豪華声優陣

・作画が奇麗

・親子愛をテーマにしたストーリー

・タケシとカスミにも少しながら出番があった

・エンテイとリザードンの迫力あるバトル

【悪い点】
・特になし

【総合評価】
・ポケモン映画の中ではミュウツーと並ぶ傑作です(個人的にはミュウツーの方が好きですが)。
小6のとき夏休みに友人と見に行ってかなり興奮してました、評価は「とても良い」で。
今のポケモンではこの作品程の興奮と感動は無理だろうなあ・・

[推薦数:1] 2009/03/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:95(90%) 普通:0(0%) 悪い:10(10%)] / プロバイダ: 39687 ホスト:39496 ブラウザ: 7452
劇場版ポケモンの第3作目となります。主役ポケモンは「唯一神」ことエンテイです。伝説のなかではちょっと不遇なエンテイ様ですが、今回は圧倒的な強さを持つポケモンとなってますね。

というのはさておき、今回は「家族愛」がテーマとなっています。
家族愛を扱った作品は多いですが、この作品は「ふれあい」によるものとはどうも違いますね。と言いますのも、今回の物語の中心人物であるミーのことで考える部分があるからです。

エンテイが現れ、ミーの父親となるまでの過程なんですが、
ミーが絵本のエンテイを父親と見る→アンノーンによってシュリー博士(父親)が消滅→ミーの願い(パパが戻ってきて欲しい)がアンノーンを媒介としてエンテイを召還→ミーは父親がエンテイになったものと見て、エンテイはミーの父親となる
というかたちになります。
まぁ、父親を消したアンノーンのイメージを具現化させる力がミーの心に空いた穴を補填したという構図は皮肉ではありますけどね。しかし、重要なのはそこではありません。

さて、この作品は何に焦点が当てられているのでしょうか。それは観念的なところではありますが、ミーの「願い」なんだと思います。
「ママが欲しい」「ポケモンバトルがしたい」等、ミーはエンテイに色々なことをねだります。そして、それらは次々と叶えられていくのですが、これは子供なら誰でも求める衝動とでも言うんでしょうか、お願いを言えば誰かが叶えてくれるという理屈を持っていた人は少なくはないと思います。例えば、もし子供のとき母親がいなかったとします。そのときに、母親と手を繋いで帰る友達を見て「お母さんが欲しい」と思うものでしょう。みんな持っているものでしょうし、ましてや愛情を求めるものでしょうしね。また、作中では、ミーがタケシやカスミとポケモンバトルをする場面があります。これは「大人になったらポケモンバトルができる」「若くてもジムリーダーになれる」という部分を読み取ってミーが姿を変化します。この辺も「大きくなったら○○ができる」という願望が作用したものでしょうからね。大人ができて子供にはできないことに子供は憧れを持ち、それになりきろうとするのも子供の考えることです(例えばおままごとなどの「ごっこ遊び」はその最たる例でしょう)。 ミーの置かれた状況を考えたら、そういった願望はまず持つものだと思います。このとき、大人の視聴者はミーのことをくれぐれも駄々っ子だと思ってはならないでしょう。
こう分析しますと、子供の視聴者はミーのことをどう思うのかが気になりますね。おそらく、ミーに感情移入できるものがあるかも分かりません。しかし、あくまで活躍するのはエンテイであって、主役ポケモンであるエンテイがどういうふうな活躍をするかが視聴者の感心の対象になると思います。または、サトシ達がミーをどう助けるのかを注目するものだと感じます。この二者を考えたとき、この作品の上手さを感じるところがあるんですよね。

まずは、エンテイの視点からこの作品を見てみましょう。ミーのイメージする「頼れるパパ」というものがあるためか非常に強いです。エンテイの目的は「娘であるミーの願いを叶えること」であり、願いを叶えるためならどんなことでもします。そして、ミーの声をそのまま実行に移す役でもあります。サトシの母親を拉致してミーの「ママ」に仕立てることもしましたしね。
少し話をずらしますが、子供にとって父親というものは、怒ると怖いものではあるけれども自分を最も大切に思ってくれるヒーローなのです。エンテイはそんな「理想の父親」であり、同時にそれはミーが失った父親の幻想でもあるのでしょう。そして、たとえ幻であっても父親であろうとするところに意志の強い部分もありましたね。
では、サトシたちの意義についても考えていきます。ここで彼らが見せたものはテーマ性に関わることはあまりせず、内容的にはポケモンバトルが中心でしょうね。ですが、見せ場はありました。サトシだけでなくカスミやタケシも対戦する場面があるなど目立った部分はありましたし、窮地に立たされたサトシを救いに現れたリザードンの勇姿と、エンテイ相手に互角に渡り合うというところも勿論のことです。ですが、この辺で重要になるのは吹っ飛ばされたサトシを救出する場面でしょう。こういった場面で、「仲間」とは、「絆」とは何かをミーに問うたことは、エンテイの戦いをミーの口からやめさせたきっかけになりましたしね。ただ、少なくとも今回のサトシ達は脇役のひとつといった体裁ではありましたけどね。

最後のエンテイがアンノーンの暴走を阻止する場面はぐっと来ました。父親として、体を張ってミーのために最後まで行動していたんだなと思いましたね。子供がドアを開けるのを見送る親の姿がそこにはありました。「子供の自立」を願うその姿は、上述に示したような「ミーの願い」ではなく、「父親」である「エンテイ自身の願い」が込められてましたから。
この作品の、少し特異ではありながらも親子の絆を描いた作品という体裁は、(不適切な比較対象ですみませんが)『AIR』『CLANNAD』に通じるものを私は覚えましたね(何の因果か、この作品の制作には『AIR』『CLANNAD』のTVアニメ版を担当した京都アニメーションも参加してましたよね)。

作画面では、結晶塔のビジュアルが印象的ではあります。縦に伸び、グリーンフィールドを侵食していく場面は不気味とはいえ、神々しさもありましたからねぇ。まぁタイトルから『クリスタルバージョン』と関わりがあるように見えますが、時期的に多分関わりは無いでしょうね。また、本来のグリーンフィールドの姿も綺麗でした。
声優につきましては、竹中直人さんは声優でも普段通りのいい演技だったと思います。また、ミーの役の矢島晶子さんにつきまして、やはり子役だと強いなぁ、とつねづね思います。

総評ですが、「最高!」寄りの「とても良い」といったところでしょうか。個人的には折角のオリジナルだったリン(デザインも好きですね)の活躍の場を増やしたり、成長したミーが旅立つ場面をエンディングで描いて欲しかったかなとは思いますけれども、今更多くを求めるのは野暮ですよね。テーマ性の部分でも分かりやすい作品でしたし、親子で観るにはもってこいのポケモン映画のひとつだと私は思いましたね。
最後に余談ですが、アンノーンがミーの願いに反応したのはアンノーンが「言霊」を表したものだからだと思います。アンノーンはアルファベットから派生したものであり、その言葉のひとつがポケモンになったものです。昔から、声に出したり文字に書いたことは現実になるものと言われていますからね。文字がポケモンのように意思があるのなら、ミーの起こした現象やアンノーンの力は妙に納得してしまえます。
[共感]
2009/06/09 作品のテーマが実に丁寧に分析されています。そして、最後のアンノーン=言霊説には、その洞察力の鋭さにただただ唖然とさせられるばかりでした。 by 青いエビータ

2008/09/18 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:431(69%) 普通:102(16%) 悪い:91(15%)] / プロバイダ: 29983 ホスト:29908 ブラウザ: 8090
ポケモン映画は全体の半分ぐらいの6作品を観たが、これが一番酷かった。
親子の絆がテーマとは言っても、エンティはミーのわがままを叶えてやろうとするだけで、全く温かみも好感も持てなかった。
ミーがバトルの時に大人になる必然性も理解できない。精神状態はそのままで声とか体だけ大人にしてどうする?
せめてタケシがお姉さんになったミーにメロメロになるとかの展開があればおもしろかったのだが。
釈然とせず見せ場のないストーリー展開に、魅力のない主要キャラ…
評価できるのは成長したリザードンの登場のみですね。
「とても悪い」で。

2008/04/04 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:10(67%) 普通:3(20%) 悪い:2(13%)] / プロバイダ: 8709 ホスト:8574 ブラウザ: 4926
最初にこの映画を見たときは感じるものが少なかったのですが、現在になって改めてみてみると作品のよさが伝わってきました。
アンノーンのおかげ(?)で、散々でしたが、反対にミーの感情がよく伝わってきました。
とても共感できる感動作だと思います。

サトシのママ登場には吃驚しましたが、個人的に嬉しかったです。
「家族」というものが大事だと気づかされる作品でした。

たまにこの映画がテレビで放送されると聞くと、ついつい見てしまいます。
最後のシーンはうるっときました。
音楽もその雰囲気を出していてくれたと思います。

駄文失礼しました。

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「これは個人的にポケモン映画の中では「ミュウツーの逆襲」に次ぐ傑作だと思います。ゲームでは強さの面で今...」 by 青いエビータ


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2016/09/10 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 47448 ホスト:47315 ブラウザ: 10602 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事感動/熱血/面白い/格好良い/可愛い 
ストーリー最高(+3 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)
映像最高(+3 pnt)
声優・俳優最高(+3 pnt)
音楽最高(+3 pnt)

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... 〃)64.6億円 ※"10年10月22日「金曜ロードショー」で放送 第10位 劇場版ポケットモンスターポケモン ルギア爆誕(〃)36億円 第11位 紅豚(〃)28億円 第12位 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ(〃)50.2億円 第13位 劇場版ポケットモンスター 結晶帝王ENTEI(東宝) ...
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