[アニメ]OVERMANキングゲイナー


おーばーまんきんぐげいなー / OVERMAN KING-GAINER
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注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 漫画:オーバーマンキングゲイナー
アニメ総合点=平均点x評価数98位6,226作品中総合点191 / 偏差値78.41
アニメ平均点416位2,817作品中平均点1.55=とても良い/123評価
2002年アニメ総合点8位159作品中
評価統計
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音楽2.36(とても良い)14
キャラ・設定2.21(とても良い)14
映像2.00(とても良い)14
ストーリー1.86(とても良い)14
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作品紹介(あらすじ)

地球環境が悪化した未来。シベリアのドームポリス「ウルグスク」に住む「ピープル」の一人ゲイナー・サンガはドームポリスからの脱出「エクソダス」に反対していた両親を暗殺され、日中は学校に通い、家ではテレビゲームに埋没するという孤独な毎日を送っていた。そんなある日、ゲイナーは授業中唐突に現れたシベリア鉄道警備隊に拉致されてしまう。その理由とは自らの忌み嫌う「エクソダス」の共謀だった・・。
※ このあらすじ部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
◇スタッフ◇
企画:内田健二(サンライズ) 川城和実(バンダイビジュアル)
原作:富野由悠季
連載誌:コミックフラッパー/メディアファクトリー/月刊ニュータイプ/角川書店
日本 開始日:2002/09/07(土) WOWOW / 終了日:2003/03/22 全26話
オープニング動画 (1個)
キングゲイナー・オーバー!
歌:福山芳樹 詞:井荻麟 作曲:田中公平 編曲:田中公平 [ファン登録]
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最終変更日:2016/03/08 / 最終変更者:fate1734 / その他更新者: ソンプーGU / ウィングゼロ / uhs / SS / myu / KME / 提案者:高山有人 (更新履歴)
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2018/12/26 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:718(41%) 普通:430(24%) 悪い:620(35%)] / プロバイダ: 21126 ホスト:21210 ブラウザ: 4697
【良い点】
・冨野作品としては比較的明るい雰囲気。いつもの人死に満載路線よりは、まだ
口当たり良く見られる。

【悪い点】
・二人の「ゲイナー」は必然ではなく製作側のご都合主義。他にもご都合主義に過ぎる
設定や展開が目白押し。明るい作風を言い訳にされても困るんだが。
・初回から確信したが「ザブングル」の劣化焼き直し。元のデキがまぁまぁ良いだけに
さらに良くなるはずなのだが・・・あれっ?
・キャラクターの言動が不自然で実在感が薄い。まさに作り物としか。特に主人公の
初期の行動原理にコアが無いため、製作側のマリオネットにしか見えず。
・オーバーマンその物とオーバースキルの数々が、まさにオーバーテクノロジー過ぎ。
「超科学」では言葉足らずで、もはやマシーンが使う「超能力」。
・オーバーデビルとかワケ判んないですけど。
・ラストはグダグダ。

【総合評価】
「悪い-」。初回から「ザブングルを現代的にリファインしてみました」な作品と確信。
ゲイナーがヒッキーゲーマー、なんてのも視聴層を意識した改変だが、同じく両親が
死んでいても、仇への復讐という元ネタのジロンより行動原理に説得力持たせられるのか疑問。
それが全く解消されず次回へ・・・こりゃ駄目なんでは?と早速怪しい気配がビンビン。
案の定、その後も世界観や設定をきちんと説明せず、見せる事で納得もさせられず、
世界や背景に関しての疑問はほぼノータッチで話が進む。そしてオーバーマンの超能力合戦・・・
この辺りでもうムリと判断。視聴中止(とは言え早回しでストーリーは見たが、やはり駄目だな)。
オーバーマンのトンデモスキルの数々はアニメという虚構なんだから別にいいが、その
理由やオーバーマン自体の不自然でない由来を全く語らず仕舞いなのはマズいだろう。
見せ場で繋ぐ事でドラマや設定のアラを誤魔化して進む姿勢は非常に不愉快。
ザブングルを踏まえてこの程度のデキとは。自分の過去の栄光に縋る事、人はそれを「スランプ」
と言う。本作は冨野のスランプ作品なのでは?お勧めし難い。
これだったら色々古臭かったり欠点もままあるものの「ザブングル」を見ていたほうが
有意義な時間。白冨野なら、ザブングルとターンAの再視聴を推奨。

2018/12/26 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(25%) 普通:1(25%) 悪い:2(50%)] / プロバイダ: 17256 ホスト:17335 ブラウザ: 8247
【良い点】
明るいノリ

【悪い点】
それ以外の全部

【総合評価】
独自性あふれる世界観、社会システム、メカニック。なのになにもかも説明がない。ここまで徹底的に説明省いて何がしたいのか意味がわからない。テンポの悪すぎるギャグシーン10秒削って根底の世界の状況を説明することもできなかったのかな。
後半まで頑張ってみたけどそもそもストーリーと世界設定が密接に絡まってるので
説明がない以上何にも感情移入ができないので断念しました。
事前に調べろ、は言い訳です。

2017/04/16 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:8(62%) 普通:3(23%) 悪い:2(15%)] / プロバイダ: 10358 ホスト:10253 ブラウザ: 5143
【良い点】
文化やメカの設定がとにかく細かく考えられていて新鮮です。
作画が、とにかくきれいによく動くのでこのおかげで
多少???となっていても最後まで見れます。

【悪い点】
設定が細かいので最初の方わけわかんないまま見る羽目になります。
最後の締めくくり方が、少し強引かな。。。という感じでした。

【総合評価】
冨野作品を知らない人に先ずお勧めする作品としては
この作品がちょうどいいかなと思います。

2016/08/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 21616 ホスト:21520 ブラウザ: 10181
【良い点】
・富野作品らしいセリフの言い回し。特にシンシアの『甘い、甘いよチョコレートより』が好き。
・ゲイナーが戦闘重ねるごとに逞しくなっていくところ。
・富野作品にはないコミカルでギャグのような内容がなんか新鮮でいいこと。

【悪い点】
特にない

【総合評価】
自分にとって富野作品の中ではキングゲイナーをオススメします。でも勿体無いのは、流石にWOWOWで放送されたこともあってか地上波の放送とは違いちょっと目立たない作品である為もっと評価されるべき作品だと思いました。

2016/02/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(50%) 普通:0(0%) 悪い:1(50%)] / プロバイダ: 6853 ホスト:6744 ブラウザ: 7960
【良い点】
世界観とストーリー、これに尽きる。ロボットが出てるからロボットモノという安直な括りで縛れない魅力がある。
敵味方勢力双方共に相手を殲滅したり、殺したりする為に戦ってるわけではないのがミソだと思う。

【悪い点】
行き当たりばったりでちぐはぐな部分がある事。
デジタル移行期の作品である為に作画の落差が激しい事。(※作画が良いシーンは滅茶苦茶ヌルヌル動きます)

【総合評価】
粗もあるが作品全体の雰囲気作りとして、とりあえず勢いでやってしまえ!という空気があるので余り目立たない。
昨今のロボットアニメとは明らかに毛色が異なるな独特な魅力を抱えた作品。
冨野監督と聞いてピンとくる人にはもちろん、ガルガンディアなんかが好きな人にもオススメ出来るかも知れない。

2015/06/11 普通の立場コメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 31699 ホスト:31661 ブラウザ: 7912
【良い点】
中盤まではテンポが良く、いろいろな伏線も張ってあって(あるのかと思って)楽しめた。

【悪い点】
後半、シンシアが出てきてからは、ありきたりのつまらない展開になってしまった。

【総合評価】
イマイチ。

2015/04/23 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 10127 ホスト:9800 ブラウザ: 9022
冨野監督らしく説明なしの固有名詞のオンパレードと
意思の疎通のできないキャラクターたちにうんざりでした。

ストーリーは脱走以外に何がしたいのかわからないし
オーバーデビルが登場してからは全くわからなくなり興味がなくなりました。

最後も普通に終わっていたので盛り上がらなかったです。

2015/02/01 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:58(69%) 普通:6(7%) 悪い:20(24%)] / プロバイダ: 24095 ホスト:24094 ブラウザ: 4894
【良い点】
OPに始まり、全体的に漂う明るく、軽いノリ。
登場人物に死人が殆ど出ないのもまた良し。
【悪い点】
カシマルを死なす必要は無いでしょう。色物で味のある悪役なのに。
当然ながら世界設定が全く判りません。オマケに説明も殆ど有りません。
【総合評価】
白富野明快娯楽作。
直球過ぎるOPから、結末まであまり考えずに見て楽しめます。
小難しい裏設定も有るようですが、無視したところで大勢に影響はありません。
ただ、主人公のゲイナー君は小利口で全体的にテンションが低く、
親の敵を前にしても燃えるような怒りや葛藤が余り感じられません。
こーゆー作品には単純熱血馬鹿系主人公の方が相性がイイんでしょーが、
富野監督作品の主人公なので中々そーも行きません。
ただ、ゲインを除く他がほぼお馬鹿ばかりなので、まあ、バランスが良くなっては居ますが。
と、云うわけで、とても良い。
作品の明るさと登場人物のお馬鹿の比率は正比例しますねえ。お馬鹿万歳!ハイルお馬鹿!

2013/12/09 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 3337 ホスト:3290 ブラウザ: 5386
【良い点】
説明よりも動きで見せていく事
2人のコンビ
オーバーマンの使い方
作画が独特の世界観を再現している。
【悪い点】
初めの内よくわからない

【総合評価】
冨野監督っぽい台詞も出る独特のSFワールド

[推薦数:1] 2013/12/05 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:7(88%) 普通:0(0%) 悪い:1(12%)] / プロバイダ: 7789 ホスト:7616 ブラウザ: 7861
前半〜中盤は文句のつけようがなかったです。
富野はアニメ作家ではなくSF作家なんだと思いました。
キャラクターではなく世界を、文化を主人公にしていると感じました。
1話目を見た時の「え?え?どういう事!?」という楽しい戸惑い。
徐々に明らかになっていくエクソダスの目的と、何故エクソダスをしなければならないのかという社会の説明。
個性的で愉快で格好いいキャラクター達。
移動する街という常識をぶっ壊す世界観。
半端じゃないクオリティの作画。
そしてあのオープニング!
何をとっても最高級で、やっぱり富野は凄い!!と思いながらワクワクして見ていました。

しかし、最後4話くらいの堕落っぷりが酷かった。
私はかなり理屈っぽい人間なのでよけいそう感じるのでしょうが、いきなりすごく適当になった感じがしました。
まずSFとして色々破綻し始めて、ちょっと今まで出てきた設定だけでは説明出来ないことが起こりすぎます。
そもそもオーバーマンって何なんだ?シベ鉄が開発したものは良いとして、それ以外のオーバーマンは何処から来たんだ?
キャラクターの行動も「この人がこの場面でこんな事をするだろうか?」と考えてしまう展開が多くなるように感じます。

しかし、この作品が持つパワー、斬新さ、可能性は素晴らしいものがあります。
私もそんなこのアニメが大好きです。
だからこそ、最後の破綻が悔しくて悔しくてたまりません。

というわけで、「良い」の評価に留めさせていただきます。
最初のクオリティのままそれなりに話が丸く収まったら文句なしの「最高」だったんですが・・・
[共感]
2013/12/05 富野氏は毎回、終盤で詰め込みすぎちゃうんですよねぇ…… by 狗が身

2013/09/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:919(59%) 普通:346(22%) 悪い:290(19%)] / プロバイダ: 5522 ホスト:5462 ブラウザ: 5386
【良い点】
・主題歌・・・本編の内容にとても合ってます。EDの歌詞と同じようなセリフを言ってるシーンもありましたね。
・ケジナンなど憎めない敵キャラたち
・時を止めたり、盗んだり、人の思っていることが分かるようになるなどさまざまなオーバーマンのオーバースキル。
・ゲイナーとサラの関係ににやにやできる
・キッズ・ムントが地位が高いだけのキャラではなく、アスハムと生身での戦闘になった時とかも普通に強かったこと。
・ヤッサバが生きてたこと
【悪い点】
・特になし
【総合評価】
評価はとても良いで。

2013/07/18 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:34(76%) 普通:0(0%) 悪い:11(24%)] / プロバイダ: 10718 ホスト:10724 ブラウザ: 6169
【良い点】
ゲイナーのところどころのカッコ良さ。
福山のOP。

【悪い点】
ゲイナーのところどころのカッコ悪さ。

【総合評価】
本当なら良い点と悪い点で相殺されて評価は「普通」になりますが、どこまでも退屈しないストーリーを評価して「とても良い」です。

[推薦数:1] 2013/01/27 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:102(70%) 普通:36(25%) 悪い:7(5%)] / プロバイダ: 28271 ホスト:28532 ブラウザ: 5145
氷と雪に閉ざされたシベリア。ドーム都市に住む人々がエクソダスということでヤーパン(日本)を目指し都市ユニットごと脱出する。
エクソダスには批判的だった少年ゲイナーは、エクソダスの請負人ゲイン、及びガウリ隊のリーダー・ガウリやその仲間たちとも仲良くなって、キングゲイナーという名前のかっこいいロボットに乗って、シベリア鉄道その他の悪役と戦う。
キングゲイナー、シャレにならないぐらいかっこよくて、フォトンマットって言うんですか、リングがふわっとしてて空を飛んで左右上下にフリーダムで悪役ロボットと戦うかっこよさときたらたまらない。
悪役も含めて主要キャラは、どう考えても確実に死んでるだろ、と思えるような戦闘でも死なないで、敵は「覚えてろ!」とか言ってまた別のオーバースキルを持ったオーバーマンで攻めてくる(例外はあります)。
見ていてこんなに楽しいアニメって滅多にないし、12・13話の巨大列石を舞台にした話なんか、えー、どうなってるのカット割り、とか思いながら戦闘シーンのフリーダムを楽しんだ。
マクロスとかプリキュアだと普通に「敵が向かって左側」の立ち位置が、そんなの関係ねぇ、とばかりキングゲイナーぐるぐる回る。
キャラの立て具合も含めて、こんな面白いアニメに出会ったのは『未来少年コナン』以来と言っても俺の場合には間違いではない。
ただちょっと、ラストが唐突すぎるし、終わってないよねこの話。アスハムとゲインの、己の血を賭けた争いも、妹があっけなく出てきて去ってっちゃうし…。

【良い点】見ていて楽しい。あとアナ姫可愛いです。
【悪い点】もうあと数話あってもいいかもね。ロンドンIMAは結局どうなったのか…。それから登場人物の名前覚えにくい。
【総合評価】富野由悠季アニメ舐めてました、ごめんなさい。ターンA見ます。

2012/12/26 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 32965 ホスト:32945 ブラウザ: 4895
改めて再評価を。

本作はガンダムでお馴染みの富野氏によって作られた【エンターテイメント作品】です。
オーバースキルなる能力を持ったロボットによるスピーディかつバリエーション豊富な戦闘の数々はそのコンセプトに恥じぬ出来。
これまでの作品と比べてなりを潜めた富野節や、人がそうそう死ぬことのない明るめの雰囲気といい、これまでの富野氏の作風とはあまりに異なる。ここに戸惑いを覚える方は多いことでしょう。

で、そうした結果この作品が面白いかというと、面白い。
まず第一に、先に挙げたように多彩な能力によるバトルが魅力的。キングゲイナーの【加速】はもちろんのこと、なんでも盗めるロボットだったり、一軒家ぐらいの大きさの機械を片手で持ち上げれる怪力だったり、変身能力を備えているやつ、果ては時間を止める機体などラインナップは実に豊富。そんなロボットが個々の能力を遺憾なく発揮してドンパチやるのだから、これでつまらないワケがない。元々、富野氏は戦闘描写のセンスが光る監督なので。
そして、地味にこの作品をエンターテイメントたらしめている要因の一つとして、敵オーバーマンが撃破されている、というのがあります。1話完結の戦いの中に起承転結があり、その転の部分で敵機体がきっちり撃破されているから、その戦いに敵オーバーマンの能力がフルに使われる。それを乗り越える為に主人公機や味方陣営もまたやっきになるから、全体として戦闘の密度が濃くなってるんですね。そこに田中公平氏の音楽が加われば、エンターテイメント路線のロボットアニメとして充分機能しています。

他にもキングゲイナーの顔アップやオーバースキル覚醒時に髪の毛が靡くなどの演出が加わっており、そこにとんでもな能力も合わさってロボアニメとして高い水準となっていると感じました。

で、ストーリーですが、本作はゲイナーやシンシアを通して【自立】を描いています。ドームポリス=社会の抑圧。ヤーパン=自由です。
しかしこうして考えると、エクソダスとはしべ鉄が言うとおり、社会からの逃亡になりはしないだろうか? と疑問に思われるかもしれませんが、そうではありません。
何故なら、エクソダスするゲイナー達が、困難な道のりを歩んでいるから。これがもしも、社会からの逃避であるならば、もしくは社会から逃避するだけの軟弱な奴らであるならば、そもそもエクソダスなんて断念していることでしょう。実際、エクソダスを途中で諦めた連中や、エクソダスを妨害することを生業にしていたエリアルなどがいい例です。
そうした困難な道のりの中で次第に生まれる絆と、ラストの自立の描き方が実に良い。

ドームポリスを離れ、エクソダスの旅で様々な体験をしたゲイナーですが、終盤にてオーバーデビルによって操られ、心を閉ざして仲間であるゲイン達の前に立ち塞がります。
「僕にはエクソダスなんてない」
心を閉ざしたゲイナーの台詞が印象的でした。
最終的にはゲインの活躍によって心を取り戻したゲイナーがオーバーデビルを倒して話は終わるのですが、この場面でゲイナーの人としての成長は間違いなく表現されています。それが、プラネッタのオーバースキルでサラとシンシアが心を取り戻した場面です。

この時、二人の脳裏に浮かんだ記憶はゲイナーの想いであり、重要なのはその想いによって二人が自我を取り戻したということ。
自分の愛は届かないと知り、絶望するサラにはゲイナーの彼女に対する愛が(リュボフに言われて彼女が実行しようとしたことを図らずもゲイナーがやったというところがミソ)、孤独な自分に塞ぎ込むシンシアにはサラを含めた三人の間に結ばれた友情を。

この想いに触れ、二人はオーバーフリーズ――自分の殻から解き放たれる。大人であるゲインが子どもであった彼に対して行ったのと同じやり方で、です。
ゲインの言葉をキッカケに、ゲイナーは自らの発言を撤回するかのように己の殻を抜け出し、そしてゲイナーがエクソダスを通してサラとシンシア――誰かの心を動かせる人間に成長したのだと魅せつける演出はとても良かったと思います。

しかし。しかしです。問題なのはこのあと。自立したゲイナーが、オーバーデビルを倒す場面。ここがあまりにも呆気ない。せっかくカタルシスを感じられる流れになったと思いきや、そのあとはオーバーヒート一発で終了というのは味気ない。ここをどうにかして欲しかった……。同じ一発K.Oにしてもケレン味たっぷりに演出するとか(キングゲイナーが全身発火するとか)、オーバーデビルをフルボッコにするとか、主人公が敵側に堕ちるという過程があった分、ここはド派手にいかないと、ゲインに良いところを奪われてしまったままなんです。せめてあと三分は欲しかったところですね;
また、ゲイナーの成長を魅せる為には不可欠であったばずの、ドームポリスの設定を描けていないこと。これも大きな欠点と言えます。その詳細は、下記の設定への言及にまとめて書きたいと思います。

さて、その設定ですが、これがちょっと難しい。ドームポリスからエクソダスすることを肯定する本作では、ゲイン曰くドームポリスの住人=社会からの抑圧に不満を持ちながら行動に移らない駄目な人間、とされています。かつてはそこにゲイナーも居たわけですから、ゲイナーの成長を描く場合、彼とドームポリスの住人とを比較するようなシーンが無ければなりません。ベストなのはエクソダス中に立ち寄ったドームポリスにてそこの住人とゲイナーを絡ませたエピソードがあることなんですが、残念なことに本作にはベストどころかベターなエピソードすら存在していません。ドームポリスの存在が形骸化してしまっており、その意味を十分に表現できているとは言い難いのです。ドームポリスの生活面を描けてさえいないのは、さすがに擁護できません。
物語初期の頃、ゲイナーはドームポリスでの生活を肯定する発言をしていました。ゲイナーの成長を描くうえで、このセリフを彼は否定しなければならなかったのですが……;
僕は本作を何度も観直しているのですが、その中でも最終回だけを特別多く観ています。それは、最終回が一番好き、というのももちろん理由の一つではあるのですが、ゲイナーの成長を観たいのであればこの最終回だけである意味充分であり、ここ以外には無いといってもいいから、なのかもしれません; 踏むべきプロセスを踏めていない。これは作品の完成度をみるうえでかなり痛い欠点です。

そしてもう一つ、この世界におけるオーバーマンの存在意義です。
シルエットマシンはドームポリスで生活するうえで必要不可欠なマシンであることは分かります。では、オーバーマンは? まずどう考えても人智を超えた力を持つオーバーマンをどうやって開発しているのか、そして何故開発しているのか、最低限の説明がされていない。例えば過去の失われた技術だとか、地下かれた発掘されたオーパーツとかならまだ分かりますが、本作のオーバーマンのほとんどは、シベ鉄が開発したりしてます。
こういった背景がないと、まるでオーバーマンがエンターテイメント作品にしたいが為に生み出されただけの都合の良い設定にしか感じられず、また、本作の世界観がリアリティを持てず、どこか宙に浮いているように感じてしまうのです。
エンターテイメントといっても、そこはやはり、きちんと説明するべきです。これも評価を下げる要因となりました。

富野監督初の試み、のようなものは感じられ、新鮮ではありましたし、磨けば光るだろうなと思える部分もありましたが、やはり洗練されていない粗さが気になってしまい、好評こそできるものの、絶賛には程遠い、かなぁ……。個人的には大好きなんですが。
評価は限りなく【良い】に近い【とても良い】です。

2012/10/26 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:146(62%) 普通:35(15%) 悪い:55(23%)] / プロバイダ: 19835 ホスト:19807 ブラウザ: 12643
【良い点】
迫力あるビジュアル。重量感が感じられる演出
生の匂いが感じられる人物描写
シベリアという泥臭い舞台設定
オーバースキルの豊富なアイデア
SFとファンタジーの見事な融合
ドームポリス(管理社会)からエクソダス(脱出)するというテーマ
主題歌とOPのモンキーダンス。EDも良い

【悪い点】
ラストではテーマを見失ってる。結局エクソダスは成功したの? ヤーパンの海はどうなったの?

【総合評価】
今観てもついつい夢中になってしまう。それだけ出来が良いってことだろう

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「【良い点】オーバーデビル関連(演出、曲等)特にオーバーデビルのBGMはそのシーンにマッチしてその不気味さ...」 by 須王


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2017/05/05 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 1895 ホスト:1727 ブラウザ: 8241 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事可笑しく笑える/楽しい 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)
映像良い(+1 pnt)
声優・俳優良い(+1 pnt)
音楽良い(+1 pnt)

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