[アニメ]茄子 アンダルシアの夏


なすあんだるしあのなつ / Nasu - The Summer of Andalsia -
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アニメ平均点738位2,834作品中平均点1.28=良い/25評価
2003年アニメ総合点39位148作品中
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作品紹介(あらすじ)

ペペ・ベネンヘリは、ただひたすら走っていた。
照りつける熱い陽射しの中を。南スペインの乾いた道を。

ここは、スペイン“ブエルタ・ア・エスパーニャ"。
監督・脚本: 高坂希太郎 原作: 黒田硫黄 『茄子』(月刊アフタヌーン/講談社)
音楽: 本多俊之 プロデューサー:丸山正雄

■エンディングテーマ 「自転車ショー歌」
日本 公開開始日:2003/07/26(土) 映画
公式サイト
1. 汗臭を撃退してモテ女へシフトチェンジ!クリオネオの効果と口コ
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最終変更日:2013/07/14 / 最終変更者:mosukuwa / その他更新者: TCC / 提案者:もろっち (更新履歴)
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2014/07/10 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:95(73%) 普通:23(18%) 悪い:13(10%)] / プロバイダ: 8210 ホスト:8637 ブラウザ: 5133
原作漫画は未読。
劇場公開前に朝のテレビ番組での紹介で思いっきりネタバレしていたので映画館に行く事はなかったが、45分ほどの作品で1000円で上映されていたので結構な人気でロングラン上映していたようだ。
で、僕はレンタルDVDで複数回視聴。映画館で観たかったなぁ。

【総合評価】

うちの近所のレンタル屋ではジブリ作品コーナーに置かれているが、MADHOUSE作品。
総尺47分ほどの短編映画だが、密度はとても高い。情報量が物凄く多いのだが手際よく描かれていて感心する。無駄のない演出に仕上がっている。

自転車レースがどういったものなのかは台詞ではなくアニメ描写によって描かれ、台詞では効果的にオフ台詞(画面外のキャラクターの台詞)が使われレース状況を上手く解説している。
CGは主に道路など背景で使われ、それは闇雲なスピード感ではなく、通常のアニメでは難しいレイアウトを臨場感たっぷりに描く為であったり、地味なシーンやエフェクトの品質の底上げに使われている。

本作品でユニークなのは、齟齬(コミュ不全)の描かれ方だ。
主人公ペペが先頭集団から更に飛び出して単独トップになった時には誰もテレビを観ていないし、皆の前を通り過ぎる時にはペペは身内の応援も道路のペイントも目には行っていない。つまり誰一人としてペペの苦心や葛藤に気付いていないし、ペペは誰の応援も受けていないのにレースに勝とうとしているのだ。
…何故か?
レース中にクビになり、他チームへの移籍の心配をしなければならなくなり、チームメイトは事故でリタイア、兄に取られた恋人の結婚式当日で、アタックをかけてもライバルに見下され、風除けの集団もいないし、暑い日差しに体力を奪われても水は尽きている。
…その合間、暑い日差しを一瞬日陰にしてくれる牛の看板に、ペペは「お前か」と呟く。この看板は終盤にも再登場するが、つまりこれがこの作品のメッセージなのだろう。

わかりやすい齟齬の描かれ方のひとつとしては、主人公ペペは最後まで本音を一言も言わない。
兄や元彼女に「好きよ」と言われれば、ペペは「俺はキライだよ!」と憎まれ口を叩く。しかしそれが本心でない事は薄々察する事が出来る。兄が律儀にパオパオビールを買ってきてもペペはビールには興味を示さない。
父が「勝つかなぁ?」と呟くと兄がロードレースの厳しさを語る。しかし父は再び「勝つかなぁ」と呟く。父の求める答えに兄は気付いていないこの齟齬がひとつの指針だろう。
ではペペはどうして無理なレースに勝とうとするのか? 兄や元恋人に見栄を張るためでもなく、チームの為でもないのに、だ。その答えはシンプルだが現実にはなかなか難しいものだったりもする。ペペの気持ちに近い人ほどその答えが見えてくるだろう。たぶん。

-----

そんな深遠な人生ドラマが描かれている本作品だが、サクっと気軽に楽しめる娯楽作品に仕上がっているのがありがたい。

深遠な人間ドラマとは真逆のスペインの熱く乾燥した夏の青空と焼け付く黄色い大地、眩しい日差しまでが上手く表現され、そこに生きる人々も陽気に生き生きと描かれている。
レース終盤2Kmからはアニメ映像的にも熱い仕上がりで、そのクライマックスではスタジオジブリ作品では絶対にやらないであろう熱血作画で突っ走る。観ているほうも体温が上がるほどの熱さだ。

音楽も素晴らしい出来で、情緒的なメロディから熱い音楽までどれも的確に使われている。エンディングでは故・忌野清志郎の自転車愛に溢れる「自転車ショー歌」で自転車メーカー知識テストが出来る(笑)。

単純にリアルに描かれた自転車レースの激戦を楽しめ、またペペが抱える深いドラマに想いを馳せる事も出来る。

なによりしっかり作られたアニメ作品であるから、流行や時代に関係ない普遍的な作品だとも言えそうだ。

[推薦数:1] 2013/05/11 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2204(58%) 普通:769(20%) 悪い:858(22%)] / プロバイダ: 36042 ホスト:36054 ブラウザ: 5386
自転車のロードレースを題材にしたアニメです。
こういうアニメは結構少ないでしょう。最近は「部活」や「スポーツ」を題材にしたアニメはちらほら出てはいるのですが、自転車のロードレースのアニメはこれくらいしか思いつかない。
まあ、5月2日に命日を迎えた忌野清志郎が大の自転車好きでこれの主題歌も歌ってたから…っていう理由で借りました。清志郎は良い歌たくさんありますからね。
僕自身は自転車好きでママチャリで片道40kmの場所まで友達と行くことがあっても、ロードレースは(高いから乗ったことがないし)興味がなかったので、そんなに見たいわけでもありませんでしたね。

ただ、見てみるとそんなに面白くなかったかな…というのが正直な感想。
映画の尺ではないので、若干エンターテイメント性もなく、とにかく淡々とした物語を見ていた気がします。
自転車で走る物語だけど、いまいち向こうの熱が伝わってこないし、ちょっと「夏」や「スポーツ」を題材にしてるわりには、雰囲気がジブリっぽさを出し過ぎてた感じがしますね(一応制作はジブリじゃなくてマッドハウスですが、ほとんどジブリみたいなものです)。
声優は俳優を使っているし、効果音とかも軽いので、むしろ涼しく感じるんですよね…。
今日もなかなか熱い日でしたが、それでも画面の向こうはこちらより涼しく見える感じがありました。

主人公の抱える事情も結構重いはずなんですが…これも結構さらっと話してくれてるので、あんまりドキドキする感じはないですね。
最後の写真判定も、もうどうなるか見え見えだったし…。
ラストの崩した作画なんかも、いまいちこっちの気分が乗らないままに躍動感ある作画やら叫びやらで、ちょっとこちらの感覚とズレた熱血を見せてた感じがします。
いまいち熱くなれないところがあったため、ストーリーの良さとは裏腹に、のめりこめないし、面白くないと感じてしまうところがありましたね。

評価は「普通」。
「茄子 スーツケースの渡り鳥」も一緒に借りてきたので、こちらも見なければなりません。近いうちに評価するかと思います。

2013/02/04 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1619(52%) 普通:810(26%) 悪い:703(22%)] / プロバイダ: 14400 ホスト:14312 ブラウザ: 6172
黒田硫黄さんの漫画「茄子」の1エピソードである「アンダルシアの夏」を原作とした映画

レースを通じて主人公のペペの人生を振り返るストーリー
ロードレースの雰囲気や再現度はアナウンス、解説までついて本物のレースを見ているかのよう
ゴール直前の鬼気迫る描写には笑わせてもらいました。
原作を上手に膨らませた映像化に成功した作品です

[推薦数:1] 2011/12/28 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2280(50%) 普通:1143(25%) 悪い:1144(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 6425
原作にどの程度依存しているかは不明ですが1時間に満たない尺に上手く纏まっています。

自転車競技における駆け引きや醍醐味を素人の視聴者にも入っていけるレベルで魅せる一方で、
ぺぺの故郷の人々、気候が厳しく就業率も悪いがそれゆえに鍛えられており陽気で力強くリアル。
(兵役云々というあたりが結構、今の日本人には少しヘビィかな?)
ぺぺと兄貴なんて面と向かって仲が良かったようには思えませんが、心のどこかでは認め合っている感じ。

これは良い事も悪い事もあればトラブルもあってラッキーも舞い込む自転車競技を通じて
ぺぺ(に限らりませんが)の人生を描いている印象でした。

2011/08/11 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:122(56%) 普通:13(6%) 悪い:84(38%)] / プロバイダ: 10195 ホスト:10288 ブラウザ: 12011
【良い点】
▼▼これまでアニメのジャンルになかった自転車レースを面白く見せるという点には大成功しています。こういう新しいものに対するチャレンジはすごくいい。まったく興味がなかったんですが、面白く思えました。上空からのショット、横から、前から、観客の視点や、選手の視点など、いろいろ見せ方に工夫してあるところもよかった。

【悪い点】
▼▼自転車レース以外で面白いと思えるてんはなかった。恋人を兄貴に取られたという設定とか、レースの日がその結婚式だとか、これを聞いて「面白そう」と思う人はいないだろう。
▼▼キャラクターがジブリと浦沢直樹のキャラクターの混合で、監督のオリジナルなキャラクターがなかった。
▼▼小池栄子 の演技が棒でひどかった。一言でこれはひどいと思った。
▼▼タイトルの茄子が地元の名物の象徴になってることはわかったが、「だからそれがなんで面白いの?」って感じがした。
▼▼空気抵抗上、単独首位に立った主人公のぺぺがエネルギー的に圧倒的に不利だったはず。いったいそれがどうして優勝するのかというパズルに、すごい賢いアイデアがほしかった。(例えば頭文字Dの「溝落とし」のようなアイデア。)
視聴者はそのアイデアを楽しむために最後までワクワクして見ているのだから。結局地元だからという根性論になるのは非常に残念。映画制作者が負けを認めたようなもの。「ごめんなさい、面白いアイデア浮かびませんでした。」と。この映画では、いかに現代の自転車レースが科学的に構築され(風速や気温や心拍数や、乳酸の筋肉の蓄積量や栄養摂取やグリコーゲンの消費量などから秒単位でチームの位置速度を計算する)、そういう根性では勝てないかを説明しているのに、根性で勝ってしまっては意味がない。
▼▼リアルで大人向けの作風はわかるが、登場人物に魅力がない。いい味だしてるキャラクターがいない。主人公のぺぺですら、あまり好感度高くない。兄夫婦も薄い。似た作風のマスターキートンやモンスターには魅力のあるキャラクターが多いのに。

【総合評価】それでも自転車レースをよく全く興味のない人にまで面白く見せた点はすごい。

2011/03/31 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2892(60%) 普通:819(17%) 悪い:1139(23%)] / プロバイダ: 14863 ホスト:14685 ブラウザ: 9932
この作品のターゲットは、(精神面が)健全な大人だと言う事。
この作品に目を通して最初に分った事です。

この作品では、次の2つのドラマが作品の軸にしています。
ペペはスポンサーを失いかけている身の上で故郷のアンダルシアを通るブエルタ・ア・エスパーニャに臨む。
奇しくも、その日はぺぺの兄アンへルと昔の恋人カルメンの結婚式が行われていた。

相手の出方や暑さを計算した駆け引き、チームメイトのリタイアで戦略が崩れる等の波乱に遭い、
レース中にぺぺの脳裏をよぎる苦い過去や夢を引き摺りながらペペは、全てを振り切り勝利を掴む。
クールダウンの為に夜道を走るぺぺとアンへルが並んで走るラストも、制作者の言わんとしている事を見事に体現していました。

評価は、「とても良い」です。

[推薦数:1] 2009/11/03 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:320(84%) 普通:31(8%) 悪い:29(8%)] / プロバイダ: 13954 ホスト:14258 ブラウザ: 7182
【良い点】
概ね他の方に譲る。

何もかも振り切らんとする疾走感。
巨大な牛の看板を利用した表現も独自性とご当地らしさがあっていい。
タイトルに引っ掛けた最後の締めくくり…これも人生の1ページといった軽さがいい。大きな一日だったけど美味しく頂いちゃいましたって感じですかね。

【悪い点】
あまり細かい点を突つきたくはないが、この作品、見かけの感触でだいぶ損してると思う。久々に観たのだが以前観た時は良さを感じ取れなかった記憶がある。もう少しご当地感覚を大事にしていただきたいというか。

・作中のテレビ実況場面、ロードレースの駆け引きを解説してくれてるのはいいのだが、舞台がスペインなのに実況解説がまったりした日本風の解説なのに違和感。スペイン語感を日本語の喋りで表現したり、本場の人間には常識的な知識を雰囲気を壊さずに説明するのは結構難題とは思うが、少なくとも日本のロードレース番組でもお馴染みだった市川氏の起用は正解とは思えない。ちなみに続編の「スーツケースの渡り鳥」では舞台が日本に移され解説役も変わったので解消されている。
・少々ジブリっぽい所に"日本のアニメ的味付け"を意識させられてしまう(ゴールシーンは顔がジブリじゃなくて良かったけど)。監督氏がジブリに関わってきた方なのでこうなるのもわかるが。ちなみに続編はもっとジブリっぽくなっているが舞台が日本に移されたぶん違和感も緩和されている。
・上空からの俯瞰画面のレース集団は CG っぽさが目立ち、彩色の問題を感じる。灼熱の日差しなのでもう少し陰影をつけるなど揺らぎがあった方がいいかと(レースの駆け引きを説明する意味では悪くないし現実の俯瞰画面をよく再現しているが、映像的に浮いている)。

アニメに慣れると多少の難はスルーして楽しめるようになるが、あまりおろそかにしない方がいい。特にこの作品は尺が短いだけに慣れる間も無いわけで。

2009/06/01 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1398(50%) 普通:0(0%) 悪い:1414(50%)] / プロバイダ: 32099 ホスト:31926 ブラウザ: 2907(携帯)
自分としては思ってたよりイマイチだった。
繋げ方(看板)とか見せ方(スカート)とかメッセージ性(恋人を取られ、スポンサーが降りるからやる気になる)とか自転車の描写とかさり気なく見せてるところとか確かにいい所はあるんだけど、それが内容に繋がってきてないから全く印象に残らないし暑さとかしんどさとかも伝わらなかった。
レース展開もないから盛り上がりにも欠けたし内容が薄いから感動もない。
個人的には最後作画で無理やり盛り上げてるように見えたし狙いすぎてるのが見え見えで寒かった。
やはりせっかくのレース作品なのにアップばかりだったから臨場感とかスピード感とかが一切伝わらなくてこれも盛り上がりを欠いた原因の一つ。
ここは絶対に引きで全体的に撮ったりもう少し工夫とかせめて足で漕いでるカットが必要だった。
本当に中身がなくただ自転車をしていただけという印象しか残らない。
自転車が好きな人にとっては良いかもしれないが興味ない人にとってはつまらない作品だろう。
同じ自転車もので言えばオーバードライブのレースシーンの方がまだ盛り上がりもあったししんどさも伝わったし面白く感じた。
あと演技も悪かった。特に小池栄子なんてのはやる気が微塵も感じられなかった。

[推薦数:1] 2009/03/07 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 11348 ホスト:11358 ブラウザ: 8455
原作未読、アニメ視聴のみの評価。ロードレースは詳しくない。

スペイン国内のとある局地的な大会かと思ったのだが、実在する大会≪ブエルタ・ア・エスパーニャ≫という
由緒正しい国際的な自転車レースであるそうだ。
3200kmもの距離を3週間以上をかけて走破するレースで、そのうちの1区間アンダルシア地方が物語の舞台だ。

9月とはいえ残暑よろしくスペイン南部のアンダルシア地方は地中海性気候に区分される。平均気温は45℃。
そんな過酷な環境下でペペ・ベネンヘリは只管荒野を走り続ける。彼はビール会社の自転車チームに属しているのだが
名のあるレーサーではなくチーム内ではサブという役回りに徹している地味な主人公だ。
故郷を疎ましく思う彼にとって地元アンダルシアの区間を走るのは心中穏やかではない。
兵役を務めている間に元彼女は実の兄に取られて、折しもレース当日は結婚式。(これ以上ないあてつけに見える…。)

故郷にはほろ苦い思い出ばかりで家族や故郷に反発心を抱いてロードレースに人生を賭けるという様相。
生憎スポンサーからはレースの最中クビ切りを示唆される。

≪何て最悪な一日だ。≫
そんな中、ペペは一人孤独なアタックを試みる。

≪何もかも最悪だけどここで尻尾を巻いて逃げたら男が廃る≫、
≪当たって砕けても男だったら一度はカッコつけたいじゃないか≫
それが本作のメッセージ。

自転車レースが展開されるスペインのだだっ広い荒野は自然の険しさと雄大さを誇り、
陽炎がゆらめき土埃舞う乾燥した気候の描写は見事、うだるような暑さもそれとなく伝わる。
耐えに耐え、黙々とストイックに走る選手たち。じりじりした勝負の駆け引きが交錯。
ラストスパートのダイナミズム、レースの実況・解説も良い味出してる。

結果的にペペが勝負を制し故郷に錦を飾るが、優勝して感慨に浸るペペはそこにあれど
心情描写は極致とした表現ではなくあっさりしたものだ。このあっさり感はともすれば
掘り下げが浅いようにも思えるが、不要な情報をなるべく削ぎ落としてペペの最悪にも最高な一日を
淡々と描くことに徹した処が実に良い。47分の短編映画では逐一説明するのは野暮で、
本作は登場人物間の因果やそこから生まれる心情の盛り上がりが話の主眼ではない。
今日もどこかで生きている或る人間の一日を切り取って映像化したようなドキュメンタリー性が
自分は好みだったようだ。≪一日が過ぎゆく、世は事もなし≫というスタイルを通していて
逆にその素っ気なさが良い。

評価は「良い」。
レースの面白さは言うまでもないが、それだけでなく紀行番組の風合いもあって
またそこに息づく人間たちの素朴さが心地よく感じられたので高評価。

2008/01/27 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:64(65%) 普通:11(11%) 悪い:24(24%)] / プロバイダ: 10245 ホスト:10185 ブラウザ: 6391
南スペイン・アンダルシア地方の異国情緒と主人公の奮闘が凝縮されていて、たった
47分の上映時間でも充実して面白い。

レースの舞台は慣れ親しんだ故郷の町並みでありながら、主人公ペペにとっては昔の
恋人の挙式が行われている。更にスポンサーから解雇をほのめかされて心中複雑。
孤独な彼が、怒り狂いつつも、必死に這い上がっていく。そして、地元の温かい
声援が彼の背中を後押しし、ちょっとしたアクシデントから道を切り開いていく。
単純な物語構成でありながら、ストレートに感動を与えてくれた。

2008/01/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:216(71%) 普通:7(2%) 悪い:81(27%)] / プロバイダ: 9702 ホスト:9807 ブラウザ: 8090
47分という短さが潔いアニメです。

自転車レースという、日本では通常アニメのテーマとして取り上げられない題材でしっかり「アニメ映画」として完成されています。レースの模様も本当っぽくて良かったです。

(私は、体脂肪率10%を維持するために琵琶湖や浜名湖、近隣の自転車道を定期的に一周しているナンチャッテ自転車野郎レベルですが、自転車レースって本当にハードで駆け引きの要素の強いものなんだなあと少し勉強になりました。)

主人公ペペの、レーサーとして食っていくことの難しさ、或いは己の限界、元彼女と兄との結婚等、内面の葛藤が、ホームタウンレースの最中にカットインする形で描写されるというスタイルもシンプルで良いです。

「俺は、もっと遠くに行きたいんだ!」
ペペの心の叫びは、挫折を知りつつも夢を追いかけずにはいられない全ての男が共感できる訴えだと思います。

評価は「とても良い」で。

(少し前に出た続編OVAも面白そうなので、是非視聴後コメントしたいと思います)

2007/12/30 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:788(60%) 普通:343(26%) 悪い:182(14%)] / プロバイダ: 14994 ホスト:14709 ブラウザ: 7875
観た後に素直に面白かったと思える作品ですね。
47分と短いですが、なかなか見応えありました。レース終盤のシーンは迫力があって見ていて爽快でした。
またそのときのキャラがすごい顔をしていて、笑ってしまったけど必死さが伝わってきて良かったです。

2007/09/04 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:575(70%) 普通:103(13%) 悪い:140(17%)] / プロバイダ: 18453 ホスト:18387 ブラウザ: 8964
アニメ映画でも稀に見る自転車レースが題材。
47分と短いながらも、まずまず楽しめる話。

ロードレースが面白い。
長丁場を平均時速45km近くのスピードを保ちながらも何時間も走るってある意味マラソン並に化け物だ・・・。
平坦で最高60km近いスピードが出るらしい・・・。
確かに競輪でもマックスで競馬の馬と同じスピードが出るらしい…すごい…。
人間の限界を感じる事ができるスポーツでもありますよね。

チームワークや相手チームとの駆け引きなど、見ていてなかなか面白い。
人間ドラマとしては希薄であるが、さっぱり爽快感のあるレースシーンが中心となっている。
ただ出る人間模様が皆さっぱりしており、いい大人たちだなぁと感じる。
熱いんだけど、汗臭くなくさっぱりとした感じがいい。

2007/08/22 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:293(72%) 普通:54(13%) 悪い:59(15%)] / プロバイダ: 9818 ホスト:10088 ブラウザ: 6520
47分ぐらいの短いアニメだけど全然短いとは感じなかった。
見て損はしない内容だと思います。
自転車レースの合間にはいる過去の話などがいい塩梅に組み込まれているのが良かったです。
あと羽鳥アナの実況も良かったと思います。(さすが本職)

2007/08/07 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:159(49%) 普通:109(34%) 悪い:57(18%)] / プロバイダ: 15406 ホスト:15470 ブラウザ: 8374
ある田舎での自転車レースを描いた作品。
タイトルの由来はその土地の名物が茄子であることから。

終始ただ自転車レースを描いているだけの作品ではあるけれど、
その中で、主人公とその兄との確執や、その土地での過去のエピソードなどを
レースの合間に少しずつ加えている。レースだけでは盛り上がらない部分を
そうすることで盛り上げているので、退屈さは感じなかったかな。
ジャンルは自転車レースというスポーツ分野の話ではあるが、
人間関係の面も扱っているので深みがある。

ラストのゴール目前の展開はなかなかの出来。
人の顔が崩れるか崩れないかの微妙なところで、
レース最後のけたたましいきつさを表現しているのはすごいところ。

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2014/10/08 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 21970 ホスト:21984 ブラウザ: 1975(携帯) [編集・削除/これだけ表示]
感じた事熱血/格好良い 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)
映像とても良い(+2 pnt)
声優・俳優とても良い(+2 pnt)
音楽良い(+1 pnt)

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