[アニメ]魍魎の匣: 2010/03/19 みゆきちいいいいい


もうりょうのはこ / Moryo no Hako
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2010/03/19 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:48(52%) 普通:24(26%) 悪い:21(23%)] / プロバイダ: 53338 ホスト:53489 ブラウザ: 7144
【良い点】
・ストーリー
・キャラデザ
・伏線

【悪い点】
・陰陽師や魍魎の説明がいまいち理解しづらかった
・人物の関連性がわからなかった

【総合評価】
すごい面白かった。
CLAMPのキャラデザもあの妖艶な雰囲気にとても合っていたと思う。

まず1話冒頭の電車のシーンが衝撃的。あそこでまず、ぐっと引き寄せられました。
元々は有名なミステリー作家である京極夏彦先生が書いた「百鬼夜行シリーズ」の第二弾。
原作は未読ですが、評価が高い事は知っていました。
その原作の力なのでしょうか、内容がとても素晴らしいです。

序盤は違う時間軸で異なる物語が進行していきます。物語ごとに女学生の頼子、刑事の木場、作家の関口といった核となる人物がいて、それらの人物を中心にそれぞれ話が展開していきます。

そして中盤、柚木加菜子という女学生の転落事件から一気に物語が加速し始めます。
瀕死状態の加菜子の失踪、巷で頻発する猟奇殺人事件、筥を信仰する謎の宗教団体、郊外に建てられた不気味な医療施設、それまでバラバラだった線と線が少しづつ絡み合っていき、物語がより複雑により難解になっていきます。

混迷の度合いが強くなった頃、刑事の木場、作家の関口の両名に、弁護士の増岡から加菜子の捜索を依頼された探偵の榎木津が加わり、この奇怪な事件の解決の糸口を見出そうとある男の元を訪ねます。
彼こそが京極堂こと中禅寺秋彦という人物です。
物語が佳境に入った段階での登場といったあたりが、ヒーローは遅れてやってくるといった感じで京極堂の格好よさを演出しています。
そして、その期待を裏切らない京極堂の活躍っぷり。今までぐちゃぐちゃに絡み合っていた伏線という伏線が終盤で見事に回収されていきます。

エピソードのアバンに使われている「匣の中の娘」という小説も丸ごと伏線だったというのにはとても驚きました。
本などは普段読まないので、途中まで久保竣公という作家が本当に実在していると思っていました。作中作にしてはクオリティ高すぎです。

物語の最後に語られる匣の行く末についてはどこか感慨深い印象を受けました。
見終わった後はきっと原作に手を出したくなると思います。原作は1000ページを超える長編小説なので自分も未だに読めていませんが、まとまった時間が空いた日には一気に読んでみるつもりです。

残念な部分としては途中、京極堂から語られる陰陽師や魍魎の説明がいまいちアニメでは伝わりづらかった点です。これは多分、活字の方がわかりやすいんでしょう。
あと、シリーズ2作目ということもあって人間関係もあまり詳しく説明されていません。
しかし、原作を読む取っ掛かりとしてのアニメ化という事だったら十分に役割を果たしたと思います。それほど素晴らしい作品でした。



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