[アニメ]新機動戦記ガンダムW


しんきどうせんきがんだむうぃんぐ / New Mobile Report Gundam Wing
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注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 漫画:新機動戦記ガンダムW (冬凪れく版) / 文学:新機動戦記ガンダムW
アニメ総合点=平均点x評価数18位5,585作品中総合点470 / 偏差値120.41
アニメ平均点635位2,681作品中平均点1.32=良い/356評価
1995年アニメ総合点2位101作品中
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音楽1.46(良い)39
声優・俳優1.41(良い)39
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作品紹介(あらすじ)

地球から巣立った人類は、宇宙コロニーでの生活に新たな希望を求めていた。
だが、地球圏統一連合は「正義と平和」の名の下に、圧倒的な軍事力をもって各コロニーを制圧していった。
アフターコロニー195年、作戦名「オペレーション・メテオ 」。
連合に反目する一部のコロニー居住者達は、流星に偽装した新兵器を地球に送り込む行動に出た。
だが、この作戦はすでに、連合本部に察知されていた…
〓 STAFF 〓
原作:矢立肇 富野由悠季 企画・アニメーション制作:サンライズ
監督:池田成
シリーズ構成:隅沢克之 キャラクターデザイン:村瀬修功 衣装デザイン協力:出渕裕
日本 開始日:1995/04/07(金) TV / 終了日:1996/03/29
公式サイト
1. http://www.gundam-w.jp/index.html
2. http://www.gundam.channel.or.jp/program/_gw_tv.shtml
オープニング動画 (2個)
JUST COMMUNICATION
歌:TWO-MIX
詞:TWO-MIX
作曲:TWO-MIX
編曲:TWO-MIX [ファン登録]
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最終変更日:2013/02/03 / 最終変更者:カトル / その他更新者: ウィングゼロ / 管理人さん / カジマさん / SHUNIA / あっき / / カシオペア / 提案者:ヴぁんどれん (更新履歴)
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2017/04/21 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:15(94%) 普通:0(0%) 悪い:1(6%)] / プロバイダ: 24822 ホスト:24763 ブラウザ: 8334
TVアニメシリーズではGガンと本作が2強だと僕は思っております。
Gガンのような熱い展開というものはありませんが、本作はキャラクターが非常に強烈な存在感を放っているのが長所です。
なんたって、ガンダムに乗っていなくても面白いんですもの。

例を挙げると第1話。この時点で既に凄い。
主人公は破壊活動の任務を遂行するべく、地球へと降下しようとします。
そこで、軌道上の民間シャトルを警告無くいきなり打ち落とそうとし、鉢合わせた敵軍のエースパイロットの乗る量産機に阻まれ、海ポチャさせられます。
その際、敵の量産機二機をバスターライフルで消滅させ、それまでの無表情な様子から一変して高笑いしてました。(困惑)
で、浜辺に流れ着いて気絶していたところをヒロインに素顔を見られ、やって来た救急車を強奪して逃走。

ここまでで既に充分に面白いのに、翌日ではヒロインの在学している学院に編入してきて、ヒロインから貰った誕生日パーティーの招待状を目の前で破るという外道っぷりをみせつけます。
かと思えば、ショックを受けるヒロインに近づいて涙を優しく拭ってあげたその直後、気を緩めたヒロインにそっと耳打ち。

「お前をこ○す」

そして締めは、呆然としたヒロインのこんな一言。

「なんなの、この人…!?」

これで笑わないとか無理でしょ!
笑えるパターンを紹介しましたがこれはほんの一例で、シリアスパートも充分魅力的で、ガンダムに乗っていなくともかなり面白いんですよ。
戦争の様相も、勢力図の変移は目まぐるしいけど、分かりやすくて結構しっかりした展開をたどっていきます。

終盤は少しグダグダというかスローペースでやきもきする感じもありますが、そこでは劇中のヒイロが迷走していた時なので、感情移入できなくもありません。
この頃は、ヒイロとリリーナが並んでる時はすごくニヤニヤして観てました。なんだろう、この二人って恋愛関係の主人公とヒロインって関係性じゃないのに、二人が揃うと妙に嬉しいんだよな~。
最後のリリーナの手紙破くシーンにもニヤリとさせられました。

2017/03/20 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:17(71%) 普通:2(8%) 悪い:5(21%)] / プロバイダ: 2332 ホスト:2414 ブラウザ: 4691
【良い点】

・前半。
⇒当初の世界観。OZとコロニーの人々、地球の人々、それぞれの立場を描いていたこと。

⇒ヒューマンドラマを重視しながらも、魅力的な名もなきモブ(ほとんどCVは中村大樹か藤原啓治…)や
ゲストキャラクター(サリィのような地球のレジスタンスやコロニー側の増長した派閥であるミューラー&アレックスなど)を描いていて、そういうキャラからも名台詞が生まれること。

⇒ガンダムを追い詰め追い詰められられる、という過程を、バラバラになった5人の動向を潜伏・計画・実行としっかり追いながら、テンポのいい戦闘シーンを交えてうまく描写していること。

・デュオ・マックスウェルというキャラ。
⇒斜に構えている人間が良くも悪くも多い中、故人に囚われたり叶えたい信念というものも他の4人よりも薄いのがデュオというキャラだと思う。故にこの作品的には何かと損な役回りであり、がむしゃらになって生き延びようとするシーンが目立った。

⇒単に明るいだけではなくて、ヒルデを説得したり、不器用なドクターJ達や五飛の行動にも敬意を持って接したり、視聴者に他のキャラの行動を示す案内人としての役割も持っていたと思う。
後半はヒイロ、カトル、五飛のドラマが特に強調されていたが、自分はデュオ目線のストーリーが一番バランス良く着地出来たように思える(本筋にはあまり関わらないし無難ではあるけれども)。

【悪い点】

・後半。
⇒宇宙に5人が再び上がった辺りから、この作品の世界観・戦闘シーン全てが「意志と思想のぶつかり合いの舞台」に成り下がってしまったこと。
前作『Gガンダム』では「今更何でメカに頼ろうものか!」という驚愕な台詞が飛び出したが、それでもロボットもの、バトルものとしての見せ場を存分に見せつけていた。
しかしこの作品の後半以降は、戦況に関わらず特定個人同士のどちらかが諦めるかどうか、というくらい味気ない戦争になっている。
それは、モビルドール・ビルゴの台頭、ゼロシステムを搭載したMS、ホワイトファングといった、"戦争そのものについて考える"為に用意されたとしか思えないキーワードが一気に増えることからも明らかである。

⇒キャラクターの思想描写に特化しすぎたあまり、戦闘シーンが退屈。
カトルが暴走した辺りを皮切りに、戦闘を途中で放棄したり勝敗がよく分からない、といったような戦いが増える。
またメインキャラクターが登場している場合は戦闘中にもかかわらずも台詞が非常に多く、MSが動くよりもキャラクターが台詞を喋っている時間の方が長いということに気付く(デュオの戦闘は除く)。
ヒューマンドラマを描くのはいいが、偏り過ぎており、メリハリがない。

⇒このように他のすべてを犠牲にしながらキャラクターの掘り下げに絞った作品作りをしているにもかかわらず、対極勢力を拡大するという矛盾を抱えている。
だから第4クール以降は大掛かりな宇宙戦争に見せかけて、その内情はゼクスとその他大勢だとかトレーズとその他大勢…という、極端に薄っぺらい構図が生まれ、戦いに対してのカタルシスが感じられなかった。
トレーズが五飛に戦闘中に語った戦死者の下りにしても、この作品における価値観偏重なアニメ作りを実感させられるものだった。だからいかに彼らがモビルスーツで格闘していたとしても、口喧嘩をしているだけにしか見えないのだ。
『ガンダムW』の後半は焦燥感とか、命を懸けて戦っているというものを、キャラクターを通して見ることが出来ない。
『Vガンダム』のクランクイン直前にバンダイの村上克司が富野監督に「戦艦を出せ」と強権を発動したのは有名だが、戦争的な雰囲気を描く上では、やはり戦艦が出てくるといったような集団的な描写や、各勢力に何人かは主要となるキャラクターが必要だし、そうでなければ戦争を語るドラマとしては纏まらないと思う。

⇒話全体にカタルシスがないために、意図せず滑稽に"見えてしまう"描写が非常に多くなった(お前を殺すと言いながら気絶するヒイロ、宇宙の心発言のカトル)。これが、例えば前半の13話では「感情で行動するのは、正しい人間の生き方だと。」というヒイロの台詞があるけれど、それまでの戦闘シーンやゲストの動向を踏まえた起承転結な話に対してのフォローであるために、説得力のある台詞の好例として自分は好きだったりする。この頃はまだ『W』も楽しめてるな、という個人的な指標としても。

⇒ちなみにこの作品に関しては「あんな身体能力やガンダムはリアリティがない」などという意見も聞くが、正直問題はそこではないと思う。
ヒイロが自爆して生還していても、エピオンがオモチャっぽい変形をしたとしても、話として盛り上がればガンダムだろうがアニメだから何でもアリというのは『Gガンダム』で証明されているし、ひどく相関図が単純なくせに、丈の合わない背景描写や盛り上げ方で強引さを感じるからこそ、カトルの「宇宙の心は~」にしてもトレーズの死に様にしても、初見では過程がよく分からずいまいち納得し辛いのではと感じる。
そういう部分を「ハチャメチャだけど面白い」と好意的に解釈すれば楽なのだろうが、とてもじゃないがまた見てみようとは思えなかったし、再視聴するまで記憶にも残らなかったのが個人的には『ガンダムW』の後半だった。

【総評】

前半は5人の信条や思想と地球圏とOZとの戦いを綿密に描いていたが、後半は(王道を良くも悪くも外れたがる高松監督に交代したからか)ヒューマンドラマに傾倒しすぎたために、話の行方も「世界が彼らによってどう動くのか?」というモノから「彼らがどう納得してこの世界(作品)が終わるのか」という方向へシフトしてしまったのは必然的に退屈に思えてならなかったです。
(失礼を承知で言うが)戦争というよりは、舞台を見ているような感覚だった。個人の上に成り立つ世界観といいますか。
魅力的で良い部分もたくさんあるので悪いとまでは言えないが、王道を外れてまで思想やキャラクターの掘り下げを進めたら、それは最早"本にするまでもない一行の文章"に過ぎなくなる。話が段々と壮大になっているはずが盛り上がれない、そんな感覚に陥った作品でした。

2017/02/15 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:10(67%) 普通:0(0%) 悪い:5(33%)] / プロバイダ: 22901 ホスト:22796 ブラウザ: 9135
主人公以外のメインキャラクターの視点が描かれていて、デュオ・トロワ・カトル・ウーフェイ・ゼクスの視点が描かれて5人の活躍をより楽しめます。

2016/02/01 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 17606 ホスト:17578 ブラウザ: 7878
【良い点】
キャラが個性豊かでおもしろい
印象に残るセリフが多い
主題歌が良い

【悪い点】
正直ストーリーは穴だらけ
ヒロインがキチガイ
作画が酷い

【総合評価】
普通

2015/12/12 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:18(43%) 普通:4(10%) 悪い:20(48%)] / プロバイダ: 9131 ホスト:9133 ブラウザ: 7867
【良い点】
・ガンダムの存在感
→本作で特徴的だと思ったのは、「反抗の象徴」である5機のガンダムだ。
圧倒的な火力、装甲を持ち、優位性を見せつける。
そして、5機のいずれもが独特で存在感を際立たせている。
特にウイングが持つバスターライフルの破壊力、
デスサイズの装備であるハイパージャマーによる透視化は驚きを隠せない。
本作ではガンダムの活躍が少ない方で、アクション自体もたいしたものじゃない。
しかし、ガンダムが攻撃を加える時、
ライオンが人に襲い掛かってくる感じで迫力があるのだ。

・ガンダムパイロット5人の群像劇
→本作では、戦場に送り込まれたガンダムパイロット5人の
ドラマを交互に繰り返し、キャラを掘り下げていく構成になっている。
誰もが過ちを犯し、戦いに敗れ、悩み、狂いながら
己が歩むべき道、守りたいモノを見出して成長していくと言う流れになっている。
5人とも、最終的に戦争は悪だという結論になり、
目的が同じだから、まとまり共闘する流れに。
ありがちではありますが、毎回面白く見れたのは、この構成のおかげだと思う。
ヒイロや五飛が、自問自答しながら戦っていく瞬間は笑えるし迫力があります。

・モビルドールの存在感
→感情のない無人ロボットはマジンガーZの頃から既にありましたが、
あちらはさほど凶悪には感じませんでした。1体か2体程度しか相手にしないから。
本作の無人ロボットのモビルドールは中盤からの主力機で、
情緒がなく、命令通りに忠実に動き、学習能力まで備えているため脅威の殺人兵器に感じられます。

また、モビルドールの中でも凶悪な機体ビルゴ
射撃武器なら何でも防げるPDに、高火力のビームカノン
そして、こんなのが10体や20体一斉にあらわれ、リーオー相手に無双する。
ヒイロがリーオーに乗ってた時のビルゴの圧倒さには恐怖心すら抱いてしまう。

これらモビルドールの存在について、否定的に述べるヒイロやトレーズ、ドクターJなども面白い。
あと、ゼクスがモビルドールを使いこなす戦闘描写も見所

【悪い点】
・ガンダムが中々活躍しないこと
→序盤はそうでもありませんが、
中盤あたりだとガンダムより、トーラスやリーオーの方が目立ってました。
というかトロワ、トーラスに乗っていた方が強いんじゃないのか?
折角のガンダムだから、活躍しないのは寂しい。

【総合評価】
Gと並んで子供に勧めやすいガンダム作品。
ガンダム自体はあまり動かないが、
良い点に上げた存在感や、あまり人が死なないところなど
子供を良い意味で刺激させられると思う。

[推薦数:1] 2015/12/11 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:0(0%) 普通:0(0%) 悪い:1(100%)] / プロバイダ: 6655 ホスト:6847 ブラウザ: 10033
【良い点】
なし

【悪い点】
ヒロインがおかしい。序盤での独り言、自分を殺しにきてるとわかっているのに星の王子様と思い歓迎する、総じてキチガイ。
戦闘シーンは使い回しが多いうえに、使い回してないシーンもクオリティーが低い。Wの5年前に作られた0083と比べればゴミレベル。可変MSによる巧みな動きがあった1985年のZガンダムと比べても劣るクオリティー。
描写もひどい。戦闘時の機体破損のずさんさが目立つ。カスリ傷一つさえ描写されないのは当たり前。
ガンダニウム合金が無茶苦茶に硬いのだが、壊れるときには物凄く簡単に壊れるなどすごくずさん。硬かったり柔らかかったりと金属反応が出ないことに納得である。
キャラは敵味方含めて酷い。主人公側は誰1人として死なない。とくにヒルデの生存の仕方が酷い。戦争やってて誰も死なないという今までのガンダムとは打って変わって平和すぎる。ファーストから見てる自分からしたら違和感しかない。
敵側で酷いのはゼクスとレディ。ゼクスは甘さを捨てたいのだと作中で何回もほざく。そのたびに周りの反対を押し切り強引に行動、部下に私を信じろとまで言っていた。ゼクスは部下思いのため部下もその行動についてきた。しかし最後の決戦でノインを殺すことが出来ず自分の甘さを認めいる、ようは最後の最後まで甘さを捨てきることが出来なかった。何がしたかっだんと言いたいが、主人公のライバルポジでありながら精神面での成長が欠片もないのがおかしい。しかも信じて行動してくれた部下を裏切る行為でもある。これは部下思いがよく描写されてるゼクスにしてはおかしい。レディは本作において最も生存の仕方がおかしいキャラである。地球にどでかいクレーターつくるほどの高威力の巨大戦艦の主砲をMS登場時に正面から直撃するがMSの四肢がなくなる程度で、最も装甲が薄いコックピットは焦げる程度でレディは無傷。しかもこのキャラは無関係な一般人の命をなんとも思っておらず学校であろうと襲撃したり、コロニーを人質にとるなどクズっぷりが目立つ。しかしなんの報いも受けない、それどころか最終回で地球圏のトップに立つ。おかしいキャラがWには多すぎるし、おかしすぎる。
声優の藤原啓治さんの登場率が異様に多い。1話に3人は平気で出てくる。特定の声優がここまで異常な頻度で登場するのは違和感が半端じゃなかった。

【総合評価】
作画は微妙(いままでのガンダムと比べればかなり低い)、キャラはおかしい、設定は無理矢理な生存を含め戦争ごっこと判断するのが妥当。総じてゴミである。

2015/09/02 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:410(55%) 普通:197(26%) 悪い:144(19%)] / プロバイダ: 35549 ホスト:35436 ブラウザ: 7911
【良い点】
・ストイックに戦う5人の主人公
・ガンダムの中でもストーリーや人物関係が分かりやすい
・戦争、兵士のロボット化に対する一つの警鐘

【悪い点】
・クーデター起きすぎ
・地球圏統一連合の各国首脳に意見が無さすぎる

【総合評価】
アニメのガンダムシリーズは一通り見ているが、本作はクーデターに次ぐクーデターによって様々に勢力図が変わるにも関わらず、丁寧なストーリ
ー展開と補足ナレーションなどで混乱することなく観れる、良心的な作品だと思う。

やはりこの作品の特徴はヒイロ・ユイを始めとする5人の主人公たちだろう。地球連合に反目するコロニーの意思(実際は一部の科学者)として各個に
孤独な戦いを演じていたヒイロ達が少しずつ協力し合うところは見ごたえがあって面白い。
それにガンダムの主人公は年齢相応にあどけなかったり、生意気だったりするものだが、今回の主人公たちは口数もそれほど多くなく、言葉よりも
行動で示すことが多い、ストイックな生き様が格好良い。

ストーリー自体も、クーデターがあまりに多いのはちょっと気になるが、その分重厚な出来になっていると言っても良い。モビルドールが登場して
からの後半から終盤にかけては「戦争は兵士が命を懸けてこそ輝くもの」、「完全なる平和を見出すには、圧倒的な力を人類に味わわせることで
心からの平和への希求を引き出す必要がある」といった考えさせられるようなテーマを訴えかけている。

主人公5人の視線から戦争を見せることで、他のガンダムにはない群像劇的な面白さもあるし、主要人物の名前に数字を持たせるという遊び心も良い。分かりやすいガンダムが見たかったらこの作品が良いかもしれない。

2015/06/15 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:31(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 1772 ホスト:1792 ブラウザ: 5171
平成で最も人気が高い「ガンダムW」は分かりにくかったです。前半におけるヒイロの乗機・ウイングガンダムの出番があまりにも捨てられるほど少なくなり、後半におけるヒイロの乗機であるはずのウイングガンダムゼロもカトルやゼクスに操縦されることがありました。あと、前期オープニング「JUST COMMUNICATION」が何らかの原因で第40話まで長く使用され、エンディングも最終話まで1曲も変更されてませんでした。
TV版のウイングゼロのデザインが、EW版のウイングゼロよりかっこよかったところは良かったです。

2015/03/07 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3(75%) 普通:1(25%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 4703 ホスト:4857 ブラウザ: 10248
【良い点】
でてくる兵器のかっこよさ
ヒイロなどのかっこよさ
opがなかなかよかった

【悪い点】
とくにこれといったものはない。

【総合評価】
ガンダムシリーズのなかでもかなり内容などがよかったので最高まではいかないとても良いで

2014/09/25 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:230(53%) 普通:107(25%) 悪い:95(22%)] / プロバイダ: 3927 ホスト:3999 ブラウザ: 7908
この作品は、やはり主人公が5人いること、主役機が複数あることがポイントだと思う。
単純にイケメンパイロットを多数そろえてマニア層の確保を狙ったようにも思えるが、それだけではない気がする。
各個人の立場や考え方などが従来より多種多様化することによって、
それぞれの個々や国、戦略、地球、コロニー等いろいろと織り成して大きなドラマを生み出したように感じられる。
ただ、その多種多様化しているがゆえに、全てを深く理解するにはやっかいだったような気がする。
何度観ても楽しめるようにそうしているのか?
それとも、とりあえず好きなキャラクターだけを追えばいいのだろうか?
また、各個人の行動や物語の展開に多少ご都合主義な感じが受け取れる。
現実離れしすぎているというか・・・詰め込みすぎなのかもしれない。
そうは言っても、大きな流れとしては色々と波があって面白かったと思う。

ガンダムにしてもそうだ。
主役機として注目する唯一のガンダムではなく、注目すべきガンダムが複数出てくるところが面白い。
これも、多種多様なガンダムが出てきて良いのだが、心情としてはどのガンダムを応援すればいいのだ?ということになる。
お気に入りのガンダムを重点的に観たいところではあるが、それだと登場しない回が多すぎる。
パイロットの乗り代わりもどこかついていけない。
結局の所、どこにどう感情移入すればいいのだ?ということになる。

それもこれも多種多少化なドラマを生み出すためなのだろう。

今では当たり前な事が多数含まれているが
前々作(Vガンダム)前作(Gガンダム)と続けて、さらなる飛躍を成し遂げた作品であると言えるのではないだろうか?
ガンダムという名前のMSに、広がりというものを見れたし
ただのイケメン主人公が5人いるというだけの作品というわけでもない。
商業的にも、物語的にもガンダムとして面白い作品だったと思う。

[推薦数:1] 2014/05/22 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:362(78%) 普通:43(9%) 悪い:60(13%)] / プロバイダ: 24421 ホスト:24445 ブラウザ: 4181
※一応アップ。仮評価みたいなものです。

【良い点】
●個性の立ったキャラクターぞろい。主人公らはもちろんのこと、モブの一人一人もやたらと高潔な精神性を持っているところが従来のリアルロボアニメとは違った味わいを醸し出しています。
●ロボットのバリエーションが豊か。見るからにモチーフが前面に押し出ているガンダム一同、しっかり量産機らしい面持ちをしているリーオーほか量産型と、この二つが上手く分けられているところが良い。
●ストーリーは予想を裏切る展開の連続。大河的な色の濃いガンダムシリーズの特色を受け継ぎつつ、より泥臭く理想を求める人間たちの姿を描いているところが面白い。

【悪い点】
●政治も含めた戦争劇ながらリアリティは皆無。私利私欲に塗れて保守的に立ち回る人間が少なく、ほとんどのキャラが潔すぎてドラマが少々味気ないものになってしまってます。
●キャラクター心理の描き方が断片的かつ飛躍が多い。そういった意味でもリアリティに欠ける。
●ロボットアニメなのに主役ロボットがほとんど活躍しない。シチュエーション的にも絵的にも派手さに欠け、キャラクターの濃さにロボットアクションが負けてしまってます。

【総合評価】
平成ガンダム・アナザーガンダム三部作の二作目。宇宙に存在するコロニーの住民の代弁者として、地球の統治者である連合に各々戦いを挑む5人の“ガンダム"のパイロットを描いた作品。ガンダムシリーズの中でも特に群像劇としての側面が強い作品ですね。

普通よりの『良い』

2013/12/17 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:23(16%) 普通:89(63%) 悪い:30(21%)] / プロバイダ: 195 ホスト:128 ブラウザ: 10442
【良い点】
やっぱり、あのぶっ飛んだ展開の数々ですかねw
4クールもある場合、大抵の作品は途中ダレてくるのが普通だと思うんですよ
しかし、この作品は意外性の強さや主人公等登場人物たちのキャラの濃さなど、強烈な「アクセント」のおかげで全然飽きることなく、常に「早く続きが見たい」って状態で最後まで楽しむことができました
まあ「ガンダム」作品としてみると、不満を持つ人もいるかもしれませんが私的には面白い作品だったと思います

【悪い点】
戦闘シーンの使い回しがそこそこあったのが残念でした
戦闘の迫力がそこまでなかったのも、話が面白かっただけにちょっともったいなかった気がします

【総合評価】
私の評価だけだと単にネタ性の強い作品なのかと誤解されてしまうかもしれませんが、普通に見ても面白い作品です
初ガンダム作品にこの作品を見るのも、結構オススメかもしれませんねw

2013/12/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
複数勢力の争いの構図、毎回異なる作戦が緊迫感を持って丁寧に描かれ、やがて争いと調和の意味や関係が変わっていく時代の中で一人の兵士として生き方模索するパイロット、平和を偽るオズとガンダムのせめぎ合いとなる。登場人物が生き生きとしていて能力も高くぐいぐい話を引っ張っていく。オズが連合を攻撃する事。また宇宙まで拡大する事。トロワが感謝されたりする事もある程。トレーズ派がヒイロ達を助けるなど変容していく。レディ・アンの作戦。セリフや行動、話の運びも丁寧。その間リリーナの日常等も描かれる。オペレーション・メテオにしても謎の飛行機と旅客機とそれを追うゼクス、ヒイロは何者か、ウイングガンダムが出るタイミングも謎めいていて今までにない。ゼクス達が回収したがるのも分かる。各地で内戦が起きたりする事。コロニーが武装化していく時代の流れ、デュオも志願兵と会う。地球支配権を手に入れようとする事。
コロニーの平和のため人を殺すため育てられたヒイロ、リリーナ、ゼクス、5人の存在感、クールさと優しさがある、ノインとつながっていくこと。ゼクスもトールギスの性能に戸惑う弱点もある。ミリアルドの名。ライバルとしても魅力的でウイングガンダムを修理したりする。1対1にこだわる事。「未来あるサンクキングダムの要人を守らせてくれ」などの人生をかけた信念。「オズのために死んでくれ」「兵士の道しか歩けないのだからな」ミリアルドとして完全に別の人になる事や2つの顔を使い分ける事。
ヒイロにはどこか純粋さがあり行動にそれが現れる。
ヒイロの「こいつは死んでくれたほうがいいはずなのに何故なんだ」「おれのミスだ」「ロベルト元帥を殺したのはこの私です。」「右手は動くな」「俺の後ろにはコロニーがある」さすがに自爆してからはトロワの前で弱いところを見せるなどカトルと行動して少し性格が変わる。戦わない時は優しさが必要だ。
デュオ達が突然のタイミングで出る事、しかもヒイロとは目的が違う
ヒイロの謎めいた行動やスパイ的に一人で行動するたかい能力、自爆したり落ちても死なないなどでドラマパートでもアクションスパイ的な見せ場が多い。 デュオ達と共闘していく過程やトロワとカトルが休戦したりウーフェイが別の場所にいたりにする事。カトルのマグアナック隊との繋がり。ウーフェイとサリィ・ボー
ヒイロ、ゼクスの一騎打ち。
トロワがオズにいる事。
「俺の姿を見た物は死ぬぜえ」「地球はこんなにきれいなのに」「力のないものがうろうろするな!」「俺は弱いものとしか戦わない卑怯者だ」「ヒイロと同じ目をしている」「あなたでも驚くことあるのね」「カトル私は逃げているのだ」「コロニーの脆さをあいつは学んでいる」「俺もコロニーのため戦ってるんだけどな、無鉄砲さが似ている」など個性をめいかくにする台詞
デュオたちがミッション遂行能力が高い。異常な身体能力や侵入、トロワの判断力など
OZのトレーズ、ローグフェラー財団、サンクキングダムの存在。コロニーに対して協調性をアピールする事やレディアンの二面性による説得、抑止力や軍事力に対する説得。レディアンもトレーズに感化される。コロニー独立政策や軍事工場化。自立心と国家の生成。強者が支配する未来。宇宙は地球を攻めると言う関係。オズが変わっていく流れ。モビルドールが新たな戦士となる。ローグフェラー財団による兵器生産のトレーズの否定。幽閉されてからのトレーズ派の反抗。ガンダム解体。
リリーナの完全平和主義、ゼクスやノインの考えやクーデター。ローグフェラーに対抗するためガンダムをノインたちが手に入れようとする。
秘密兵器として異常に高い能力を持つガンダム。また象徴として扱われ秘密は渡さないと言う事やみなの前で破壊されたりする。
ヴァイエイト、メリクリウス。
ウイングゼロやカトルがコロニーを破壊するとまで切れてしまうドラマと悲しみ。カトル対ヒイロ、この時代を受け入れよう、優しいカトルに戻ってくれないか、カトルお前を殺す。戦っちゃいけない俺たちは。
27、8話で回想が入る事
【悪い点】
ガンダムが量産型に比べ強すぎる。
レディアンの死はどうだったのか、トレーズに女として追走しすぎたか。前半ゼクスばかり目立っていて他に強力なパイロットが出ない。
【総合評価】
丁寧でテンションが高い。5人が何者なのか語られるのが少し遅いのが異質 作戦をいかに面白く描くかがガンダムのキモ。それと同時に5人のコロニーとガンダムを守りひいては平和を願う気持ちが伝わります。
コロニーに敵と見なされてしまいますがカトルとウーフェイのセリフが良かったです。
時代に必要とされなくなっても敵を探し生き方を模索する姿が良かったです。人間が必要、戦いが必要だと言うトレーズ、モビルドールを使うローグフェラーの考えとパイロットたちがあい運命が変わる。戦いを忘れようとするからだ、戦場の中でしか生きられないなどコロニーが変わった為必要とされなくなるのはパイロットであるため。しかし戦う敵を見つけなければ戦士として生きる道はない、博士達に不完全な兵士だと言われても、俺たちは間違っていないというヒイロ、それは自分だけでなくトロワやカトルと行動したり戦ううちに自分だけでなく「俺たち」と言うたちと言う複数形で言う所に仲間の影響が表れています。
モビルドールにより人が必要とされなくなる時代に人間の歴史には戦いと人間が必要だと言うトレーズ。さらにコロニーにまで必要とされなくなる二重迫害を受けるヒイロたちが信じて進む道を模索する話だと思います。キャラの説明に重点をさく話でありモビルスーツにはあまり細かい説明がされず破壊力など絵で見せていく感じ、やや大味、キャラが丁寧な分。

[推薦数:1] 2013/08/19 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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※ガンダムシリーズは初代・Zと、種以降のシリーズを視聴しています。また、EW版も視聴。

●【作品の概要・内容】

自分の知っているガンダムシリーズの中で、「表向き・パッと見のネタ度」が最も高い作品であると同時に、実は中身の充実度も半端じゃなく高い作品。

○ガンダムシリーズとして見た時のガンダムW

まず、この作品は大体のガンダムシリーズに共通している内容をきっちり踏まえた上で、
独自の内容を描いており、ソレを描ききっている点が良かった。

・基本的にどのシリーズにも言える事ですが、この作品でもガンダムに新規要素が追加されている。(例Zは変形、UCは変身、種は新規プロポーション・・・など。)
今作でのそれは「個性・属性」。コレの一つ前に放送していたガンダムが「Gガンダム」とかいう過剰なまでの個性の塊だったので
並のガンダムでは確実に見劣りしたでしょうが、今作ではリアルさをギリギリ損なわないレベルで個性を追求した機体に仕上がっていました。
当然戦闘にはバリエーションが出て盛り上がった。特にバスターライフルをぶっ放す所とか素敵。(いや、本当の事を言えば、ウイングゼロの堅さと火力はリアルさ皆無だけど。)

・ガンダムシリーズ恒例のテーマ「人類の革新」の部分についても
ニュータイプ論等とは別の新たなアプローチをかけていました。詳しくは後述。

○濃い。

ネタ的な意味でも内容的な意味でもこの作品は濃い。少なくとも自分は4クール作品にありがちな「中だるみ」をまるで感じませんでした。
その濃度は圧倒的で、ガンダムとそのパイロットがやたら個性的。中でもパイロットの濃さは普通じゃない。
揃いも揃ってすぐに自爆しそうになったり、訳の分からない事を口走ったりとかバリエーション様々で、リリーナでなくても「なんなのこの人達・・・」と言いたくなる。
まぁ・・・そのネタにしか見えない部分は主にヒイロがやってくれた事なんですけどね。
度重なる自爆、鉄格子を素手で捻じ曲げる、数百メートルから落下→骨折で済む→骨折を力技で直す等・・・人間じゃねぇ!?
と言うか、2話の時点で3回も自爆未遂を引き起こすとか・・・・しかも1クール以内に本当に自爆達成しちゃうし・・・マジでどういう事なの・・・・

で、そんな個性の塊なキャラ達のやりとりや、目まぐるしく変わっていく世界情勢、その中にあるテーマが非常に面白い。
そしてそれらの完成度も驚くほどに高かった。特に「キャラとキャラの関わり」が終盤になるにつれて完璧に活かされている点は素晴らしいと言わざるを得ない。
中でもヒイロとリリーナが出会ってお互いに影響が出て関係が変わっていく所なんか◎

○質に関して。

・作画はまぁまぁと言った感じ。当たり前ですが、作中のMSの作画はOPのレベルにはかなり劣りますが・・・
少なくともMSの格好よさは表現できていると思うのでひとまず文句なし。また、終盤MSの作画は◎
・BGMは「思春期を殺した少年の翼」などを筆頭に良曲揃い。その他音関係も良好。
・キャラやストーリーの良さは後述ですが、コレは本気で素晴らしい。
・演出面も一部「うーん?」って部分もありましたが、基本的に良かった。
特にゼロシステム関連とか面白い見せ方だったかったなぁーと。

●【作品のテーマについて。】

さて、この作品のテーマはいくつか同方向のモノが複雑に組み合わさって描かれていたと思いますが、
あえて一言に集約してしまうと、「心を大事に。」って事だったと自分は考えています。
そのためにこの作品のテーマを分解して取り上げていくと・・・

○戦う事=抗う意志

自分がこの作品のテーマで最も優秀な部分と考える箇所。それはこの作品が"平和を目指しながらも戦いを否定しなかった事"です。
この作品の中で戦わずして何かを得た人物は居ません。完全平和主義を謳ったリリーナも例外ではない。
彼女は戦争という手段を用いなかっただけで、二転三転する情勢の中で見事に意見を通して「戦って」みせた芯の強いキャラでした。怖いくらいに(笑)

また主にドロシーやトレーズ、五飛が戦う事について最も肯定的だった面子で、
彼らは戦う事に美しさを見出し、同時に人と戦いは切っても切れないものだと捉えていました。
次点でヒイロやリリーナのようなキャラが形は違えど、変わっていく世界の中で戦い続けていました。
視聴者の多くは彼らの戦う姿が格好良く、美しく思えたのではないでしょうか?。

例えば、本作を意識して作られているガンダム00のヒロイン、マリナ・イスマイールですが、
このキャラはこの対極とも言えるくらい非戦を謳い、「戦わない」を貫いたキャラでした。・・・・結果として作中での活躍が薄い。

で、本作のリリーナと比べてどちらが平和のために何かをしたかとか、魅力あるキャラかと言えば・・・もう語るまでも無いですよね。
明らかに戦ったリリーナの方が良い。この作品ではそういう「守りたい物や目指すモノのために脅威に抗って戦う意志の素晴らしさ」というモノが描かれていました。

○カトル「宇宙の心は、彼だったんですね!」

↑の補足になりますが、名言にして迷言。
カトルと言うよりもカルト的なこの一言ですが、コレが考察してみると案外深い。(元々はこの作品独自のNT的な何かの名残だとか。)
コレはヒイロとその言動等について語っているものと推測できますがコレはつまりどういう事なのか?

まず、劇中のヒイロの言葉の中に心に関係する「感情で行動すのが正しい人間の生き方だ」というモノがありました。
トロワにも関わってきた言葉なのでおそらくは重要なフレーズでしょう。

また、「宇宙の心は―」の直前のヒイロセリフは「俺は死なない―!」。このセリフに違和感を感じた人は少なくないのでは?
何故アレだけ何度も自爆しようとして、「命なんて安いものだ。特に俺のは。」とまで言ったキャラがこの言葉を発するのか。
それは、おそらくあの瞬間、ヒイロは↑の感情による行動によって「死にたく無い」と考えていたはずだからでしょう。
これまで理性で自爆自爆ってしてきたヤツが生存本能に従ったわけです。

で、「宇宙の心」とはそんな心の在り方を指した表現だったのではないかと思う。
何の事は無い誰にでも備わっている生存本能、つまり死のような〝マイナスに対して抗おうとする意志〟が「宇宙の心」。
例えば、
・最初コロニーが「反攻の意志」として、ガンダムを地球に送り込んだ事
・トレーズ派が生まれた事や、作中何度か出てきたレジスタンスなんか正に抵抗の意志そのもの。

で、そういった自然と心の内から来る感情・衝動に身を任せて行動する事で、
劇中の最後に平和に近づいたように、事態の改善に繋がっていく―と。まぁ、平たく言えば、「心のままに戦え」って事です。

○弱者と強者。

さて、その抗う意志に応じて戦う事を選ぶ所までは良いにしても、ソレだけではいけない。
というのも、戦いを推奨した中にも、トレーズの言う"エレガントではない"人物が居ました。
主に悪役として描かれた老人等がソレです。そのエレガントか否か。ソレを分ける境目は何だったのか?

ソレが弱者と強者。劇中ではヒイロ、ミリアルド、トレーズ、五飛達が弱者と強者について語っていました。
この作品において強者と弱者には3種類の意味があります。一つは立場、一つは心、そしてもう一つが一人の人としての強さ。

立場についてはトレーズ閣下の「私は敗者になりたい。」
心については五飛が言われた「あなたは強い人。心が。」(セリフはうろ覚え)
それからヒイロのセリフ「人類全てが弱者なんだ。俺もお前も“弱者なんだ"」

ここで、それぞれの言わんとする事は別々ですが、同時にリンクしています。
立場の強さと心の強さは基本的に反比例している。例えば安全な地位に腰を下ろして偉そうに構えている立場の強い老人達は逆に心が弱い。
心の強さというのは要するに優しさを持っているか否か。優しさを持つと地位は揺らぐが、心は本当の意味で強くなる。
トレーズは心の強さに憧れ、立場的な敗者になる事を望み、何だかんだで優しさを捨てない事を選んだ五飛は心が強い。
そんな心の強い人たちがエレガント側に属する人達でした。

しかし、最後にヒイロは全ての人が弱者だと言う。全ての人は結局一人ではロクに何もできない弱い存在である―と。
例えば先の例として挙げた「心に優しさを持たない立場の強い老人達」は例外なく殺されています。
彼らもいかにその時々で強くても所詮は時代の流れに翻弄されてあっさり負けてしまうような弱い一人の人間に過ぎなかったわけです。
それはヒイロにも言える事で、いかにガンダムが強くても(しかも主人公機でも)幾度となく任務に失敗し自爆するハメになってました。彼もまた一人の弱者だった。

つまり、人の強さには立場というものは一時的なものでしかなく、
心の強さ・優しさを持たないといけないのだとこの作品では描いている。

●【テーマまとめ】

そういう訳で、これまでごちゃごちゃ言った事を纏めてこの作品のテーマ・メッセージを自分なりに言うのであれば・・・・

「全ての人は弱者である。虐げられる事も脅かされる事もある。
しかし、そういった人々の中には危機や困難に抗う意志が眠っていて、その強い意志が弱者を勝利に導く。
NTのような人類の革新などするまでもなく、人はその心の内側に問題を解決する力を、宇宙の心を備えている。

だからこそ、人は自分の心を大事にしないといけない。優しくならないといけない。エレガントに生きなければいけない。」
ってな事を言おうとしたんじゃないかと思うわけです。

特に1stから逆襲のシャア辺りで主張していた「人は変わらないといけない」的な事を描いているのに対して、
NTのような特別な存在を際立たせずに「変わらなくて良い」としているのが本作。
散々自爆しようとしているキャラが多いこの作品の中味が実はシリーズ中屈指のポジティブ思想とかなんと言う皮肉。

●【悪い点・評価】

悪い点としては・・・・

○まず、主人公機の扱いの悪さ等。
この作品では、MSを完全に兵器・ロボットとして描いているので、その扱いに容赦が無い。(そこが良さでもありますが。)
主人公機のはずのウイングガンダムは何度も爆破され、後継機であるはずのウイングゼロに初めて乗ったのは
カトル→某軍人→まさかのライバルキャラミリアルド→ようやくヒイロ。んな馬鹿な。
また、ゼクスとの決闘にヒイロが乗っていたのはヘビーアームズ、他ガンダムパイロットも容赦なく自爆・自爆未遂を連発。
つか、たった10話で主人公機がパイロットの自爆で粉々にされるアニメなんてコレくらいしか無いだろ・・・
それらの扱いのせいで、「ちゃんとした」戦闘シーンが少ない。本当に少ない。名勝負は益々少ない。

○ウイングゼロ等のありえなさ。
装甲の堅さ、異常な火力。流石にコロニーを易々と破壊するのはリアリティー的にどうなんだろう・・・?と。
それから、エピオンの製造過程について本気でノータッチ。ゼロはまだカトルが図面から創った説明があったけど・・・。
あと、ヒイロの不死身っぽさも時折「流石にソレは・・・」と思う場所も。(ネタとしては面白かったんですけどね。)

○微妙に収まってない。
EWがありますからね。テーマ的にはまぁ、コレで良いにしても、
本編内でオペレーションメテオ以前のパイロットについて語られなかった事や
五飛とトレーズの話に決着がついていない事が惜しい。特にヒイロの過去なんか本編内に絶対に欲しいモノだったのですが・・・。

○分かりにくい。
↑でも宇宙の心についてとか頑張って書いて見たものの、ホントは全然分からない。いや、だって抽象的の極みですもん。
視聴者に優しくないカトル君の名(迷)言集はもうちょっと綺麗に纏めて欲しかった。

・・・・等の悔やまれる点はありますが、
とにかく中味の充実っぷりは他の追随を許さないものがありました。
名言・迷言・名シーンのラッシュや、移り変わる世界情勢などが常にあり、楽しめなかったタイミングが無い。
と言うわけでとんでもない長文になってしまったのもこの作品が悪い。・・・なのにまだまだ書き足りない事は山ほどある。(苦労人デュオの話とか)
個人的には何だかんだで今まで見ているガンダムシリーズの中でも1,2を争う傑作でした。評価は「最高」。
[共感]
2013/09/24 カトルの迷言をここまで考察した人は見たことがありません。お見事です。 by 狗が身

[推薦数:2] 2013/02/11 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(67%) 普通:0(0%) 悪い:1(33%)] / プロバイダ: 2461 ホスト:2379 ブラウザ: 6890
【良い点】

キャラクター、ストーリー、モビルスーツ、登場組織、武装の設定全て

工作員として教育される少年5人、ライバルキャラがエースパイロットで仮面つきという伝統踏襲、大財閥の存在、強力な軍隊、武装豊富なMS、崩壊する王国の存在など魅力的。

リリーナは天然素材な電波だが、完全平和主義の主張にブレは無く、ガンジーの唱えた非暴力非服従思想並みに一貫していた。

絶大なカリスマ性と凡人には難解な主義・哲学・思想を持ったトレーズの存在。今までに死亡した兵士の数を記憶し、最後は五飛に手加減して死ぬという描写はとても良い。

美形ばかりだが別に反吐が出ることはなかったし、SEEDほどフ女子向けではないと思う。寧ろ、勝手にそう捉える人間の安直さと民度の低さに辟易し呆れる。

無駄に派手さの無い世界観。戦争を取り扱うのに明るさがあったら違和感を覚える。

登場人物の大半がクール。ピーピーうっさいのは五飛だけ。

ザコを圧倒するだけでなく、時に追い詰められたりする描写。

SEEDやSEEDディスティニーのように無駄なガンダム量産に走らなかった点。

テンポが良いからダレない。多少の強引さや突っ込みどころなど、そんなものは見る側が細かく気にしてたらキリが無い。昔のアニメなんてそういうものと考えたほうが気が楽。

【悪い点】

同じシーンの使い回しや総集編を入れた点。仕方ないとわかっていても不快。

ウィング・ゼロだけ強過ぎ。

デスサイズとシェンロンは思いっきり変わったのにヘビーアームズとサンドロックだけちょっと改良はいただけない。

【総合評価】

世間的な人気が高いだの、女子ファンを得ただの、そんなものはどうでもいい。ただただ、ガンダム作品の中では一番好き。個人的には大層ご立派な分析や理屈で見るより、感覚的に好きと言える作品が一番だと思う。ファースト好きには受入れ難いとか、そんなどうでもいい統計知ったことではない。
[共感]
2013/03/12 まさにその通り! by ロボアニメ大好き小僧

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「シンプルで分かりやすいストーリーながらガンダム搭乗者5人を中心に様々なキャラからの視点で展開されるた...」 by かぷ


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2011/12/07 [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示] by (表示スキップ) プロバイダ: 15735 ホスト:15630 ブラウザ: 3441(携帯)
ガンダムWって「平成の1stガンダム」じゃなく「平成のΖガンダム」っていうくらいΖガンダムにそっくり(ヒイロとカミーユのキャラクター性、複雑難解かつハードシリアスなストーリー等)

2017/02/09 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 19103 ホスト:19125 ブラウザ: 5171 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事感動/面白い/格好良い/悲しい/びっくり/考えさせられた 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)
映像とても良い(+2 pnt)
声優・俳優最高(+3 pnt)
音楽とても良い(+2 pnt)

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