[アニメ]機動戦艦ナデシコ


きどうせんかんなでしこ / Martian Successor Nadesico
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アニメ総合点=平均点x評価数51位6,273作品中総合点294 / 偏差値95.37
アニメ平均点1,109位2,826作品中平均点1.00=良い/294評価
1996年アニメ総合点3位113作品中
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※放送開始・終了日はTV版の日付です。

=STAFF(TV版)=
監督:佐藤竜雄 助監督:桜井弘明
日本 開始日:1996/10/01(火) / 終了日:1997/03/25
オープニング動画 (1個)
YOU GET TO BURNING
歌:松澤由実 詞:有森聡美 作曲:大森俊之 編曲:大森俊之 [ファン登録]
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最終変更日:2014/06/28 / 最終変更者:ショウ♪♪ / その他更新者: ウィングゼロ / 管理人さん / サブキチ / TCC / altema / DEE / myu / 提案者:もろっち (更新履歴)
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2019/01/19 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 8477 ホスト:8583 ブラウザ: 10315
良くも悪くもキャラで持っている作品、という印象です。まずナデシコクルー達については、性別、年齢、ポジション、性格等の被りが一切なく完璧に配置されており、全員のキャラをしっかり立たせることができていると感じました。序盤に死亡するもののその後の物語では一層存在感を増すガイ、イマイチ影が薄いものの個別回でしっかり印象に残る場面のあるフクベ(ただし生存は蛇足に感じました)、ムネタケ提督、影がうすいことが逆にキャラの個性になっているジュンなどなど、どのキャラもしっかり視聴者の自分に爪痕を残しています。ですが、エリナがアキトに肩入れする経緯、アカツキの過去、リョーコのアキトへの思いの決着に関しては掘り下げが足りないと感じました。
ストーリーに関しては、ゲキガンガーと劇中での戦争を対比する構成はかなり鋭く、ナデシコのコミカルさに対してのブラックな雰囲気が演出されていて良かったと思います。スーパーロボット物に対するカウンターという、90年代ならではのテーマ性でした。しかし、戦争の行方というナデシコ世界の物語の決着ができていなかった点は非常に不満です。最終回で詰め込みすぎているという印象を受けました。火星文明、アイちゃんが渡したものなどの伏線が放り投げられているのは物語としての欠陥であると思います。
そして最も残念だった点は、戦艦とエステバリス による戦闘シーンです。
まずエステバリスについてですが、テレビ本編にはブラックサレナのような名前がついた(本編で呼称された)機体がエステバエックスぐらいしか出てこないため、「このロボとこのロボが戦う!」といったカタルシスを感じることができませんでした。作画もほとんどの爆発が三日月型、エステバリスの動きも単調で、印象に残っている戦いがほとんどありません。劇場版は短いながらも素晴らしかっただけに、もう少しやれたのではないかと感じてしまいました。
その他の感想としては、戦艦というsf的な舞台設定と、反してその中で瞑想、学園ラブコメシミュレーション、アイドルオーディション、模型作りなどのsfとはかけ離れたことをするギャップに、「トップをねらえ!」を始めとする庵野秀明のエッセンスを感じました。また、個人的には、空中に浮かぶ映像通信を使っての会話の演出が、アニメならではのハッタリが効いていて、ちょっとした発明ではないかと思います。自分が他のアニメを見ていないだけかもしれませんが。
この作品の自分の中での評価をまとめると、「ちょうどいい感じのsf設定の中で、キャラの掛け合いやドラマを楽しむアニメ」という感じです。その点で見れば素晴らしいアニメだと思います。逆に、sfアニメ、戦争アニメ、ロボット・メカアニメとしてはそこそこの出来という印象でした。それでも、オタクのノリに浸れて全話楽しむことができたので、ハマる人はハマる良作だと思います。

2017/09/17 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:477(71%) 普通:103(15%) 悪い:94(14%)] / プロバイダ: 651 ホスト:220 ブラウザ: 4721
最近になって再視聴した序に再評価も兼ねてコメントを寄せたいと思います。

まず本作を久々に観て率直に思ったのは良くも悪くもオタク向けのノリと同時に、
制作側の趣味が多分に入ってそうな作風だなと云いますか、
恐らくは制作側がオタク受けを狙い済まして作った様に見えて、
実際にオタクとして慣らされる且つジャンルの好みが合う視聴者からすると
本作の作風という物に対する理解・許容は十分に示せると思いますが、
尤もオタク向けに寄り過ぎてる故に万人向けはせず視聴者は選ぶ傾向には有りますけど。

それと本作はシリアスとラブコメがごった煮に詰め込まれてるが、
この辺りに付いて言うと脈絡の無い出鱈目な作風にしか見えないが、
尤もガンダム的な戦争を扱ってるリアルロボット系統のシリアス要素と、
ヒロイン萌えに走った脳天気なラブコメという2つの相容れない要素を取り入れれば
第一印象の時点で脈絡の無い出鱈目な作品だと思われても仕方がないが、
まあ本作がこの様な作風になったのも制作側の趣味を存分に取り入れた結果として
闇鍋の様な作品に仕上がってしまったのかなという気がしますが。

そういう分けで本作の様な闇鍋的な作風は本来なら褒められた物じゃないけど、
ただ一見は出鱈目に見えそうな本作のシリアスとコメディが混在してる部分に付いては
不思議なバランスで成り立ってるというか、確かに木星と戦争してる背景が在るにも関わらず
それでいて作品の雰囲気がチャラチャラしてるのは観る人によっては受け付けないと思う一方で、
チャラチャラした軽い雰囲気の中にも時々真面目に鋭い所を見せる意外性を見せたりして、
その中でも正義とは何かという物に対して考えさせられる場面も有ったりしますね。

それと意外性と言えばナデシコの艦長であるミスマル・ユリカに付いてですが、
普段の彼女はどう見てもアキトにベタベタしてる恋愛脳全開のポンコツ艦長にしか見えないが、
そんなポンコツ艦長が時々思わぬ発想でピンチな局面を切り抜けたりして、
こういう意外性を見せるのがユリカの面白い所かなと思いますが、
まあ本作の場合はシビアな状況の中においてお気楽な雰囲気かと思えば、
お気楽な雰囲気の中に意外な真面目さを見せたりもするけど、
本作みたいなお気楽さと真面目さが意外な形で噛み合ってたからこそ
ユリカの様なヒロインを上手く引き立たせる事が出来たと云いますか、
本作の内容を象徴キャラとしてユリカ以上に相応しいキャラは居ないという意味では
ユリカが艦長となってヒロインを演じる事で本作やユリカらしさが出てる気がしますが、
そう考えるとED曲の「私らしく」は実に本作やユリカらしさを表すのにピッタリな曲かなと思いました。

後は本作で頻繁に出て来るゲキガンガーという劇中劇ですが、
このゲキガンガーは単なる古典ロボットアニメのパロネタではなく
意外と本作のストーリーやテーマに密接に絡んでたり、
また本作はお気楽なノリで進行してる印象が強いのは確かですが、
でもストーリーの運び方に関して言えば特に大きな破綻は無く、
特に中盤以降に明かされる木星トカゲの正体だったり、或いは木星側に関する様々な事情も有ったり、
そして序盤から謎にされてたアキトの両親の死亡に関する部分も終盤で明かされて、
またイネスさんの正体に関する所も意外性と伏線の利かし方が上手かったなと思いながら
本作はお気楽なノリの中にもしっかりとストーリーを牽引する材料が有った所が
単にお気楽なだけじゃない面白さが有って視聴者を引き寄せてたと言えましたが、
尤もラストに付いて言うと木星側との戦争の結末に付いては投げっ放しにしてるし、
しかも最後の最後に来てアキトとユリカの痴話喧嘩というのもどうかと思うが、
ただアキトとユリカのラブコメで締め括る所はある意味では本作らしいとも云いますか、
個人的にはTV版の終わり方に付いては特に不満は無いですね。

最後に本作に付いて言うと確かに洗練された造りとは言い難く、
しかも制作側の趣味が多分に入り好みの合う・合わないが出易い作品で、
特にシリアスとコメディが混在してる所は一つ間違うと作品自体を破綻させる危険も有る中で、
本作はシリアスとコメディを混在させた作風を本作ならではの個性とした面白さを見せたが、
尤も現在という観点で見ると本作のノリは滑り気味や古臭く感じる所は否めないけど、
それでも個人的には久々に視聴して十分に楽しめたので
幾らか懐古補正が入った形になるけど評価は「とても良い」にしたいと思います。

2017/08/28 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:22(71%) 普通:1(3%) 悪い:8(26%)] / プロバイダ: 14044 ホスト:13885 ブラウザ: 10183
見る前はタイトルだけ見て、ガ○ダム系とかと似てるのかなとか思ってたりしてたんですけど、まぁ展開とかナデシコクルーの面々がアレだったもので...はい。

<良い点>
・ナデシコクルー(一部を除き
みなさん個性的。みんな自由奔放な感じがいい感じにシリアスなストーリーを柔らかくしてくれたと思います。あと、みんな民間人を貫き通したとこでしょうかね。地球連邦でもなくネルガルでもなく木連でもなく。自分たち私たちの立場、尊厳を大事にしたところが見てて本当に素晴らしかったなと思います。

キャラ別で言うなら、艦長のユリカはちょっと抜けてて、艦長にしては頼りないけども、いざという時にとてつもない指揮能力を発揮する。ユリカの指揮で困難に陥ったこともあるにはあるけど、その決断をできるのは勇気があるからこそ。ユリカは艦長に相応しいと思った。
アキトは最初こそあるショックから、ウジウジしていた所もあったけれど、ゲキ・ガンガー3を通じて、時にはいい意味で時には悪い意味で、良い熱血キャラになりました。

その他にも色々良いキャラはいるけど、特に(個人的に)好きなのはリョーコですね。最初は助っ人として入って、アキトのことをまぁ下に見てたりしてたけど、アキトが活躍するようになってからは彼に好意を寄せるようになりました。それからはアキトの良い相談役になったり、その男勝りな口調、行動も合わさりめちゃくちゃ良いツンデレキャラになりましたw
その二人をみてて、微笑ましかったし、正直この二人がくっついて欲しかった所もあったりしたんですが...まぁそれはお約束ってことでw
ルリちゃん回も感動しましたし、密かにアキトに好意を寄せてたのも可愛かったです。

序盤だけだったけど、ダイゴウジ・ガイも好きなキャラでした。

・キャラの見せ場
2クールという短さながら、しっかり一人一人のキャラに見せ場を作っていたように思えました。ユリカとアキトは当たり前だけど、脇役のジュンだったり、ウリバタケや、ルリちゃん、メグミ、ハルカなどなど。(皆個性的な性格もあいまって)殆どのキャラが埋もれることなく、印象に残りました。

・主題歌
opは言うまでもなくいい曲で、edも耳に残るいい曲だなと思いましたが、途中の話でユリカ(元々ユリカの声の人がedを歌ってる)がed曲を長めに歌うシーンがあるのですが、それを見てから、もっと良い曲だと思えたし、ユリカの心の内を歌った曲なのかなと少し感情移入したりしました。

・ゲキガンガー3
ゲキガンガーの存在自体は...というかゲキガンガーそのものが好きでした。ゲキガンガーだけでアニメやったらどうなんだと思うくらい面白そうでした。

・とにかく面白い。
暗い雰囲気をナデシコクルーの明るさで、打ち砕いたり、シリアスなのにギャグアニメのような明るさでとにかく飽きない。

<悪い点>
・一部のキャラ
正直ユリカは艦長としては良かったけど、それ抜きで考えるとアキトアキトしつこかったと言いますか...確かに一途なのはいいんです。好きなのは十分に分かります。でも、戦闘の時以外だとそのセリフしか頭に残りませんでした...。後、メグミですね。ナデシコクルーのなかでは、一番苦手というか...。個人的な視点としては、彼女が小悪魔にしか見えませんでした。だって、アキトとユリカの間に何の前触れもなくひよっこり入って来たんで、なんだこいつは...って感じで。でもまぁ、いい三角関係かなぁとも思ったんですが、アキトの変化にメグミは付いていけず自分から離れて行ったシーンにはかなり残念でした。多少わがままになってしまうのは仕方ないかもしれませんがね。

後、不遇なキャラでいうなら、ガイと九十九ですね。ガイは序盤であっさり死んでいったし、九十九もいい感じにゲキガンガーをリスペクトした熱血キャラだったのに、木連の仲間に暗殺されてしまうし、個人的には好きなキャラ達だったのですが、なんとも残念でした。

・ボゾンジャンプ
前半はボゾンジャンプというセリフすら出てないのに、急に出始め、しかもラストの方ではバンバンボゾンジャンプしまくるという、ちょっと多用しすぎじゃない?という困惑に陥りました。

・ゲキガンガーの存在
このロボット自体は好きだけど、本作のキャラがゲキガンガーに影響されすぎて、正直後半なんかはゲキガンガーが機動戦艦ナデシコというアニメを喰っているかのようでした。
でも、ゲキガンガーもオリジナルなので、別にそんなに悪い点ではないですかねw

・ラスト
最後になっていくにつれて、ちゃんと戦争は終わるのかとか心配になったりしたのですが、案の定戦争は終わらず。ボゾンジャンプで遺跡ごと移動(?)させ、木連との戦争が一時休戦になった。しかも、それが最後の10分くらいで急ぎ足で済ませた感があって、一回見ただけでは訳が分かりませんでしたwそれ故に中途半端な感じも否めませんでした。

<総合評価>
全体的には楽しめましたが、後味が少し悪い...前半はナデシコクルー持ち前の明るさがあって見やすかったのですが、後半少しカバーしきれてない部分もあってそこも残念でした。
でも、何回も見たい回とかもあってやっぱり飽きないです。個人的にはオススメのアニメですね。評価は良い!

2017/05/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:223(68%) 普通:10(3%) 悪い:94(29%)] / プロバイダ: 35675 ホスト:35610 ブラウザ: 5213
「自分らしくいこう」

●【作品の概要】

1996年から放送のロボットアニメ。全26話。
かなり重厚なSF設定と濃密なラブコメ要素が混在する相当な珍品。
SF要素やメインストーリーのかなりシリアスな内容と
ラブコメのギャグパートや萌え要素がごちゃ混ぜの良くも悪くも挑戦心溢れる作品。
「新世紀エヴァンゲリオン(TV版)」と大体同時期の作品で、類似点もある。

〇ストーリー
近未来、木星方面から襲い来る謎の敵「木星トカゲ」と戦うために用意された「機動戦艦ナデシコ」
主人公のテンカワ・アキトは幼馴染のヒロイン、ユリカとの再会を機に、ナデシコの搭乗員となる。
アキトは戦いやナデシコで暮らす日々の中で成長し、やがて事件の真相に迫っていくという話。

〇作画等の質
この年代の作品に詳しく無いけど、悪くはない印象。年代相応くらい?

●【良い点】

〇ホシノ・ルリが可愛い
最初に挙げるのがソレか?って聞かれれば、「そうだ」と答える。男なら萌えるでしょうよ。

〇重厚なSF設定
「宇宙戦艦ヤマトの波動砲とエヴァのATフィールド合わせたら→やべぇキタコレ究極じゃね?」
って所から着想したらしい戦艦ナデシコの設定。
ロボット中心ではなく戦艦を中心に考えたロボットという何気に珍しい設定等を皮切りに、
敵の正体や話の真相、世界に溢れる技術・専門用語の数々がロマンを感じさせてやまない。
個人的にワープの事をジャンプって言ってる辺りが実にセンス高いなと思うポイント。
男なら燃えるでしょうよ。

〇ラブコメが面白い。
現在のラブコメと比較してもそんなに違和感無い程度に既に仕上がっている。
多彩なキャラクターも三者三様に魅力的で、見応えがある。
また、ナデシコのSF設定だからこそ生まれるネタ(例えば葬式ネタとか)等も充実している。
メインヒロインのユリカも可愛く描けている。やはり男なら萌えるでしょうよ。

〇巧妙な伏線
劇中劇のゲキガンガーが思わぬ所で伏線やテーマの一部として出て来たり、
「あのキャラ」の正体が全く予想だにしないモノだったり。
他にも後から気付かされる事が多いが、この2つには度肝を抜かれた。
やはり男なら燃えるでしょうよ。

〇ゆーげっとばーにんぐ
OPテーマ良過ぎない?

●【悪い点】

〇流石に遊び心が過ぎる事と、ソレに関する諸問題。
上記の通り、本作はシリアスとギャグが混在している作品ではあるのだが、流石に混ぜすぎって所も多い。
シリアスな空気でいるべきシーンでも雰囲気が散らかって物語に入り難くなっている所があるし、
ギャグに圧迫されて本筋の話が尺に収まらずに伏線の多くは投げっぱなし。
おかげで年代相応以上に粗のある作品になってしまっている。
主人公の成長もまだまだで、作中では活躍の場があまり無い。

この点についてはスタッフも重々承知していたようで、
続編に当たる劇場版では一部過剰に修正されている。「過剰に。」

●自分らしく【テーマ】

さて、本作のテーマとは。結論から先に言うと本作は「自分らしさ」についての物語なのだ。
同時期に放送していたエヴァンゲリオンのテーマが「自我の形成」とするならば、本作は「自我の発見」であると言える。

OP歌詞のサビ「君らしく誇らしく」
EDタイトル「自分らしく」
各話タイトルに「男らしく・女らしく・私らしく・自分らしく」
「個性」豊かなナデシコの面々
……等の要素から人それぞれの内面性に重きをおいたドラマが作られている。

最終回で「アキトは私が好き」ではなく「私はアキトが好き」と、自分の話をして物語を締めたユリカがそうだし、
「馬鹿ばっか」と言っていたが、自分も馬鹿の一人だと気付いたり、自分のルーツと向き合ったりしたルリがそうだし、

トラウマに怯える一方で勇敢な一面を見せたり
コックとパイロットの間で揺れたり
「ゲキガンガー」を本当の意味で理解した後でも何だかんだで好きだったり
自分らしさ、自分はどういう・何をする人間であるかを悩んできたアキトがそうだし。

……という具合に各キャラクターが「自分」を見つけるなり取り戻すなりする事が本作のドラマ面での主題となっている。

人が戦死しようが厳しい状況だろうが、暗くなったり攻撃的になり過ぎたりせずに
自分らしさを貫いてギャグを突っ込んで笑っている作中のキャラ達は無駄に素敵だし元気を貰える。
そう考えると過剰にギャグを盛ってくる事にも意味が出てくる。
だって、ユリカやアキトに怒り、憎しみ、哀しみ、復讐鬼とか似合わないにも程があるし。

●【評価】

で、その続編となっている映画がさ、その……アレな事になっているのも、
話を聞く限りでは本当はあの後の話があったらしいって事を聞くと納得できる節がある。
(製作の都合で結局無いまま今に至るけど)

多分、劇場版で自分らしさを完全に見失った
アキトの再生の物語があの後に控えてるハズなのよ。

どうせユリカが「私がアキトの舌になるから!」とか無茶ぬかして、
自分を取り戻したアキトが和気あいあいとコックとして成功するハッピーエンドになる。
テーマ上、必ずそうなると断言しても良いくらい。

……いや、だからさ?本作に対して自分が言いたいのは
「俺が生きてる内に続編作ってくださいよぉ〜」ってただコレだけなんだ。頼んますよ……

評価は…作品としての粗は大量にあるけど、この粗を生むだけの挑戦心やエンタメ性は評価に値すると思うし、
作品の芯の部分自体はしっかりと作り込まれていたので「とても良い」

2017/04/29 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 12556 ホスト:12507 ブラウザ: 10198
【良い点】
緩いラブコメと思わせつつの、しっかりしたSF設定やシリアス描写、でも結局ラブコメというごった煮感が好きです。シリアスも重くなりすぎず、各キャラが最終的にはアッケラカンとしている所が好きです。

【悪い点】
どっち付かずという人もいると思います。作画も途中ヘボい所がいくぶんあります。

【総合評価】
桑島法子を発掘したという意味でも大きな作品だと思います。

2016/06/11 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:41(76%) 普通:2(4%) 悪い:11(20%)] / プロバイダ: 1830 ホスト:1884 ブラウザ: 5171
【良い点】おちゃらけで,バトル,コメディ,ロボットとロボットアニメ(ゲキガンガー)とてんこ盛りなところ。それでいて何とかハチャメチャにならずにおさまっている。話は長いが,テーマ的に幅は広い。主題がまじめなのか,たぶんそうだろうなということが後半になってやっとわかってきた。制作当時のことをことを思うと異色の「アニメ」として評価されたのだろう。その点は良しとしたい。理由は【悪い点】で。

【悪い点】1974年ごろの「ヤマト」が戦艦宇宙アニメの先駆。1976年ごろの「ガンダム」が,宇宙ロボットものの革新だとすると,このころのアニメは,とてもシリアスな話で人々を感動させていた。「ナデシコ」は,その流れでの常識を打ち破ったのだろうが,私の価値観からすると,想像を超えすぎ。はっきり言って【感動】が全くない。

【総合評価】最近でもないが「エウレカ」や「エゥ"ハ゛」の方が,『一本』背骨のような筋が通っていて好きである。それに,観ていて有意義で興味深い,「ナデシコ」は考えずに見られるが,考えたり,悩んだりして心が動かされる作品の方が,私は好きであるし,大きな評価を与えたい。流して観られるのならいいが,時間つぶしではもったいないない。

2016/05/06 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:8(89%) 普通:0(0%) 悪い:1(11%)] / プロバイダ: 2178 ホスト:1956 ブラウザ: 7416
【良い点】
笑える
ストーリー、キャラも魅力がある

【悪い点】
最終回

【総合評価】
きちんと終わらせればもう少し評価された気がする
それを差し引いても面白いのは間違いないが

2016/01/11 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:146(62%) 普通:35(15%) 悪い:55(23%)] / プロバイダ: 9599 ホスト:9366 ブラウザ: 7463
【良い点】
主題歌。CDを買ってしまうほど好き
若い女性クルーが多く艦内の雰囲気が華やか
恋愛脳のキャラクターたち。男女入り混じった艦内で浮いた話の一つや二つが生まれないほうがむしろ問題

【悪い点】
ゲキ・ガンガー3の存在。フィクションの中でフィクションをやる劇中劇は好きじゃない。劇中劇にリソースをつぎ込むくらいならまず本編を頑張れよ
ユリカの取った判断。第2話で地球政府を敵に回すような形で勝手に旅立ってしまう。これで地球からの支援を受ける事が絶望的になった
第6話で我が身かわいさのあまりディストーションフィールドを展開して火星の住民を犠牲にした戦争犯罪は重い。しかもその直後に「私、頑張るから!」などとアキトに泣き付き、火星の犠牲者に対して哀悼の意も謝罪も示さず責任も取ろうとしない。あの場合どうすればいいかというと、ナデシコを破棄して全クルーは退艦、地下に避難して白兵戦に持ち込んで粘りつつ救援を待つ。もちろんユリカが艦長としての責任を取る形で。これが正しいのだが、地球政府との関係が険悪になった状態では救援も期待できないのが悩ましい。そうなる前に地球政府と同盟を結んでおくべきだった。
そもそも、警戒宙域なのにエンジンを切りディストーションフィールドを解除するなんて間抜けすぎる。いつでも動けるように最低限アイドリング状態にしておけば今回のような事態は防げた
クルー達がディストーションフィールドに守られた艦内で遊んでいるのは別にかまわない。やるべき時にやることをちゃんとやっていれば。しかし第6話のように戦闘員であるにもかかわらず民間人に汚いケツを押し付けて逃げた行為はネタや冗談で済むような問題ではない(さすがのユリカも事の重大さを理解したのか吐き気をもよおしていた)。そりゃ言われちゃうよ、「バカばっか…」って。ナデシコの安全を優先したのは居心地のいい実家のような安心感を与えてくれる場所を失いたくなかっただけなんじゃないのか?と疑いたくなる
ちなみに軍艦は消耗品なので正当な理由があれば破棄しても問題は無い。ネルガル重工も新規受注が増えて大いに結構。だが、失った人間の命はいくら金を積んでも戻ってこない。赤十字だって黙っていないだろう

【総合評価】
おちゃらけたキャラクター達のドタバタコメディー、嫌いじゃないけど、前述の通りプロットに問題が多かったので【悪い】

2015/11/17 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:538(62%) 普通:130(15%) 悪い:193(22%)] / プロバイダ: 47101 ホスト:46879 ブラウザ: 5779
SF・ラブコメアニメという括りなんでしょうか。
なんかいろんな要素をごちゃ混ぜにした感じ。ラブコメにロボットバトルに緻密な設定に、シリアス展開で結果としては・・・失敗してますね。
シリアス展開はちょっとエヴァっぽい雰囲気だったりするんですが、それをぶち壊すように差し込まれるラブコメ。この辺の両立を目指したんでしょうが、ただただラブコメ展開は不快でしたね。しかもそれをやってるのは艦長なんだから手に負えない・・・。
科学的な設定もややこしいので、とにかくストーリーと今どういった状況にあるのかを把握するのがとにかく難しい。それなのに幕切れがあっけないもんだからなんか消化不良な感じ。
個人的にはあんまり好きじゃないですね。

2015/08/31 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:224(48%) 普通:103(22%) 悪い:142(30%)] / プロバイダ: 12929 ホスト:13021 ブラウザ: 5913
【総合評価】

流石に、作画の古さは否めない。それは仕方が無いが、丁寧に作られた感じはしない。
意図的な部分もあるが、全体的に雑。

設定のベースはガンダムで、ギャグとハーレムを追加した感じ。これは好みによるが、かなり軽い作品になってしまって作品自体の存在感が無くなっている。

前半はギャグとナデシコ内の人間関係がメインでダラダラと展開していく。正直くだらない。
主人公が見ているアニメも要らない。
話数に対してシナリオが薄く、引き延ばした感じが強い。

主人公のヘタレ感はハンパなく、トラウマがあったはずの主人公が躊躇なく操縦している。
パイロットになってからトラウマに対しての描写は多いが、それより最初に操縦席に座る時に一番苦しむのでは?そこはスルーだった。

通常は後半の盛り上がりに比例してギャグが減り、シリアスになっていくものだが、この作品には該当しない。
しかも、19話になってもミスコンとは・・。どれだけシナリオ足りないんだよ!!

ただ、独創的な展開もある。瞬間移動で直接ミサイルを敵艦に移動させて爆発させるというのは面白い。

しかしながら、最後の最後まで「ゲキガンガー」言ってるのはどうなのか?
心のより所なのは理解するが、なぜアニメなのか?他ではダメなのか?
そんなに感動するなら最初から「ナデシコ」ではなく「ゲキガンガー」を作れば良かったのでは?と思えてくる。

「ゲキガンガー」の部分と本筋とは関係ない件を削って、1クールにまとめればいい作品になったのでは?

高校生以下対象の作品。アニメ好きが数人集まってやりたい事を出し合った結果、ギャグ・ハーレム・シリアス・ロボット・戦闘・恋愛などごちゃごちゃになってしまった感じ。

2015/01/17 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:58(69%) 普通:6(7%) 悪い:20(24%)] / プロバイダ: 24095 ホスト:24094 ブラウザ: 4894
【良い点】
緩く、明るい雰囲気。
比較的科学考証に忠実なように見せているところ。
【悪い点】
ハーレムラブコメとロボット戦争モノは何も考えずに混ぜると混ざりません。
劇中劇のウェイトを無駄に上げるとウザくなります。
【総合評価】
実験失敗作品。
いろんなコトに挑戦してみたのは判ります。
ラブコメとロボット戦争モノとの融合、科学考証の徹底、70年代アニメの劇中劇、緻密で大量の設定等。
結果はほぼ全部失敗。
ハーレムラブコメは泥沼展開を回避するために、全てを許容するほどの過剰に緩い雰囲気が必要ですし、
戦争モノは死亡に対する緊張感を表現するために、ピリピリした雰囲気が必要になります。
各コマで区切れるコミックはこの融合がベルセルクのパックのように自然にできますが、
アニメでソレをやると、キャラクターが死んでも悲壮感が無くなるか、ラブコメが浮き上がって必要性が無くなります。
他にも科学考証もコミックなら文章で細かく説明でき、理解できるまで読み返せます。
アニメでは口頭説明になるので聞き逃すとよく判りません。
劇中劇もコミックなら主人公の心情風景を代弁する道具として活用できます。アニメではスポットで無い限り不要です。
緻密で大量の設定はコミックであれば長期連載を行う際に深みを増し、世界観の統一した表現に寄与できます。
続編でもない2クール程度のアニメで全部生かそうとすれば結局消化できません。3クールは必要です。
あと、ポップスを発音の良すぎる声優に歌わせると童謡に聞こえます。歌い方を工夫しましょう。

まあ、挑戦する試みは常に行うべきだし、全体的な雰囲気が緩いので流して鑑賞する分にはストレスがありません。
何も考えずに見るなら良し、と云うところです。

2014/12/10 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
戦争やラブ、SFを主としてあらゆる要素をブチ込んだチャンポン作品。
刺激臭はあるが意外と美味かった珍料理。
特に23話のナデシコ奪還回は最高に燃える展開だった。

【悪い点】
登場人物の言動を大目に見てやれるかどうかで人を選ぶ。
不調和なシリアス&コメディパートのバランスに如実に顕れているが、行動理念を理解しづらい部分が多々ある。
劇中劇や最終話付近の視聴者置いてきぼり感。

【総合評価】
非常に粗い作品。ゆえに、自由を求めるエネルギーの力強さに溢れていたように思う。
良い作品である、と断じ難い。が、こいつ等についていって良かったという気持ちを大事にしたいので、評価は「良い」。

2014/06/30 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
・ 劇中で劇中アニメが展開されている
(ただのアニメではなく、敵役である木星側から見ると宗教のような思想媒体となっている)
・伏線など構成自体は当時としては優秀であった。
・キャラソン?を劇中のストーリー中に実際のキャラが歌っていたこと。
・敵には敵なりの正義があったこと。
(一方的に悪い敵ではなかった)
・当時としてはメカニック関係の描写が斬新だった。
(エステバリスの換装システムや母艦からの重力波ビーム圏内では自由に動ける等、昔のロボットアニメの 燃料どーなってんの? 機体がすぐ復元しているなどの疑問が無かった)
・ストーリー上のイベントが多かった。

【悪い点】
・途中少し、中弛みというか、キャラ紹介の回がグダグダしていた。
・大人の事情により完全な完結をみておらず、続編が作られることはない。

【総合評価】

近い時期に放映していたブルーシードに続き、強烈なインパクトを受けた作品です。
残念ながら、それまではアニメというものにあまり興味が無く、エヴァも一度も見たことが無いくらいでしたが、このナデシコを見たときの衝撃は忘れられません。
ただ僕が無知すぎたのかもしれませんが、劇中でアニメが展開され、キャラがオリジナルの歌を作品の中で歌っている。敵は完全な悪ではなく、敵なりの正義をもっていました。

「敵なりの正義」とは、立場が違えば考え方が異なるのは当然であります。
これはガンダムシリーズを思い出します。
地球侵略を狙う悪者と正義の味方の戦いではなく、思想と思想のぶつかり合い、国と国との戦いであり、何か最近の地球みたいに思えました。

また、ボソンジャンプの理論も当時としては秀逸でした。
瞬時に、テレポートしているのではなく、一度過去にタイムスリップをして現代の別の場所に戻る。
まぁ、アニメの中の話なのでどうこう言うつもりはないですが、瞬間移動というものは実現不可能と言われている中で、過去にタイムスリップして現代の別の場所に戻るというのは、当時の僕は現実的にうまい解釈をした理論だと思っていましたよ(笑) 若かった・・・

完全に完結することはなく、劇場版でも??が残る終わり方でした。
ゲーム(ドリキャス・サターン)で補完がなされましたが、残った謎をちゃんと解決する続編が大人の事情により制作不可能になったのは残念です。
これ以上は蛇足だという意見が多くあるのも知ってますが、思い出の作品なので評価は最高!で。
でも今見ると、古すぎて見るに堪えないんだよなぁ(笑)

2014/06/22 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:137(77%) 普通:34(19%) 悪い:7(4%)] / プロバイダ: 31499 ホスト:31569 ブラウザ: 5958
昔たまたまテレビでやっていたのを見たときは普通だと思ってそれっきり見なかったが、
どうも無責任艦長タイラーとイメージがごっちゃになっていた。
今回じっくり見てみると無責任艦長タイラーとは全く色合いが違うアニメだった。
また、随所にロボットヒーローアニメ(アニメ内アニメ)が登場するが、後半、敵の正体が分かってきた時に
実は敵もそのロボットヒーローに憧れて戦っているという展開で、何だかサムライフラメンコ的な展開を見た。
サムメンコの制作はこのアニメの影響を受けているのかもしれない。

【良い点】
・お気楽戦艦ものだが、かなりシリアスが入っている点。身近に死者がたくさんでるがそれを笑いや無視でスルーすることでシリアス度をうまく調節している。

・敵や戦艦の設定が結構複雑でそれをシナリオに生かしている。戦艦のAIに名前がついていて自我を持っていたり壊れたら電脳空間に入っていって治療したり、敵が理解不能な単なる機械だと思っていたら、実は正体は人類?だったりと。普通の戦艦ものやロボットアニメよりも設定が豊富。

・荒削りな原石のような展開。毎回、最終話も含めて、いろいろな突飛な展開をしてそのまましまりのない終わり方をしている。これは作品をつらぬくストーリーという点でいえば一貫性やまとまりを損なっているといえるが、逆にいえばアニメの発展の可能性を示せているともいえる。

【悪い点】
・少し気になったのが、映像の明滅が激しくて不快を感じることがたまにあったこと。そういえばポケモンの光過敏症症候群事件が起こったのはこの年でしたから、そういう明滅やフラッシュが激しい映像がこの当時の制作の流行だったのでしょう。こういうのを実感すると、逆にああいうポケモンの事件があったから映像のフラッシュや明滅に制作が以後気をつけるようになって近年のアニメはそういう不快感を催させない作りになっているのだね、よかったねと思う。
※後日、トップをねらえ!というアニメを見たときも、映像の明滅やフラッシュがひどかった(トップをねらえ!のはこのアニメ以上に過剰で気に触った)ので、私が個人的に視覚過敏になっているのかとも思い最近のアニメ、とある科学のレールガン無印、を対比として見直してみたが、レールガンは不快感がなかった。やはり、昔のアニメのは過剰フラッシュに過剰明滅が組み込まれているらしい。逆にいえば最近のアニメは精神衛生的にやさしい映像になっているといえるのだろう。

・前世紀のアニメだから仕方ないのだが、萌えがない。
萌えそうなキャラがたくさんいるのに、萌えにならない。るりちゃんなどは、これが近年のアニメならもっと萌えるようなシーンや仕草を組み入れられていただろうに、そうでないために単なるおかざり的な不完全燃焼な少女キャラとなっている。

・アニメではよくあることだが、安易に現代科学理論を都合良く解釈しているところ。最終話あたりでボソンジャンプの説明がなされている。それはボソンジャンプは光速度以上で飛ぶことは理論上不可能という原理に反すると言った後で、ボソンジャンプはマクスウェル方程式に表されている先進波と遅延波のうちの過去へ進むと解釈されうる先進波の部分を利用したものだ(先進波を相殺するとも解釈されている遅延波の作用を妨害して先進波を利用)としている。
だが、物理学ではそもそも先進波は現象として存在していず、当然理論的検証もされていない。あくまでマクスウェル方程式が正当な理論だとされているのは遅延波が実際の電波通信の現象を説明出来ていると実証されているからであって、ただ方程式上に入っているだけの先進波の部分は実証はまったくされておらずそういう電波が観測された例も一つもないわけで、過去へ進む波を表しているというのは言葉のあやにすぎない。

滑稽なのは、この先進波をSF的にシナリオに取り入れていることではなく、あて馬に相対性理論の正当性をあてがっているのが目につくことだ。

マクスウェル方程式が間違っている(マクスウェル方程式では遅延波の先進波への相殺作用を妨害する作用の説明や、先進波が現実に活きる説明はされていない。つまりこのアニメではマクスウェル方程式の訂正版理論でロジックが上書きされていることになる)と言いながら、他方で相対性理論はそのまま論破されないという論なわけだが、それって相対性理論の方が間違っていて、実は光の速度以上で動けるものがあった!という話(相対性理論の訂正版理論でロジックが上書きされる)だけでも筋が通ることになります。先進波によるワープを説明するのに、わざわざ相対性理論の正当性を当て馬として挟んでいることに論理的な意味は見受けられず、単に尺をのばしていたり複雑に見せていたり、技術説明をもっともらしく見せるためだけにそういう言い方をしているだけなのです。現代科学理論を都合良く解釈してSFのシナリオとするのは問題ないが、安易にそれをやってあれやこれや余分なトッピングをするから逆に論理的に滑稽なシナリオに見えてきてしまう。
悪いSF設定解説の例だといえる。もっとうまくSF技術を解説する話法はいくらでもできるのに、もう少しその辺は工夫して欲しかった。

【総合評価】
なかなか「良い」。サムライフラメンコと同じくらいは「良い」。無責任艦長タイラーよりも「良い」。

2014/06/19 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
・明るいノリ
この作品からこれが無くなるとかなり重い話なんですよねー。
だから硬いSF作品が苦手って人でも見れるような感じは良いと思う。

・キャラクター
良くも悪くも個性に溢れたキャラが多いですね

○アキト
恋愛関連だとどっちつかずな所がマイナスに見られるかもしれませんが
ガイの死をただ一人悲しみ、死後もガイの想いを大切にし続けた
アキトくんはかっこいいと思うんだけどなー。

○ルリルリ
アニメ内での新艦長決めでも現実でも人気だったのも納得な女性キャラクター。
バカという言葉を多様しているのに全くいらつかないし
むしろ愛おしいキャラクターってのも珍しいですよね。

○リョーコ
アキト好き好き勢の中では唯一まともにヒロインしてたと思うキャラクター。
ユリカ、メグミがアキトの迷惑も考えずアプローチしてる中
ひそかにアキトに想いをよせるリョーコちゃんは本当かわいかった。

○ダイゴウジ・ガイ
熱いキャラクターでこの作品を見始めて最初に好きになったキャラでした。
それだけに即効退場は悲しかったですね。

○イネスさん
説明好きなキャラということでナデシコ内の設定の解説キャラ。
正体が衝撃的でした。

その他ウリバタケさんやイズミさんも好きでした。

・ストーリー、設定
さっきも書いたけどこの作品は明るいけど死人も大量に出てるし、そもそも人間同士の戦いだったりと
本当は重い内容の作品なんですよねー。

同じアニメを愛してきても人として大切なものを学んだ白鳥さん、悪は滅ぶべきだと学んだ他の木星人でのすれ違い・・・
互いの意見の違いなんてアニメではたくさんあるけどそれをこの時代にアニメ内のアニメを通して描いているのが凄いと思います。
今では戦争とまではいかないもののひとつの作品に対しての想いで争い合ってる所ってたまに見ますね・・・。

【悪い点】
・ラスト
やっぱり多くの人が不満を持ってしまうのが終わり方なのかなぁ?
白鳥さんの死とかがあったのに結局決着つかないで終わりですらねー。

・一部キャラクター
まぁユリカとメグミのことです。自分勝手すぎる。他のアキトくんのこと好きな人達が可哀想でした。
ユリカはまだ艦長としてつらい決断をしたりと頑張っている所もあったけど
メグミは本当に好きになれなかった。

【総合評価】
今見てもあの夕方アニメ全盛期の躍動を感じれる作品だと思う。
終わり方はちょっとがっかしだったけど面白かった。特にナデシコクルー再集結は熱かった!
最高つけたいくらい好きだけど評価は「とても良い」が妥当かなっ!

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2017/06/23 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 1378 ホスト:1315 ブラウザ: 10260 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事可笑しく笑える/楽しい/面白い/格好良い/可愛い/びっくり 
ストーリー普通(+0 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)
映像とても良い(+2 pnt)
声優・俳優とても良い(+2 pnt)
音楽とても良い(+2 pnt)

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