[アニメ]銀河英雄伝説: 2018/11/05 OYJAR40


ぎんがえいゆうでんせつ / Legend of Galactic Heroes (Ginga Eiyu Densetsu)
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2018/11/05 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:198(67%) 普通:53(18%) 悪い:43(15%)] / プロバイダ: 1483 ホスト:1319 ブラウザ: 8996
原作は未読ですし、おそらくはこれからも読む機会はないかな?と思います。

【良い点】
・他の追随を許さない、見応えある物量。反面やや(?)冗長とも言えますが。
・異星生物を一切登場させず、未来になっても何ら変わらない営み、人間の業を描いている。
ここにリアリズムを感じられるか否かで作品への没入感も変わって来そう。
・【悪い点】で挙げたような大損害を受けつつも変わらない帝国の勢力、という「世の趨勢は流れ出すと個々の戦闘で優勢であってもそう変わるものではない」、という様はある意味でリアル。
・帝国軍側のヒルダ、同盟軍側のフレデリカという、非常に少ないが魅力的な女性の存在。芯はあるものの若干男に都合がいい、しかしながら言うべきことはしっかり言うという、何というか、程良さ、ですね。
・音楽。使い所が適切で良い。陰謀など不穏な話のときはこれ、悲惨なときはこれ、など。しかし何と言っても艦隊戦シーンのようなときに普通だったら大げさすぎるマーラーやワグナーのような曲が使われているのがすごくしっくり来ている。
そう言えば、かの西崎義展氏がヤマト復活篇において、「クラシック音楽をヤマトに導入するのが夢だった」とかいうニュアンスのことを何かで語っていた(パンフレットだったかな?出典未確認です)ように思いますが、先駆者かつ成功者は間違いなくこちらですね。

【悪い点】
・なんと言ってもイゼルローン要塞の存在。
このせいで戦術も何もあったものじゃない。同盟軍が略奪する時だけ戦術っぽいことがなされ、撤退する時だけヤンの神の眼で敷かれた仕掛けで再奪取、それ以降は一方的なジェノサイドに使われるだけ、という酷さ。
大戦力の帝国軍に拮抗させるためのバランス取りで取り入れたのでしょうが、超兵器過ぎますね。逆に帝国側が持ち続けていたとしてもやはり超兵器すぎるわけで、これが戦略上、物語をつまらなくしてしまっているかと思います。
・宇宙を舞台とした艦隊戦なのに戦い方は恐ろしく平面的。作戦も殆どが突出して来た相手の後方に回り込み、後ろから集中砲火、というワンパターン。また帝国軍は殆ど無策で、正面から位攻めで戦って損害を与えるか与えられるか、のパターンのみ。
・同盟軍のシェーンコップ部隊やポプランの戦闘機部隊などが妙に強すぎてバランスが崩れている。
・戦艦なのに一機の戦闘機の最小火器で簡単に吹き飛ぶ脆さ。せめてミサイル兵器などならわかるのですが。話自体が現実的な装いなので余計に目立つ。現代の宇宙船くらいならちょっとした宇宙ゴミにぶつかるくらいで砕けることもあろうが、宇宙戦争までする時代でそれはないのでは?
・時々思い出したように登場するシールドの存在。なぜか正面同士の戦闘の際にはシールドを殆ど展開せず、お互いにボコボコにされるがまま。
・ポプランのくどいくらいのセクハラ軽口。この作品が成立した頃にはまだ現在ほどセクハラパワハラが騒がれてはいなかっただろうが、少々作者あるいは制作者の品性を疑う。たまに出るくらいならまだしも、頻繁過ぎて辟易する。
・とりわけヤンの死後顕著になる同盟側の一部による独断政治。半ば感情に任せて嫌いなヤツを倒してしまったり殺害したりする様は、胸がすく、とも言えるかも知れないですが、やはり本来の専制・民主の対立軸を考えると、微妙ではありますね。まあ、現実でもあえて国の名前に民主主義だとか人民だとか宣っている国ほど、本当の民主主義とは程遠かったりするわけで、「民主主義」を声高に叫んでいる組織ほど、実際のそれとは似つかない、という逆説かも知れませんが(作者が狙っているのかは知りませんけれど)。

【ううむ・・・】
・宗教の取り上げ方。どこからどう見てもカルトでしかない。多くの宗教が出自をたどればカルト、という考え方もあるだろうが、宗教が失われた世界にあって、これはあまりにも一面的な見方ではないだろうか。
また、第三勢力すべからく地球教、というのも薄っぺらいというか乱暴というか、何というか。

【総合評価】
新作を見たのをきっかけに、以前から気になりつつもその長大さから二の足を踏んでいた当作品に触れてみました。
歴史書のような構成で様々な事柄を淡々と述べていく形、さらに加えてやや(かなり?)冗長なので、見ていて睡魔に襲われることもしばしばでしたが、一大叙事詩として楽しめたことは間違いないですね。
一方、歴史を切り取る形で描かれているので、物事に結論がないとモヤモヤしてしまう方には不向きな作品かも知れません。

とりあえず暫定的に書き込みます。また思いついたら書き加えるかも知れませんが、評価自体は変わらす「良い」で。



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