[アニメ]この世界の片隅に


このせかいのかたすみに / Kono sekai no katasumi ni
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アニメ平均点16位2,801作品中平均点2.42=とても良い/26評価
2016年アニメ総合点3位257作品中
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原作:こうの史代
監督・脚本:片渕須直
アニメーション制作:MAPPA
プロデュース:GENCO
日本 公開開始日:2016/11/12(土) 映画
公式サイト
1. ロングラン上映中! 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サ
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最終変更日:2016/08/20 / 最終変更者:mosukuwa / 提案者:mosukuwa (更新履歴)
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2018/12/24 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:611(70%) 普通:105(12%) 悪い:163(19%)] / プロバイダ: 20576 ホスト:20533 ブラウザ: 5513
【良い点】
・主人公すず。のんびり屋に見えて芯の強さと勤勉さには好感。声優起用じゃなくてハマリ役と言えるほどの珍しさ。これだけ頑張ると他で聞いた声じゃないという個性に
・寄付を募って作った作品だけに作画の細部に安っぽさが見えないことはないが、鮮やかな色彩や演出でカバーしたり精魂込めて作られている
・一市民の目線から描いた戦争。前半にコミカルチックな面白みがあって(すずの性格や工夫によって窮状でも頑張っている)、それで本作は反戦を訴えてないとの見方もあるが、次第に踏みにじられ、すずでさえ壊れかける後半からすると同意しかねるところ。声高に叫ぶよりも静かに響いてくるアプローチはより強烈とも言えそう
・詰め込んだダイジェスト臭はある。しかし、原作で正直眠くなった自分としてはテンポの改善と受け止めたい
【悪い点】
・すずの妊娠話が出たのにその後放置、一回会っただけの遊女リンを戦後にも引きずっている不自然さ(後で調べるほど気になる)。編集による粗だが、映画一本として自然にする頑張りが欲しかった。ただ、リンとの夫を巡る三角関係はすず側だけでお腹一杯だったのでカット判断には納得
・敗戦時におけるすずの台詞改変。第一に分かりにくかった。食料自給の観点を指して(自国じゃ賄えず植民地から調達)、監督は原作と趣旨は同じと釈明しているが、そうであるなら原作での「暴力で従えている国だから暴力に屈した」で十分だろう
【総合評価】
重い作品なのは間違いない一方で、見やすさが現代版ならでは。作品外の業界事情を耳にするが、一旦置いて地上波で放送されてもと思う。評価は「とても良い」寄りの「良い」

2018/10/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:84(74%) 普通:19(17%) 悪い:11(10%)] / プロバイダ: 15105 ホスト:14883 ブラウザ: 5509
レンタルDVDで鑑賞。原作漫画もテレビドラマ版も未見。

昭和8年から昭和21年あたりまでの主人公すずさんの半生を描いたストーリー。
すずさんは広島から呉に嫁いで周囲との人間関係に翻弄されつつ戦時中の日々を過ごす。

監督は片淵須直。「名探偵ホームズ」で宮崎駿を支えた演出家で、「ブラック・ラグーン」ではアクション回に荒木哲郎を起用した人物だ。ゲームでは「エースコンバット4」「同5」の脚本なども手掛けている。

…まず正直に記すと僕は片淵監督の作家性というものが少々肌に合わず、公開前から「この世界の片隅で」をチェックしていたが、世間で評判となりドラマ化されても観たいという気分にならなかった。現時点で批評を書いていないが「マイマイ新子と千年の魔法」を観た事(または「エースコンバット4」のストーリー)に起因する。察するに片淵監督はペシミズム(悲観主義)に特別な固執があるように感じられる。悲劇を受け入れる事を尊んでいるかのような自虐性を感じてしまうのだ。

そういった作家性の監督が戦時中を描いた漫画をアニメにするのだから、それが肌に合わない僕は不安と警戒心が高まるばかりだった。結局は世間の人気と評価によってレンタル屋にずらりと並んだDVDを避けて通る事が出来ず、いよいよ観念して手に取ってしまった。

先に総評と結論を書くと、完成度が高い事はアニメオタクならば観る前からわかっている事で、ペシミズムの不安は的中ながらもそれを乗り越える力強さもきちんと備えた出来に仕上がっており、総じて非常に凄いアニメだった。

しかし未だ観ていない人にオススメするかと言うと「もうちょっと待て」と現時点では言わざるを得ない。
なにしろ現在ロングバージョンが制作中らしいからだ。

僕がこの作品を見ていて感じた事は「話が足りていない」という問題だ。近年のアニメでは無駄な描写をしない事が常識となっており、ましてや片淵監督が制作費をクラウドファウンディングで集めて作ったアニメで無駄をする筈がない。しかし「無駄の無さ」は「必要最低限」しか劇中に収められていないという事でもあり、この作品では重要なドラマが幾つか不足しているように感じた。具体的には哲と周作のドラマと、径子とのドラマだ。対して呉の軍港の戦艦解説などはドラマには不要な情報だ。

また演出も小エピソードの積み重ねで進むがオチが漫画調に唐突に描かれるばかりで段落としてもあまり機能しておらず、映画としてお上手な見せ方とは言いがたい。これは想像するに間を持たせるだけの尺がなかったからだろう。「必要最低限」の情報を上映時間にギュウギュウに詰め込んだだけでは観客に伝わらない。観たものを理解する時間が必要だからだ。リアルが必ずしも映画の正解ではない。

そういった問題の幾つかはロングバージョンが作られる事で解消されるかもしれない。追加されるエピソードは多分上記のものではないだろうが、情報量が増える事によって理解も変わりプラスに働くかもしれない。これから観るなら断片的な本作よりロングバージョンを待ったほうが良いように思う。

対して長所は挙げるときりがないほどだ。問題点以外の全部が長所と言える。
描かれる情報の正確性は現在得られる情報の究極のもので、アニメの出来も水彩アニメや手描き描線の絵が効果的に使われている。時々描かれる戦争描写のリアリズムは現時点でのアニメの最高峰かもしれない。

声優ものん(能年玲奈)の好演は素晴らしく、おっとりした口調だけでなく転じて感情を顕わにした時の演技が凄く良かった。他の声優陣の演技もナチュラルが過ぎて物足りなさもあるが概ね不満は無い。コトリンゴの曲も作品にベストマッチしている。

世間の反応を見るに、僕の感じる問題点は些細なものなのかもしれない。または世間は細部まで関心は無く終盤の展開で他の事などどうでもよくなったのか。僕のこの批評文では幾つか重箱の隅をつついてみたが、ともあれ物凄いアニメである事だけは確かだ。

2018/08/15 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:140(74%) 普通:17(9%) 悪い:32(17%)] / プロバイダ: 9094 ホスト:9231 ブラウザ: 8849
本当は評価文を書くつもりはありませんでした。というか、書ける気がしませんでした。しかし、この作品が広まったのは一人ひとりの「観てほしい!」という口コミがあったからです。
私もその一助になりたい。そう思って身の回りの人に勧めてきましたが、論客の端くれとしては評価文を書くのも私にできる事だと思い、取り掛かりました。

しかしながら、評価文に起こす以上、私にはネタバレ無しで書くのは困難なので、未見の方は総合評価まで飛んでください。広めるのが目的なのにどうかとは自分でも思いますが。

殊更に名作だと推されると、増して第二次世界大戦の時代を舞台にしていると知れば敷居が高く感じるかもしれませんが、特別なものと身構える必要はないです。「日常アニメ」とも言えるし、すずさんの作品に於ける大切さを考えれば「キャラアニメ」と言える(監督は「キャラ」と呼ばれたくないでしょうが)。観る前の認識がなんであれ、観終わった後、きっと特別なものとして心に残る…。そんな作品だと思う。

「泣ける○○」という謳い文句がある。○○の中には映画であったり、小説であったり、漫画といったワードが入る。宣伝側は良い事として使い、客側は良い事として受け止め、泣きに行く。
泣ける事がなぜこれほどプラスとして扱われるのか。泣く、つまり涙を流すとストレスが発散されるから?
ストレス社会の現代を投影していると言えますね。泣ける事を売りにする、泣く事を目的にするのは、言い換えればストレス発散を予めの目的として観に行っているという訳です。
娯楽の一つの形としてアリでしょうが、本作が泣ける映画などと宣伝されなくて本当に良かったと思っています。敢えて頭に何か付けるなら「会える映画」と言った方がいいかもしれません。
私事で恐縮ですが、私は両祖父母から戦争の話をほとんど聞くことなく別れてしまいました。それは距離的になかなか会えなかったり興味の問題であったり色々なのですが、この作品を観ればいつでもすずさんに会い、当時の話を聞かせてくれます。


「泣いてばっかりじゃもったいない… 塩分がね〜」
泣く繋がりで白状すると、みんなのすすり泣きを尻目に私は本作を観て泣きませんでした。理由は、人前で涙を見せたくないという単なる意地、やせ我慢です。脱帽と放心で泣くどころではなかったとも言えますが。
理由はどうあれ、我慢した感情は心の中に溜まり、沈殿していました。そのお蔭で評価文の草稿を書けたと思います。もったいないのは塩分だけじゃない。涙は、ストレスとともに渦巻く感情や膨大なエネルギーをも発散して、「スッキリ」させてしまう。潤んだ目では細かいシーンも見づらいし(笑)。今は段々と素直になってきて、人目を忍んで泣いております。

本作は誰でも知っている歴史をなぞっています。それも、膨大な資料と綿密な時代考証に依って、その日その日の天気まで再現されている。しかし、登場人物は史実の有名人ではなく、架空の人物です。実在する有名人であれば、有名故にその人の生死も分かりますが、架空故に分からない。起こる出来事は分かるから本当にドキドキして見守ることになります。
架空の人物だからと軽く思わせないために、徹底した時代考証と珠玉のアニメーションですずさんを実在させた執念は凄いとしか言いようがないです。

理屈では、この史実と架空が合わさったドキドキは初回のみです。しかし、だから二度目以降の鑑賞では印象がガラリと変わる。当然「何が起きるか分かっている」に置き換わります。この後あのシーンが…とか前半の長閑なパートすらに物悲しさを覚えるといった変化もありますが、冷静になったからこそ見えてくる細やかさ、味わいがこの作品の凄さだと思います。

珠玉のアニメーションで真っ先に思い浮かぶのは、荷物を壁に押し当てて背負うシーンですね。作品世界に誘う問答無用の説得力がありました。綿密な時代考証と絵への拘りが人物を正に息づくレベルにしていますね。すずさんが描いている絵にも表れているように、絵の力を感じさせる。

個人的に、荷物のシーンと同じくらい感心したのは箸を持つ位置のシーンです。最近は大分マシになってきたとは言え、多くのアニメで適当になっている部分。単にちゃんと持っているだけではなくて、そういうエピソードだからと言えばそれまでですが、駄目な持ち方ともども映しているのが一段レベルが違いますね。言い伝えを絡めて笑いもあって、全体の中でも好きな部分。
食事する側の描写がキチンとできているから食事シーン自体も素晴らしくなるのです。日々の生活が大切に描かれている本作では、食べ物、食事がテーマを引き立てています。水木しげる、やなせたかしの話を思い出しても戦争と食事は切っても切れないもの。
「すずさんクッキング」の美味そうなこと。質素な筈なのに、楽しそうに料理するすずさんを見てると食べたくてたまらなくなる。ヴァイオリンを引くようにまな板から具材を落とすのは本作を象徴するワンシーン。予告映像でこれを観て凄く惹かれたのを今でもよく憶えています。

本作の時代考証について、批判している人からは例えば憲兵がすずさんにスパイ疑惑をかけるシーンが挙げられます。当時の憲兵に対する恐怖心を考えれば、みんなが笑っていたのはおかしい。その噂が拡がって隣人から白い目で見られないのがおかしい。呑気に絵を書いてみんなから怒られないのはおかしい。そして有り得ないと。

確かにそうかもしれません。しかし、本当に有り得ないのでしょうか?
兎角、歴史、特に近代史というものは「有名人が若い頃はそうだったと言っていた」「おばあちゃんが、おじいちゃんが…」「ある文献には」という一部の例を以て、当時生まれてすらいなかった人が、鬼の首を取ったようにそれに当てはまらない例を有り得ないと断じることがあります。
忘れてはいけないのは、この作品は「すずさん」という女性のお話です。当然、有り得ないと断じた人達が挙げた例とは、場所も違えば、周りの人が違う、人が違えば性格も抱えている問題も違う。戦争の大変な時代ですから状況や環境は確かに似やすいでしょうし、同調圧力もあったでしょう。でも、彼ら彼女らは一人ひとり生きた人間なのです。コピーやロボットじゃない。私は、「個人」を無視したそういった批判は特に本作においては如何なものかと思います。時代考証については有り得ないと言えるのは、スマホなどの存在し得ないものがあるだとか、言葉遣いがおかしいといったものだと思います。後は没頭させる雰囲気作りが大事。
見ていくと、こういった批判をする人達の根底にあるものは、本作が戦争を扱った新たな名作として扱われ、時代考証が素晴らしいと言われているから、若い世代が憲兵は笑い飛ばせる程度の存在と誤解し、戦時下でもなんだかんだ笑って幸せを見つけていたというのを曲解してしまわないか?という不安からのようです。

憲兵のシーン、実は私も違和感は覚えました。顔を真っ赤にしながらワナワナ震えて、恥ずかしさを感じているんだろう、後ですずさんを怒るんだろうと思っていたら、ああでしたから。
もちろん逆手に取った笑えるシーンで、戦時下でも笑いがあったという象徴的シーンという以上のものはないのかもしれませんが、制作側の意図とは置いておいて、あれこそ戦争の愚かさを「恐怖」ではなく、「笑い」で理解させてくれる一例じゃないでしょうか。これは『ガルパン』が作品全体で表現していることに近いと感じました。

「ばけもん」の存在にも触れたい。現実的で徹底された考証に基くリアリティの本作にあって、唯一と言っていいファンタジー要素。当時の結婚観は女性蔑視の人さらいみたいなものだという暗喩だとか、正体は鬼イチャンだとか色々な説がありますが、それより見たのが戦前と戦後という事実が大切なことであると思います。
戦前の幸せ、そしてこれからは無理する必要のない幸せ、ようやく視界が開けた、ばけもんの存在はそれを表しているのではないかと。戦時中の「懸命さ」は、ばけもんを見る余裕を許さなかった。
流されるままに呉に嫁入りし、戦争に翻弄されたすずさんが自分を取り戻したことの象徴とも言えるかもしれません。運命の出会いを表していたばけもんが手を振って去っていくのが、運命という枷から開放されたことを意味していたのだとしたら、故郷に戻っている時に呉で暮らすことをハッキリと自分の言葉で夫に伝えるすずさんからまた新たに物語が動き出した感がある。

「あなたにはこの世界、どんな風に見えますか」
EDの歌詞にあるように、様々な見方が可能で自由というのが本作の特徴。ニュートラルでイデオロギーを感じさせない。そこに観る側が思想を付け足すに過ぎません。だからこそ、感想から現代の人達の戦争に対する考えや心理が読み取れると言えます。

よく見るのが、「遠い昔の戦争の時代と思われているけど今の私達とあまり変わらないんじゃないか」という感想。監督もそういった事を言っていますし、どこか遠ざけていた戦争の時代と今を繋げてくれています。なので、それを描いた作品の方向性と出来を肯定的に評するのはいいですが、ただ幾らか、単にあまり変わらないことを肯定的に受け取って完結しているように思えました。
今の私達とあまり変わらないからこそ、その変わらない人の集まりが戦争の時代を作った事実と、人間はあまり変わらないのに、状況がこうも変えてしまうというところこそが肝要だと思う。「変わらない」というのは、別に昔の人が今より愚かなのでも賢いのでもない。今と昔が変わらない、言い換えれば昔と今は変わらないと逆に辿ってみることも大事だと思う。

また、「感動コンテンツ」「ほのぼの幸せ」に留めて、戦争を見て見ぬ振りをしているんじゃないかという印象も持ちました。殊更に「反戦」や「戦争がテーマ」ということにアレルギーとさえ言えるほど拒否反応を示す人が散見されました。確かに従来と違って戦争に依る悲惨さだけでなく笑いや幸せも描かれています。だが戦争を切り離して語るのは色々な意味で重く難しいと思いますね。
本作は「北風と太陽」の太陽であって、手法、捉え方が違うし妙な思想もないが、反戦を思わせる点では「説教臭い反戦映画」と大きくは違わない。反戦、説教臭さを理由に中身を論じる前に毛嫌いする人達には、本作のようであれば通じる理屈のハズですが。結局、中身(反戦)が気に食わないから「説教臭さ」を理由にしているだけで、そこにはそもそも触れたくないのかもしれません。

私達とあまり変わらないからこそ親しく感じられる一方で、当たり前ですが細かく言えば、やっぱり私達とは違う所も確実に存在する。同じような感情はあっても、何に対してどう思うかは多少違ってくるし、贅沢に慣れきってしまっている現代人が同じものを食べても同じだけの幸せは感じないかもしれない。物や習慣だって違ってくる。
些細なことだが、変わらないことで距離を近づけて観やすくしてくれた本作、その観た先にあるもの、つまり戦争というものの歴史や本質を考えた時に、違うのを受け入れた上で共感するというのも大事だと思うのです。

【総合評価】
この「映画」は絶対に劇場で最後の最後まで観るべき。理由は観れば解る。
「北風と太陽」を例に出しましたが、本当に太陽のような作品だと思いました。その太陽に暖められて流れる涙はどこか暖かい。

2018/07/21 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 2248 ホスト:2162 ブラウザ: 9899
この映画をまだ見てない人、見ないと損ですよ!

【総合評価】
夏休み前に話題になっていたあの戦争映画を観よう!と思い。視聴しました。しかし、実際に観てみると今まで鑑賞してきた戦争映画とは、大きく違い、戦争時代のリアルを追求した映画だな。と思いました。

テレビの報道では、ほぼ100%戦争映画みたいに取り上げられてた気がするのですが、実際のストーリー構成は戦前から戦後までのリアル日常7割。戦争3割。と言ったところではないでしょうか?!
たしかに戦争については触れています。ストーリーの流れも太平洋戦争が始まってからの戦時中がほぼ7割です。見方によっては「火垂るの墓」や「はだしのゲン」みたいな映画だ。と言えなくは無いです。しかし、視聴し終わった後、私自身は、それらの作品と何か一緒にしてはいけない話のような気がしました。

本当に色々なことを考えさせてくれる映画です。少し自身の固定概念を変えてくれた映画のような気がします!
また時間がある時、もう一度視聴してみたいと思います。

2018/07/19 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:9(82%) 普通:0(0%) 悪い:2(18%)] / プロバイダ: 13883 ホスト:13765 ブラウザ: 9177
【総合評価】
まず最初に一言、映画館で観たかった。

この作品に出会えて良かったです。奥が深く非常に考えさせられるアニメ映画でした。
軍事都市である呉市の片隅で戦時中に必死に日常を生きようとする物語です。

基本的に戦争を批判する映画は空襲や原爆で焼け野原になった中、彷徨い必死に生き延びる。つまり主人公が直接的に被災した戦争主体のストーリーですが、この作品は日常を楽しく呑気に暮らすスズさんに段々、周りから戦争の影が覆っていく。つまり、戦争を主体とした映画ではなく、あくまで日常が主体であり戦争は時代の流れによって引き起こされた非日常という感じに思えました。
日常のソフトな絵柄に無数の殺伐とした戦闘機の音や爆風が流れ、スズさんの穏やかな日常を間接的に奪っていく、それでも日常を守りたい。このバランスが上手にマッチングしたことでこのような大作が生まれたのだと思います。

食べたいものは何でも食べれる。お金さえあれば何でも買える。描きたい残したいものがあれば何でも残せる。この現代の日本社会で平和な日常を暮らせていることに感謝しないといけない。心からそう感じました。

2018/05/15 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:126(77%) 普通:20(12%) 悪い:18(11%)] / プロバイダ: 20665 ホスト:20868 ブラウザ: 4721
【良い点】
・目的、目標の無い日常を描いた。
・構成と細部にわたる演出。
・主人公すずの演技と声。

【悪い点】
特筆してまで語るほど悪い部分はない。

【総合評価】

いつも通りの前置きとなりますが、原作等はあるのか無いのかも知らず、
アニメのみを視聴した感想となります。

よくもまあ、この様な作品を作り上げたものだと感服する。
戦時直前からの当時の一般市民の世俗を描き、とある1人の少女すずの生き方を描いた作品。
期間は学生から結婚、開戦から終戦までの、1人の少女が女性に変わるまでの日常を描いただけの作品であるにも関わらず、ここまでの完成度に仕上げるとは。

評価として語りたい事は沢山あり喉元まで出かかっているのだが、
この作品に対して何が良かったのかを上手く文章で表現できない。
私自身の語彙力の無さ表現力の無さに情けなくなります。

作中の内容は言葉で語れば1人の少女の日常であり、
恋愛や結婚、戦時という事もあり別れや悲しみ苦悩などが描写されている作品という程度なのだが、
視聴後の切なく儚い想いに捕らわれるこの感覚は昨今の作品のなかでは群を抜いている。

当時の世俗、戦時中の普通の市民の生活、戦争の悲惨さを描写しつつも
それでいて戦争というものに傾きすぎずに、主人公すずの生活と想いを主体とした描写に徹したのは、
何かの目標や目的がある作品とは違い視聴者にラストを想像させずに最後まで作品に集中させた。

そして唯一、私でも文章にできる評価すべき点は主人公すずの声の演者である のん である。
私は基本的に話題を煽る為に声優に有名人を登用する事を望ましく思っていない。
もちろん有名人にも舞台上がりの上手い演技をする人もいるが、声のみで優れる声優には勝てない。
だが、この主人公すずの声は のん 以外にはありえないほどハマっていた。
主人公の性格設定や演技を含めて他の演者ではありえないと言えるほどに良かった、最高の演技だった。
まさにこの作品の評価の半分を占めるほどの好演技に最大の賛辞を贈りたい。

最後に主人公すずの受け身的な性格についてだが、すずは十分に強い信念を持った子だったと思う。
強い芯を持った子でありながらその部分が表に出ない。
他の誰かに流されるような、受け身的な性格描写といえばそうなのだが、
逆に言えば自分自身の心の奥底に強い信念があるからこそ他の人に合わせていても自分を見失う事が無かった様に私は感じました。

あまり作品内の細かい描写については語らず、全体をぼんやり論評した形になりました。

この世界の片隅で最高評価の作品を見つける事ができたのを嬉しく思います。

2018/03/19 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:250(70%) 普通:48(13%) 悪い:60(17%)] / プロバイダ: 8270 ホスト:8258 ブラウザ: 5213
日本映画専門チャンネルでようやっと放送されましたので再視聴。やはり凄い作品です。
こんな題材をアニメで描き切ったことは大いに評価されるべき。
反戦アニメでありながら重すぎないし戦火の下でも市井の人々の生活というものは
やはりあって、その中でも喜びや楽しみはあったんだってことを考えさせられる。

それよりも何よりもこの作品が地上波で放送されないってことがあまりにもおかし過ぎる。
日本の芸能界のシステムが如何に狂っているか思い知らされた。

能年玲奈という才能をこのまま腐らせておいていいわけがない。
まあ事務所に対して不義理を働いたのは事実かもしれないけど、一切テレビ媒体から締め出す
ってのはやりすぎを通り越して異常だ。

2018/03/18 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:121(66%) 普通:37(20%) 悪い:26(14%)] / プロバイダ: 7715 ホスト:7406 ブラウザ: 9186
原作未読
【良い点】
本作を戦争・ラブストーリーの文脈で見た評価は散々あると思うので、今回は違う文脈と照らし合わせていきたい。

自分は本作を「運命を受容する」という文脈で見ていきたい。
今作は時代柄親同士が決めるという形式ですずと周作は結婚する一方で、すずと周作は幼児期にバケモンを媒介にして出会っており、その出会いの延長線上で周作と結婚している。
この構図は奇しくも同時期に公開された「君の名は」に近しいものがある。過去に出会った人と何かを媒介にして結ばれるという点はまさしくそうだし、もともとすずが水原、瀧が奥寺に好意を寄せていたように元々別で好きな相手がいるうえで、結果的に運命の相手と結ばれることを選ぶという構図も類似している。

一方で「君の名は」と本作の決定的な差異は運命に対する態度である。
瀧はわりとあっさり奥寺から手を引き、三葉と結ばれる運命を積極的に受容していく。何なら三葉の死というあるべき結末(これはあえて運命と呼ばない)を変えてまで運命を受容しようとする。

だがこの点においてすずは瀧と決定的に違っている。彼女は積極的に運命を受容せず、むしろ受容を拒否しているきらいがある。実際すずはストレスで円形脱毛症を起こしたり、ストレスを見抜かれて実家に一時的に帰されたり、挙句には残酷な展開に耐えかねて実家に帰るとも宣言している。
無論周作への好意が全くないわけではない。途中で水原を拒絶し、周作を選んでいるし、彼女なりに運命を受容しようという姿勢は見せている。
それでもすずの運命への態度は積極的且つ不動である瀧の態度とはかなり違う。その点で見ると彼女は消極的に運命を受容しようとするタイプなのだろう。
作中のある段階まですずにとって北條家を、周作を選ぶことは精神的な不一致を感じざるを得ないものであり、また結果的に幸せになるとはいえ辛く残酷な運命を課される場所だったのだ
そんなすずにとってもっとも安息できる場所はやはり広島の実家であり、それは彼女の背後に終始付きまとい、運命の受容を妨げているといえる。

加えて彼女は右手を通じて想像力を働かせ、様々な夢や可能性を描き出すが、それは時に「もしも」を描き出す。
もし今は食べられないものがあったら、もしこの魚がもう少し大きければと、彼女はその右手を通じて運命を受容せざるを得ない自身を慰め、励ましている。広島へ帰る選択肢を選ばない(あるいは選べない)彼女にとって右手は時に運命の受容から逃避する選択肢を示してくれる支えだったのだろう。
だから右手を失ってから彼女は運命を本気で拒絶し、安息の広島へ帰ることを選んだのだろう。その意味では、ある段階までは周作より右手の方が重要だったのかもしれない(実際作品のエンディングの曲名が「みぎてのうた」であるなど、作中において右手はかなり重要視されている)

さらに本作では「呉に嫁入りしなかったら」という「もしも=運命を受容しなかった場合」の選択肢を言及している場面が散見される。そうでなくても、晴美の死がそうであったように、彼女は他の選択肢を選ぶ機会に晒される。
だがそれでも彼女は選択肢を変えようとせず、消極的とはいえ運命を受容することを選ぶ。
この点における「君の名は」との差異の発生源は「運命が好むものか好まざるもか」に過ぎない。その意味で本作は「望まない運命を受容するか否か」が主軸の一つになっていると言えるだろう。

さて、長々と良い点という文脈から外れた前提を書き連ねてきたが、ここからが本題。

確かに周作と結ばれるという運命はすずを残酷な展開に追いやっている。
すずは常に愛されている状況に浸れるからこそ広島を求めたのだろう。自分に厳しかった兄の要一の死を「良かった」といってしまうやましさを抱えていたのは、彼がいたら広島の実家に帰ることを許されなかっただろうという予感があったからかもしれない。
しかしその広島も実家も、すずは原爆で失ってしまう。両親も死亡し、妹も体調を崩すなどもはや帰る場所も、甘えられる場所も彼女は持てなくなる。
その意味では、彼女は右手や広島という逃げ道を常に持ち続けることで運命に抗っていたのかもしれない。

だが、自身を慰める右手を失い、運命を拒否する拠り所である広島を失って、初めて彼女は周作や径子が各々に課せられた運命を受容していく姿(周作は終戦後の秩序の維持という責務、径子は愛する人の度重なる喪失)を本来的な意味で認識し、彼らを支え、また自身も運命を受容していくための道を徐々に進んでいくようになる。
よくも悪くもすずは優柔不断で凡人であり、決断できない人間だ。だからこそ他の選択肢を選ぶことができない。
しかし、すずは消極的とはいえ結果的に運命を受容できたからこそ彼女は周作や径子のような生きる強さを手に入れ、同時に周作が自分を愛してくれるように誰かを愛する感情を本来的な意味で持つ事ができるようになったかもしれない。
端的にいうならば愛されていることに甘えるのではなく、愛されていることを自覚するといったところだろうか。

そう考えるとすずが結果的に運命を受容し、幸福へ導かれることができたのは周作や径子達の愛情があってこそだろう。
その意味では終盤で終戦孤児(原作ではヨーコ)を迎え入れるのは彼女もまた誰かを運命に導き、受容できるように愛していく存在になっていくといえる(あるいはもうなっている。実際すずは径子に「子供の喪失」という運命に導いたとみることができる。その意味では運命に導く存在であることを自覚したといえる)。

また、この作品は随所に想像力の産物であるようなバケモンや座敷童といった幻想的な事物が登場している。それはすずが右手を通じて慰めとしていた想像がただの妄想ではなく、ある種の実体性を持った事柄として描かれている。
これは残酷な展開を孕んだ運命を与える世界はそれでも優しいものだと示すものなのかもしれない。
実際バケモンは周作と結ばれるという運命を媒介している。
それにネガティブな意味での彼女の慰めに加担していた右手も決して悪いものじゃない。彼女が想像した夢やもしもを描き続けた右手は失われながらも、勝手な終戦という現実に打ちひしがれるすずを本当の意味で励まし、戦争があった環境から解放してくれている。

作中の世界は時に残酷な試練がありながらも幸福に至る運命を与えるというアンビバレンスなものだが、そこですずが感じ、培ってきたものは決して無駄ではない。
むしろ今作は慰めになるとはいえ、運命を受容する痛みをも癒してくれるものを与えてくれる世界の優しさを示しているのかもしれない。

さて、長々と取り留めのない話になったが、とりあえずこの作品は良かった。普通に泣きました(笑)。

【悪い点】
運命という文脈で見ると、本作はやや恣意性が行き過ぎている点が見受けられる。
無論フィクションである以上、作劇の都合で多少の恣意性が発生するのは必然ではある。だが「運命を受容する」という結末を肯定するにしてはいささか行き過ぎではないだろうかと思ってしまう。

その現れが径子である。恋愛結婚の結果を運命の相手を失い、離縁のために嫁ぎ先から実家に帰ってきたという生き方を選んだ径子は愛する人を失うという運命を課されてはいるが、同時に相手の家に嫁ぐという運命に背いたというすずとは真逆の生き方をしている。
つまりすずが選ばなかった選択肢を彼女は選んだ結果、それ故の受難に見舞われ、より辛い運命を課せられたとみる事ができる。

どちらかというと原作への批判になることを承知でいうが、これはいささか恣意的だろう。まるですずが運命を拒否したらこうなってしまうと暗示してしまっているようにも見える。実際すずが運命を拒否し、広島に帰った場合は原爆の直撃を受けていたことだろう。

もちろん径子は新たに課せられた運命を受容していくことはできたのだが、このきれいすぎる対照性は少しばかり余計だったかもしれない。
これだと彼女が運命を拒否することがまるでタブーのような感じがする。
確かに冒頭のすずのままで運命を拒否することは決して良いとはいえないし、最終的に運命はすずにとって優しく作用する。だがこの対照性は彼女が思い描いた「もしも」を下手したら不必要に否定的に見せてしまうし、運命の受容というプロセスが達成される恣意性をより鮮明にさせてしまう。

そしてこの恣意性は「人は故郷や家族から出るべき」という思想を浮かび上がらせる。
無論、故郷や家族に甘えるのは論外だし、作中でのすみのフォローは必ずしも悪いものではない。
だが故郷や家族に甘えると言う選択肢を取った径子の末路はやや糾弾が行き過ぎているきらいがある。
故郷や家族という概念に対して様々な議論がなされている今の時代を考えると、この思想を感じさせる構成が適しているとは思えない。

【総合評価】
良い点と悪い点が矛盾しているような感じがするが、結果的には泣けたのは良かったということで(笑)。矛盾しているのは主観的ではなく客観的に見た結果ということで(笑)。だったら泣けたなんて主観的な要素で評価をつけるなというのはなしで(笑)。

後、余談な上に厳密にいうと本作の内容とは関係ないが、本作と「君の名は」と関連させると一つの共通点が浮かび上がる。
本作は妖怪のような古式ゆかしい存在がすずの運命を媒介しているが、「君の名は」もまた昔ながらの組紐や口噛み酒のようなものが運命の媒介、あるいは運命に影響する重要なファクターとなっている。
積極的にせよ、消極的にせよ、運命を受容する物語の共通点が妖怪や組紐などといったある種の「伝統」が媒介になっていることは興味深い。そもそも本作自体が昭和という古式ゆかしい時代を描いている。

その意味では「運命は伝統的な事物に媒介される」、そして「それらは運命に対して良い影響を与える」というのが最近の流行りなのだろうか(他の作品だと「ゆゆゆ」シリーズもそんなイメージがある)
もちろんフィクションを作成するうえにおいて何を使おうが問題はないが、運命に立ち向かうという構図を描くうえで伝統的なものを多用する傾向はいささか後ろ向き過ぎないかと思ってしまう。

2017/12/30 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
戦時中を表した映画なのに重苦しくなく子供から大人まで見やすく、戦時中の食べ物や食糧難の表現の表し方も良く、ゆったりとした日常会話も魅力的。

【悪い点】
戦時中のアニメでは戦争の負の部分があまり描かれておらず、奥深く見たい人にはあまり向かないかもしれない。

【総合評価】
優しい映画です。主人公の日常的な事を描きながら、結婚と当時の食べ物や防空壕の避難の映像各キャラの人間関係など、戦争関係の映画と言うより色んな人の対話を聞きながら楽しむ映画だと思います。
ただ気になったのは終盤で原爆が広島に落とされた後、主人公や家族などの展開が描ききれずに、中途半端に終わった印象があるので、もし続きがあるなら見てみたいアニメです。

2017/10/16 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】

日本映画史に残る傑作

【総合評価】

劇場で公開当時、あちこちで大絶賛され各賞を総ナメにしていた本作。
今更自分如きがという思いもありましたが、吐き出す場所も無い為こちらにレビューをさせて頂きます。

原作者のこうの史代さんの作品が元々好きで、初めて読んだのは「長い道」だったかな。
とにかく良い意味で地味というか(とはいえ可愛らしく)とぼけた味わいのある作家さんだとは思っていたのですが
本作がアニメ映画になるという一報をネットかなにかで見た時に
「絶対ヒットしないだろうな」と正直思いました。
内容の地味さ(良い意味で!)もさることながら
理由はまぁ、この原作者の作風を映画にして成立させられるのは高畑勲と
今は解体されたスタジオジブリぐらいのものだろうと思っていたのです。
(批評家気取りの上から目線)

公開当時は仕事が多忙につきなかなか見に行けず、結局ソフト化を待って
遅ればせながら今更鑑賞したのですが…
監督の片渕須直氏とスタッフ・キャストの皆様には
このような素晴らしい作品を世に送り出してくれたことに
深い敬意と感謝の意を表したいと思います。
原作の空気感を完全に再現されたうえで
映像化作品としてさらに表現を一歩押し進め、
かつそれが蛇足になっていない、成功しているという例は
はっきり言って多くはありません。
尺の都合で原作から削られたエピソードもありますが、
それも良い塩梅に想像する余地を残してくれています。
(長尺版が作られるようですが、それはそれで)

序盤は「またアニメ映画に俳優を使って…プロの声優に任せなさいよ」
「のん?誰かね、おじさん朝ドラは働いてる時間なんで見てないのよ」
と富野節で毒づきながら見てましたが、
終盤では気付かぬ内に滂沱の涙を流しており、
どのシーンで涙腺が緩んだのかも分からず、戸惑う様は初めて感情を知ったロボットの様でした。
演出が押しつけがましく無く、壮大な音楽もドラマチックな展開も無いのに涙したのは、
沈む夕日を見て不意に零してしまった感覚に近いものがあります。
序盤に感じたキャラクターの声に対しての違和感も一瞬でした
今ではすずさんの声は彼女以外ではもうダメですね。

淡々と庶民の日常を描きつつ話しは進んでいくのですが、徐々に忍び寄ってくる
不穏な感じはレイモンドブリッグズの「風がふくとき」を少し思わせます。
(暦が8月に近づくにつれ胸が締め付けられる思いでした)
しかしそれよりも本作は古い小説の「怒りの葡萄」の方が近いでしょうか。
「状況は酷いもんだけど、それより晩飯を何とかしなきゃ」という
今も不変の庶民の強かさが大いに描かれているように感じます。

右の人も左の人も、本作を語らせると熱くなりがちですが
そんなお説教じみた映画ではありません。
願わくば終戦記念日近くにやたらと放送される内罰的で悲劇的なテレビドラマと
本作が、同じカテゴリーに入れられませんように。

原作既読の方もぜひご覧になって下さい。

2017/09/29 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
恐ろしいほど受身の主人公、山も谷も落ちもはっきりしない構成、解決すべき問題や謎もない、など映画のやってはいけないことをやりながらも、完成している点。
美術の美しさ。徹底的な細部の描き方。特に段々畑から見た空襲のシーンはすごかった。
テンポの速さ。

【悪い点】
周作と哲の声優が、またこの声か、とうんざりするほど近年使われてる声優。あまり聞いたことのない俳優を使ってほしかった。
恐ろしいほど受身の主人公、山も谷も落ちもはっきりしない構成、解決すべき問題や謎もない映画の構成。

【総合評価】
よくできてるのに面白く見れたが、別に感動しなかった。なぜこれで泣けるのかわからない。前作のマイマイの方がはるかに新しい世界観があってよかった。政治色がないのがよかったという人の意見がわからない。この作品の一番の問題は人間の高貴さや美徳を追求することの放棄。とにかく主人公が世の中のことを考えるを放棄。ボーっとしているというのは怠惰で、なぜそれがいいことのように描かれてるのかわからない。そうやって庶民がボーっとしている間に軍部に政治を乗っ取られ、あの戦争に突入したのに、最後にはボーっとしたままでいたかったという主人公。おかしいだろ?こういうと、この映画はそういうふうに論理的に見てはいけないという人がいるが、日本歴史上最も多くの人間を殺した戦争を(しかも不必要に)、考えずにただ受身でいることの何がいいのかわからない。そもそも、彼女は100%被害者ではない。毎日家事をして助ける夫と義父は軍で働き、そこで作られた兵器は世界中で人を殺すために使われてる。しかも軍相手だけでなく、アジアでは市民を殺すのも使われてる。それが回りめぐって春子が被害者になったのだ。そういうことを全く考えずに、ボーっとしたまま戦時中暮らすことの何がすばらしいのかわからない。
世界に見てほしいとかいう人がいるが、この映画は日本人だけで見るべき映画だ。

あとリンの話は省いて正解。三角関係や嫉妬というテーマは何万回とやられているので、新しさはあまりない。日常から見る戦争という一つのテーマに絞ったのはよかった。
ちなみに個人的には夕凪の街の方がずっとよかった。

追記。それでも「人生でここまで心が揺さぶれた映画はない」という人のレビューを読んで思ったのは、日本人はでかい災害による悲劇にものすごい感情移入をするのではないか?というものだ。よく考えたら君の名はのヒットの理由も同じと思う。感動の源はあの大惨事を体験することによるものと思う。思えば私は311に対する日本の反応がものすごい過剰に思えた。まわりからは、おまえは日本人じゃないといわれた。2万人はすごいが、毎年30万人もがんで人死ぬのである。それもがんというのは、ほとんどランダムに誰にでも起こりうる。千年に一度の津波より、がんの方がよほど怖いし、よほど悲劇だが、誰もそう考えない。これが自分の分析。

2017/09/24 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:67(68%) 普通:7(7%) 悪い:24(24%)] / プロバイダ: 9163 ホスト:9239 ブラウザ: 10379
戦時中、それも原爆を取扱うものはとてもセンシティブな問題でとても難しいテーマだと思う。
それでも私達は子供の頃から大切な歴史として教科書や映像等を通して認識し続けている。
この先、当事者が全て存在しない時代になってもずっと歴史的作品はつくり続けられると思う。

そんな私達がどう向き合えばいいのか。
現地資料やデータでも直球の歴史を感じる事が出来るが、正直直視するのが辛くて挫折した作品もある。
それを上手くアニメ化し子供から大人、当時の世代の人達まで幅広く最後まできっちりと視聴出来るこの作品は素晴らしいと思う。

柔らかな手書き風の温かみのある作画が良いのか、改名した女優のんさんの飾らない声が合っているのか、空想が織り混ざった表現が残酷さを緩和するのか、それら全ての演出があってこそなのか、とても日常的な生活の中に起きる強烈な異常事態を、サラッと表現しているのにとても感動的だった。

絶望的で混沌とした世界を想像し易いけれど、生きる為に周りの人と手を取り合い、今日を懸命に生きて明日も生きていく、そういう当たり前の逞しさがとても印象的だった。

[推薦数:3] 2017/08/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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実は結構前に鑑賞していたのですが、当時諸事情で評価できなかったので。

【良い点】

・冒頭とラストのバケモノの描写。ファンタジー的な導入とラストが本筋の印象を和らげてくれたと思います。
・当時の時代背景をきちんと検証して反映させた美術背景。柔らかいタッチが作風にマッチしていました。
・「戦争メシ」とも言うべき戦時中の食糧描写をコミカルかつリアルに描いていたところ。
・監督らしさが出ていたすずの負傷描写。気絶していた時の描写が特に秀逸だった。
・「罪を背負い、それでも生き抜く」という決意を言葉ではなく孤児を拾うことで表現したラスト。
・大手ソシャゲ企業や政界の有力者など現代日本のいわゆる「悪者たち」が本作に出資したという事実。
本作を世に出す為に呉越同舟で支援したことがわかり、彼らの印象こそ覆りませんが本作への印象はより高まりました。

【悪い点】

・すずの境遇が戦時中でもかなり「マシ」な部類に入っているのでこれを戦時中の人々の暮らしの典型とするのは疑問が残る。
・径子のドラマは大幅に端折られているんだろうなというのが感じ取れてしまった。もう少し径子サイドのドラマがあれば晴子絡みですずの「罪と罰」がより際立ったと思います。
・田舎やそこに住む人間の根本的な島国根性、悪い点を覆い隠しているという点では蛍の墓に劣る。
・上映館が少なく本作に触れた人がまだまだ少ない。かつての蛍の墓がそうだったようにある程度興行収入が落ち着いたら
全国の小中学校で上映したほうが良いと思います。

【総合評価】
だいぶ前に観た作品でしたが、それでもラストの描写ではボロボロ泣いた記憶があります。
「蛍の墓」ではだいぶ思想がかりすぎていた(時代的に仕方ないですが)部分を現代らしいバランス感覚で作り直した、
まさに「2010年代に作られるべくして作られた戦争アニメ映画」だと言えるでしょう。「とても良い」で。

2017/04/15 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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間を空けずに何回か観に行きましたが、もう一度観に行きたいくらいです。昨年は90本以上の映画を観に行きましたが、個人的には2016年観た中でも一、二を争う名作だと思います。アニメの中で、というのではなく、映画全体で、です。

さて、恥ずかしながらのんさん=能年玲奈さん改め、ということを知らなかった私は、初回観に行った時、アクセサリーやパンフレットの写真を観てもまだ、「世の中には似ている人がいるもんだなぁ」などと寝惚けた感想を抱いていました(口に出して知り合いとかに言わなくてよかった(汗))。

それはさておき、こののんさんの声の演技がすごくいいです。すずさんの少女時代においては、少し太めの声なので、最初は若干の違和感を感じましたが、慣れてくるとすずさんの素朴さにとてもマッチしていることがわかります。さすが監督がこの人しかいない、と請うて選んだ声です。最初に演技と書きましたが、昨今の専業声優さん達のような演技巧者というわけではないのですが、すごく印象に残りますね。

この映画、ポケッとした主人公すずさんの目を通して、広島から呉での戦時中の日常を描いています。このすずさん、口から発することばについてはあまり得意ではありません。しかしながら特別な能力を持つすずさんの「みぎて」にかかると、とても鮮やかに広島や呉の風景や、日常が描き出されます。ある方がブログで「実は主人公はすずさんのみぎてなんですよー」というところから上手に論じられていたのですが、私はどちらかというとストーリーテラーに近いかな?と思いました。いずれにしても重要な役割を担っています。

そのみぎてが姪っ子と共にあんなことになってしまう際の観客まで巻き込む喪失感は、映画で感じたものとしては最大級でした。
ただ、この映画はそこで悲惨だ、酷い、恐ろしい、だけに終わらせず、きっちり優しい気持ちで終わらせるところがよかったですね。

//////////////////////////

悲惨さばかりクローズアップされがちな戦時中にだって、これだけの生活があった。子供は当たり前のように家の手伝いをし、大人は隣組に代表されるような地域の助け合いを大事にしていた事がよくわかります。

原作も追いかけて読みましたが、コミックというには違和感があります。漫画・・・それも本来の意味合いかな。絵巻物や・・・ああ、北斎漫画をイメージするといいかもしれませんね。そしてこの映像化は原作の雰囲気はそのままに、さらに色彩豊かに描かれています。白波がウサギとしてイメージされるシーンなど、原作にもありますが動画になって非常に心に残る名シーンとなりました。

次に音楽。コトリンゴさんの紡ぎだす歌、音楽が作品の情感を高めます。
こちらものんさん同様監督が切望して配された方だけあって、物語とのシンクロ度合いが半端ないですね。といって映画の邪魔になったりしないのがいいです。
優しい歌声とメロディが心に残ります。

◯反戦を押し付けない演出

私自身、別に好戦的であったり核兵器しを所有した方がいい、などと思っているわけではないのですが、反戦・反核メッセージの色濃い作品が少々苦手なところがあります。それはひとつに小学時代、学校の講堂で見せられた映画がトラウマになっているのがあると思っています。
その映画は確かヒロシマについての作品で、「人間をかえせ」という題名だったと思うのですが、これがかなりキツかった。被爆体験を持つ詩人の作品を題名にしており、それにメロディをつけた主題歌もなんだかおどろおどろしかった印象です。

その点でも「この世界の片隅に」は戦争を無益なものとしつつも、決して押し付けがましくないのがいいです。見終わった後味も悲しさ切なさはありますが、爽やかでもありました。

2017/02/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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『シン・ゴジラ』、『君の名は。』の大ヒットの直後、また意外なところから現れたヒット作でした。
2016年は恐ろしいほどに注目作が登場しては劇場を独占し続ける年でしたね。未だその余韻は留まらず、『君の名は。』が公開している横で、この『この世界の片隅に』は上映劇場を増やしてたり。
そんな中で、近くの劇場で満を持して本作がやって来たので鑑賞しました。

一言で言うと、「戦時中を舞台にした日常」ですね。
端から見ればどこまでもしんどい事が続く世の中、「普通でいる事」を戦いとして生きる強い人々の生活を見る事が出来るのが本作でした。
人を恨む描写、戦争を憎む描写、人の死を悲しむ描写、勿論あるんですが、それでもただ普通に生きていく事・生きていこうとする人々の姿がとにかく強い。ここまでのんびりしていて、エネルギッシュとは無縁の作品なのに、どこまでも人間の強さが見えて、大きなドラマもない(ある人物の死が切欠で物語の様相が激変する事はない)のに人々の想いは確実にある。
死んでほしくない人物も死ぬし、幸せになろうとしている人が挫かれていくし、死体は腐るし、所謂、「鬱アニメ」にあるような描写だとか『火垂るの墓』みたいな暗い描き方の作品たちと共通する場面こそあっても、そんな辛い事すべて抱え込んで日常を過ごすところがとにかく「良い」作品でした。
尤も、当時の人も決してこんな底抜けに明るい生き方なんてしてなかったかとは思いますが、それでも妙にリアリティを感じるというか、作り込まれているのが良くわかる内容でしたね。
当時の生活とかは少々勉強してたり、水木しげる等の漫画で読んだ事があったりはしましたけど、その辺を知ってると確かに「なるほど」と思わされる場面は結構ありました。

説明がない場面は多いので見ながら察していかないとならないのは、昔ながらの日本映画や芝居のようでかなり良かったですね。
裏ドラマと言うほどではないけど、背景の多少の変化の中に「登場人物が何をどうしてそれを変えたのか」みたいな想像の余地があって凄く面白いです。
これも非常に難易度の高いものまであって、「原作では周平がある人物と恋仲だった」という事実に始まる三角関係を仄めかす描写があるとか。未読だったら絶対気づきませんわ。

伏線が度々あって、すずが大人になって出会う人々は子供の時から会っているんですけど、却ってそこは嘘臭いとも思えてしまいましたね。
まあ結婚相手の周平は向こうから呼びつけただけに仕方ないにせよ、遊郭のリンさんはあからさまにすずの幼少のワンシーンとリンクしていて変にドラマ仕立てだったのがなんかイマイチでした。むしろ作品内であからさまにスイカの話題を出してしまうより、ここではスイカの話もせずに全く座敷わらしと関連づけずに、最後の最後のエンドロール後に突然見せられた方が自然に驚けそうな感じ。
あんまりにもストーリーラインを綺麗にしすぎていて、示唆されている事実が身内で繋がっているのはフィクションって感じで、この作品を見て感動したポイントとは少し食い違いました。

音楽や作画に関しては申し分なし。
とりわけ、作画に関してはおそらく原作に限りなく忠実な物を動かしているみたいだし、空襲の場面には映画館でそれを対体験させるような迫力が感じられましたから、「映画館で見た方がいい」は紛れもない事実だったのだと思いましたね。まあ、テレビでも楽しめない事はないかと。
時代考証もきっちりしているようですが、説明不要で見られる(よね?普通は…)ようなくらいにおさめられていて、基本的なストーリーや物語に関わってくる憲兵や闇市などの話はそんなに難しくもないくらいに見せられてます。

総じて、面白くも見られて勇気づけられる内容であり、アニメーションとしても手を抜いておらず、細かい場面を深く掘り下げれば勉強にもなるであろう作品です。
これはもしかすると、後々は小学校とかで上映される映画になっていくんですかね?そういう場面で見せても恥ずかしくない良い映画だったかなと思います。
評価は「とても良い」です。

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2018/07/21 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 2248 ホスト:2162 ブラウザ: 9899 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事感動/涙流した/熱血/友情/ロマンチックな気分/楽しい/面白い/考えさせられた/勉強になった/勇気貰った/道徳心&モラル 
ストーリー最高(+3 pnt)
キャラ・設定最高(+3 pnt)
映像最高(+3 pnt)
声優・俳優最高(+3 pnt)
音楽とても良い(+2 pnt)

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