[アニメ]けものフレンズ2: 2019/10/13 しめりけ


けものふれんずつー / Kemono Friends 2
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[推薦数:1] 2019/10/13 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
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「人気核爆発の爆心地」

ーーかつて、人々に違いを認め合い共に手を取る事を説いた偉大なアニメがあった。
多くの者に知恵は幸福を与え、笑顔は安らぎを与え、輝かしい絆にただ感謝した。

そこへ大いなる災いが降り注いだ。
ある者は義憤に燃え、ある者は暴力に目覚め、争いの火は燃え盛り
かつて皆で共有した輝きの全てを忘れてしまったかの様な地獄が広がり
ーまたある者はただ、悲しんだ。

やがて時は満ち、新たな旅立ちの時が訪れた。
断ち切れぬ因縁や想いを抱えながらも
我々レビュアーがこのアニメに対してしてやれる事はただ一つ。
語るべきを語り、語らぬべきを語らぬ事。そして正直で居る事だ。

さぁ今こそ審判の時。
心穏やかに目を開いて目の前で起きる全てを見極めるのだーー

……うん、という事でまずは一言。

「ふざけんじゃねええええぇぇぇ!!!!!!!何なんだよコレはよおおぉぉぉぉ!!!?」

●【作品の概要】

けものフレンズの続編だ!
皆に愛された大人気アニメが帰ってきたよ!『おかえr』(……何だ?ミナミケ…?ウッ…頭が……)
正直、例の一連の騒動の後、2期が発表された時には

「まぁ面白ければ何でも良いけど、全く1期と同じようには行くまい。
期待はしているが、表面的な質だけ上がって1期の魅力が抜け落ちた凡作になるのかなぁ…(哀)」

こんな程度に構えていた。ラブライブ(1期→2期)の様に露骨な販促に走る可能性も考えた。甘かった。
人気爆発とはよく言ったもので、人気核爆発した1期の後には
吹き飛ばされた残骸と汚染物質しか残ってなかった、そんな作品。

良い点?ああ、主要キャラのCGのパッと見の質はいくらか向上したよ。
OP曲や次回予告も良いよね。動物紹介コーナーの映像も。
……内容との乖離が凄まじいけど。わーい、虚しい。

●『とびっきり長いお説教は短めにしt♪……いや、無理やろ』【悪い点】

全部挙げたら終わらないので要点だけ。

○整合性に乏しく物語の起承転結がまともに成立していない
・全体を通しての目的はスケッチブックを使って帰る家を探す事だが、
目的に対して不毛な話が終盤まで続くので不満が溜まる。
・各話の問題の発生から解決まで整合性が取れておらず、ストーリーが成立していない。
・意味深な伏線等を考察しても肩透かしを食らうショボい内容しか無いので無駄。

…等の問題点から1期のようなストーリーの面白さや考察要素を求めた人は絶滅した。

○テーマや動物の特性等をはじめとする要素を扱えていない

1期ではフレンズの言動には元の動物らしい一面が頻繁に見られた。
人が動物のマネをしているのではなく、あくまでも人の性質も獲得した動物としてキャラを成立させていた。

が、本作では頭上の耳は飾りですと言わんばかりに台詞に、動きに、工夫が無くなってしまった。
ただ元動物の要素を思いついたようにねじ込んで満足するだけで全体的な気配りは一切無い。
サーバル達が「耳に手を当てる」「耳を塞ぐ」時は人の耳の方。絶対あのケモノ耳は着脱式。
何で走るのが得意と紹介されたばかりの鳥が飛んで得意顔しているのか…意味分からん。

動物紹介コーナーでも1期の飼育員さんの語りではなく台本喋りになってしまった。
ぱっと見の質は向上しているが、「実際の動物と共に生きている人」の喋りが無くなった事は大きな損失だった。

加えて誤記や誤った映像や情報等、まともに監修されたか怪しい箇所が多数。
タイトル通りのどうぶつアニメを期待した人は野生に帰った。

○キャラの言動に無駄にトゲが多い

無駄にけんか腰の物言いだったり、必要以上にキツい言い方をしたり、根本的に攻撃的な性格のフレンズが多い。
メインキャラのカラカルが特にそうなので必然的に作中の空気が悪くなる。なんやコイツ。
あまつさえフレンズ同士の暴力描写を入れた後に→謝罪無しのデスコンボ決めてくるし。

そして攻撃する側が居るという事は受ける側も居るという事。
一部のキャラへの冷遇っぷりは凄まじい。

中でも
・イエイヌの扱いの無神経さ
・フレンズに対して「人の手下」と表現した事
・アムールトラへの扱い全般
は別格で酷い。

1期のような優しい世界が目当てだった人は皆、死滅した。

○1期ファンへ喧嘩売る様な内容

サーバルは1期の事を完全に忘れ去り、ついでに心も失ったような表面的なだけの薄いキャラに。
かばんは一人称から、賢さ、見た目、優しさ何もかもが別人に。
ボスは1期ラストでの人格すら感じさせた振る舞いは完全に消え、ただの量産スクラップの役立たずに
他フレンズもすっかり魅力が消え去り、バスや遊園地等モノに対してまで徹底的に処分、設定まで矛盾させた。

特に終盤から畳み掛けるように、1期ファンを蹂躙した。

この辺が本作の抱える欠点の主な所だ。
最後の点以外は本作が前作の続きであるという事以前の、
単一の作品としての重大な問題である。

他にも作画ミスやCGクォリティーがやけに低いサブキャラが居たり、
BGMが酷いとか根本的にテーマの使い方が間違っている等色々あるが…
もういいや……悲しくなってきた……無理……これ以上闇に向き合えない…

●下限をブチ抜く壮絶な闇【個人的な感想】

「最低最悪の展開だ」
ってよく言うよね。最も低くて悪いと書くのに結構よく見かける。
しかし、コレはおかしな話で人間の想像力は無限大、本当に悪くしようと思えばそこに下限なんか無い。
例えば本作でも最終話で何の脈絡も無く隕石が降ってきて誰も彼も全滅すれば最低のラインは更新できる。
ただ、実際にそんな事はあり得ないし、視聴者も想像なんてしない。

何故かと言えば作る側だってプロなんだし、道楽ではなく仕事・商業でやっているからだ。
「予算」「時間」「尺」「センス」「実力」「意図」「好み」など、
作品の評価を落とす原因はいくらでも考えられるが、ソレらを踏まえた上で
最低限のラインを想像して「最低最低限の展開」のラインを想定している。

……だと言うのに、本作の最終話はその想定をブチ破ってきた。
少なくとも最終話に関しては自分の想像を遙かに超えて悪い内容だった。
あくまでも個人的な感覚で言わせて貰うが、まともな神経をしていれば
「人の手下」発言とアムールトラ・カバンのあの扱いは
「けものフレンズ」の続編を作ろうとしたなら絶対に生まれないと思う。コレだけはダメだ。あまりにも無神経。

本作を1話から視聴していた自分の感想の変遷だが、
最初は想定以下の内容に落胆し、怒りが沸騰する前に諦めの境地に入った。(精神的な防衛措置)
そこからは「かつて愛したアニメの最期を看取ろう」とだけ思って視聴した。

最初から諦めの姿勢に入れば酷い内容でも気持ち的には楽なモノだった。
本来有ってはならない事だが、大人の事情(笑)とやらも考慮して、
擁護はせずとも許せるつもりでいた。…あの最終話を迎えるまでは。
最終話で諦めは恐怖に変わった。製作側の意図が本気で理解できなくて、ただただ不気味だった。素で気持ち悪い。

1期に泥を塗るためだけに作ったとか、ケムリクサへの当てつけとか
普通なら「何を馬鹿な事を」と一笑に伏すような説ですら真実味が出てしまう結果に。
作り手は悪魔か。

●【評価】

最後に簡単に1期と2期の違いを纏めたいと思う。

「すっごーい!」のが1期、「なにこれぇ…」が2期
「獣は居ても除け者は居ない」のが1期、「除け者は居ても獣は居ない」のが2期
「本当の愛はここにある」のが1期、「本当の哀はここにある」のが2期
「姿形も十人十色だから惹かれ合う」のが1期、「だからいがみ合う」のが2期
「かばんちゃんが凄い」のが1期、「ちゃばんかんが凄い」のが2期
「合縁奇縁一期一会」が1期、「哀怨消えん一期殺してぇ」のが2期

放送から期間の空いた今でも、けものフレンズに関わる何かを見ると
本作が頭の片隅にちらついて気が滅入る。

本作を未視聴だという幸せな人に僭越ながら一つアドバイスをさせてもらうと、
仮に今後、本作を怖いもの見たさで視聴しようとするなら、ソレは結構だけど、
ソレが自分の人生における「損失」になる可能性がある事は覚悟して欲しい。
俺はお金を払って見たくないのはもちろん、逆にお金貰えるとしても時給1000円ごときじゃ見たくない。



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