[アニメ]放浪息子: 2011/04/01 みゆきちいいいいい


ほうろうむすこ / Hourou musuko
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アニメ総合点=平均点x評価数432位6,397作品中総合点69 / 偏差値58.84
アニメ平均点658位2,844作品中平均点1.33=良い/52評価
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[推薦数:2] 2011/04/01 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:48(52%) 普通:24(26%) 悪い:21(23%)] / プロバイダ: 24518 ホスト:24554 ブラウザ: 7481
【良い点】
・内容
・キャラクター
・ED
・まとめ方

【残念な点】
・大人の事情とはいえ10話と11話を個別に見てみたかった・・・

【総合評価】
とても実の詰まった作品でした。

PVなどを見ると、高尚な雰囲気を漂わせたいわゆる質アニメにも思えるんですが、
自分は原作を読んでいた当初からこの作品を特別高尚なものだと感じた事はなく、
本編でも無駄に着飾ったりせず原作そのままの空気を演出できていたのでよかったです。

何よりこの作品の良いところは「形を決めない」、「答えを出さない」という事にあると思います。
主人公の二鳥くんは女の子になりたい男の子ですが、恋愛の対象を男の子としているわけではありません。
もう一人の主人公である高槻さんは男の子になりたい女の子ですが、彼女はまだ恋愛という感情にすら目覚めていません。
「性同一性障害」というものがありますが、初めて見たときは大体の人が彼らをそうじゃないかなと思うのではないでしょうか
しかし、原作でもアニメ本編でもそのように彼らを定義するようなことはしていません。
決まった形で捉えられたくないという作者本人の意向が影響していると聞いたのですが、
その曖昧さというか未だぼんやりと霞がかっている彼らのアイデンティティがこの作品をより奥深くしていると思います。
また、物語上で投げかけられる問題について積極的に答えを出していないという部分も良かったです。
主人公たちのような人間を気持ち悪いとか変だと思う周囲の気持ちをあえて肯定したり否定することはなく、
ひとつの現象として客観的に描けているなと感じました。

主人公以外の脇キャラもとても魅力に富んだ人たちばかりでした。
自分は特に千葉さんが好きです。
彼女の不器用さというか、生き辛い道をあえて選び、傷つきながらも人前では弱音を吐かないという、強さと弱さの危なっかしいバランスがまさに思春期独特な感じで、
見ていてとても共感できるというか、いじらしさを覚えるキャラクターでした。

最終話においては、まだ続いている原作の雰囲気を壊さずに、
アニメとしてある程度のオチをつけるといった具合で原作ファンも納得できるまとめ方だったのではないでしょうか。

本編以外の部分の評価としては、特にEDが最高に良かったです。
たとえ、どんな展開で終ろうともあの曲のイントロが流れると、映画館で良質な映画を見終わった後のような何とも言えない充足感に包まれます。
あれほどまでにこの作品の雰囲気をうまく形容できるとは思いませんでした。素晴らしかったです。

セクシャリティを主題に扱った作品なので、お堅い話ではないかと躊躇する事もあると思いますが、
実際見るとそんな重苦しい話ではないので、多くの人が楽しめると思います。
人を選ぶアニメという意見もありますが、自分はあまりそんな印象は受けませんでした。
確かに消極的にはそういうことも言えると思いますが、同性愛とか女装とか生理的に絶対無理という人以外は特に大丈夫なのではないでしょうか。
名作だと評されるガンダムでもロボアニメが嫌いな人にとってはつまらない作品と言われることもあります。その程度にはこの作品も人を選ぶことでしょう
社会派アニメという大仰なものではなく、10代の少年少女の青春群像劇として優れた作品だと思います。
[共感]
2011/04/02 ひとりひとりがキャラ立ちしていて存在感がありますよね。微妙なお年頃の社会、心理をわざと曖昧さによって表現しているのもよかった。 by nanaonao
2011/04/01 見所を判りやすく押さえてあって参考になります、EDの入り方が心憎かったですね。 by E・カリング



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