[アニメ]伝説巨神イデオン


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1. 伝説巨神イデオン(TVシリーズ)
2. 伝説巨神イデオン 接触篇
3. 伝説巨神イデオン 発動篇
注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 漫画:伝説巨神イデオン / 文学:伝説巨神イデオン
アニメ総合点=平均点x評価数189位6,390作品中総合点136 / 偏差値69.81
アニメ平均点303位2,845作品中平均点1.68=とても良い/81評価
1980年アニメ総合点1位43作品中
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作品紹介(あらすじ)

銀河に煌めく 「 イデ 」 の軌跡 !
君は見る
怒りと悲しみの中
未来の果てしない夢と希望を !
全39話 放送:東京12チャンネル ( 現:テレビ東京 ) 系列
制作:東京12チャンネル 東急エージェンシー 日本サンライズ ( 現:サンライズ )
プロデューサー:石川博 松島忠 長谷川徹
原作:矢立肇 富野喜幸(現:富野由悠季) 総監督:富野喜幸
日本 開始日:1980/05/08(木) 東京12チャンネル サンテレビ TV / 終了日:1981/01/30
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最終変更日:2013/07/04 / 最終変更者:管理人さん / その他更新者: 634 / ジャンボーグQ / kunku / 十傑集 / 曲がり角のアイツ / カトル / 宇宙刑事ジャンギャバン / 提案者:C.Q. (更新履歴)
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[推薦数:1] 2018/10/30 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1129(76%) 普通:253(17%) 悪い:109(7%)] / プロバイダ: 24782 ホスト:24840 ブラウザ: 4721
80〜81年に放映されたSFアニメドラマ。西暦2300年。地球人類が外宇宙へ移民を開始して50年経過した遠い未来。地球人は2年前から移民を行っていたアンドロメダ星雲の植民星`A-7・ソロ星'で、異星人文明の遺跡を発掘。地球人類が外宇宙に進出して出会った6度目の異星人であることから、`第6文明人'と呼称された。一方その時、伝説の無限エネルギー“イデ"探索のために、`ロゴ・ダウ'(=ソロ星)を訪れた異星人`バッフ・クラン'と、地球人の移民が接触。さらに、無思慮な行動で本隊より離れたバッフ・クランの貴人`カララ・アジバ'を捜索に出た下級兵士の発砲と、両者の疑心暗鬼により武力衝突へと発展。第6文明人の遺跡は合体し、巨大人型メカ“イデオン"となった。

本作品は、宇宙に進出した2つの種族が不幸な出会いを果たし、無限のエネルギー「イデ」を巡って誤解を重ねて泥沼の戦いを続ける物語で、精神科学的な理論とバイオレンスな感性を融合した作品である。『機動戦士ガンダム』テレビシリーズ終了直後の富野喜幸(現由悠季)を総監督に迎え、『ガンダム』の劇場版シリーズと並行して製作が進められます。そのため内容は『ガンダム』と似た感じで、壮大な宇宙を舞台に、伝説のエネルギー「イデ」を巡って壮絶な戦いを繰り広げるというもので、人間の業やエゴイズムと関連しており、その重厚なストーリー展開は大人にならないとわからないものですね。

本作品の主要メカ・“イデオン"は、全高105m・重量5650tで、ソロ星で発掘された第6文明人の遺跡であり、3台のメカが合体することで巨大人型メカとなります。無限エネルギー「イデ」によって動く。起動時やパワーの増加に合わせ、コックピットにある半球形のスクリーンにギリシャ文字のΙ(イオタ)・Δ(デルタ)・Ε (イプシロン)・Ο(オミクロン)・Ν(ニュー)を重ね合わせたかに見られるサインが現れ、フォルモッサ・シェリルがこのサインを「ΙΔΕΟΝ」=「イデオン」と読んだことから、イデオンと呼ばれるようになった。格闘戦のほか、イデのパワー上昇に伴い、ミニ・ブラックホールやイデオン・ガン(波導ガン)、イデオンソードというイデの無限力を体現した武器を使用でき、また特徴的な攻撃方法の、全身のミサイルの一斉発射等を行える。`ソロシップ'は、全長400mのソロ星で発掘された第6文明人の遺跡で星間航行が可能な宇宙船。移民星に訪れた際に武装の強化を行い、主砲やグレンキャノンを装備した。これによりイデオンの支援やバッフ・クランの艦船との戦闘が行えるようになった。 強力なバリアーを発生させることが可能であり、ある程度の攻撃に耐えることができる。`加粒子砲(グレンキャノン)'は荷電粒子砲で、地球軍、バッフ・クランともにミサイルと並んで大気圏内外を問わず使用される主力兵器。`レーザー剣(ビームソード)'は白兵戦兵器で、`イデオンソード'とも呼ばれる。`マイクロ・ブラックホール'はイデオンの腹部から発射され、飛来する`準光速ミサイル'を吸い込んで撃破した。`波導ガン'は別名`イデオンガン'と呼ばれ、`超重力場'を発生させる兵器で、空間をねじ曲げ通常空間から直接`亜空間飛行'をしている敵艦にも被害を与えることが出来る。

主人公の“ユウキ・コスモ"は第6文明人の遺跡調査団長ユウキ・ロウル博士の息子で、イデオンAメカのメインパイロット及びイデオンのパイロットを務める。アフロヘアーでナイフ投げの達人でもある。熱血漢で初期はその若さゆえにベスに反抗することもあった。反抗期ということからか少し怒りっぽいところもあり、序盤では何かと皮肉を言い怒鳴ることも多かったが、ソロシップクルーの人間関係や葛藤を見続け、キッチ・キッチンとの出会いと別れなどを経験したこともあり、終盤では周囲を冷静に分析し、達観視できるほどに精神的に大きく成長していきます。`ジョーダン・ベス'は地球連合軍ソロ星駐留空軍の士官候補生で、事実上難民のリーダーで、ソロシップの船長。ビームソードを扱う剣術の腕は、バッフ・クランの侍たちも驚くほどの実力を持つ白兵戦最強の男である。`イムホフ・カーシャ'は、17歳のイデオンCメカの女パイロット。イデオンに合体後は主にミサイルの発射・コントロールを担当する。男勝りの勝ち気な性格で、何かと攻撃的な態度を取りがちだった。`フォルモッサ・シェリル'は18歳の言語学者の娘で、理知的だが物語初期は大変自己中心的な性格でベスやカララと対立し、ソロ・シップを脱走したこともあり、コスモやジョリバからその性格を「朴念仁」とたびたび評された。`アフタ・デク'は10歳の男の子で、コスモの弟分。努力家で、戦闘中に戦術の知識を披露してコスモにほめられたり、重傷を負った影響で一時的に視力の低下したコスモの目の代わりを果たしたこともあった。`バンダ・ロッタ'は15歳の少女で、温和で、ソロシップ内の母親的存在だった。`フォルモッサ・リン'は14歳の少女で、シェリルの妹。姉と違って家庭的な性格。`ファトム・モエラ'は地球連合軍ソロ星駐留空軍の補欠パイロット。`イラ・ジョリバ'は18歳の男子で機関室でソロ・シップのエンジンの出力調節を行ったり、イデオン波動ガンを調べたりしていた。`ファム・ラポー'は女性医師。`ナブール・ハタリ'・`ギャバリー・テクノ'・`マルス・ベント'等はソロシップのクルー。`マラカ・ファード'・`ノバク・アーシュラ'・`パイパー・ルウ'はソロシップに滞在する子供たちで無邪気である。
バック・フラン側は、`ドバ・アジバ'はバッフ・クラン宇宙軍総司令。終盤、バッフ・クラン宇宙軍すべてを使ってソロシップに対する大包囲作戦を行った。`ハルル・アジバ'は25歳の女将校でドバの長女。`カララ・アジバ'は17歳の少女で、バッフ・クラン宇宙軍総司令ドバ・アジバの次女で、ハルルの妹。人の名門の家に生まれながらも戦いを嫌っているため父や姉との仲は悪い。地球人のベスと恋に落ち、物語終盤で彼の子メシアを身籠る。`ギジェ・ザラル'はロゴ・ダウ調査隊の先発隊隊長。操縦技術・格闘能力。指揮能力すべてに秀でる優秀な侍だったが、「イデの何たるかを知りたい」という一念で敵だったソロシップに潜り込み、最終的にはソロシップ側に寝返ることとなる。シェリルと恋仲になった。`アバデデ・グリマデ'はロゴ・ダウ調査隊の隊長。穏やかな口調とは対照的に大胆な作戦を行う武人。亜空間戦闘を得意とする。`ダミド・ペッチ'はロゴ・ダウ調査隊の先発隊副長。戦闘機ギル・バウを駆りハーケンと呼ばれるワイヤー付き楔を使用した電撃による攻撃を好んで行った。`ガルババ・グラ'・`キヤヤ・ブフ'・`グハバ・ゲバ'・`グルダブラ・ドロン'・`ジルバル・ドク'・`ドッバ・ブフ'・`ハンニバル・ゲン'・`ルクク・キル'といった戦士もなかなかでした。

本作品は地球人類とバッフクランという異星人が、不幸なファーストコンタクトを図ったところから戦争になり、滅びの道を歩んでいくストーリーです。西暦2300年代。地球人類はすでに宇宙に進出し、惑星に移民を送り込むまでになっていた。そんな地球の植民惑星の一つ`ソロ星'。ソロ星では、古代の遺物と思しき巨大メカと宇宙船が発掘されていた。時を同じくして、`バッフ・クラン'がソロ星へと接近。高官`ドバ'の娘である`カララ'が地球人と接触したことから全ては始まります。些細な切っ掛けから、人類とバッフ・クランは交戦状態に突入し、“ユウキ・コスモ"ら地球人は巨大メカの合体した“イデオン"に搭乗、宇宙船`ソロシップ'に乗り込んでソロ星を脱出する。しかし、バッフ・クランは追跡の手を緩めない。“イデ"はイデオンとソロシップを動かすエネルギーであり、それこそ彼らの求めるものだったのだ。バッフ・クランの執拗な追跡に消耗し、同胞・地球に助力を求めるも拒絶されるソロシップ。終わりの見えない宇宙の逃避行は、憎しみの連鎖によって、最悪の結末へと突き進んでいくというものです。異星人との接触が植民星の人々を戦火に巻き込み、伝説の無限力《イデ》のパワーが巨神を復活させます。いつ果てるとも知れぬ宇宙の逃避行は大戦争に発展し、やがて2つの種族を破局へと導いていく。見所は争いの中核にある《イデ》の謎と、ギスギスした内部衝突を繰り返す人間くさいキャラクターの言動で、リアルな人の心理が星を割るほど壮絶なイデオンのパワーに結びつき、圧倒的なビジュアルによって描きぬかれています。この《イデ》なる力を求めていくうちに、人間の欲望とか理想とか、観念の究極的な所まで追い込まれていくような内容になっています。《イデ》と呼ばれる伝説の力を発見し、それに翻弄されながらも諸行無常に移ろいゆく宇宙で生まれる人間模様を通じ、超自然的な精神世界を疑似体験させてくれていると言えます。《イデ》の無限力は、神のような存在で、地球人とバッフ・クランが手を取り合って宇宙に平和を齎すことができないなら、滅ぼしてしまうというのが本作品の主旨であって、富野先生らしい設定であると言えましょうか。

本作品はかなり非情な面もありますが、全体的には非常によくできており、ドラマとしてもとても完成度が高かったと思いますので、評価は【最高!】です。本作品も内容が大人向けで、子供には理解不能なものだったため、『ガンダム』同様、TV放映では視聴率が不振で、更に玩具販売の不振で打ち切りにあい、後にスタッフとファンの熱意により映画化されるという同様の経緯を辿ります。そして劇場版ではテレビ放送されなかった終盤部分も映像化され、登場人物全員が次々と壮絶な死を迎えるという結末に。だが後年の評価では、「日本のアニメ作品中でも空前のスケールを誇る問題作。全宇宙的規模の戦いのなかに、宗教的世界観をもって人間の"生"を問おうとした」と詠われ、それ故に今でも伝説的な作品として位置づけられていると言えましょうか。

[推薦数:2] 2018/02/16 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:269(60%) 普通:97(22%) 悪い:83(18%)] / プロバイダ: 19667 ホスト:19744 ブラウザ: 11311
富野巨匠が本性剥き出しで描いた破滅劇
【良い点】
・富野巨匠が妥協せず本性剥き出しで描いた
・ソロシップのクルー達がエゴ剥き出しでぶつかり合う
・イデオン&ソロシップ=イデに翻弄される地球とバッフクラン
・反則級の強さと言えるイデオンの最凶ぶり
・終盤で恋人と妹を失い発狂していくシェリル
・(故)塩沢兼人氏の無慈悲なナレーション
【悪い点】
・ドバ=アジバ バッフクランの体制の為に家族を犠牲にされてしまったある意味実は被害者
・イデオンが殴る蹴るばかりで、イデオンガンとイデオンソードの出番が余りに遅すぎ、終盤近くになってしまった。
・難解なストーリーの末の打ち切りエンド「その瞬間であった イデが発動したのは(以下略)」
【断じて許せない点】
・富野巨匠がスポンサーを騙くらかして好き勝手に作った事、元々は救助ロボ・ガンドロワだったんだぞ!(その後トミカレスキューやドライブヘッドでイデオンの汚点を払拭)
【その後生かされた点】
・長谷川裕一氏がガンダムとのクロスオーバー作品でガンダムとイデオンの問題に解答を出し、宇宙世紀のイデ発動を阻止
・ある意味イデオンを超える天のゼオライマーやゲッターエンペラーにも大きな影響を与えた
【その後の遣り切れない点】
・イデオンの因果地平エンドを真似た作品が多数出て来た
【総合評価】
富野巨匠が本性剥き出しで描いた問題作で、当初ファーストガンダム終盤で起きる筈だった主要人物が相次いで死亡する展開が復活し、ガンダムとは真逆に分かり得ない結末を選択しました。
「馬鹿は死ななきゃ治らない」が富野巨匠が一番言いたかった事で、当時アニメ=子供向けにしては一番扱ってはならない禁断のテーマを選択し、さらばヤマトの前例があったものの、破滅バッドエンドはその後の作品に様々な影響を与えました。
本来なら【良い】でしたが、富野巨匠に対して甘くなっている事に気付き、他クリエーター作品に悪評を下しているのに、富野巨匠を断罪しないのは不公平なので、巨匠がスポンサーを騙くらかして好き勝手に作った事を大幅減点し、観る人を選ぶ濃密なエゴ剥き出しの作劇を評価して評価は【最悪】します。

2017/05/11 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 25094 ホスト:24777 ブラウザ: 5996
【良い点】
初見は視聴側の年齢や感性的な物があるが、このアニメは不思議と真っ二つに分かれる傾向があるのが、この作品の特徴かも
知れない。凄く深い内容で良かったと言う人、何だこの短絡な無敵ロボの話はと言う人もいたかな。面白い傾向だし、余談だ
がその当時の友達大勢と喫茶店で、お店の迷惑そっちのけで、イデ限定では無いが色々と話をし盛り上がった思い出がある。

「イデオン」は以外とシンプルな話だと私は思っている。一つをバッフクラン人(悪役)、一つを地球人(正義)と見せて置き、
物語の中で変化して行く様が面白さの第一かな。絶対的な主人公達を違う側面では悪では無いのかと、両方が正義でもあり悪
なのではと思わせるのも面白かった。

戦いは普通とも思われるが、窮地に陥った時のイデオンの「謎の力発動」が秀逸で、絶妙な所でとんでもない方法が引き金と
成って現れ助けてくれると言う物。実際視聴していた時、次回はどんな窮地にイデオンの力が発動するのかわくわくしていた
様に思う。もう一つ、戦いなので人は死ぬがその演出がリアル的で良い。総監督が言わずと知れた「富野さん」だから、それ
はもう当然かも。

【悪い点】
特に思い当たらないが、有るとすれば唯一ではあるが、必ず上げられるこの物語の終わり方であろうか。全員が死んで、その
後の描写と演出。これも先ほどの話では無いが、真っ二つに分かれる部分とそれも含んで面白いと言う人もいたかな。個人的
には、悪い点に含ませたが本当の所は、良く解らないが本音かな。

この点は長文に成り過ぎるので省く。

【総合評価】
多分「この作品」以降、多種多様なアニメやその時代に携わる人達に色んなかたちで影響を与えたのは紛れもない事実として
ある筈であり、まあそれだけでは無いが後に続く、アニメ制作に情熱的制作意欲を傾けたいという人達を輩出させた側面も多
分に評価としてあると思う。

細部の話(動画・背景・彩色・撮影・音声等)は、1980年代のあの当時を思い起こせば、どの作品も同色に見える。と思われが
ちだが、違う部分が各アニメ制作会社に見て取れるが、それにしてもこの時代の制作進行はハードこの上ない状況で良くこれ
だけのクオリティーを保ちながらと感心する思いだ。何せ全てが手動が基本、別の視点では臨機応変が効きやすいとも言える

2017/04/06 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 5430 ホスト:5430 ブラウザ: 10209
【良い点】
大人になると分かる、それは富野作品の一つで同じような境遇のZガンダムもまた然り
いやZガンダムは少年でも大人でも無い、青年としての多感な時期を描いた作品で大人の身勝手な保守的論理を理解しながらも、誰かの為になる行動をしなさいと教えられて、それを全て捨て去る事が「立派な大人」になる条件と教えられても捨て去る事が出来なかった物語だ
しかし、イデオンの登場人物たちは否応無しにその大人にさせられる
それは間違っているかもしれないと気付いてももう後戻り出来ない、そんな悲しい物語がイデオンで、大人は自分の過ちを中々認める事が出来ない、それは敗北に繋がるからだ
だからこそあのエンディングには価値があり、またそれに共感出来たなら、自分は自分が思うより「バカ」では無いと認識できる
【悪い点】
ドバの存在、こいつはネタにされるけど父親としての存在とバッフ・クラン総司令官としての立場が重なりすぎて狂ってしまっていた奴
それは正にサムライであり、ハルルを男として育ててしまった自分、カララの想い人を否定してしまった自分
家族の長の幸せは本来ならば、先祖を敬い、配偶者たちを愛し、後継者たちに想いを馳せる、それだけで良いのにサムライの家計では無く、その集合体であるバッフ・クランと言う一つの形態に拘ってしまった為に、全てを狂わされた哀れな父親なのである

【総合評価】
何かに立ち向かう荒んだ大人の気持ちになれば共感できる、嫌いな大人に立ち向かう荒んだ子供が大人の論理武装で立ち向かう姿の気持ちが分かれば共感できる
そんな作品、最高傑作

[推薦数:1] 2015/12/13 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:17(42%) 普通:3(8%) 悪い:20(50%)] / プロバイダ: 9131 ホスト:9133 ブラウザ: 7867
【良い点】
・問題児だらけのクルー
→癇癪持ちのコスモにカーシャ、毒舌のシェリル、天然のカララ、女たらしのヴェスなど
序盤は戦闘はつまらないが、彼らが繰り広げるコントが面白かったから凌ぐことができた。

・イデオンの圧倒さ
→スパロボ史上最強だと言われているイデオン
それは、登場してくるどのロボットよりもでかく、
都合よく発生するバリア、イデオンソードなど
無敵にふさわしいと言える。
本編では、敵の追撃から必死に身を守りながらも、
ピンチの時には、イデオンが起こす無限力に助けられ、
イデとは何かを探る物語になっている。
ともかく、私はこのイデオンの圧倒さが好きで、
発動篇におけるイデオンがソードやらガンやらで、
敵の大群を薙ぎ払う瞬間は爽快だ。

・発動篇におけるバッドエンドのカタルシス
→バッドエンドとなると成功した作品は少ない。
バルディオスにしろ、ザンボットにしろ、
後味悪いモノでしかなかったし、
本作でも、色んな星へ降りるも、「お前たちがいるから攻めてくるんだ」と攻撃され、
シェリルの妹リンやギジェが死んでからシェリルが狂いだし一気に暗くなる。
この時点で嫌な予感しかしないが、
ここからバッフクランと総決戦になり、
味方はソロシップとイデオンのみで、相手は何千もの艦隊だ。
どう考えても虐めにしか見えない(笑)
そんな中でクルーたちは生き残るために必死に戦う。
希望を持ちたくても隣人は次々と倒れ、自分たちが信じていたイデに裏切られるため、
絶望のあまりに涙すらこぼしてしまう。
しかし、最後の最後まで諦めず生き残るために戦おうとするコスモ、
そして、自身の苛立ちをぶつけようと戦うドバ、
2人がぶつかった瞬間、両者ともに死亡しイデが発動し世界が終わる。
世界が終わったあとは無になるのだ。
そこには虚しさも何もない。
ラストの霊体は、希望を見せる演出であり、絶望は感じれないのだった。
ここが、バルディオスやザンボットと違うところであり、
爽快だと感じた個所なのである。

【悪い点】
・序盤のイデオン
→殴る蹴るしか能のないロボットです

【総合評価】
富野作最高傑作
人がいっぱい死ぬが、Vガンダムやザンボットのような後味の悪さは感じない。
[共感]
2018/04/08 初見時に冨野監督の死生観というか生命観に圧倒された記憶があります。以後の哲学的作風を有する作品群の嚆矢となる、エポックメイキングな作品として今も色褪せないものだと思っています。 by E・カリング

2015/10/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:12(48%) 普通:7(28%) 悪い:6(24%)] / プロバイダ: 9859 ホスト:9839 ブラウザ: 7866
評価は「とても良い」にしているが、多くの人のお薦めできたりあらゆる面で質が高かったりする訳ではない。
如何にもお子様向け、というか分かり易い勧善懲悪スーパーロボットものの画・メカデザイン・OP(TV版)を
しながら、内容はハードで大人でも鬱・トラウマになりかねないある意味『酷い』作品でもある。
ただ、積極的に人に薦めるような作品ではなくても、ガンダムの生みの親・富野氏の稀作であり奇作、
アニメの枠を超えて文芸史に残すべきものではあるので評価は高くしてある。

その『酷さ』は、TV版第28話のラストにも端的に表れている。
地球圏に戻ってきたソロシップ(に乗る地球の人々)は、異星人・敵であるバッフクランも連れてきてしまったために
結局地球側からも見離されるというエピソードなのだが、その最後にED曲の『コスモスに君と』がかぶせられる。
1番AメロBメロの歌詞は【たったひとつの星に捨てられ 終わりない旅君と歩むと
いつくしみ ふとわけあって 傷を舐めあう道化芝居】(※作詞者も富野氏)。
私はアニメ視聴は殆ど予告やOP曲ED曲はすっ飛ばして見るので、余計心に刺さるものがあった。
歌詞にストーリーをかなり直接的に表現するのもどうかと思うが、それを実際のストーリー中の対応場面で
かぶせてくるのも、内容が内容だけに「やり過ぎ」だろうと。

酷さという点では、映画版発動篇において多くの名前付き登場人物が無残or悲惨or理不尽な殺され方で
死んでいくが、そもそもTV版でも映画版でも全滅アニメなことに変わりはないため、そういった見た目の酷さ
よりも、ストーリーの展開・演出として救いがない方のがよほど酷い=「酷(こく)」だと感じる。

「救いがない」という表現は、褒め言葉でもあるし批判でもある。
映画版発動篇では一応ラスト、全員が肉体の縛りから解き放たれメシアのもとに救済・・・のような形
にはなっているけれど、「結局人間の業、愚かさは一旦死んで一からやり直さないとダメだよね」
と言ってるのと何ら変わりないように思えるし、赤子や幼児は汚れてなくて純粋だからその業や愚かさを
身にまとった大人より上位の存在ってやっているのは些か短絡にも思える。

ただ救いのなさが発動篇ラストの好意的解釈を除けば徹底されているところは、作品としては寧ろ美点だろう。
物語の始まる前の段階から既にそれはあって、イデが流星を地球人の母星とバッフクランの母星に降らせて
ソロ星に呼び寄せたこと自体、バッフクラン人は「かなり」好戦的だし地球人もそれなりに好戦的ゆえ
きっかけがどうあれ戦争が勃発する可能性は相当高くて、イデが試練を与えただけとは取れるが、普通に
イデの悪意(2つの星の人間からすれば)と取れなくもない。イデが2つの星の人間を呼び寄せた時点で
全滅エンドが不可避ならやはり救いは最初からない。

加えて、殆どの登場人物がエゴ剥き出し、近視眼的で視聴者が感情移入し易いキャラクターが極めて少ない
点も、作風として救いがないと言える。視聴者のことを全く考えていないかのようなつくりなため、物語序盤で
視聴意欲なくした人も数多くいたかもしれない。
それでも高い評価を与えている人も多いのは、良かれ悪しかれ「人間がきちんと描かれている」からだろうし、
私が富野氏の作品-ガンダムシリーズからアニメを色々見るようになったのも富野氏の作品がそうであるからだ。

鬱展開に耐えられること前提で、本当はむしろアニメを殆ど見たことがない人に見て欲しい作品である。

[推薦数:1] 2014/11/25 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:104(98%) 普通:2(2%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 34178 ホスト:34117 ブラウザ: 5171
【良い点】
・OP主題歌とED主題歌
・人間の葛藤と、抗い続ける姿を最後まで描き切ったこと
・バリエーション豊かな敵メカ
・印象的なキャラクターデザイン
・圧倒的なパワーを持ちながら、思うように動かないイデオン

【悪い点】
・戦えば人が死ぬ。当たり前だが、敵も味方も次々と死んでいく。
・欲望、保身、悔恨、復讐など、人の業を戦う理由にしてしまうところ。
・怒りと癇癪をぶつけ合うような戦闘シーンのやりとり
・これでもかと登場人物の心を打ちのめす展開。特にシェリル・・・
・最終決戦の白兵戦。そこまでやるかカントク・・・
・登場人物全員死亡というラスト

【総合評価】
アニメで哲学的なテーマを語るというのは珍しくありませんが、
ここまで極限状態まで突き詰めている作品は、そうそうないと思います。
映像表現としても独創性があり、心理描写も非常に丁寧です。
ただし、観ていて楽しいかというと、個人的には正直きつかったです。
テンションの高さは怒りと憎しみが源になっている場合がほとんとで、
ドバ・アジバなどは、親の業まで持ち込んできて、混乱を増大させています。
繰り返し観ようという気には、とてもなれませんでした。

発動編のラストシーンは、一抹の希望を抱かせてくれますが、
生きてるうちには無理だと言われているようで、ちょっと複雑な気分もありました。

作品の完成度としては、発動編まで含めれば非常に高いと思います。
でも観ているのがきついアニメというものに良い評価をつける気にはなれないので、
総合的な評価としては、普通にしておきます。

2014/04/30 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:48(61%) 普通:17(22%) 悪い:14(18%)] / プロバイダ: 29754 ホスト:29952 ブラウザ: 5149
ソロシップ側は肉親を殺された恨みと投降したら殺されるのではないかという恐怖から戦い、バッフクラン側はイデの力を手に入れるために戦う。
エゴ丸出しの人間はいても、悪を象徴するような人間はいない。少し交渉すれば解決しそうな状況の中でひたすらすれ違うもどかしい状況が続いた挙句破局を迎える。
居場所を失くしてさまよい続けてかろうじて繋いでいた生を奪われ、全員死ぬ展開はあまりにも救いがない。だが、発動篇の最後のシーンのお陰で不思議と救われたような、何かから解放されたような感情になる。
新しい生を得て生まれ変わるような、おそらく仏教的な感覚なのだろう。エヴァの劇場版と展開が似ているがあちらで感じた不快感が発動篇にはない。

ただ、発動篇のためだけにTV版を全て見るというのはなかなか辛い。
絵的な古さもあるが、遺跡と言われるだけのことはあるほどイデオンのデザインが格好悪いし、終盤までミサイルと素手しか使わないというのはやはりロボット物としては退屈だ。
それに富野監督が描く女性キャラはやはりアクが強すぎて、純粋に好感を持てるキャラが少ない。というかイデオンには一人もいなかった。これも視聴を続ける上でかなり辛い要素だ。
結局接触編だけで済ますか、TV版を見て1話から追い続けてきたキャラクターが惨殺されていく様に衝撃を受けるかは意見の別れるところだろう。

TV版の視聴を進めていくなかで何回かイデオンが元ネタになっているであろう作品を想起する機会があった(ガンバスター・エヴァetc)。やはりこの作品が与えた影響は計り知れないのだろう。

2014/01/12 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 7232 ホスト:7068 ブラウザ: 5386
第六文明人の遺産として発見されるイデオン、性能も操縦もイデオンゲージも未知数、巨神の秘密を追うバックフラン。序盤は重機動メカが出ず戦闘機との戦いがメインで巨大感が出ています。カララ捜索の為ニューロピアも炎上する。イデオンが未知数の為かなりの時間をテストや整備にかけています。カララは地球人になじみベスとも合う。整備と襲いくる敵との戦いが交互に描かれる。そしてソロシップにも秘密があり亜空間移動も描かれる。カララが囚われた時神話の様な話をしギジェも信じていますが信号弾で停戦をするのが良かったです。

2013/10/03 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:114(72%) 普通:22(14%) 悪い:23(14%)] / プロバイダ: 22081 ホスト:22220 ブラウザ: 5140
TVシリーズの中盤くらいまでは、攻撃されては逃げ、攻撃されては逃げの繰り返しなので、
退屈を感じてしまいました。

しかし中盤以降の展開、そして発動篇には、
序盤があってこその説得力や、他の作品には無い魅力があったように思います。

時間が経っても色褪せない独特のパワーを感じる作品でした。
「良い」です。

2013/07/03 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 31682 ホスト:31756 ブラウザ: 5829
【良い点】
静止画などのほとんどない迫力のある戦闘シーンが良い点です。
富野作品ならではの「人間の業」というものが、特に強調して描かれている作品ではないでしょうか。
【悪い点】
80年ごろの作品なので仕方のないことかもしれませんが、毎話の戦闘パートと日常パートのバランスが悪すぎるのです。放送時間の半分以上が戦闘に回されてしまい、人間同士のふれあいなどの描写が希薄に思えるのです。富野監督のいつもの悪癖として無駄に登場人物が多すぎる上に、前述のように話の内容のほとんどが戦闘シーンなので、存在している必要があったのか疑問に思えるキャラクターがいます。
【総合評価】
富野監督のファンならば必見の作品です。
多すぎる登場する人物は、ソロシップのメンバーはテクノとベント以外は自然と覚えるでしょう。バッフ・クランの人物はアバデデ、ギジェ、ダミド、ダラム、ハルル、ドバ総司令くらいを覚えておけば問題ありません。その他のキャラクターのほとんどは、登場してもすぐに死んでしまい、物語にたいした影響もあたえることはないので、よければ記憶に留めてあげてください。

2013/06/09 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:23(61%) 普通:7(18%) 悪い:8(21%)] / プロバイダ: 14963 ホスト:15052 ブラウザ: 5386
【良い点】
①戦闘の迫力
見てる人達からしたら、強烈なインパクトは忘れられないはずです。
一見角ばった外見からは想像もつかない凄まじいパワーを誇るイデオンの無双とバッフ・クラン軍の数に物を言わせる総攻撃などで、毎回手に汗握らせてくれます。
ストーリーが進めば進むほど、イデオンの力は強大に成っていき、中でもイデオンソード・波動ガン(イデオンガン)の凄まじさは、とても手に負えません。
特にイデオンソードは、ダラムの最期を描いた38話でステッキンスターごと両断したあのシーンの迫力は、忘れられないはずです。

②エゴとエゴが打つかり合う強烈個性の登場人物達
本来なら悪い点に入れたくなるほど、個人的にはダメなのですが、逆に言えばこれこそこの作品の特色です。
主人公コスモ率いるソロシップのクルー達は、ソロ星の難民とバッフ・クラン軍総司令ドバの次女であり、イデに好奇心を持って接触してきたカララとで構成されています。
当初こそは捕虜のカララの浅慮、バッフ・クランの見解の誤解と恐怖心・所構わず襲いかかるバッフ・クランの物量やコンプレックス・疲労等から啀み合い、衝突・軋轢を繰り返しながらも次第に連帯感が生まれていきます。
その中でベスとカララの恋愛、シェリルとギジェの交流、カララの妊娠といったイデの求める「人の調和」への希望が生まれながら進みます(残念ながらそれは無に帰しますがそれは後述します)。
良い意味でコンプレックスとエゴのぶつけ合いを全面に押し出しています。
ソロシップとバッフ・クランとの間は、異文化コードの違いから起こる誤解から戦端を開き、誤解やイデの力の争奪から始まった戦争は、後にイデの意思による物だと判明。
どうしようもないお互いのエゴから生まれる戦いの中で、両陣営は人類は出来損ないであるという認識に至ります。
異文化の違いから生じる誤解と恐怖心が生々しい人間ドラマを構築していきます。
またキャラクターデザインも、湖川友謙氏の画力が合さり、生々しさはさらに強くなりました。
ですがヒーロー属性を持つような子供には向かず、子供は愚か万人受けするには厳しい内容になってます。
当然自分はそれを高く評価する気も視聴する根性も無いので、個人的には肌には合いませんでしたけど…

④イデの存在意義
ストーリーを通じて神の存在を描いたアニメで本作を超える作品というのは存在しないかもしれない。
ルゥの泣き声(防衛本能)に反応して未知のパワーを発揮する主人公メカなど子供向けの極致に思える設定を徹底してハードに描いている。
自我が形成され自己と他を分ける意識が確立する=対立意識が生じる隙が形成されるほどイデとのシンクロは失われる。
『発動篇』で一度はイデに守られたカララがハルルに殺害されるシーンは、イデに見限られる事を前提で観ると納得。
わが子を守る愛と姉への敵意を同列に扱う=人間の主観として肯定されがちな理屈はイデとは相容れない。
種の自己防衛は肯定しつつ、それによる他者への攻撃性正当化は絶対否定。
対立の意識に対するカウンターとなる集合体意識。
究極の調和意思にして究極のエントロピーはまさに「神」。
要するに「守りたい世界がある」とか「憎しみの連鎖を断ち切る」とか言いながらも破壊兵器を放す奴は「イデ」の消去対象になるんです。

【悪い点】
①男尊女卑
最初に目に付いたのは兎に角女性キャラの扱いの酷さです。
女性キャラは男性以上に感情移入できない不快な連中が多い上に、可也のグロさで死んでしまう事が多いです。
男性キャラはサムライの心なりで結構かっこいいのだけれど、女性は基本は暴言を吐く上に、退場する際は首が吹っ飛ぶのが当たり前だなんて、幾ら何でも酷すぎましたね。
又子供に対しても容赦しないのも酷い。
『発動篇』のアーシュラの最期は、マジで今は見せられないレベルです。

②イデオンの能力に因って齎されたワンパターンなストーリー
基本的にイデオンの能力がチート級の為、ご都合主義な展開が目立ちました。
ストーリーの基本は、バッフ・クラン軍から逃げようと逃避行を続けるソロ・シップ→しかしシップには特製発信機の所為で、バッフ・クランの執拗な追跡を行く先々に受けてします。
そして攻めて来たバッフ・クランを迎撃する為にコスモ達が出撃しますが、その度に大ピンチ→その後イデの発現を機にイデオンがフルパワーになり形勢逆転のワンパターンなので、人によりますが一気に見ようとする欠伸が出るレベルです。

③救いのなさ
この作品ははっきり言って希望に満ち溢れた作品を好む人(自分もそうですけど)には全然向きません。
コスモ達は生き残るた為に抗い続け、徐々に一枚岩に進もうとしていたソロシップクルー達の決意や意思が、物語の環の中で実を結ぶことなく全て破棄され水泡に帰してしまう。
こうまで絶望をストレートに表現してくれると逆に清々しく感じるが、こんな展開は今の時代に見せるには厳しすぎる…
最後に魂は因果地平の彼方へ向かい、未来の希望をルゥとメシアに託して転生するので、マシだったかもしれませんけど。

④冷静に見ると結末が幼稚じみてる
最後はある種の輪廻転生持って行くのですが、その割にはそこら辺の宗教的要素が完璧に詰め切れてはおらず、あくまで手前の主義主張に引き寄せて出汁にしているだけになってしまってました。。
富野氏は観客や一般大衆といった「他者には媚を売らないが自分には甘く媚を売る」という印象が拭えませんでした。
イデオン「純粋な防衛本能」に共鳴してその力を振るうとの説は、良い点でも触れましたが、言いかえると即ち自分が傷つけられるのが嫌だから、それを傷つけようとする奴は誰であろうと抹殺するという幼稚じみた自己陶酔であり、思想が幼稚園児や小学生と変わらないのである。
この点においてイデオンは文芸面で見れば詰めの甘い作品であると言わざるを得えません。

【総合評価】
個人的にはこれがあの『機動戦士ガンダム』を世に送り出してから後に、富野由悠季氏がこれを翌年に始動した事には驚きが隠せません。
結局人と分かり合う事がないまま話が進めば、こうなってしまうのかと思うと震えが止まりません。
コミュニケーションが無いまんまだとこうなるという反面教師的な作品だと思います。
そしてそれは、『新世紀エヴァンゲリオン』等、多大な影響を与えた作品でもあり欝作品の頂点でもあります。
よく言われる黒富野の傑作としてで見れば確かに最高です。
神秘性もこの作品の右に出るものは多分出にくいです。
しかしやっぱり個人的には肌には合わないっぽいです。
評価ですが欝作品嫌いの自分の肌には合いませんのですが、迫力はトップクラスだった為掛値無しの『普通』です。

2013/04/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 33847 ホスト:33901 ブラウザ: 5131
劇場版「発動篇」を視聴
【良い点】
デザイン面では敵側のメカがキテレツで良かった。
ストーリーがシビア
ラストシーンが神秘的
【悪い点】
敵さんのやり方がえげつない。(女子供容赦なし)
チビの一人の頭が吹っ飛んだ時は流石に鳥肌が立った。
【総合評価】
さすがガンダム以上によく人が死ぬ作品でしたが、
ラストシーンに人類の神秘さを感じた。
[共感]
2013/05/14 発動篇はアーシュラ(チビ)以外にキッチン(OP)も悲惨な目にあっていましたね・・・あのシーンを見た瞬間、あまりの怖さに自分は視聴を止めようか迷いました by 復讐鬼

2013/03/08 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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発掘された巨大ロボットをめぐって延々と追跡と攻撃を仕掛ける宇宙人との戦い。
宇宙人が追いかけてこなければ物語にはならないが、追いかけ方があまりにもしつこい。
敵側の宇宙人はざんこくである。惑星ひとつを壊滅状態にする。
あまりのやり方のひどさに唖然とするが、視聴し続けると次第にその感覚も麻痺してくる。物語の展開として当たり前にストーリーを受け入れてしまう。
良くも悪くもしつこさと過激さが本ストーリーを展開させる原動力になっている。

声優、白石冬実の独特の高い声も良い。

【総合評価】
良いと評価します。

2012/11/28 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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エゴ全開のキャラクター達、巨大なロボットが入り乱れてドンパチやり合う様、ビュンビュン飛び交うミサイルの嵐。これだけでとんでもなく魅力的な本作ではありますが、これに劇場版も加えるとなると、そりゃあもう最高以外のつけようがないってものです。

本作の主人公機であるイデオン。これがなんともダサい。いかにも一昔前のロボット然とした外見は今の人が観るのはやや抵抗があるのは否めません。事実、僕も最初の頃はそうでした。しかし、視聴してみるとこれが凄い。ただでさえ巨大な機体が豪快にパンチを繰り出したり全身からミサイルを一斉発射したり、果ては戦艦数隻を一撃で沈める専用銃や専用のビームソードで惑星を断ち切ったりしちゃうんですから、その迫力といったら今なおまったく色褪せず、年甲斐もなく「うおぉぉぉスゲェ!!」とはしゃいでしまうだけの魅力がありました。特に、こういったロボの魅せ場が上手いというか、カッコ良く見えるように演出されているんですよね。

そして本作はキャラクターも非常に面白い面子が揃っています。どいつもこいつもエゴ剥き出しで全然纏まらない。敵と分かり合う可能性があるどころか味方同士でも中々団結できない。そうした自分たちの未熟さを痛感しながらも歩み寄れない人間の不器用さは観ていて痛々しく、だけども、目を逸らせない。何故ならどのキャラクターも必死だから。これが劇場版になると、その必死さが更に肉付けされて画面から伝わってくるものだから、息の詰まる密度で展開していくキャラクター達のドラマにはケチのつけようがありません。
キッチンの死で憎しみに囚われるコスモを叱咤するデク、イデの意思に問い詰めるベス、何故自分たちは生きているのかと嘆くカーシャ、本作で一番イデの理想形に近づいたカララとギジェ、そして、最期の最期まで抗い続けたコスモ。こんなにも必死で、尖りまくったキャラクターはそうそうお目にかかりません。是非、オススメします。万人受けはしませんが;
それはそうと、ギジェってさりげなくかなり重要なキャラですよね。なにせ本作中に自分のことをここまできちんと見定めた人間はいないでしょうから。自分の不甲斐無さに涙するだけの人格の持ち主って、地味に凄いですよ;

人は憎しみ合うから戦うのか、戦うから憎しみ合うのか。答えの出ない、答えの出せない問題の渦中でそれでも最後の希望――ルウとメシアの持つ良心を守り続けた末に得た次の未来。これって、単純に来世って意味なんでしょうか? 個人的には、次の世代がコスモ達の歩んできた歴史を学び、正しい道に進んでくれるってことなんじゃないかなぁと想像してみたりしているワケなんですが^^;


ただ、本作の真骨頂は劇場版であり、TV本編では3クール打ち切りな上にストーリー性は皆無、戦闘シーンも1パターンと、本作だけで評価するなら【良い】が妥当でしょう。

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2018/04/08 悪印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 19667 ホスト:19744 ブラウザ: 11311 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事悲しい/怖い/びっくり/考えさせられた 
ストーリー最悪(-3 pnt)
キャラ・設定最悪(-3 pnt)
映像良い(+1 pnt)
声優・俳優とても良い(+2 pnt)
音楽最高(+3 pnt)

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