[アニメ]名探偵コナン ゼロの執行人


めいたんていこなん ぜろのしっこうにん / DETECTIVE CONAN 2018
  • 道徳心&モラル
  • 熱血
  • 怖い
  • 考えさせられた
  • 勉強になった
RSS
アニメ総合点=平均点x評価数1,552位6,218作品中総合点14 / 偏差値49.69
アニメ平均点575位2,816作品中平均点1.40=良い/10評価
2018年アニメ総合点15位221作品中
評価統計
評価分布
自分も評価投稿する
属性投票
音楽0.33(普通)3
声優・俳優0.33(普通)3
映像0.00(普通)3
ストーリー-0.33(普通)3
キャラ・設定-0.67(悪い)3
道徳心&モラル100%3人/3人中
熱血67%2人/3人中
怖い67%2人/3人中
考えさせられた67%2人/3人中
勉強になった67%2人/3人中
もっと見る
属性投票する
原作:青山剛昌
監督:立川譲
脚本:櫻井武晴
音楽:大野克夫

※ この説明部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
日本 公開開始日:2018/04/13(金) 映画
2,6731110
最近の閲覧数
87331023314
この作品をアニメとして最高の中の最高と投票した方はまだいません。
(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2017/12/04 / 最終変更者:mosukuwa / 提案者:mosukuwa (更新履歴)
  投稿の系統で絞込
この評価板内限定
2019/02/12 普通の立場コメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:137(77%) 普通:34(19%) 悪い:7(4%)] / プロバイダ: 30839 ホスト:30935 ブラウザ: 8949
初見の感想としてはそつなく面白い作品。
だが海外の評価はそれほどよくない。どういう評価をされているかといえば、ダルい、ジョーク(現実味が薄いパロディー)、といったもの。
小五郎のえん罪の描写が半分を占めるわけだが、これは出来レースで冒頭から無実が主人公によってはらさせることが予定されているえん罪である。
この手の展開はとても我々には馴染みぶかく、脳髄まで染み付いている展開なため、心ゆさぶられるわけである。
逆に、こういう展開に別段慣れてない海外視聴者などはこの部分にまったく心ゆさぶられないわけである。
で、小五郎の部分をのぞくと、あとは何がのこるかというと、アムロのカーアクションと、IOTテロとかいうギミックである。
冷静に見直すと、この辺、まったく非現実的なわけだが、これは普通にコナンである。
だけど、作風も変わってきているわけで、特にアムロがコナンを神のように褒め讃えるパターンがTV版にも見られるようになったわけで、いままでは「この子供、いったい何者だ?」「江戸川コナン、探偵さ」という自画自賛のパターンから、主人公のライバルが主人公を直接褒めるというパターンが追加されてますますコナンのカリスマ性を持ち上げてきているもよう。
で、テロで衛星にウィルスで操作不能にしてそれを解除するわけだが、解除した時に大気圏に入ってしまって衛星の通信が弱くなって結局軌道がくるってそれへ対応できたのはコナンだけだといういつもの展開なわけであるが、この辺なんかかなり現実味が薄くてつっこみどころが多い。現実の技術(者)はそれほど間抜けではないというか無責任ではない。まったくの門外漢のコナンが地球を救うような展開にはならないわけである。その間に何十にもセーフティーネットが存在しているわけである。が、まあそれは置いておいて、やはりポイントは各展開のつながりが突飛なことだろう。これは最近のTVシリーズがそうなってしまっているのだから、映画だけシナリオがまともなんてことはやはりありえなかったわけで、まあでもこういうのってリアリティーは別としてもノリがよくて怒濤の展開だとおもうのだけど、それはコナンやこういう展開が脳髄まですり込まれた日本人の感性にすぎないんだろうなあと、海外の人にはダルい展開らしい。
で、なぜ普通評価かといえば、やはり最後は大事だよね、という話で、まだ1つだけ解けてない謎がある、と引っ張って最後の最後に明かされた時の会話のやりとりがあまりに理解不能だったので。最後までコナンを持ち上げて事件の総括としたあたりが、真面目なのか炎上狙いなのか、ちょっとぽかーんとなりました。

2019/02/03 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3102(33%) 普通:3243(35%) 悪い:3037(32%)] / プロバイダ: 6908 ホスト:6505 ブラウザ: 8276
安室透、yahoo知恵袋でも「何でこいつこんなに人気あるの?」な質問も相次いで見られて、そんな凄い奴なのか?と疑問・興味を持っていたら、たまたま本劇場版を見る機会を得る事が出来ましたが・・・・・・・

小五郎がいきなり爆破テロの容疑者として逮捕されて、誰の陰謀かと思いきや、早々とその安室が関わっていた事が分かった。途中コナンが彼と連携取っていた風見を盗聴していたのも朝飯前だと言わんばかりに見破りましたが、ただイケメンでハイスペックなだけじゃない、良い意味で「何をしでかすか分からない怖さ」も早々と明らかにする事で印象付けていました。

小五郎の弁護を申し出たけど、裁判では負けてばっかだった境子とは対照的でもあった日下部を通して、検察の公安部と警察の公安部の関係も分かりやすい説明等なされていて、冒頭阿笠博士がドローンを操縦していたシーン共々後々への重要な伏線になっていました。日下部と、博多大吉氏では声に若さが無くて合ってなかった(芸能人を起用するにしてももっとイメージ通りの声の人ぐらいいくらでもいただろうに)けど、羽場の関係や羽場の消息等は普通に意外性ありました。

しかし、何と言っても終盤ですね。あの車運転パフォーマンスは、頭文字Dの藤原拓海らも吃驚だったでしょうが、確かにそうした大胆なパフォーマンスを見せたカッコ良さと、コナンの「彼なら絶対こうするであろう」と心理をも用意周到に計算した切れ者ぶり等もう半ばコナンをも食っていたと言っても差し支えなかったでしょう。

だから、特に女性を中心に彼に惹かれる人が多いのも理解できないわけではないのですが・・・・・・・・・原作者がガンダム大好きなのも伝わりはしました。他有名アニメ・声優ネタも織り交ぜているのも別にこのコナンに限った事ではないし、こんな事いう自分はつくづく捻くれているのだろうけど・・・・・・・・・・・

他にも彼もやはりカミーユ・ビダンが由来で声優も飛田展男氏だった風見もそうだった様で、本劇場版には登場しなかったけど、こちらはやはりシャアが由来だったらしい赤井秀一とサシで対決した事もあったらしいけど、ガンダム(や古谷徹氏)のファンへのウケ狙いがあざといとも感じましたね。アニメ制作だって金掛かるし、ボランティアじゃない、現実利益だってあげなければいけないのだからたとえそうだとしても、本作が大成功した事実が変わるわけでもないのですが、何だかそういうガンダム人気にも寄生して、マンネリ化とかも誤魔化しているみたいで。

勿論そういうガンダムネタを基にした安室とかの人気は、今までいくつも興った一過性のブームと同一視すべきでは決してないというのも分かってはいますが、失礼ながら、現実問題古谷氏も池田氏も既に還暦過ぎていて、いつまでも演じられるわけでもないのですからね。その他、境子はあの場面で感情的になるなというのは酷だろうけど、もう少しフォローしてあげようとだったし、少年探偵団も終盤の阿笠博士と哀の作戦に参加にした際、状況を良く理解していなかったとは言え、相変わらずゲーム感覚だったのには「何なの?こいつらは?」だった。

特に今回は「お前、それは違うよ。」とか思う人も多々いるであろうという事も自覚した上でここまで長々と述べたけど、正直安室を中心としたガンダムネタキャラ人気には強い違和感を隠せず、本作を実際目にして納得したわけでもなく、それは変わりありませんでした。ちはやふる人気に便乗するよりはマシなのでしょうが、どうも最近のコナン劇場版は「普段できない事をやろう。」とかの意識が強すぎて、ズレた方向に向かっている様な気がしてなりません。それでも、ネタが尽きない限りは今後も大ヒットを続けるのでしょうが・・・・・・・・・・・・本作も評価は「悪い」ですが、あざといガンダムネタがなければ間違いなく「良い」以上になっていた事も重ね重ね強調させていただきます。

2018/11/01 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:535(62%) 普通:128(15%) 悪い:193(23%)] / プロバイダ: 20515 ホスト:20569 ブラウザ: 8281
見て最初の感想がコナンってなんだっけ??と思いました。
今作の完成度自体はここ数年に比べても高いものだと思います。普通にサスペンスものとしてストーリーがしっかりしてましたし、その辺については文句はないんですけどなんかもはや和製ミッションインポッシブルみたいな感じになってません?
推理モノとしてコナン映画の要素はほぼほぼ皆無に。そっち方面を望んでいると肩透かしくらいます。
個人的には推理モノとしての要素をもうちょっと増やしてほしいなぁと思います。

2018/10/23 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1501(52%) 普通:731(25%) 悪い:647(22%)] / プロバイダ: 20932 ホスト:21118 ブラウザ: 8679
やはり最大のポイントとしては安室透を中心としたシナリオということでしょう。
このキャラどうやら女性や子供に絶大な人気を誇るキャラらしく、スピンオフでは
彼を主役にした漫画まであるようです

そんな安室ファンのための映画だったわけですが、ファン映画だから内容は二の次。
というものではなく、単純に映画としての出来が良いんです

小五郎のおっちゃんが容疑者にされ、それに安室透さんが関わっているという中々に
踏み込んだ内容になっていて、しかもそれがインパクトだけでなく意味のあるものに
なってエピローグにまで繋がっていました

事件にしたって、コナン映画というよりは本格的な事件モノをコナンに落とし込んだ。
といっていいくらいの本格的な事件模様が展開されて、それも事件が解決してからも
アクションでもう一山が用意してあり、安室映画としてもコナン映画としても上々です

近年のコナン映画では随一でしょう。評価はとても良いよりの【良い】とさせていただきます。
もはや推理アニメではないんですけど、もはやコナン映画に求めてはいけないのかもしれません。
あきらめることにしました

2018/09/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:505(70%) 普通:0(0%) 悪い:215(30%)] / プロバイダ: 45696 ホスト:45637 ブラウザ: 5213
面白かったです。
ただ、最初から面白かったというよりも、ストーリーが後半になるにしたがって少しずつ面白くなっていったという印象です。
本作は安室透がキーパーソンとして描かれ、彼の様々な面を観ることが出来たことが魅力であると思いました。
また、今話題のIOTやドローンを絡ませた事件展開とすることで、今日的な話題の可能性・危険性を再確認することも出来ました。

ストーリー展開は「警察」と「検察」の組織対立なども描かれていて、結構複雑で難解な印象を受けました。
専門用語も多かったように思え、その点はやや不親切であったかなと思いました。
また、最初の展開はやや退屈に思えてしまいましたし・・・。
しかし、「安室透」という一人の男の存在感が作品内各所で見え隠れし、どうなるかが読めない展開は魅力的でした。
後半部のアクションシーンも良かったですし、その際の映像も綺麗で、非常にリアリティーが感じられてよかったと思います。

全体としては上手くまとまった印象でしたが、事件の進行テンポがやや悪くまた難解で、その点が残念に思いました。
アクションシーンや事件のスケールの大きさは抜群で、観ていてハラハラドキドキの連続でした。
完成度の高い作品だと思いましたが、評価は前述した残念な点を減点して「とても良い」にします。

2018/06/09 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:31(91%) 普通:0(0%) 悪い:3(9%)] / プロバイダ: 19834 ホスト:19805 ブラウザ: 4721
【良い点】
キーワードは「あ行」と「宇宙」。
警察庁が犯人に狙われるストーリー。
コナンを誘惑する公安部。

【総合評価】
今回の犯人の狙いは警察庁とされ、警察が犯人に狙われることで混乱するというゾッとするストーリーになります。さらに、公安部がコナンを誘惑するストーリーも描かれ、事件が更にゾッとすることになります。そしてもう一つのみどころは「あ行」と「宇宙」がキーワードになるところ、シリーズで最も勉強になるかもしれません。

2018/05/21 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:122(54%) 普通:3(1%) 悪い:100(44%)] / プロバイダ: 13047 ホスト:12933 ブラウザ: 8289
原作はある程度読んでます。


今回のコナンは安室さんのお話、つまり公安が関係した事件となります。
お話的には相変わらず派手な事件が起きますけど、ちゃんと出てくるキャラクターの動機や情動などきちんと追っていけるようになっており、綺麗に纏まっているのではないかと思います。
いくつかトンデモが出てきますけど、その辺はご愛嬌ってやつです。(笑)
コナン映画の1つの様式美ですしね。

問題は説明不足な点が多々あるところですね。
特に『公安』というものが、どういう組織なのか?ってのがすっぽりぬけてるのが理解できない。
どういうことする組織か?の説明さえなく、3つに分かれてるとか説明されても、わかんねぇよ!!
子供だって見てるし、そもそも大人だってこの辺りはよく知らない人が多いわけで、最低でも『警察の中でもテロなどの広域犯罪を扱ってる組織』とか軽くでいいから説明しておくべきで・・・・・いえ、ここは物語の前提となる部分ですから、念入りに説明して理解させておくべきところです。

あと警察と検察。
作中、この2つが公安を挟んで対立してたけど、名前が似てる分、紛らしいので、パッと解らないんですよね。
ベースカラーを作って違いを表現するとか、いろいろ工夫が欲しい点ですね。

あと気になる点といえば、最後のアクション。

イラネ!!

アクション的にはすごいんでしょうけど、物語が終わってからやっても完全にやっつけにしかなっていない。
コナン映画のお約束部分なのはわかるんですけど、評価下げるお約束って・・・。
こういうのは最後の一押しでちょっとした一波乱くらいのアクションでいいのに、大々的にやっちゃうからかえって白けるんですよね。
この力と尺をストーリーに注いでくれたらもっとよくできた作品になると思うのですがねぇ。
惜しいというかなんというか・・・。

説明不足という点が痛いので評価は『良い』が妥当かな。

コナン映画の中では久しぶりの当たり作品だと思います。
ここ数年は酷かったからな・・・・・正直、そのせいでこの程度でも良いくらいでいいかなって思える。(笑)
多分、真面目に論考すると『悪い』となるけど、楽しめることは楽しめるからなぁ・・・というところです。

2018/05/12 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:781(60%) 普通:343(26%) 悪い:179(14%)] / プロバイダ: 13632 ホスト:13463 ブラウザ: 9300
今話題の人気キャラ安室透をメインにした今回の劇場版
安室さんの魅力も今回でよく伝わりましたし、ストーリーも普通に面白かったです。
公安とか警視庁とか子供には少し難しいのでは?と思いつつ食い入るように見入りました
いつものトンデモアクションや爆発シーンもお約束、今回はおっちゃんのカッコ良いところ、
妃英理との関係や家族愛も見れて良かった。
探偵団が活躍したのも個人的にはプラスです。
次回はキッド…来年も楽しみにしています。

2018/04/22 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:35(76%) 普通:1(2%) 悪い:10(22%)] / プロバイダ: 22901 ホスト:22796 ブラウザ: 9186
本作で本格的に2010年代に初登場した安室透に焦点を当てることにより、映画第1作「時計じかけの摩天楼」の前に公開された「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」で恋人同士役で共演したコナンの声優と安室の声優がライバル同士として本作で対峙することになります(特に、風見裕也の再登場で「純黒の悪夢」の続編的な要素が備わってましたが)。「DEAD OR ALIVE」の公開から始まるコナンの声優と安室の声優の因縁が22年目で決着を付ける映画として注目されるでしょう。

2018/04/21 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:88(78%) 普通:15(13%) 悪い:10(9%)] / プロバイダ: 21957 ホスト:22084 ブラウザ: 9390
スケールは一番デカイはずなのだがかなり地味に思えた映画でした。
人工衛星が落ちてくるってのは食指が動く展開なのですが『純黒の悪夢』辺りの方がトンデモ無茶苦茶感があった気がします。

とはいえアクションは相変わらずえげつねえ!すげぇ!瞬きできねぇ!のオンパレード。
終盤の車で疾走するシーンは今までの退屈さを全て吹き飛ばす威力、もうこれだけで満足だぜ…………

【総合評価】
伏線や布石の貼り方は「あーこれ絶対使われるわー」的に雑な印象でしたが、それ以上に安室さんかっこよすぎ!あんなん惚れるわ!って事で『良い』で。

[推薦数:1] 2018/04/14 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2199(58%) 普通:765(20%) 悪い:853(22%)] / プロバイダ: 10771 ホスト:10526 ブラウザ: 9135
劇場版『名探偵コナン』シリーズ最新作は、『純黒の悪夢』での赤井とセット登場が印象的な安室透が、今回はあくまで公安刑事として活躍するという事で、「赤井なしの安室」が見られるストーリー。
真実を追求するコナンに対して、安室は法律の抜け穴や職務上の不正・違法などを駆使してのちょっと汚いやり方を繰り返していく形で、犯人も含めてそれぞれの「正義」が対立します。公安の負の部分を描きまくっているというか、公安の体質や頑なな秘密主義の暗部ですよね。どういうやり方も使い、それが人の顰蹙を買っていくという恐ろしいシナリオ。
まあ、開幕五分で爆発が発生したかと思えば、毛利小五郎が疑惑をかけられ、コナンと安室が対立するわけですが、今回は比較的コナンが大人しいかなという印象。

ちなみに、今回は超大規模テロが発生します。大量の死傷者が発生するテロ事件が主題となっており、これといって名前が出る明確な被害者が出る殺人事件形式ではないです。犯人も特定人物を狙っているわけではなく、「国の体質」「社会構造」にメスを入れていくのが目的とされてました。
これまたコナンも反発している安室たち公安部のやり方や、「警視庁公安部」「警察庁公安部」「検察庁公安部」という少々難しい力関係なんかも明かされていき、弁護士や刑事訴訟などの知識が前提となっています。ファミリー向けといった印象の強いコナンですけど、こうしてみるとやはりかなり大人向けで、刑事ドラマや法律について結構な知識量が必要となるかもしれませんね。子供は勿論難しそうでしたけど、お母さんや若者たちですら劇場では「わけわからん」みたいな空気で、ちょっと難しい要素が多く、その説明も早口気味だったのかなとは思います。
まあ、一方で登場人物が「弁護士」「警察」「検察」と極めてシンプルにまとまっており、全員それぞれ役割があって、思惑や性格なんかも見事描写しきれている為、従来のコナン映画にあった「容疑者がそもそも空気」「犯人になってようやく印象に残る」といった事は発生しなくなってます。シナリオ重視で、個々の登場人物に強い意味や役割がある、無駄のない構成は見事です。これもまあ、弁護士や公安や検察がどういった物なのかという前提を持たずに見るとわけわからないと思うので、子供は置いてけぼりなんですけどね……。
要素としては、「サミット」「IOT家電」「PCの遠隔操作犯罪」「人工衛星の帰還」などといった、極めて現代的な犯罪やニュースを題材としており、ちょっと時期が古いモノもあるとはいえ概ね楽しめました。世情としては数年前なんで最近って感じなんで、これも「子供が覚えているニュースではない」という意味で、ちょっと大人向けかもしれません。
ただ、そうしたハードな作風が功を奏し、推理やテロ描写、トンデモアクションやキャラクターなど、どこを見てもかなり楽しめる、歴代の中でも逸品なコナン映画でしたね。

トンデモアクションについては、安室のドラテクですよね。
コナン映画はどこまでムチャクチャな内容をやってのけるか、という意味でもまた非常に70年代チックで、『西部警察』みたいな視覚的ハデさの要素もしっかり押さえているのが面白いですわ。スケボーアクションも壮絶でしたけど、キック力増強シューズが今回何を蹴っ飛ばして何を撃破するのかっていうのが楽しみですよね(笑)。
昔は犯人対峙って感じだったんですけど、今回はまさかこんな物まで破壊するとは……っていう。
蘭ねえちゃんの空手は今回皆無だったのですけど、それにしてもコナンと安室の描写は笑いながらも、リミットまでどう知恵を振り絞ってアクションして間に合わせるかというハラハラの展開で、「緊迫感を持続しながらふざける技法」においては相当手馴れてきましたよね、コナンスタッフも。
これもう下手な仮面ライダーとかより強いんじゃ……。キッズ層は話の大部分で寝そうでしたけど、ここでは興奮したかもとは思います。
僕なんかは、安室が車の上をなめらかに歩いて犯人を追いかけるシーンが一番「おおっカッコいい」と思っちゃいましたけどね。

ただ、かなり満足な作品だったのですけど、唯一失速したと思えるのは、実は「犯人の正義」が明かされる動機パートでした。ここで直前まで全く伏線のない事実が明かされ、「え?それじゃあ犯人ピエロじゃん……」と思わされる場面で、まあ「身内側のキャラはクリーンな事になる(事件の発端となる罪や問題を起こしたと思わせながら実は違っていて犯人の勘違いという事になる)」という法則によってドラマの深みが落ちたといったところだと思います。
コナン自体がかなり犯人に対してドライなので、犯罪を犯す理由が一見可哀想な事情や犯人なりの理解できる感情を持っていたように見えても、そこを同情させずにコナンサイドを絶対のヒーローにさせる法則があるんですよね。それで結果的に犯人の一人芝居や勘違いといった展開がありがちになってしまう。
尤も、今回だとこの強引な真実の捻じ込み方だとか、汚い手段がコナンに批判されていた(結果的に小五郎のおっちゃんにとってはかなりとばっちりな事は変わらない)にも関わらず、その安室勝手な理由が明かされてもコナンサイドが有耶無耶にしている事とか、ちょっと不自然な前後の流れからして珍妙な纏め方にも思えたので、おそらくは当初はもっとハードだったのだと思われますね。実際、脚本家が「安室は本来もっとエグい事をする筈だった」と言っているので、同一の事実を提示したうえでもあの人物は安室の行為が原因で死亡させ、逆に公安の「日本の為に泥にまみれる覚悟」を徹底的に描写してコナンと和解させる予定だったのでしょう。
実際、原作では、コナンは赤井と一緒にある黒の組織の人物を追った際に、「赤井が故意に彼を自殺させてコナンに睨まれるも、彼の覚悟を察したコナンが認める」といった場面が台詞なしに描かれているので、そのシーンを彷彿とさせる公安の正義のドラマを魅せる筈だったのかなと想像しています(過去の原作オマージュとしては、ダイヤル音の話もありますね……なんとかこの要素で推理できました)。

その辺も、まあラストで明かされた別人物の詳細と、「何番だったのか」というやりきれない怒りの一言が、「人心を無視したやり方で恨まれながら国を守る」という公安の暗部を突き付けており、そういう意味ではこの唐突な生存と犯人のピエロ化を上手くフォローしていたと思います。
かなり雑な動機の多い劇場版コナンの中では、比較的良識的な人物が起こした犯罪で、本来はあらゆる想定や配慮があったうえでの犯罪がタイミングの問題などによって過去最悪レベルの犠牲者を出しているという内容だったり、犯罪者に厳しいコナンも珍しく犯人を責めるのではなく犯人に希望を与えて見送ったり、わりとマイルドでしたし、一人芝居という形のエンディングではなかったとは思うのですけど、ちょっと実際どうなんですかねぇ……(まあ『相棒』の脚本家が書いているテロというだけあって、何となく相棒を彷彿とさせる動機ではあるんですが……)。

エンディング後のパートはちょっと後味が悪く、ゲストキャラたちにとっては相当傷跡を残す事件だったんじゃないでしょうか。
流石に死刑確定と思われますが、その量刑については一切言及されないところでテレビを切る演出で、子供向けとして後味が悪くならない程度に見せたのは良かったかと思います。
あとは、まあ今回はIOT家電やPCの遠隔操作などといった現実で注目を集める要素も描かれており、この辺りは前日譚となるアニメオリジナルエピソード『ケーキが溶けた!?』なんかを見ているともっと面白く見られるでしょうね。

評価は「最高」です。
来年の映画の予告を見て、「あ、これ原作たぶん進まないんだな……原作進むなら映画も同時期に黒の組織の話やってヒントだしそうだもんな……」と思ってしまうのもまたコナンあるある。
赤井や安室、世良といった2010年代のコナンの顔役的キャラクターたちに当初はあまり馴染めなかったのですけど、彼らの出る映画の中では『純黒』以上にこちらが傑作だと思いましたし、そうした新キャラを配置した組織の特性を上手くシナリオで活かしながらキャラクターを魅力的に描いており、劇場でひたすら楽しく見てしまいました。

この評価板に投稿する



2019/04/18 悪印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 24457 ホスト:24298 ブラウザ: 10174 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事怖い/勉強になった/道徳心&モラル 
ストーリー最悪(-3 pnt)
キャラ・設定最悪(-3 pnt)
映像最悪(-3 pnt)
声優・俳優最悪(-3 pnt)
音楽最悪(-3 pnt)

もっと見る

作品の評価またはコメントの投稿欄
お名前 <=サイト内では一つのHNで。複数のHN使用は投稿全削除&アク禁対象です。実名ではないHNをお勧めしてます
この作品に対する評価文またはコメント文(丁寧な文面を心掛けて下さい)
※↑のボタンは評価のテンプレート[=形式例]を消すのに使って下さい
[コメント(?)]
良いと思う 普通と思う 悪いと思う
ルール違反の書き込みでなければ=>
↑上へ