[アニメ]あんハピ♪: 2017/01/11 放浪カモメ


あんはぴ / ANNE HAPPY
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[推薦数:1] 2017/01/11 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:18(90%) 普通:2(10%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 15242 ホスト:15606 ブラウザ: 7471
序盤は視聴していて大変戸惑いました。
はなこ、ヒバリ、ボタンの3人のヒロインを中心にストーリーが展開されていきます。
この3人の会話から行動まで、とにかく全てがかみ合いません。
それぞれが我が道を邁進しており、3人ともボケ役になってしまっています。
この3人の人間模様というものが全く見えてこないのです。
作品の世界観もどこか「無機質なファンタジー」といった感じで、視聴していて心地よさが全く感じられません。

さらに戸惑ったのが、ヒビキとレンが中心にストーリーが展開される4話と5話の存在です。
この回で描かれている2人の人間関係はとても自然体で、観ていてとても心地よいのです。
幼少期の出会いから今に至るまでの流れを丁寧に描いており、2人は確かな絆で結ばれていることがよくわかります。
世界観も序盤とは打って変わって、愛に満ちておりとても温かです。この差は何でしょう?同じ作品とはとても思えません。
ヒビキとレンこそが、メインヒロインに相応しいとまで感じました。

6話目以降は、はなこ、ヒバリ、ボタン、ヒビキ、レンの5人でストーリーは展開されていきます。
タイプの異なる5人がともに行動することで、本作の意図が徐々に見えてきました。

不運、虚弱体質、過去のトラウマなどいろいろな不幸が出てきますが、
本作における不幸とは「弱さという個性」を抱えているが故に陥る不安なのだと思います。
私の勝手な解釈ですが、メインヒロインの3人はマイノリティー(社会的少数派【弱者】)であり、
2人のサブヒロインはマジョリティー(社会的多数派)なのではないかと思います。
そう考えると、ストーリー(序盤から中盤)がギクシャクしてしまうのは当然のことだと思います。
少数派が多数派と分かち合うというのは、並大抵なことではないでしょう。
少数派は自分というものを体現するだけでも難しいのですから。

そこの葛藤が如実に表れていたのが8話の「戦う期末試験」の回だと思います。
特別幸福テストを受けるといったもので、次第に生徒同士(先生も交えて)がバトルをして得点を競っていく展開となります。
「弱さという個性」などという属性では、とても戦えません。それの代わりとなる属性を身にまとい戦います。
あるものは魔法使いに、あるものは踊り子となって戦います。
最後は5人で力を合わせお互いの特徴を生かし先生に向かっていきました。
無理やり与えられた属性の力を借りてではありましたが、
初めてマイノリティーとマジョリティーの垣根を越えて協力し合えた瞬間でした。

そこから本作の雰囲気は、ガラリと変わっていきました。
たどたどしいながらも、お互いの長所を認め合い5人は実態のある「仲間」という関係に変わっていきました。
ストーリーも後半は、みんなで協力し合うものばかりでした。
体の弱いボタンは堂々と、弱い自分が嫌であることをみんなの前で口にします。
それに対し仲間もまた堂々と、「そんなことはない。みんな君を認めているし好きだよ。」と口にしました。
この世界にわずかしか存在しない、「安心して発言できる場所」を彼女たちは確保しました。

それを成し遂げられた理由、それは「行動したから」に他ならないと思います。
本作の画はギクシャクしていた序盤も含め、とてもよく動いていて魅力的でした。
彼女たちの不器用でぎこちない行動から、決して目を離さないキャメラワーク。
それはまさに、小平先生をはじめとする大人たちの優しい目線です。

「みんな、とにかく行動しよう。立ち止まると不安でしょ。不安こそ不幸なんよだよ。
みんな一生懸命行動した結果、安心できる仲間と場所を得られたんだよ。安心こそ幸福なんだよ。」
先生たちも、これを言いたいがために遠回しな方法でよくまあ頑張りましたね(笑)。お疲れでした!

私自身、「弱さという個性」を抱えた人間ですので、本作を観て生きるヒントを得た感じがします。
「弱さという個性」を抱えた皆さま、また家族や親友に「弱さという個性」を抱えた人がいる方は、
是非本作を観ていただきたいと思います。幸福になるための方法が散りばめられた名作です。
[共感]
2020/02/12 丁寧に書かれた人間関係が、弱さという名の個性を持つ者の友情の下敷きになってゆく・・・考えさせられる話です。 by オルタフォース



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