[アニメ]009 RE:CYBORG (ゼロゼロナイン リ・サイボーグ)


ぜろぜろないん り さいぼーぐ / 009 RE:CYBORG
  • 考えさせられた
  • 格好良い
RSS
注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 漫画:009 RE:CYBORG
アニメ総合点=平均点x評価数5,869位6,219作品中総合点-14 / 偏差値45.15
アニメ平均点2,633位2,816作品中平均点-0.93=悪い/15評価
2012年アニメ総合点225位239作品中
評価統計
評価分布
自分も評価投稿する
属性投票
映像1.50(とても良い)4
音楽1.50(とても良い)4
声優・俳優0.50(良い)4
キャラ・設定0.25(普通)4
ストーリー-0.25(普通)4
考えさせられた50%2人/4人中
格好良い50%2人/4人中
可愛い25%1人/4人中
悲しい25%1人/4人中
びっくり25%1人/4人中
もっと見る
属性投票する
作品紹介(あらすじ)

終わらせなければ、始まらない。

かつて、世界が危機に陥るたびに、
人々を救った、9人のサイボーグ戦士がいた。
〈スタッフ〉
原作:石ノ森章太郎サイボーグ009

脚本・監督:神山健治
日本 公開開始日:2012/10/27(土) 映画
公式サイト
1. 009 RE:CYBORG (原作:サイボーグ009) 西暦2013年5月22日 Blu-ray
プロモーションビデオ (2個)
映画『009 RE:CYBORG』(サイボーグ009)製作発表PV映画『009 RE:CYBORG』(サイボーグ009)製作発表PV
[もっと見る]
14,2581515
最近の閲覧数
133434101234
この作品をアニメとして最高の中の最高と投票した方はまだいません。
(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2012/04/26 / 最終変更者:みゆきちいいいいい / 提案者:みゆきちいいいいい (更新履歴)
  投稿の系統で絞込
この評価板内限定
2019/03/16 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3104(33%) 普通:3247(35%) 悪い:3039(32%)] / プロバイダ: 6908 ホスト:6505 ブラウザ: 8319
最近も日経エンタテインメントでインタビュー記事が掲載されていたのを目にした事もありましたが、折角の宮野真守氏主演作だったのに・・・・・・・・

序盤からしてですよ。テンポ干支は良かったし、延々と高校生生活を繰り返していたらしい009もあの後今度こそ大人になれたのかい?ですが、トモエですね。恋愛描写描くなとは言わないけど、可愛い子ぶっていたのもやや鼻についた等その描写は薄っぺらかったですね。

その一方で、声優が同じでもあった003とも、下着姿になった彼女とラブラブモードになっていたシーンも見られましたが、これも必要だったのですかね?声優と言えばまた、他の面々も002と007のやり取りも見られて、後者はご自分なりに役柄を広げようとされた努力を否定するわけでは決してないし、演技のベクトルは間違ってはいなかったのですが、吉野裕行氏ではミスキャストだとも思いました。もっと渋い声質の声優さんでしょ。配役するのなら。

映像面でもですね。スピード感はあって、効果音のキレも悪くはなかったのですが、CGがあまりリアリティが感じられなくてショボかったのも、肝心のクライマックスな所で活躍の機会を与えられなかった007と008の扱いの悪さ(特に後者が酷かった)共々盛り上がりに水を差す格好にもなってしまったのは否めません。

002が途中までは009をリーダーとして認めていなかった理由も、別にすべての日本人がそういう考えなわけでもないだろでしたが、極め付きは「彼」の正体ですね。ギルモア博士と009の仲間達が色々話していたのも何だったんだろう?と言うか、あれだけ気にさせておいて意外性ゼロでしたものね。009の「人間は不完全な生き物だけど・・・・・・」な弁も陳腐でしたしね。

トモエについてはまた、神山監督曰く拡張現実との事で存在自体いらないとまでは言わないけど、コミカライズ版では出番がカットされているのだとか。まあそれもしょうがなかったのだろうと言うか、折角斎藤千和氏の方は普通に003と演じ分けされていたのに003ともこのトモエともそうした愛とかも何ら伝わるものなどなかったもの。

あらゆる面で未完成なまま公開してしまった、残念クオリティな劇場版でした。評価はこれでは「普通」以上は無理でしたね。個人的には・・・・・・・・

2015/05/24 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:86(74%) 普通:20(17%) 悪い:11(9%)] / プロバイダ: 8462 ホスト:8754 ブラウザ: 5149
DVDで視聴。
原作漫画は未読、テレビアニメ版は1979年版をリアルタイム視聴(殆ど覚えていない)、2001年版は断片的に視聴。

【総合評価】

一見賢そうだが、とても頭の悪そうなアレンジ…としか。

押井守作品のように政治を語ったりしているが、実際にやっている事はマイケル・ベイのような行き当たりばったりの展開で、これが神山建治監督の能力の限界なのだろう。

思えば「東のエデン」でも非常に面白そうな設定を提示したが有用に生かせず劇場版ではさらに悪化、「攻殻機動隊SAC」では健闘したものの続く「2ndGIG」では広げた風呂敷を畳む事もできずグダグダに幕を閉じた。原作付きの「精霊の守り人」でも緩やかに失速し続ける采配で、総じて神山建治監督の作風は「張り子のインテリ」といった印象を受ける。指でつつけば穴が空くインテリジェンスだ。

「009 Re:CYBORG」の冒頭は主人公島村ジョーが爆破テロを企てる場面から始まる。島村ジョー=009と知る人にとってはショッキングで興味のそそられる導入部だが、このテロ自体は大きな被害を出しつつもグダグダでウヤムヤになり、島村ジョーがテロ未遂の罪を問われるという事も無い。シリアスなドラマの筈なのに「細けぇ事はいいんだよ」というノリだ。
しばしば断片的に政治も語られるが、基本「アメリカは悪」の一元論になっており、またそういった国家の思惑とは無関係のヒーローだった筈の00ナンバー達は主義主張でくだらない喧嘩をしていて、中盤ではそんな喧嘩をしていたせいで核爆発を食い止められなかった。ドバイの街が消滅しても「細けぇ事はいいんだよ」と言わんばかりにスルーされる。ギルモア博士は頭の固い意固地な老人に成り果てている。
そういった感じで00ナンバーのサイボーグ達はろくな活躍もせず、悪党も退治せず人を救う活躍もしないまま、連続テロの唯一の手がかり「彼」の謎を探るストーリーが続く。しかし描かれるのは天使であったり少女であったりで、いずれにしても「彼」ではない。神山監督はミスリードを狙ったつもりかもしれないが、観る側としては「まぁた細けぇ事はいいんだよ、か…」と思わざるを得ない。

-----

アニメとしての出来…サンジゲン制作のアニメ風CGの出来は、2012年の公開当時はそれなりに凄いものであった。手描き作画を使わずに一見手書き風に見えるCGアニメを作った事は見所のひとつではあったが、よくよく見れば2004年の作品「アップルシード」よりも出来の悪いところも多く、手書き風CGもわずか数年で珍しいものではなくなって、技術的な見所というものも殆どなくなってしまった感がある。

音楽は川井憲次氏で、案の定押井守作品のような新鮮味の無いスコアを量産している。氏の音楽はシリアス系になるとどれも同じような安っぽい出来になる印象があり、むしろ(「東のエデン」のサントラのような)カジュアルな楽曲のほうが魅力があると思う。

見栄えのするアクションシーンも幾つかあるが、その多くは押井守が手掛けたパイロットフィルム(パナソニック「009 THE REOPENING」)のブラッシュアップに過ぎない。
細かい事を考えると100分間でどれほど破綻しているのか気になってストーリーに集中できないほどだが、合間合間に派手な戦闘シーンがあるので寝るほど退屈はしないレベルだと思う。スナック菓子でも食べつつ、小難しい事を語りだしたら聞き流して、ダラダラと視聴するのが丁度良い作品かもしれない。

テレビアニメでもセルルック調CGアニメが観られる現在となっては取り立てて観る価値のある作品とは言い難いが、CGアニメの進化の過程の仇花として、または100分間の時間潰しとしての価値はあるのかもしれない。

[推薦数:1] 2014/02/26 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1355(49%) 普通:0(0%) 悪い:1385(51%)] / プロバイダ: 145 ホスト:89 ブラウザ: 4721
面白かった。
普通に面白かった。
1時間40分ノンストップで駆け抜けて行く。
内容も本当に無駄なところや余分なところが一切ないし見終わったあとっていうのは熱が全く冷め止まらない感じだった。

日本のアニメ映画でこれ程テンポがいい作品ってあまりなかったと思うし珍しいというのか、とにかくドンドンで進んで行って間とか息つく暇を与えないし疾走感があるから余韻も残って映画を観たなっていう感じで良い気分だった。

日本のアニメと言えばテンポがゆっくりだったり余計な内容を入れてテンポが落ちてしまったりする作品が多いんだけど、内容や説明を最小限に抑えて映像で見せていってでも内容とか設定は豊富で気が付けば分かる感じになっているのが良く作られているなと思うところだった。

下手な作品は説明だけを置いてテンポを止めてしまうけど、この作品はテンポの中で見せれているし自分は009っていう作品自体はあまり知らないから設定とか分からないところもあるけどそれでも何となく理解出来るしそこが絶妙なバランスで見せれている。

恋愛シーンにしても押し付けず引き伸ばさず一瞬な形ぐらいで見せているのにそれでいいっていうのかそれだけで、深さや関係性を感じた。
最後のシーンなんかは009を知らないのにちょっと感動してしまった。

内容にしても繋がりがなかったり最初の内は分かりづらかったりしたんだけど、気が付けばそういうことなんだなと思っていてちゃんとした説明はないけど分かるようになっていて最終的にピースは全部繋がった。
ここも日本のアニメでは珍しくて日本のアニメは一から説明させていく作品が多いけど、これは部分、部分だけを置いて感覚で分かるようになってるから全体像を見なければいけないし日本のアニメ(だけ)に慣れてる人は最後まで分からないかも知れない。

彼の声とは、少女とは、天使とは、主人公が付き合っていた同級生とは、二人が消えたのとは置き去りでも投げやりでもなく一本の線に結び付いたし、内容を突き詰めたり掘り下げたりして描いてなくてある種設定を見せているだけな感じのところもあるんだけどそれらが一瞬で纏まっていった。

だけどそれが角度を変えて見れば薄く感じたり粗く感じたり、それもまた理解出来る。

あとテロとか911と重ねたり宗教的だったりするところで、問題点があるのも分かるけど個人的にはあえて現実を取り入れることによって深みが増したし、何より映像とかテンポで見せらているのでどうでもよくなったというか納得させられた感じはした。
最後のシーンとかにしても普通だっらベタだったり説教臭くなりそうなところなんだけど、良く感じてしまった。

宗教で片付けるから投げやりっぽく見えるけど言いたいことは分かるし伝わるし、終わり方もこっから戦いが始まるみたいな感じで終わるから一見バラバラのように見えて決着ついてないところもあって完璧なまとめ方だった。

なんと言っても映像面が素晴らしかった。
迫力があったし臨場感があったし見せ方とかめちゃくちゃかっこ良くて引き込まれた。
印象に残ったシーンも多々あるし飛行機のシーンとか酔いそうになるほど自分が飛んでるみたいに感じたし、ビルにぶつかりそうなところなども自分がぶつかりそうな感覚に襲われて怖かった。
こんな感覚初めてだった。

主人公の特徴を生かした時間の止め方動かし方も面白かったし、それらを音楽に乗せてやってるのがまたハイセンスででメリハリが生まれたし引き付けられて盛り上がった。
自分なんかは009知らないからキャラも良く分からないし、それほど見せてる訳じゃないのにメンバー全てのキャラ印象に残った。

一見衣装がダサく感じるけど最後の衣装着るところやスカーフ巻くところ、動かし方構えとかも様になっていてカッコ良かったしああいうところの見せ方とか本当にセンスあるな〜と思った。

そういうところからキャラも生きたし見せられた。

映像も良かったけど個人的に何が一番良かったかって言ったら音楽。
ワンシーンワンシーンに合っていて音楽に引き込まれたっていうのも間違いなくあるし、映像に音楽が合わせたっていうよりも音楽のリズムに映像がついて行ったっていう感じすらした。
それが説教臭くなりそうな部分でもいい作品のように感じさせたっていうのはあるし、これ程音楽に見せらたっていうのも久々だった。
全ての音楽良かった。

とにかく映画として作品として完成度が高くエンターテイメント的にも普通に楽しめる作品だった。

2013/12/29 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:0(0%) 普通:1(50%) 悪い:1(50%)] / プロバイダ: 15838 ホスト:15950 ブラウザ: 9005
一度劇場で見ているのですが、はっきり言って駄作です。サイボーグ達の魅力をほとんど活かすことができていませんし、途中は寝るかと思いました。結局何がやりたかったのかまったくわかりませんし、CGの出来は二、三世代前の物に見えました。テレビアニメだったら許せるレベルだったのですが、劇場公開される作品ですから、もう少し滑らかな動きをして欲しいと思いました。

ストーリー的にはわかり易い「敵」というものがなかったのが最大の問題だと思います。結局誰と戦っているのかはっきりしませんし、最後は色々と飛ばしすぎて失笑物といわざるを得ません。

評価できる部分は核弾頭が爆発するシーン位だと思います。後、宮野真守の演技は結構良かったです。

【総合評価】
時間の無駄です。見るなら核弾頭のシーンだけを見ましょう。

2013/12/15 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:32(74%) 普通:0(0%) 悪い:11(26%)] / プロバイダ: 44293 ホスト:44136 ブラウザ: 10181
【良い点】
009を理解し、009の闇の側面を描く事によって、009の世界観を深める事に成功し、あくまで子供向けエンターテイメントでしかなかった009が極めて深いテーマに耐えうる器をもつ作品である事を示した、原作への深い愛とリスペクトに溢れた作品

【悪い点】
・・・・・なんだけども、原作の大きな魅力であるエンターテイメント性を完全に犠牲にしており、009の作風から大きく外れている事も事実。
「昔ながらの009」を求めたであろう視聴者に見せる作品か?と聞かれたら首を傾げざるをえない。
009達の闇を見たくなかった人も多いと思うので、ファンへの配慮の悪さはなかなか・・・・・・
作風もかなり違うので、原作軽視としての側面も多く含む。
この矛盾こそが、本作の大きなメッセージではあるが…

【総合評価】
たまたま見る機会があったから見たのですが、凄まじい作品だったと思います。

神山監督らしい緻密な計算に基づいて紡ぎだされるテーマと、高密度な描写の数々…
キャラ達を深める高密度な描写は、原作への深い愛がなければできない行為であると同時に、エンターテイメント性を犠牲にした手法でもありました。

まず、この作品のテーマですが、「神」というキーワードを軸に、限りある命の人間と、限りない命の009達で対比がされていたのにお気づきになったでしょうか?

まあ、ぶっちゃけこの時点でかつての009から完全に逸脱した重すぎるテーマで、エンターテイメントを求めた視聴者おいてけぼりですが…

まあとにかく説明を…

この「神」とはつまり、「死への恐怖であり、死の渇望」です。

どういう事かと言うと、人は自分の意識がいずれ失われる事へ恐怖を抱き、それから救ってくれる神や魂の概念を考案しました。

しかし、神や魂を考案しても、人は無意識では死への恐怖が存在しており、死への恐怖からは開放されていない。

死への恐怖が続けばどうなるのか?

人間は、死を遠ざける事をやめ、今度は「崇高なる死」を渇望するようになるんです。

難しい事じゃない、どうせ死ぬなら格好良く死にたいと思う、それだけの事です。

「自爆」テロが続いたのは、そういう「格好良く死にたい」という意識故でしょう。

つまり、この作品は「神」を軸に、いつか死ぬから死を望む人間と死ねないから死を望む009達で対比する事によって、視聴者に死への恐怖と渇望に苦しめられる人々の葛藤を伝えようとしたのでしょう。

さて、ここから009達サイボーグについて話したいのですが、皆さんこんな事を考えた事はないでしょうか?

「009達って戦いが無くなったらどうなるんだろう?」っと。

原作では何だかんだで明確な敵がいて、何だかんだで戦い続けていた009達、しかし彼らは不老の存在。

戦いが無くなったらからと言って、普通の生活は遅れない、となれば、「英雄として」戦い続けている内が一番幸せなのではないか?

戦争の被害者として改造された彼ら…しかし、いつしか戦争を主体的に求めるようになってしまっていたのです…

それだけじゃない。

強い絆で結ばれたサイボーグ達、しかしそれが千年も二千年も先も、何の確執も生まれず永遠などありえるのか?

戦いがある内は使命感から団結しようという意識が強くなり、多少の確執は無視できる。

しかし戦いが無くなったら?

007はいつから自分たちは正義のサイボーグでなくなったのかと嘆きますが、その理由は簡単です。

「戦いが無くなったから」それだけなんです。

いや、戦いはあっても、現代は嘘や真実が混じった多くの情報で溢れ、社会は複雑化し、正義と悪が混沌とする世界になってしまった。

そんな世界に「明確な敵」などいるわけもなく…

しかも009達の性能も永久に高性能ではありません。

戦争がなくとも次々と産まれる新兵器の数々…

そんな世界ではいつかサイボーグ自体が戦術、戦略共に価値を失いやくたたずになってしまうかもしれない。

004のいつ博物館行きになるか解らなかったという台詞は痛々しい…

作中で彼らはかなり活躍していますが、恐らく技術で誤魔化してるだけで、彼らの性能の優位性はかなり怪しくなってきていると思います…

加速装置等の一部は量産には向いてないのか、強力過ぎて至急されてないのか、量産型サイボーグは使ってきませんが、それとて時間の問題でしょう。

そうなってしまえば、またブラックゴーストが現れても、彼らは必要とされないかもしれません。

こういった部分はヒーローとしての009を求めていた人にとっては痛々しいでしょうね…

しかし、009達の闇の側面をきちんと理解し、描いているとも思います。

そして、ギルモア博士は009達がおかしくなってきている事に気づいたのでしょう。

そして、有事の際には009だけでも動かせるようにしておきたかった。

その為に009の心を守ために、009の記憶を消し、繰り返される日常を送らせた。

不滅の肉体と心が苦しくても、記憶さえ消せば…何も知らなければ幸せでいられるっと。

しかし、結局は009は記憶を手放す事を心の何処かで拒んだのでしょう。

消された記憶に手放したくないものもあったのだと思います。

結局、心の何処かに消された記憶も残ってしまい、「自分の頭の中に自分に都合の良い彼女を創り出す」程にラリってしまいました(003が009を守るために組み込んだプログラムという説も調べたらでてきましたが)

そんな彼も見事に「神の声」つまり「崇高なる死への渇望」に魅入られてしまいました。

しかし多くの人間が同じような「神の声」を聞き、自爆テロを起こしたのは何故か?

そもそも天使の化石とは何だったのか?ですが、

恐らく、天使の化石の造形は偶然見る者に「崇高なる死」 をイメージさせる物になってしまったのでしょう。

天使の化石自体は、本当は単なるモニュメントだったり、人間の骨に羽をつける風習があったとか、本当にとるに足らないものだったんだと思います。

しかし、その造形は偶然崇高なる死をイメージさせてしまい、見る者を崇高なる死に走らせてしまったのでしょう。

そして崇高なる死、つまり自爆テロも、見る者に様々なイメージを与え、それすらも「崇高なる死」に見えてしまった人が出てきたのでしょう。

例え他人の自爆テロが愚かに見えても、自分ならもっと上手くやれると思った人もいたのだと思います。

それが連続自爆テロにつながってしまったのでしょう。

画家の描いた絵の意味が正しく伝わるとは限らない、言葉だって、好き勝手に解釈され、行動の真意もまた同じ…

009の行動や発言をを003なりに好意的に解釈したのがその最たる例でしょう。

自分を犠牲に世界を救っても、それを見た人は自爆テロを考えてしまうかもしれない。

ここらへんも009と002がブラックゴーストとの最終決戦で何をしたかを知っている人からすれば痛々しいでしょうね…

そして、最後の原子力潜水艦の行動ですが、死への恐怖を克服しようとした人間は、時として崇高なる死ですら満足できず、「滅びの美学」すら求めるようになってしまいます。

早い話、最期は全部なくなっちまえ、破滅があるからこそ世界は美しいという発想…つまり世界の破滅を渇望するようになるという事です…

さてしかし、流石にそんな事は認められない009達、当然止めますが、しかしサイボーグの彼らは自分の死を自分で選ばない限り、容易には死ねません。

彼らとて死ぬなら格好良く死にたい。

そして009は現在ラリってる程に苦しんでいる状態です。

であるならば、核攻撃を自分を犠牲にして止められるのは彼にとって非常に都合が良いのではないか?

ここで最後のオチを先に言うと、001のテレポートは一回しか使えなかったにも関わらず、009と002は地球に戻ってこれます。

しかし、もし「001のテレポートは一回だけ」が嘘だったら?

もしあの台詞が009を格好良く死なせる為の001の配慮だったならすべて辻褄が合うんです。

001は力を使い果たすと睡眠に入りますが、睡眠に入る描写はミサイル爆破の後…つまり、001が嘘を言っていた可能性も充分あるんです。

ここらへんご都合主義でもなんでもなく、非常に計算された描写だと思います。

伏線がここまで巧妙に絡んだ緻密な計算は神山監督らしいですね。

さて、では001が009を戻した理由、つまり009が自分の死を望まなくなった理由ですが…

恐らく彼は大破する002を見て、自己犠牲に深い悲しみを知り、自己犠牲を否定し、真の意味で相手を想う心を手にしたのでしょう。

自己犠牲など誰かを悲しませるだけだと…

この部分の009の心情の変化は、ブラックゴーストとの最終決戦で一緒に大気圏に突入したせいで、最期まで自己犠牲の精神で002だけでも助けようとした009を思うと、彼の成長が感じられて良いですね。

最期に、フランソワーズが天使の化石とは、平和の為に自分を犠牲にしたモニュメントなのだろうと語りますが、この自分を犠牲にの部分ですが、自爆テロを起こした者達にとっては、自分の死に多くの人間を巻き込む事は、自分の欲望に従っただけで、自分を犠牲にしたとは言いがたいのではないでしょうか?

つまり、最期のフランソワーズの台詞は、こう解釈もできるんです。「多くの人を想い、自己犠牲を否定したモニュメントこそが天使の化石である」と。

恐らく、この作品の最終的なメッセージは、死への渇望は、「真に人を想う心あれば克服できる」でしょうね。

真に人を想う、難しい事です。
相手を想ってした事が空回りだったなんてよくある事です、ギルモア博士が009の記憶を消したのが最たる例でしょう。

自己犠牲を否定しているのに、自己犠牲以外どうしようもない事も残念ながらあります。
例えそれがどれほど周囲を傷つけようとも…

だけど、真に人を想い続けるならば、その事について悩み続けろと恐らくこの作品の監督は言いたいのでしょう。

だから何が正しいのか言葉では伝えない、二時間じゃ伝えきれない。

でも、真に人を想う心があったからこそ、何度確執が産まれ、絆が引き裂かれようとも、009達は最後はまた一つになれたのでしょう。

永遠の絆はなくとも、新しく絆を結ぶ事はできるはず。

さて、深いですね、シャレにならないぐらい深いですこの映画。

明らかに従来の009を逸脱しています。

これが正真正銘の009か?と聞かれたら、これは裏009だ!!と答えます。

ただ、それでもあくまでこれは009だと思います、最後はまた皆で一つにまとまったのですから。

そしてこの映画の読み取る難易度ですが、難しくはないと思います。009達の闇の側面を見るという視点に立ち、ある程度人の言葉を疑う心があれば。

が、009観にきた人にそれを求めるのはどうでしょうか?

因み私は偶然もありますが、一応一発で理解できました。

でもこのテーマ結構毒々しくて嫌悪感感じる人も多いんじゃなでしょうか?

このリビドゥーとデストルドゥーを神というキーワードを使って語るの…確かエヴァでやってたぞ…

つまりそんだけ毒々しいという事です。

ただ、009の器の大きさを証明したのは有意義だと思うので、評価は良いで。

2013/08/18 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:76(73%) 普通:0(0%) 悪い:28(27%)] / プロバイダ: 302 ホスト:334 ブラウザ: 5135
前半の盛り上がりはどこへ・・・。

結論から言うと、観た後にスッキリとしない後味の悪い作品です。
悪かった点はただひとつ、脚本です。

視聴者がこの作品に最も期待していることがまるで分かっていません。
サイボーグ009といえば、9体のサイボーグがそれぞれの能力を発揮して戦う作品で、
そこが最大の魅力であり、この映画でも当然そのシーンはあること前提で観ています。
しかしその全員での戦闘はおろか、9人揃っての立ち絵すらも用意していないという徹底した残念ぶり。
007と008はどこで何をしてたのか。特に008に至ってはその能力の片鱗すら見せることなく映画は終了します。セリフも数える程度しかありません。

そもそも話の本筋がやけに宗教色が強く、最終ミッションで009や002が助かったのかも『なんでかな?神のおかげじゃね?』という稀に見る馬鹿にした終わり方。

駄作と一蹴しても良いところですが、実はラスト20分を除けばかなり面白い作品だったのも事実です。
とにかく作画がすごい。話そっちのけで戦闘シーンを見ているだけで十分楽しめるほど、アニメーションの迫力がすごいです。
特に『加速装置』の描写は特筆すべき点です。

しかし評価は良い点を加味しても『とても悪い』とさせて頂きます。
話の軸である『彼』とは誰なのか、に対するアンサーになんの捻りもなかったこと、納得のいかないキャラの生還には目を瞑れません。
何より008の見せ場がゼロだったこととサイボーグの全員集合がなかった点は、
制作前の構想の段階、さらにその中でも最初の最初から間違っていたと言い切っていいでしょう。

脚本以外は良かっただけにとても惜しい作品でした。

2013/08/11 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2199(50%) 普通:1102(25%) 悪い:1104(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 6425
【良い点】
スタッフなりの「神」の解釈、及びそれを「死の商人」とも関連させたストーリー。

【悪い点】
ゼロゼロナンバーの設定の改悪。
002、004、007らは自国の諜報機関や特殊機関に所属との事だが
故郷を愛していても、政治イデオロギーや組織とは距離を持った一人の人間として、
種族を超えたサイボーグの仲間と絆で結ばれているのが彼らの長所。
そもそもジェットやハインリヒは身体メカニズムを調べられ軍事転用される危険性が高い。
30年近く高校生をしていた009の純粋さを際立たせる意図にも思えるが、
それでは結局、今時の主人公マンセー&中二病と言える。

【総合評価】
これはせめてハリウッドにでも企画を売って実写でやるべきだったのでは?
従来のファンの拒否反応を呼びそうなデザインもさることながら、
ジョーの記憶を覚醒させるため身投げするフランソワーズやあからさまなラブシーンなど、
上辺の派手さ重視なアクションB級映画といった趣。
一方でジョーがテロリズムに手を染めそうな冒頭の件は完全に未遂となり
彼が「神の声」を聞いた者の一人というストーリー上の設定としか機能しておらず、
主人公は業を背負った一人の人間という石ノ森テイストからは逸脱しています。

原作リスペクトが強かった2001年版の最終回では愛する人と最期を迎えたいフランソワーズの乙女心と、
自らを犠牲にしてまで彼女の居る世界を守ろうとするジョーの残酷なまでの優しさのすれ違い、
さらに魔神像の中で自らの悪とも対峙する009などのキャラ描写が原作ストーリーに付加され、
キャラの心の機微や深みの描写を中心に原作のテーマを掘り下げて表現していました。

比較してみると本作の高尚(そうに見える)なテーマや複雑な世界設定、小難しい台詞の言い回しが重視された
ストーリーに併せて掘り下げが放棄されたキャラを動かしている印象を受けます。
自分は冒頭で別物と割り切れた事、原作者ですら描ききっていなかった「神との対峙」を
それなりに解釈した物語とした内容が観れないものではなかった点を加味して「普通」で。

[推薦数:1] 2013/07/02 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:151(51%) 普通:21(7%) 悪い:123(42%)] / プロバイダ: 23104 ホスト:23021 ブラウザ: 11743
驚くほど、つまらない。呆れるほど、つまらない。
話しは、繰り返される日常だの、神の意志だの、大昔のSFによくある話で、目新しさが全くない。勘の良い人なら、プロローグ部分だけで、結末までの道のりが読めてしまうのでは?
これは難解な話ではない。難解っぽくしているだけの話でしかない。

【良い点】

加速装置の描写。これだけ。

【悪い点】

1、凄い能力を持ったロボットとかサイボーグといった敵が登場しないので、見ててつまらない。

2、展開が強引。無理やり台詞で辻褄を合わせているシーンが多すぎる。

3、ほとんど全ての謎が、最後まで明かされない。天使の化石って、結局なんだったの?時折あらわれる謎の少女は、何者なの?というか、この2つの謎は、出す必要があったのかな?

4、酷いエンディング。私が予測した通りの、陳腐でダメすぎる酷いエンディングでした。

5、後半で制服に着替えるのだけど、マフラーをなびかせるシーンは原作に対するオマージュだと思います。でも、明らかに浮いている。あんなに暗くて地味でああいうヒロイックな演出をされても、白けるだけです。

【総合評価】

中学生が書いた、『ボクが考えたアダルトでリアルなサイボーグ009』なシナリオ。
[共感]
2013/08/11 >難解っぽくしているだけの話 同感。 by 十傑集

2013/06/08 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:434(69%) 普通:68(11%) 悪い:125(20%)] / プロバイダ: 28320 ホスト:28252 ブラウザ: 11280
さりげなく911以来とか登場人物が述べたり
現実のアメリカで起きた同時多発テロと同じ世界観にあるとにおわせたりしてるんで
やたら現実ぽい世界観になっているのが特徴
それでいて現在は爆破テロに悩ませれているという設定

設定自体はわかるんだけどストーリーの進行がやたら遅いので
最初の30分くらいは映像は奇麗だけど序盤のストーリー自体はあまり面白くないかな
それでいていざストーリーが始まったら、ビルの爆破はアメリカの陰謀とタブーに触れており
まあフィクションだからギリギリ許せる内容
フィクションでもアメリカが悪というストーリーは駄目な人には向かないかな
ペンタゴンの爆破シーンは現実に起きた同時多発テロに爆発の規模、爆発の場所ともに
そっくりなんでデジャブーに感じます。

ストーリーは神の声を聞いたものがテロを起こすとか人類はやり直す必要があるとか
人類の脳が神になったとか哲学的要素が強め最後も解決しないんで尚更、人を選ぶ内容だと思う。
人物の描写も少ないんで感情移入もしづらい所

評価はギリギリ「良い」映像面は最高なんで身ごたえはあったが
ストーリーは哲学的要素が高いんで人を選ぶので微妙な所

[推薦数:2] 2013/06/08 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2199(58%) 普通:765(20%) 悪い:853(22%)] / プロバイダ: 36042 ホスト:36054 ブラウザ: 5386
「攻殻機動隊SAC」の神山健治監督が贈る「サイボーグ009」…というわけなんですが、パッケージの絵を見た瞬間に「あ、これ駄目だな…」と思いました。
もう美術面からして駄目だとわかってしまうようなデザイン改変。
現代風にするのはともかく、こんなにパッとしないデザインに改変してどうするんでしょう…。
島村ジョーがカッコよさとは程遠く、表紙絵の原作服もかなり浮いてますから、流石にこれ駄目だな…と思わされましたね。
声も、宮野真守ボイスが全然合ってないので、全体的に雰囲気作りからして大失敗でした。
作画もCGがかなり酷かった…。

ストーリーもかなりパッとしない。
記憶をリセットさせられた島村ジョー。何度も同じような日々を送り続けてはリセットされ…という、もはやSFではありがちにも見えるジャンルだったのが凄く悪かった。
何度も見たようなストーリーなので見ていてつまらないうえに、わかりにくい演出や盛り上がらない音楽で、ただただ暗いだけの時間が流れます。

サイボーグの面々もろくに個性が活かされなかったと思うし、主人公すらも没個性的に見えました。
開始十分で飽きるレベルのつまらなさで、わざわざ「サイボーグ009」の名前を冠する意味もわかりませんでしたね。
原作を知らなくても、原作を知ってても楽しめない。
纏めきれてない点が指摘されてますが、正直、「終わってくれてよかった」としか思いませんでした。
凄く退屈なアニメ映画だったと思います。

2012/12/11 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:102(70%) 普通:36(25%) 悪い:7(5%)] / プロバイダ: 34922 ホスト:34762 ブラウザ: 5232
「彼の声」を聞いた世界中の人たちがテロ行為をして、サイボーグ戦士チームが復活する。
なんかものすごく『攻殻機動隊』っぽい。ていうか、これなら別に攻殻機動隊の話でいいのではないだろうか、と疑問に思った。押井守とほぼ同じ芸風ですね、神山健治監督。
ハインリヒが神の話をしているシーンは、猛烈に意識が遠くなってしまったけど、それ普通だよね! ちなみに3Dにする意味はすごくあるし、劇場で見たほうが音とか全然違うので、ちゃんと見ておいても損はしないと思う。
あとミサイルってものすごく早くて、核兵器ものすごく怖い。それから、宇宙でもサイボーグ戦士のマフラーたなびいたりしても驚かないように。ていうか、いるのかマフラー。
別にサイボーグ009、普通にアニメにしてくれても俺としてはいいんだけどな…。

【良い点】劇場で見てよかった。
【悪い点】ところどころ意識が遠くなった。
【総合評価】石ノ森章太郎の漫画を意識しなければ楽しめます。

2012/11/26 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:91(46%) 普通:56(29%) 悪い:49(25%)] / プロバイダ: 38014 ホスト:38158 ブラウザ: 8849
確かにこれは、届かなかった押井守へのラブレターだ

神山のこれまでの作品は、押井の影響を色濃く受けていたが、あくまで影響に留まっていた
が、本作でははっきりと押井の作風や色、雰囲気を真似しようとしたのが見て取れる
元々は押井が監督するはずだった脚本らしいので、当然といえば当然なのだが
それまで押さえられていた押井色が、隠されることも無く前面に出されている

傍観者的な少女
高層ビル群をバックに、画面の右から進入し左に振り、右に流れるヘリコプター
混乱に叩き込まれる都市
高所から後ろ向きに落ちていく女(しかもサイボーグw)
長台詞の蘊蓄
聖書(風)の引用
極めつけは天使
しかも天使の化石って、オイ
古くからの押井ファンとしてはニヤニヤしっぱなしでしたよ
セラフィムも入ってたかな

アクションは良かったが、ストーリーは致命的
「彼の声」とやらの謎が、何となくでも明かされるかと思ったら「神」って
しかも最後は不思議空間
押井なら演出力で強引にでも纏めた、ように思わせるだろうが、神山ではまだ力量不足だったか
影武者への道は遠いなw

古い、いい加減なSFを、現代でリアリティを上昇させて作り直す、という点は上手く言っていると思う
特に、おそらくアニメ界初のちゃんとしたズムウォルト級と
キネティック弾頭のミサイル迎撃描写には痺れた

3Dで描かれた2D風のキャラも自分は特に気にならなかった
ガラスの写り込みシーンは素晴らしかった

ただ、自分は009に思い入れはないが、ある人はどう思ったろう
9人そろって戦わない、どころかろくに登場しないキャラまでいる

オチ以外に特に問題は無い。評価は、良いで

2012/11/05 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(50%) 普通:0(0%) 悪い:1(50%)] / プロバイダ: 28561 ホスト:28409 ブラウザ: 6266
神山健治監督があの009をということで期待していたのだが…。

はっきりいって、この作品は神健作品の中で暗黒史入りではなかろうかと感じてしまった。
神健作品とはとにかくよく練ったスクリプトが身上だと思ってたので、今回のこの出来は一体どうしちゃったのかと思うことしきり。

そもそも話の本題に入るまでの前半導入部分が無駄に長く、
特にフランソワーズとジョーの突然のカラミとか、脈絡もなくいったいどーしちゃったのという状況・・。

中盤からクライマックスの戦闘シーンはようやくらしさが出て見せてくれたけど、
ラストからエンドクレジットの最後に至るとこれはもう「おいおい頼むよ・・・」状態。

原作の最もコアでディープな天使編・神々編というエピソードを手掛けようとしたこと自体に無理があったことが明白になってしまっていて、
こういう観念的・哲学的な内容でやるならば各誌のインタビューにあった当初の押井版で作ったほうがよっぽどよかったのでは?

神健作品は社会的テーマを地に足ついたドラマツルギーで良質なエンターテイメントに成立させているのが魅力なのだから、
もっと普通の(現実的な内容)のストーリーで作ったほうが良い作品に出来たのではないかと思うと残念でならなかった。
(009自体、どんなストーリーでも成立させられる懐の大きな素材なのだから・・)

観念的・哲学的な作品ならば、師匠の押井守がやっぱり凄いと再認識もしてしまいました。

2012/11/02 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:100(68%) 普通:33(23%) 悪い:13(9%)] / プロバイダ: 5610 ホスト:5410 ブラウザ: 7307
子供の頃に原作を読み、TVアニメ版も視聴。(両方共全部ではないが)

ネットで少し情報を調べて、評判を見てから劇場へ。
評判どおり悪くはないけど、ちょっと思ってたのと違うなぁー。という感じ。

これから見る方の注意点は、まず全く大人向けになっていること、そしてエンターテインメント性は控えめであるということを念頭に入れてると良いと思う。

一番の見せ場はアクション。だけど、予想を超えたものはないかなぁ。期待しすぎなのかも?

ちょっときつい表現になるが、作家性の薄い押井作品という印象で、そのかわり魅力も薄い。
押井作品は難解でアクが強いぶん独特の良さがあるけどこれはちょっと・・・。

3Dは、あってもいいし、なくても良い。

難解なので、挑戦してやろうというひと、きれいなCGアニメをみてやろうというひと、あと003が好きな人(笑)が対象かなぁ。

CGアニメについて。
今回キャラもCGということで、頑張って2Dの魅力に迫ろうということらしいですが、悪くはないけど正直、ちょっと顔や仕草などの感情表現がまだまだ血が通いきってない感じがした。
まだ8等身キャラにはどうなんだろ?と思った。
単に見慣れてないということだろうか?
でも、挑戦することが大切だと思うので、決してそんなに悪いとは思わなかった。

以下ネタバレ

お話について、とりあえず最後まで明かされない謎が多いが、これわざとでしょうか?
謎には、明かされなくても楽しむ分にあまりおおきな影響のないものと、それを教えてくれないと「なんのこっちゃっ」てなるものとあると思うが、まさに後者の謎があって、話にのめり込めなかった。
ものすごくスケールの大きい話をまとめ切れなくて尻切れトンボにしちゃったという感じ。
また、スケール感がなんか無い。
もっと彼の声によってサイボーグたちがあたふたするところが見たかった、なんかのんびりしてる。
状況説明がスピード感を奪ってる感じがした。

アクションについて。
CGならではのものがあったんだと思うけど、もっと加速装置の新しい演出を見たかった。
他のサイボーグにしても003は良かったけど、あとのメンバーの能力の表現がイマイチ爽快感に欠ける。
リアリティを追求したせいか、戦う相手が兵士かミサイルというバリエーションのなさでそれも面白みに欠ける。
あと、せっかく久しぶりに集まったんだからもっと連携プレーが見たかった。
ないわけじゃないんだが、単独の強さが目立ってやっぱりチームとしての絆みたいなのをアクションで表現して欲しかった。

チームの絆という点で、もう少し言うと。
なんかすごいドライな感じがした。もともとこんなだったか?思い出せないけど。
公安9課みたいとまでは言わないけど。仕事で集まってるんじゃなくて正義のサイボーグ仲間なんだし。

多分練りに練ったお話で、「わかるやつだけついてこい」的な感じになってるんだけど、それにしても意味不明なのはいただけないなぁ。

でも、続編があればみるよ。っていうかちゃんと終わらせてくれ。

2012/10/27 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:28(49%) 普通:4(7%) 悪い:25(44%)] / プロバイダ: 5039 ホスト:4950 ブラウザ: 4894
『彼』と言う謎の存在の声を聞いた人々が高層ビル自爆テロを行い、当初アメリカが仮想敵を作りだす為の自作自演と思われていたが、自国の人間の中からも彼の声を聞き暴走する人間が増え始める。
いったい彼とは・・・わかりません。
中盤の仮説だと『脳の自己防衛本能が第三者(現実の宗教学では神、本作では彼)の声として当人に語りかけ操る』みたいなのが、じゃあなんで声を聞いた人間が皆同じ行動をするのかとか、そもそもそう言った声を聞けるのはシャーマンやゾーンに入ったプロフェッショナル等ごく一部の人間と言っているのだが、それに該当しているのは009のみ。
・・・で、劇中は『何故か』自己防衛本能の声で世界を滅ぼそうと言う同じ目的で動く普通の人の行動をひたすら阻止しようと頑張るだけ。
ラスボスはおろか敵すらいなかったのだが、そう言った変化球で勝負するには余りにも話が詰らなさすぎる。
ラストは『その神の声を聞いても抗う事が出来た人間は素晴らしい!』みたいなことを絶叫したあと変な不思議空間に飛ばされエンド・・・・ワケ分かんない。
多分この監督庵野さんや押井さんみたいな抽象・哲学的作品が好きなんだよね。だから『俺もあんなお洒落な作品作りたい!』と考えたんだけど、そう言った作品を作るには決定的に才能が無い。だから抽象的ではなくただのワケ分からない作品になってる・・・つーかラストの不思議空間なんてモロTV版エヴァのオメデトウ空間だったし。
ただ才能こそ無いが作画は金をかけているらしく綺麗なので、ここまでなら画の綺麗な駄作で済まされるが、それを『故人の偉作』と言う人の褌を巻いて相撲をしているのが大問題。
作品への配慮も感じられず(コレに関しては子会社のジーベックがヤマトで出来ているのになんでお前らができないの?)、ただただ人気取りのために使っているとしか思えない。
百歩譲ってそれで面白ければいいが詰らないと救いよう無し。
劇中出てきた天使の化石みたいのがキーアイテムになるかと思えば全然語られず最後にフランソワーズがポツリと『アレは貴方同様彼の声に抗って天使になったものよ(確かこんな感じ)』・・・でエンディング。まじでこの瞬間『は?』と言ってしまった。
前にこの監督は脚本を書く際オチから考えるとか言っていたがオチがないのにどうやって話作ったの?

総評
『詰らない』の一言。

この評価板に投稿する



2019/03/16 悪印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 6908 ホスト:6505 ブラウザ: 8319 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事悲しい/びっくり/考えさせられた 
ストーリーとても悪い(-2 pnt)
キャラ・設定とても悪い(-2 pnt)
映像普通(+0 pnt)
声優・俳優悪い(-1 pnt)
音楽普通(+0 pnt)

もっと見る
1. 【監督評】神山建治監督についての個人的批評。 by bit
... 胃袋の底が熱くなる話だ。 っつーか戦犯、押井守じゃんかよ(笑)。 ----- ともあれ、僕の目に映る神山建治監督の評は"「おもしろそう」止まりの監督"だ。 神山建治の監督作品は、ミニパトや立食師を除くと「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「精霊の守り人」「東のエデン」「009 RE:CYBORG ...
記事日時:2014/04/08 [表示省略記事有(読む)]
2. 友情実話伝説―最終章"陣兵道 編"―第22話(2072話)「ホームヘルパー2級養成研修〜2日目"ベッドメイキング・シーツ交換"〜」 by 陣兵
... 6月2日、"Yahoo!映画"調べ) 第 1位 悪の教典 第 2位 今日、恋をはじめます 第 3位 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO. 第 4位 今日、恋をはじめます 第 5位 ブレイキング・ドーンPart2/トワイライト・サーガ 第 6位 009 RE:CYBORG ...
記事日時:2013/06/06 [表示省略記事有(読む)]

作品の評価またはコメントの投稿欄

注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 漫画:009 RE:CYBORG
お名前 <=サイト内では一つのHNで。複数のHN使用は投稿全削除&アク禁対象です。実名ではないHNをお勧めしてます
この作品に対する評価文またはコメント文(丁寧な文面を心掛けて下さい)
※↑のボタンは評価のテンプレート[=形式例]を消すのに使って下さい
[コメント(?)]
良いと思う 普通と思う 悪いと思う
ルール違反の書き込みでなければ=>
↑上へ