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機動戦士ガンダムSEED DESTINY SPECIAL EDITION 完結編-自由の代償-と-STARGAZER-のDVDを見て。


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1.
2007/03/13 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY SPECIAL EDITION 完結編-自由の代償-と-STARGAZER-のDVDを見て。」 分類: 感想日記
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機動戦士ガンダムSEED DESTINY SPECIAL EDITION 完結編-自由の代償-

タイトルを確認する気にもなれなかった総集編1〜3巻はスルーの方針で。というか本編からして目を背けたくなるような痛々しい展開だし。ぶっちゃけた話、自分は放映当時まったく見てなかったから、この総集編に追加されているらしい後日談、「ファイナル+」とやらを見たいがために見たようなもんだし。

突っ込み所になってる、レイがキラの説得?らしきものに応じてあっさり議長に反旗を翻したのは、やっぱレイというキャラクターが、外見や日頃の無口でクールな振る舞いに似合わず、その精神が根本的には幼稚、というか子供のままだったからかなあ、と後付け妄想。というか、無口なのもクールに見える振る舞いも、そういった幼稚な部分のぼろを出さないためのフェイクだったんじゃないかと。

だから、議長を父親のように慕う一方で、「君はラウ」という議長の言葉に対し、言葉には出せない反発とか無意識下での否定を抱えていたんじゃないだろうか。自分は自分だ、ラウとは違う、ラウじゃない、生い立ちも短い未来も知ったことじゃない、自分のあずかり知らぬ所で決められたことに振りまわされるのなんてゴメンだ、と。
・・・しかし議長は自分を「君はラウだ」と言う。今までの議長への思慕一辺倒の中に、『反発』が芽生えてきたんじゃないだろうか。

自分のアイデンティティーに、『自我』みたいなモノに目覚める直前の子供みたいな感じ。言葉の意味間違ってるかもしれないけど『反抗期』とか?そういうものを前もって抱えていたところに、「君は君だ」と言われたのがその背を押して、『父殺し』という残酷な形でのレイの自立、成長の通過儀礼になったのかなあ、と。(・・・つってもその成長?の結果が自殺だけど(涙))

しかもキラという赤の他人、怨敵と思っていた相手に言われたが為に、逆に良く効きすぎたってのもあるだろう。自分が存在を否定しようとしている憎むべき敵に、自分の存在を肯定されるってのはかなりインパクトがあることだし。
ある意味、レイは主人公のシンとは違う形での『子供』だったと思う。シンは心に『仮面』を被らない子供だけど、レイは『仮面』を被った子供。前者後者どちら正しいという訳でもなく、単に属性の違い。前者だって『無仮面』という『仮面』を被っているし。

いやまあ上記のレイというキャラの考察、全部つぎはぎな妄想だけどさ。ただ、個人的にそういうキャラだったら面白かったかなと。
勝負事に関して顔に似合わず負けず嫌い(淡々と何度も再戦とか冷ややかな顔して猛練習)とか、一度キレると癇癪をおこした子供みたいな面を見せるとか、そういう『クールな美青年』という仮面の裏に隠れた『幼稚な子供』の本性という設定、エピソードがあってもよかったかな、と。

だからまあ、シンはレイのキーパーソンというか導き手、救いの手になってやることが出来なかったのかなあ、と。この2人だと子供が子供に慰められるだけで終わってる構図だし。つかそんな情緒不安定な一面を抱えるレイ以上に、シンは全面に渡って情緒不安定というのは言い過ぎだろうか(苦笑)。

前作の初期でキラがどんどん内向的に殻を作って閉じこもりかけたのとは逆に、シンの場合はそれが外向的な攻撃性と増長で、ハリネズミになっちゃってるような感がある。いやキラだって大人しそうに見えても踏み込んでくる相手に対してはかなり凶暴な面があるけど。「やめてよね」がその格好の例か。

「綺麗事はアスハのお家芸だな!」と皮肉って達観したようなセリフを吐く割に、作品内での彼の行動は陳腐で安っぽい『綺麗事』だらけだったと思う。暴走して連合の基地焼き払ったりフェンスぶっ壊したり、ステラを独断で返したり。結局、自分の目の前で酷いモノを見たくないだけだったのではないか、という側面が拭えない。ガルナハンで解放された人々によって私刑にかけられる連合士官とか、デストロイに灰燼にされた街とか、そういう直接間接的に自分も人殺しという考えがすっぽ抜けてたのがまずかったかなあ、と。それは身を守るために仕方がないとか殺さないと殺されるとかなんとか言ってるのは、言い訳、『綺麗事』以外の何物でもないと思うが。それを「仕方がない」というオブラートでくるんで頭の中で消化良くしてしまうのは『綺麗事』、というか欺瞞と言わないのか。そして自分のした行動に対しては「正しいこと」と一点張りするだけ。それが直接間接もたらす諸々の災禍はさっぱり触れない。

こういうのは『綺麗事』と言わないのか。シンの場合、抱えているのは『信念』というより『固執』、『執着』、『偏執』というのが妥当だと思う。そして前述の3要素からイコール『自覚症状なき独善』というろくでもない等式が成立している。

これではシン自身が嫌いなアスハと五十歩百歩だと思う。
いやアスハの方が法的正当性に基づいていたんだからまだマシである。というか、アスハが連合ひいてはブルーコスモスの軍門に下ってたら、オーブ国籍のコーディネーターがどんな目にあわされるか考えるまでもないし。そういうこと考えてないのかなあと。

漫画版『THE EDGE』でも、身を守る為に、殺さなければ殺されるという理由から子供に銃の扱いを教えたエピソードがあったけど、中途半端な力がより悲劇的な結果をもたらすということを考えたことがあるんだろうか。

そういう視界の狭いところを指摘してフォローしてやれそうなキャラがシンには必要だったと思うし、上官のアスランがそれを務めるべきだったと思う。というか自分としてはアスランでもキャラの性格設定上、少々役不足だと思うから、その役割にはハイネが適任だったと思うんだが。未だにこのキャラを殺してメリットになった点や理由が見あたらない。しかも存在自体スルーされかけてるし。

だからラスト付近で、アスランをかばうような格好になったルナマリアを、錯乱してもろともに殺しそうになったのは、成長というか変化もないままのシンの行動としては妥当だったとも言える。嫌な妥当性だけど。

最終話の後日談について。もう握手の意味とか言葉足らずじゃねえのとかはここでは省略。

とりあえず、今後のシンとルナマリアのカップルの行方が心配である。

ルナマリアは、妹が死んだと思い込んで精神が不安定になってたのが、シンと擬似恋愛みたいなのを持つに至った切っ掛けだから、妹が生きている以上それが醒めてしまわないか心配と言えば心配。ってかどうもシンは恋愛対象とするには子供過ぎる気がする。シャワー室でルナマリアとメイリンに子供っぽいと言われていたときから大して変わってないし。それにルナマリアを殺しかけたし。

恋愛感情よりステラみたいな妹系のキャラ、『親愛』がシンには向いていたんじゃないかなあ、と。そうでないならレイを生かしておくべきだった。いや衆道に走れという意味じゃなくて、レイがシンを利用するかのような関係から、もう少し対等な人間、腹を割った友人として向かい合う、『相棒』という立ち位置であって欲しかったのです。終盤の展開で、レイとシンは結局思うところがすれ違っていたままだし。

いろいろ書いたけど、要するに、シンは恋愛要素を持たせるキャラとして性格設定上向いてないのではないか、ということで。

アスランとメイリンについては、結局前作でも強引と思えたカガリとの関係はなんだったんだの一言に尽きる。というか本作品でもルナマリアとの描写が多かったにも関わらずなんでそうならなかったんだという疑問が。まさか最終決戦での戦力バランスのためだけにルナマリアからメイリンに切り替えたという理由だったら目も当てられない。ハイネ生かしてたらそんなことしなくても済んだと思うが。

しかし後日談といってもエンディング中のスタッフロールでごくごく僅かに見られた程度。話題になってた白服のキラも確認できたけど・・・キラは一人の兵士・戦力として使うには申し分ないけど、指揮官とか指導者には向いてないと思うが。あとミネルバからの脱出ポットにヨウランの姿が無かったのは・・・まさか死んじゃったのか?死にシーンすら見あたらなかったけど。

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER-
何ていうか、比較的登場人物がまとも。その一言に尽きます。
というかこの作品のセレーネとエドモンドみたいにコーディネーターとナチュラルで対等に向き合って会話したキャラって本編のほうに何人いただろうか。
まあ突っ込み所と言えば、あのMSに団子状態で押し込まれていた子供達がどうやって機体操作してたのか謎だけど。

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